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同時開催:Notebook LMで旧作事例をリニューアル祭り

こちらはR1~R3の旧作事例をAIで解き直すと、実はその題意はこうだった。Fランスクールやノウハウ出版社を足元にも寄せ付けない、AI試験対策の本格幕開けな。

A経済学

【はじめての経済②】 タリフマンの因果と応報 / 面積グラフ(市場均衡36マーク)

因果応報とは、現在の行動の良しあしが、将来の結果のプラスマイナスを左右する考え方。「1次」を苦手化して試験委員を敵視すると「2次」で牙を剥いてくるので、くっだらなく暗記を進めて手懐けます。

Q
本来講義をじっくり聴いて理解を積み上げる「経済」が、過去問主体の間違いパターン暗記でほぼ解ける。その理由は前年と同じ問題ばかりを出題するから?
A

「経済」5年125マークのうち、前回の傾き26・今日の面積20・次回マクロの交点25マークのグラフ問題が半数以上に。同じグラフ問題をまとめて解くことで、トランプ関税で株価が下がる理由を説明できます。

①原料コストUPと最終製品価格UPのWパンチ②取引が減少し厚生損失(死荷重発生)③企業収益悪化懸念が市場を冷やす
関税は輸入品に上乗せされるため、消費者が支払う価格が直接上昇して購入量が減少し、価格上昇で生じる消費者余剰(消費者が得る便益)が縮小し、支出に対する満足度が下がります。関税によって市場取引量が減少し、本来成立していたはずの取引分が消失します。この失われた取引による便益は「死荷重」と呼ばれ、消費者余剰・生産者余剰の双方から損失を生みます。高関税政策は企業の収益見通しを下押しし、投資計画の延期や設備投資抑制を招きます。ゴールドマン・サックスによると、関税率が5ポイント上がるごとにS&P 500の一株当たり利益が約1–2%低下すると試算されています。
さらに、関税負担の一部は企業側に転嫁され、原材料コストが高まり、利益率を圧迫します。政府が得る関税収入を上回る社会的コスト(厚生損失)が発生し、経済全体の効率性が低下します。こうした業績悪化と将来の景況感不安から、投資家はリスク回避的に株式を売却し、株価は下落圧力を受けます。

【はじめての経済②】 タリフマンの因果と応報 / 面積グラフ(市場均衡36マーク)

このように①→③の関係が見られるとき間に②を挟み、①→②で②→③だから、①→③と説明することを「三段論法」「因果関係」と呼び、「1次」のうちに鍛えて「2次」で発揮することが求められます。

そうして「1次」でオツムを鍛え損ね、「2次」で過去問の答の暗記に勤しむベテふぞが直面した、採点基準変更の壁。あの末路の回避にピッタリなのが、今日の簡単すぎる面積グラフ36マークです。

市場均衡~余剰分析

需要曲線と供給曲線の交点で価格・取引量が決定し、消費者余剰(CS)と生産者余剰(PS)の総和が最大化される市場のメカニズムを分析する手法です。

こうすると10点満点
価格が市場の需給を完全に反映し、すべての取引が効率的に成立しており、社会的余剰が最大化される状態。政府介入や外部性がなく、無駄な取引消失(死荷重)が発生しない。

市場均衡&パレート最適

R3第13問 市場均衡 Aランク

S、D曲線のシフトの組み合わせが、どんな結果になるか。2要因による因果関係のドリルに。

市場取引において、売り手の行動を表す曲線は「供給曲線」、買い手の行動を表す曲線は「需要曲線」と呼ばれている。下図に基づき、供給曲線と需要曲線のシフト要因と、均衡価格の変化に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、点E が初期の均衡を示している。
×ア 技術の進歩によって供給曲線が左方(→○右方)にシフトし、嗜し好こうの変化によって需要曲線が左方にシフトすると必ず均衡価格が上昇(→○下落)する。
×イ+ 技術の進歩によって供給曲線が右方にシフトし、所得の増加によって需要曲線が右方にシフトすると必ず均衡価格が上昇(→○数量が増加)する。
×ウ 原材料費の下落によって供給曲線が左方(→○右方)にシフトし、嗜し好こうの変化によって需要曲線が右方にシフトすると必ず均衡価格が上昇(→○数量が増加)する。
×エ 原材料費の上昇によって供給曲線が左方にシフトし、嗜し好こうの変化によって需要曲線が左方にシフトすると必ず均衡価格が下落(→○数量が減少)する。
〇オ 原材料費の上昇によって供給曲線が左方にシフトし、所得の増加によって需要曲線が右方にシフトすると必ず均衡価格が上昇する。
R3第14問 市場均衡 Aランク

