前回までの「運営」、今日からの「経済」は全く別科目ですが、似た問題をまとめて解く【GT(グループテクノロジー)】を使える点では共通。5+1年分150マーク全4回をわずか7日で駆け抜けます。
多様な方に短期で超速合格を促す診断士試験では、「経済学」すら超短期間で教える作問の工夫が盛んです。そこに私の分析力を加えれば、7日あれば全問解けるでしょう。
【過去問RTA 経済】傾き・面積・交点・その他 / 同じグラフをまとめ解き150マーク
近年強力に学習時短を進める「1次」の中でもド易化したのが「経済学」。単に論点順でもスラスラ当たるが、【同じグラフごとにまとめて解く】のがウチ独自のGT(グループテクノロジー)な。
Step-1 「経済学」は同じグラフでまとめ解き
「経済学」グラフ問題は3+1パターンに限定。同じグラフをまとめて解いて答を覚え、テキストに戻って補足すれば超短期で学習完了です。
①傾きグラフ | ②面積グラフ | ③交点グラフ(傾き・シフト) |
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(例)R4第15問 供給関数 | (例)R3第23問 貿易と関税 | (例)R2第6問 IS-LM |
33マーク | 37マーク | 38マーク |
経済学では供給や需要の変化を直線や曲線で表します。またその傾きは、ある変数に対する他の変数の感応度を示し、例えば価格が変わるときの需要変化を価格弾力性として示すことができます。 | 次にグラフ上の面積を使って社会的厚生(余剰)を表します。消費者余剰や生産者余剰は、価格と数量のグラフ上で、需要曲線や供給曲線と価格水準によって囲まれた領域の面積として描かれます。 | 最後に、均衡点を見つけるために2つ以上の曲線の交点を分析します。45度線分析やIS-LMモデルでは、このような交点が経済の均衡状態を示し、一国の経済状況をモデル化できます。 |
①右肩上がりは正、右肩下がりは負の関係を示し、供給や需要がどう増減するかを読み取ります。 ②曲線上の任意の点で接線を引き、その傾きを分析します。接線の傾きは、その点での変化率や弾力性を示します。 ③弾力性の公式や代替率の概念を覚え、それらをグラフ上でどのように表現するかを理解します。 | ①消費者余剰や生産者余剰を求める際は、直線で囲まれた面積で示します。 ②税金、補助金、価格規制などを導入すると、この余剰(面積)がどう変化するかをグラフ上で示します。 ③政策前後での面積の変化により、政策が余剰に与える影響を評価できます。 | ①交点が示す均衡状態から、マクロ経済政策に与える影響を理解します。 ②曲線がシフトしたり傾く原因を予め把握して、政策が国民所得に与える影響を示します。 ③均衡点の移動を通じて、政策の効果や経済変動の原因を説明することができます。 |
Step-2 ミクロ2+マクロ2=計4コマに各マークを配分
「経済学」を解き進むと、同じグラフが毎年出るとすぐわかる。そこで本当に同じグラフを括って並び替え、テキスト代わりに覚えやすくしたのがこの4回シリーズです。
Step-3 グラフ別RTAなら7日で解ける「経済学」
3/27公開 企業・消費者行動33マーク
「経済学」は複雑なマクロより、考慮する条件がシンプルなミクロが解きやすい。そのうえで「傾き」を得意にすると、いろんな占い=傾向予測が得意化します。
3/28公開 市場均衡~市場の失敗37マーク
関税や補助金がどんな効果で、考慮点は何か。それを「消費者余剰」「生産者余剰」の切り口で楽しくパズルを解いて覚えます。上手にやると満点近く取れるサービス論点です。
3/30公開 GDP~IS-LM/AD-AS 33マーク
45度線分析、IS-LMと言った定番グラフですが、ミクロと違いマクロは考慮する条件が多く、前提一つで答が真逆になる。当試験にありがちな「ノウハウ」「過去問の答を覚える」が通用しない、鬼畜論点です。
3/31公開 マクロ諸理論37マーク
マクロ前半は難しすぎるので、後半は一転してテキストを覚えて当たる易問ばかり。ここは驚くほど簡単な事実に驚きましょう。
今日のまとめ
それは解き方と答を覚えて「経済」60点をクリアするだけなら、7日で足りる。でも「経済」を得意化して賢くなるには、ちょっと考えて一工夫。そのコツは4回シリーズの中で公開します。