選択肢はテキストレベルの易問でいいやの場合、全選択肢の正誤を判断させる組み合わせパターンにして、難度を少し上げます。

左図では供給曲線が垂直になっており、また、右図では需要曲線が垂直になっている。需要曲線がシフトする場合の売り手の収入の変化に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a 左図では、需要曲線が右方にシフトするとき、売り手の収入は減少(→○増加)する。
○b 右図では、需要曲線が右方にシフトするとき、売り手の収入は増加する。
○c 需要曲線が左方にシフトするとき、両方の図で、売り手の収入は減少する。
R5再試験第11問 市場均衡

価格上昇するのは、需要曲線Dの右シフトか、供給曲線Sの左シフト。その要因を選ぶ国語の問題です。なお×bcは供給曲線Sを右シフトさせ、価格を下げます。

下図のような需要曲線D と供給曲線S で形成される、ある食品(上級財)の市場において、当初P が均衡価格であったとする。この価格を上昇させる要因の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
○a 当該食品の健康増進効果に関する知見の広まり
×b 当該食品の生産技術の進歩
×c 政府による生産補助金の交付
○d 家計の所得の増大
abcd
×ア×
×イ×
〇ウ
×エ××
×オ×
R6第20問 市場均衡 (1)Dランク (2)Cランク

労働市場を扱っていますが、ミクロ市場均衡の知識で解く。また(設問1)×bの労働の限界不効用は再出題があるので、この際に覚えます。

労働市場を示した下図において、Dは労働需要曲線、Sは労働供給曲線であり、点Eで均衡し、そのときの均衡賃金率はW0、均衡労働量はN0である。
 この図に基づいて、下記の設問に答えよ。
(設問1 )
 均衡賃金率の上昇を引き起こす要因の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
○a 労働と補完的な生産技術水準の向上
×b 雇用環境の改善(→○悪化)に伴う労働の限界不効用の低下(→○上昇) ※労働の限界不効用とは、あともう1時間働くことで発生する労働への不満を指す
○c 企業による資本投入量の増加
×d 出生率の上昇(→○低下)に伴う生産年齢人口の増加(→○減少)
(設問2 )
 この図に関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
×a 労働者(→○企業)に帰属する余剰は、三角形AW0Eである。
×b 労働者の機会費用は、四角形AON0E(→○四角形W0ON0E)である。 ※企業に提供した労働費用=機会費用とする場合。
○c 企業の労働費用は、四角形W0ON0Eである。
○d 企業に帰属する余剰は、三角形AW0Eである。

貿易と関税(従価税含む)

R3第23問 関税(自由化) Aランク

○エ一択。ついに「関税」を問うこともやめ、完全なサービス問題に。

自由貿易協定によって、それまで輸入が禁止されていた果物の輸入が自由化されることになった。下図には、この果物に関する国内市場の需要曲線D と供給曲線S が描かれている。輸入自由化によって、国内価格がP0 から国際価格P1 になったときの消費者余剰と生産者余剰に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×ア 自由貿易協定によって、消費者余剰は(3)と(4)(→○(2)と(3)と(4))の分だけ増加する。
×イ 自由貿易協定によって、生産者余剰は(1)よりも大き(→○(1)と等しくなり)くなり、消費者余剰は⑸よりも大きくなる。
×ウ 自由貿易協定による、生産者から消費者への再分配効果は(1)と(2)(→○(1))である。
○エ 自由貿易協定による生産者余剰の減少分は⑵である。
×オ 自由貿易協定による総余剰の増加分は、(2)と(3)(→○(3)と(4))を加えたものである。
R5第21問 関税(自由化) Bランク

 閉鎖経済の下で国内でのみ生産販売されていた製品が、貿易の自由化により外国に輸出された場合の効果について考える。下図は、国際価格がPfで与えられる、ある工業製品に対する国内の需要曲線Dと供給曲線Sを示している。当初、閉鎖経済の下で国内の需要量と供給量が点Eで均衡し、国内価格はP0、取引量はQ0であったが、国際価格Pfの輸出財市場に参入したことで、供給量はQ2に増加することになった。
 この図から読み取れる記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 貿易自由化によって、国内の消費量はQ0からQ1に減少する。
b 貿易自由化による消費者余剰の減少分は、(→○(1)(2))である。
c 貿易自由化による生産者余剰の増加分は、⑴、⑵、⑶、⑷(→○(1)(2)(3))の合計である。
d 貿易自由化による社会的総余剰の増加分は、⑶である。
abcd
×ア
×イ
○ウ
×エ
×オ
R5再試験第22問 関税(死荷重)

下図に基づき、ある生産物に課される輸入関税の効果を考える。この財の国内需要曲線はD、国内供給曲線はS であり、国際価格はPf で与えられている。当初この財については自由貿易政策がとられていたとする。ここで、同国が輸入1 単位当たりT の関税を賦課したことで、国内価格はPd に上昇することになった。
 この図に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a 国内価格の上昇による生産者余剰の増加分は、⑴と⑵の合計(→○(1))である。
○b 国内価格の上昇による消費者余剰の減少分は、⑴、⑵、⑷、⑸の合計である。
×c 政府の関税収入は、⑷、⑸、⑹の合計(→○(4))である。
×d 関税政策が生じさせた厚生上の純損失は、(→○(2)(5))である。
abcd
×ア
×イ
×ウ
○エ
×オ

補助金⇔課徴金(外部不経済の是正)

R2第12問 パレート最適 Dランク

正解○ウで発生する△EHIのロスが、主催側の気にする死荷重です。

下図では、需要曲線D と供給曲線S の交点E に対応する生産量Q0 のもとで市場全体の経済余剰が最大化し、資源配分が効率的になる。反対に、Q0 以外の生産量では、資源配分は非効率的になる。
この図に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×ア 生産量がQ1 のとき、点E の場合と比べて、消費者余剰(→○消費者+生産者余剰)が三角形EFG の分だけ少なくなるので、資源配分は非効率的になる。
×イ 生産量がQ1 のとき、点E の場合と比べて、生産者余剰は四角形P1FJP0 (→○△EGJ)の分だけ多くなるが、総余剰では三角形EFJ(→○△EFG) だけ少なくなるので、資源配分は非効率的になる。
○ウ 生産量がQ2 のとき、点E の場合と比べて、消費者余剰は四角形P0EIP2の分だけ多くなるが、総余剰では三角形EHI だけ少なくなるので、資源配分は非効率的になる。
×エ 生産量がQ2(→○△EFG)のとき、点E の場合と比べて、生産者余剰が四角形P0EGP2 の分だけ少なくなるので、資源配分は非効率的になる。
R2第17問 補助金(死荷重) Cランク

補助金のもう少し簡単な設問。死荷重の発生するメカニズムは理解で。aは下線部を□ACFE+□EFGH、cは△EGHだけ減少、です。

農業保護を目的とした農家への補助金政策の効果を考える。下図において、D は農産物の需要曲線、S は補助金交付前の農産物の供給曲線、S’ は補助金交付後の農産物の供給曲線である。政府は、農産物1 単位当たりEF またはHG の補助金を交付する。
この図に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
×a 政府が交付した補助金は□ACEF (→○□ACEF+□EFGH)である。
○b 補助金の交付によって、消費者の余剰は四角形ABGE だけ増加する。
×c 補助金の交付によって、総余剰は△EFGだけ増加(→○△EGHだけ減少(死荷重))する。
○d 補助金の交付によって、農家の余剰は四角形BCFG だけ増加する。
abcd
×ア×
×イ××
×ウ×
○エ
R3第18問 補助金(死荷重) Cランク

R2第18問と同じグラフですが、数量Qが減るのが課税、そのままなのが補助金です。

生産に外部経済が伴う場合の市場均衡を考える。下図には、需要曲線D、私的限界費用曲線S0、社会的限界費用曲線S1 が描かれている。市場均衡は点F で与えられ、均衡価格はP1、均衡取引量はQ1 である。また、社会的な最適点は点E で与えられている。
このとき、社会的に最適な状態を実現するために政府が生産者に対して補助金を交付するとする。交付される補助金の大きさとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×ア 四角形CBEF
○イ 四角形CBEH
×ウ 四角形CBGF
×エ 四角形FGEH
×オ 四角形P1P2GF
R5第13問 補助金(死荷重) Dランク

補助金の変形として家賃規制があり、ここでは供給量がQ0→Q1に減って死荷重△ECFが発生します。点Gを自分で足す必要がある難問。

一定の賃貸住宅について、下図の需要曲線Dと供給曲線Sの下で当初の市場価格(家賃)がP0、均衡取引量がQ0であったとする。ここで、政府が価格P1を上限とする家賃規制を導入した場合の効果に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a 家賃規制導入後の消費者余剰は、三角形AP1F(→○台形AGCP1)で示される。
○b 家賃規制導入後の生産者余剰は、三角形P1BCで示される。
○c 家賃規制導入後の住宅供給者の収入は、四角形P1OQ1Cで示される。
×d 家賃規制導入によって生じた死荷重は、三角形ECF(→○三角形ECG)で示される。
abcd
×ア
×イ
×ウ
〇エ
×オ
R2第18問 外部不経済(死荷重) Bランク

課税後の面積変化を考えます。

オーバー・ツーリズムによる地域住民の生活への悪影響に対して、政府が税を使って対処することの効果を考える。下図において、D はこの地域の観光資源に対する需要曲線、S は観光業者の私的限界費用曲線、S’ はオーバー・ツーリズムに伴う限界外部費用を含めた観光業者の社会的限界費用曲線である。
この図に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
○a 課税によって、観光客の余剰は四角形BCJG だけ減少する。
×b 課税によって、観光業者の余剰は□EFGH(→○△CFJ(課税前の余剰)ー△BEF(課税後〃))だけ減少する。
○c 課税によって、この地域の総余剰は三角形GJI だけ増加する。
×d 課税によって、政府は□EFJI (→○□EFHG)の税収を得る。
abcd
×ア×
○イ
×ウ×
×エ××
R5第17問 外部不経済(死荷重) Bランク

補助金や課税の政策効果を考えさせる良問です。正解○エとしたうえで、×アイウオが違う理由を挙げて納得を。

外部不経済の内部化を意図して採用されると想定される政策や制度に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア (バリアフリーの促進)一定の自動車駐車場に対して、身体障がい者用駐車施設の設置を義務付けること
×イ (税の減免→促進効果)市街化区域内の農地などを対象として、一定の条件の下で固定資産税等を減免する生産緑地制度
×ウ (補助金→促進効果)他地域から移住してきた世帯を対象に、子ども一人あたり定額の補助金を給付する制度
○エ 二酸化炭素の排出量を基準とした化石燃料への課税
×オ (課徴金の減免→施策の緩和)入札談合などの事実を自主申告した企業に対して、当該違反への課徴金を減免する制度
R5再試験第20問 外部不経済(死荷重)

外部不経済では数量Qに注目。Q1でなくQ0になる理由が分かれば解けます。

ある財の生産に外部不経済が伴う場合の市場均衡を考える。下図には、需要曲線D、私的限界費用曲線S0、社会的限界費用曲線S1 が描かれている。市場均衡は点H で与えられ、均衡価格はP0、均衡取引量はQ0 である。
このとき、この財の生産に外部不経済がまったく生じなかった場合に比べて、社会が被る追加的費用の大きさとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×ア 四角形P1 P0 HE
×イ 四角形P0 P2 FH
×ウ 四角形CBFE
○エ 四角形CBHG
×オ 四角形EFHG
R6第18問 外部不経済(死荷重) Bランク
下図は、ある観光資源に関する消費の外部不経済を示している。観光客の増加に伴う交通渋滞やゴミの投棄など、観光資源の消費は近隣の環境や住民に無視できない損害を生じさせる場合がある。観光資源に対する消費者(観光客)の限界価値曲線はD0であるが、第三者への損害を考慮した場合の社会的限界価値曲線はD1である。
 この図に関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
×a 完全競争市場での均衡下で生じる死荷重は、四角形GFHE(→○三角形EFH)である。 ※社会的総余剰△BCEに対し、外部不経済四角形CAHEがはみ出る分
○b 完全競争市場での均衡下での外部不経済は、四角形CAHEである。
×c 社会的に最適な消費が実現したときの社会的余剰は、四角形CBFG(→○三角形ABF)である。※(消費者余剰+生産者余剰(台形BCGF))ー外部不経済(台形ACGF)
○d 社会的に最適な消費が実現したときの外部不経済は、四角形CAFGである。
R2第19問 従価税(死荷重) Dランク

ひっかけが2つあり、税収は×CEF→□ABFE、超過負担は×EHG→○EFH。ここでは超過負担=死荷重です。

下図は、ある財の需要曲線と供給曲線を描いている。D はこの財の需要曲線、Sは課税前の供給曲線である。この財には、税率t %で従価税が課されており、S’ は課税後の供給曲線である。
この税による税収と超過負担の組み合わせを表すものとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
税収超過負担
○ア□ABFE△EFH
×イ□ABFE△EHG
×ウ△CEF△EFH
×エ△CEF△EHG
R5再試験第15問 従価税(死荷重)

R5からの傾向として、必要な補助線を省略する傾向が。R2第19問と全く同じグラフですが、点Hと補助線を自分で引く必要があります。

下図は、ある財の需要曲線D と供給曲線S である。いま、この財にt% の従価税を課すとする。このとき、S は課税前の供給曲線、S' は課税後の供給曲線である。
この図に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a 課税後の生産者余剰は、三角形BOE(→○三角形OFH) である。
○b 課税による超過負担は、三角形EFG である。
×c 課税後の総余剰は、三角形AOG (→○台形AOFE)である。
abc
×ア
×イ
×ウ
×エ
○オ

不完全競争

企業が価格支配力を持ち、独占(独占企業)や寡占(少数企業)などで市場価格や生産量を戦略的に決定する状況。価格と数量の最適化により、均衡価格が社会的最適からずれる特徴があります。

こうすると10点満点
企業が適度な競争圧力下で価格決定力を行使しつつも、技術革新や規模の経済を通じた効率性向上が達成され、消費者にも生産者にも過度な損失がない均衡が保たれる。

独占~寡占

R2第21問 独占 Dランク

当問はややひっかけで、生産水準はMC⇔Dの交点なのでアイの2択に。次に固定費分=AC-MCなので○イですが、覚えなくてOKです。

2 部料金制の考え方によれば、電力やガスなどの産業では、政府が補助金の交付をしなくても最適な生産水準が達成される。下図には、需要曲線D、平均費用曲線AC、限界費用曲線MC、限界収入曲線MR が描かれている。
この図に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×ア 最適な生産水準はQ0 となり、消費者が均等に負担する基本料金は、四角形OP0EQ0(→○四角形P0EBC)である。
○イ 最適な生産水準はQ0 となり、消費者が均等に負担する基本料金は、四角形P0EBC である。
×ウ 最適な生産水準はQ1(→○Q0)となり、消費者が均等に負担する基本料金は、四角形OP0EQ0(→○四角形P0EBC)である。
×エ 最適な生産水準はQ1(→○Q0) となり、消費者が均等に負担する基本料金は、四角形P1FGP0 である。
R3第19問 独占 Bランク

当問の選択肢イエは交点の話、アウは面積を聞いています。

下図によって独占企業の利潤最大化を考える。D は独占企業の市場需要曲線、MR は独占企業の限界収入曲線、MC は独占企業の限界費用曲線である。
この図に関する記述として、最も不適切なものを下記の解答群から選べ
○ア 社会的に望ましい生産量はQ0 で実現し、そのときの総余剰は三角形ABEである。
○イ 生産量がQ1 のとき、この独占企業の平均収入はP1 である。
×ウ 独占企業が利潤を最大化させるときの消費者余剰は台形AP2GF(→○三角形AP1F)である。
○エ 独占企業の利潤を最大化する生産量はQ1 である。
R5第19問 独占 Cランク

独占における平均費用価格形成原理、限界費用〃は初出題で、前者はD=ACとなるP2、後者はD=MCとなるP4に公的に価格を決めることを指します。テキスト外なので初回は当てなくてOK。

下図は、ある地域で独占的な地位にある電力会社の平均費用AC、限界費用MC、限界収入MRおよび同地域での電力の需要曲線Dを示している。この図から読み取れる記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
○a 平均費用価格形成原理の下で、この企業の総収入と総費用はともに四角形P2OQ2Gで示される。
×b 平均費用価格形成原理の下で、生産者余剰は四角形P1P2GF(→○ゼロ)で示される。
×c 限界費用価格形成原理の下で、消費者余剰は三角形EP1F(→○三角形EP4I)で示される。
○d 限界費用価格形成原理の下で、この企業には四角形P3P4IHに相当する損失が生じる。
abcd
×ア
○イ
×ウ
×オ
R5第20問 独占 Dランク

これも初見問題なので、当てようとせず一旦答を覚えて済ませます。

企業城下町のように働く場が限られているケースは、下図のような、買い手独占の労働市場モデルによって考察できる。Dは労働需要曲線、Sは労働供給曲線、MCは労働の限界費用曲線である。Sが右上がりであることは、企業にとって、たくさんの労働者を雇用するためには高い賃金率の支払いが必要であることを意味する。この高い賃金率は、追加的に増える労働者だけではなく、すでに雇用している労働者にも適用される。したがって、買い手独占の労働市場のMCは、Sよりも上方に位置する。
 この図に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
○a この独占企業は、W1の賃金率で労働者を雇用する。
×b 労働者の余剰は、三角形AW2F(→○三角形BW1G)である。
○c 労働市場が完全競争である場合と比べて、三角形EFGだけの余剰が失われている。
○d 最低賃金率がW0に設定されると、労働投入量は増加する。
abcd
×ア
×イ
×ウ
○エ
×オ
R5再試験第19問 独占

R5第20問と異なり、こちらはテキストレベルの独占なので当たります。

下図は、独占企業の市場需要曲線D、限界収入曲線MR、限界費用曲線MC を描いている。いま、この独占企業は、利潤を最大化するように生産量を決定しているとする。
この図に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a 生産者余剰は、三角形P1 BE (→○四角形BP0FE)である。
○b 消費者余剰は、三角形AP0 F である。
×c 販売価格は、P1 (→○P0)である。
abc
×ア
×イ
×ウ
×エ
○オ
R6第17問 独占 Aランク

前年R5再試験第19問を見ておけば、間違える方が難しいAランクです。

 下図は、ある財の生産販売を1 社が完全に独占した市場を示している。この財の需要曲線がDであり、MCが生産者の限界費用、MRが同じく限界収入である。ここで、独占企業は利潤を最大化するように、価格と生産量を決定するものとする。
 この図に基づき、独占均衡に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a 企業は価格をC(→○B)とすることで利潤を最大化できる。
○b 消費者余剰は、三角形ABFである。
×c 生産者余剰は、四角形CEHG(→○BEHF)である。
×d このとき生じる死荷重は、三角形FGI(→○FHI)である。
R2第20問 独占的競争 Dランク

独占的競争は一言で説明しづらく、競合が少ない内は儲かるが、そのうち儲からなくなる業種と一旦くだらなくします。

居酒屋は独占的競争市場の一例として考えられている。このような独占的競争市場における居酒屋に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
×a この居酒屋は、周囲の居酒屋が価格を下げた場合でも、製品差別化のおかげで需要が減少することはない(→○製品差別化しても同じ顧客を奪い合うため需要が減少する)
○b この居酒屋は、正の利潤を見込んで新規の居酒屋が多数参入してくると、製品が差別化されていたとしても、長期的に利潤はゼロになる。
○c この居酒屋は、他の居酒屋とは差別化したメニューを出しているので、価格支配力を持つ。
×d この居酒屋は、プライス・テイカー(→○プライス・メーカー)である。
abcd
×ア×
×イ××
○ウ
×エ×
R4第17問 独占的競争 Cランク

×acともにそれらしいひっかけで、aで売り手が少数になるのは独占市場です。間違えたらテキストの独占的競争の説明に戻れば、次は大丈夫。

完全競争と不完全競争における市場の特徴に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a 完全競争市場の売り手は多数であるのに対して、独占的競争市場では(→○でも)売り手が少数(→○多数)である。
〇b 完全競争市場の売り手はプライス・テイカーであるのに対して、不完全競争市場における売り手はプライス・メイカーである。
×c 完全競争市場の売り手が同質財のみを生産するのと同様に、不完全競争市場における売り手も同質財のみを(→○は同質財以外も)生産する。
abc
×ア
×イ
×ウ
○エ
×オ

ゲーム理論

R2第22問 ゲーム理論 Bランク

夫婦間のコンフリクトも円満解決するのがミクロです。

夫婦による家事分担は重要である。会社員の太郎さんと主婦の花子さんには、夕方の家事に関して「協力する」「相手に任せる」という選択肢がある。
2 人がともに「協力する」場合、楽しく家事ができ、お互いの負担を大きく減らすことができるので、ともに 30 の利得が得られる。また、どちらか一方が「相手に任せる」場合は、任せた方は苦労がなく 50 の利得が得られるが、 1 人で家事を行う方は -30 と大きい負担となる。さらに、お互いに「相手に任せる」場合は、結果として 2 人が嫌々家事をすることになるので、ともに -10 となる。
下表は、以上の説明を、利得マトリックスにまとめたものである。マトリックスの左側が太郎さんの利得、右側が花子さんの利得である。下表に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ
〇ア 太郎さんと花子さんには、共通の支配戦略がある。
×イ 太郎さんと花子さんは、お互いに異なる戦略を取ると(→○話し合って協力すると)利得が増加する。
×ウ 太郎さんの最適反応は「相手に任せる」、花子さんの最適反応は「協力する(→○相手に任せる)」である。
×エ ナッシュ均衡は、ともに「協力する(→○相手に任せる)」組み合わせである。
R4第20問 ゲーム理論 Aランク

ゲーム理論の基本問題ですが、環境⇔経済どっちをとるかの一般知識で当たります。

世界経済が低迷する中、国際的な政策協調が必要とされている。
いま、隣り合うA国とB国が「環境保護」と「経済成長」を目的とする政策を選択する。下表は、両国の利得表であり、カッコ内の左側がA国の利得、右側がB国の利得を示している。
このゲームに関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
〇ア このゲームでは、A国が「環境保護」を優先させる政策を選べば、B国は「経済成長」を優先させる政策を選ぶ方がよい。
×イ このゲームでは、両国が協調して「環境保護」を優先させる政策を選べば(→○選んでも)、利得をさらに高めるために、戦略を変える必要はない(→○ことができる)
×ウ このゲームにおけるA国の最適反応は、「環境保護(→○経済成長)」を優先させる政策を選ぶ場合である。
×エ このゲームのナッシュ均衡は、両国が「環境保護」を優先させる政策をとる組み合わせと(→下線部削除)、両国が「経済成長」を優先させる政策をとる組み合わせの2 つ(→下線部削除)である。
R5第22問 ゲーム理論 Aランク

頻出なので、解説不要のAランクです。

特定の財の市場において競合関係にある企業同士が、同一価格での販売を約束するカルテルを結ぶことは、互いの企業にとって有利となる場合がある。ここで企業Xと企業Yは、それぞれ一定の販売価格で合意したカルテルを守るか、あるいはそれを破ってより低い価格で販売するかを選択するものとする。
 下表は、両企業の利得表であり、カッコ内の左側が企業Xの利得、右側が企業Yの利得を表している。このゲームに関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
○a 企業Xが「カルテルを守る」場合において、企業Yの最適反応は「カルテルを破る」である。
×b 企業Yが「カルテルを守る」場合において、企業Xの最適反応は「カルテルを守る(→○破る)」である。
×c このゲームにおけるナッシュ均衡は、企業X、企業Yともに「カルテルを守る(→○破る)」ケースである。
○d このゲームにおけるナッシュ均衡は、企業X、企業Yともに「カルテルを破る」ケースである。

市場の失敗

外部性や公共財、不完全情報、独占などにより、市場メカニズムだけでは資源配分が効率化せず、社会的余剰が最大化されない状況を指します。

こうすると10点満点
外部性対策(課税・補助)、公共財の適正供給、情報の対称性確保、独占規制などの政策が適切に働き、社会的余剰が最大化される状態。すべての市場参加者が最適行動を取る。

公共財

R3第21問 公共財 Bランク

H29→R1→R3と規則的に2年に一度の出題。

消費の競合性と排除性に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
○a マグロの漁場のような共有資源には、排除性はないが、競合性がある。
○b 支払いにより加入をすることで消費ができるクラブ財には、排除性があるが、競合性はない。
×c 競合性と排除性を持ち合わせる(→○が両方ともない)財のことを公共財という。
abc
×ア
○イ
×ウ
×エ
×オ
R5再試験第21問 公共財

当問と関連し、「経営」R5再試験第32問でサービス財⇔デジタル財⇔公共財を比べて覚える良問が出題されました。こちらをどうぞ

経済学において定義される「公共財」に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 公共財とは、政府が供給する財・サービスに限定され(→○限らず)、その中には低所得者向けの医療扶助が含まれる。
×イ 公共財とは、その供給に当たって巨額の固定費用がかかる(→○対価を正当に徴収しにくい)財・サービスのことであり、生産量の増大に伴って長らく平均費用が逓減するために民間企業では採算がとれない(→○とりにくい)
×ウ 公共財は、ある人の消費が他の人の消費を減らしてしまう(→○不特定多数の人が同時に利用できる(非競合性))という性質を備えているため、できるだけ受益者を限定して(→○限らず)供給することが求められる。
○エ 公共財は、すべての人が潜在的に同じ量を消費できるという等量消費的な性質を備えており、その中には社会における良好な治安が含まれる。
×オ 公共財は、対価を支払わない人の消費を排除できる(→○含まれる
しにくい)
という性質を備えており、その中には手数料を対価とした、地方自治体による住民票の発行サービスが含まれる(→○含まれない)
R6第19問 公共財 Bランク

公共財は頻出なので必ず当たりますが、排除可否○×・競合有無○×で当問の例をマトリクスに埋めると、テキスト代わりになります。

家計が消費する財・サービスは、①消費が競合するかどうか(競合性)と、②対価を支払わない人の消費を排除できるかどうか(排除可能性)に基づき、下表のとおり4 つに分類できる。表中のAとBに入る財・サービスの例として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
競合する○競合しない×
排除可能○公海に生息する魚介類○○有料配信のオンライン視聴サービス○×
混雑現象を伴わない有料道路○×
排除不可能×混雑現象を伴う一般道路×○晴れた日の日光浴××
AB
×ア公海に生息する魚介類混雑現象を伴わない有料道路
×イ公海に生息する魚介類晴れた日の日光浴
×ウ晴れた日の日光浴有料配信のオンライン視聴サービス
○エ有料配信のオンライン視聴サービス混雑現象を伴う一般道路
×オ有料配信のオンライン視聴サービス晴れた日の日光浴

情報の非対称性他

R4第21問 情報の非対称性 Cランク

逆選択が起きるのは、契約後でなく契約前です。

情報の非対称性がもたらす逆選択に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a 自動車保険における免責事項には、保険の契約後に生じる逆選択(→○モラルハザード)を減らす効果が期待できる。
〇b 医療保険制度を任意保険ではなく強制保険にすることには、病気になるリスクの高い人のみが医療保険に加入するという逆選択を減らす効果が期待できる。
〇c 企業が新たに従業員を雇う際に、履歴書だけではなく、その応募者のことをよく知っている人からの推薦状を求めることには、見込み違いの従業員を雇ってしまうという逆選択を減らすことが期待できる。
abc
×ア
×イ
〇ウ
×エ
×オ
R5第18問 情報の非対称性 Bランク

モラルハザードとは、どうせバレないと買い手側が誠実さを欠くことを指し、買い手に負担させる〇エが正解です。

 情報の不完全性に起因するモラルハザードを軽減することを主な目的として行われる事例として、最も適切なものはどれか。
×ア (売り手のシグナリングの説明)家電製品の製造業者が、顧客が製品を購入してから一定の期間内までは無償の保証サービスを提供する。
×イ (売り手のシグナリングの説明)企業が投資資金を調達するにあたって、自社が発行する債券への格付けを民間の格付け会社から取得する。
×ウ (社会保険料の労使折半の説明)被保険者の医療費をカバーする健康保険制度において、保険料の負担が被保険者である労働者だけでなく、雇用主側にも課せられる。
○エ 保険会社が、契約者であるドライバーが対物事故を起こした場合に、当該事故に伴う損害費用のうち一定金額を超える部分のみ補償を行う。
×オ (売り手のシグナリングの説明)持ち家の所有者が旅行者に宿泊サービスを提供する場合、当該サービス取引の仲介業者が、住宅の貸し手に過去の利用者によるサービス評価を公表することを義務付ける。
R4第18問 絶対・比較優位 Bランク

abは分数の問題です。機会費用は事例Ⅳでたまに出るので、不得意な方は復習を。

生活の中での絶対優位、比較優位と機会費用について考える。
下表に示すように、Aさんは30 分間で、おにぎりであれば10 個、サンドイッチであれば6 個作ることができる。また、Bさんは30 分間で、おにぎりであれば6個、サンドイッチであれば2 個作ることができる。
AさんとBさんが持つ絶対優位、比較優位と機会費用に関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
〇a Aさんにとって、おにぎりを1 個作ることの機会費用は、サンドイッチ3/5個である。
×b Bさんにとって、おにぎりを1 個作ることの機会費用は、サンドイッチ3(→○1/3)個である。
×c おにぎりとサンドイッチを作ることの両方に絶対優位を持っているのは、Bさん(→○Aさん)である。
〇d サンドイッチを作ることに比較優位を持っているのは、Aさんである。
R6第22問 絶対・比較優位 Cランク

当問は分数が絡む簡単な計算問題になっていて、選択肢×b○c1つだけなら当てやすいですが、残り3つを3択しないといけないので、紛らわしい×a○dで迷いがちです。復習に役立つ良問。

 下表に従って、比較生産費説に基づく国際分業を考える。カカオ1 単位を生産するのに必要な労働量は、A国では5、B国では4 である。同様に、大豆1 単位を生産するのに必要な労働量は、A国では10、B国では2 である。労働は両国で同質で、当初はどちらの国もカカオと大豆をそれぞれ40単位ずつ生産していたものとする。
 このような状況に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a A国におけるカカオ1 単位の機会費用は、大豆(→○1/2)単位である。
×b B国における大豆のカカオに対する相対価格は、A国のそれよりも高い(→○低い)
○c B国で2 つの財の生産に必要となる労働量の合計は240である。
○d 当初の労働量を維持しながら、A国がカカオの生産に、B国が大豆の生産にそれぞれ完全特化したとき、各国におけるカカオと大豆の生産量はどちらも120となる。

今日のまとめ

Q
本来難しい「経済学」を診断士が短時間でスラスラ解けて、タリフマンの因果応報まで説明できる。でも論点別に解き方を覚えるだけなら出版D社の過去マスでもオッケー?
A

出題論点が変わらない「運営」「経済」に限って言えば、10年過去マスを使ってしまっても手戻りはない。ただそのノウハウ絶叫で試験委員に煙たがられるより、時流の変化を以下の因果で読み取る方が、試験委員に好感されて「2次」の結果が吉と出ます。

①ノウハウが拡散し似通った答案だらけ
受験ノウハウが声高に拡散されると、多くの受験生が同じ解法パターンを学び、実力の差が見えにくくなります。
②答案の同質化→倍率5倍で質を確保
すると質の低い受験者が間違って合格することを防ぐため、本来望ましい合格数より絞り込むことで、死荷重が生じます。
③死荷重是正 → 採点を変えて8割不合格
試験の公正性を取り戻すため、委員会は作問・採点基準を毎年変え、ノウハウ頼みの受験生を約8割不合格とすることで本来望ましい学習行動を促します。

■■ここからテンプレ■■

-A経済学

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