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【春の入学祭り】転職ブームの波に乗る / +・ーを掛けるとー、足すとゼロ、組み合わせるとリスクゼロ

ご子息が小学、中学入学を決めた時、パパが思案中なのは転職ジョブチェンジ。賃上げ値上げブームど同時にやってきた、この転職ブームの波の乗り方を解説します。

Q
30~40歳代の診断士なら、今や転職市場でモッテモテ。次々届く年収UPの報告に、次は自分の番との声も多数?
A

ここで注意するのは、転職市場で評価されるのは、×診断士資格でなく、〇診断士受験を通じた知識(1次)×コミュ力(2次)。ベテにいい所は一つもなく、初学スト×万能×高得点が3つ揃うとひたすらモテます。

「賢さ」がひたすら評価される時代~診断士試験の受け方は「1次」重視へ

①人生のプラスになる「1次」重視へ②賢さを損なう「2次勉」回避へ③試験より世間のスキルを重視
診断士「1次」では多様な受験者が「1次」で幅広いビジネス知識を身につけることができる。その狙いは、ビジネスの基本的な理解を深め、現実で直面する多様な問題に対応できる人材の育成にあります。「2次」試験の予測困難性が毎年増すのは、実務のビジネスにおいて柔軟に対応できるスキルを求めるためです。特定の解法やテキストに頼り、年々賢さを損なうようなベテ勉の排除が加速するでしょう。「2次」作問採点基準が毎年変化するのは、ベテと呼ばれる試験馬鹿でなく、ビジネスで即戦力となる人材の育成が狙いとされます。これは試験に偏重せずに世間に通じるスキルの重視を意味します。
「1次」作問形式は毎年少しずつ工夫され、単なる暗記からより実戦的な知識の使い方を促すように変わっています。その進化に気付くと、「1次」学習を深くやり込むことが「2次」対策に直結すると気が付くでしょう。AI時代に入って「2次」作問採点の進化が加速し、実際のビジネスシーンにおける、より複雑な問題解決能力を問う工夫がされます。そして過去問の答を覚えるノウハウ勉が排除され、試験全体の「賢さ度」が向上します。その結果、試験を通じて得られる知識とスキルが、実際のビジネスシーンで高いパフォーマンスを発揮する基盤となります。その受験+合格が実務に直結することで、診断士試験の人気はより高まるのです。

【春の入学祭り】転職ブームの波に乗る / +・ーを掛けるとー、足すとゼロ、組み合わせるとリスクゼロ

診断士=転職高評価でなく、評価されるのはその【賢さ】次第。転職ブームに乗る前提として、まず試験で【賢さ】UPな。

カコの2年目勉:診断手順教育→超絶知識→80分で解けないマシマシ

Q
試験傾向を予測するには、カコの経緯を手元にまとめる。それには試験合格が目的化したFランク相手のスクールより、生成AIを使うと良いと聞きました。
A

そうですね。ここまでの傾向変化の前提を与えてくれれば、私の方がここの試験評論歴15年のベテより上手に説明できるでしょう。

当初:企業診断実務手順の教育
特徴影響
診断士試験は、オーソドックスな企業診断手順に忠実に沿った形で出題されていました。これは「情報整理→因果関係の分析→具体的な助言へと繋げる」という、企業診断における標準的なプロセスに基づいています。受験生は、この出題パターンを踏襲することで、具体的な診断手法やビジネスの基礎知識を深めることが可能でした。試験対策は比較的システマティックに行うことができ、過去問を解析しやすい状況にありました。
H29事例Ⅲ:突如始まるベテ落とし
特徴影響
診断士試験では、受験生の平均年齢の上昇に対応し、合格者の若返りを図るため「ベテラン受験生の落とし穴」となるような出題が増えました。特にH29「事例Ⅲ」では、設問の構成が大きく変わり、初見知識が突然問われることが多くなりました。これにより、「与件文の国語読み」に代表される従来型ベテのノウハウ勉が通用しなくなり、「1次」テキストでもまず見かけるないような超絶知識ブームが起きました。この時代でも「1次」高得点者はそのまま合格しやすかったのですが、それが知識有利との誤解を招いた時代です。
R1~2事例Ⅰ:与件根拠のマシマシ化
特徴影響
H29「Ⅲ」が古い受験ノウハウを否定したことで、知識量で差をつけようとするベテが増加し、EBAの100字訓練が人気を集めました。するとR1「事例Ⅰ」から与件文に大量の根拠を盛り込む「与件のマシマシ化」が始まり、知識量より与えられた情報を効率的に処理する能力への加点にシフトしたのです。この変化は、受験生にとって与件文の情報処理スピードが試験の重要なファクターとなりました。単に知識が豊富なだけではなく、与えられた情報を素早く整理し、効果的に活用する能力が求められるようになりました。

現在:2年目ベテ勉を明確に否定したR5試験

Q
そして「キーワード加点が合格者の多数派!」と大はしゃぎし、「ほう、ではその合格ボーダーを8割狙って落とそう」と作問採点係の敵愾心を一手に集めた同業D社。その根拠になるのがキャズム理論?
A

製品プロダクトサイクルやキャズムは「2次」未出題であり、10年分のキーワード&フレーズ集にしか能がない同業D社には難しすぎる。そこで古い受験技術がどう駆逐されるか図解します。

イノベーター:自分の考えを文にするのが上位5%

受験技術の初期段階では、2次試験の解答欄に自由に100字の文章を書くことができる国語力が、受験者の上位5%に位置する目安とされました。この能力を持つ受験者はイノベーターに位置付けられ、今に至っても次々と新しい解答スタイルを打ち出しています。

アーリーアダプター:一世を風靡した後狙い撃たれたEBA100字

H29以降から新規知識が突然問われるようになった2次試験において、知識と文章力を同時に鍛えることをうたった100字訓練をEBAが提供し、これが受験生に広く受け入れられました。この有料講座はアーリーアダプター層に広く受け入れられ、実際に試験に合格できるご利益を一時的に大きく独占したのです。

マジョリティ:「与件を読まない想定問題」~D社がパクると衰退期

しかし一世を風靡したEBAの100字訓練は、その信者が合格発表前に再現答案をSNSに晒す問題外の行為を呼び起こし、再び作問採点基準が変更されました。さらに、同業のD社が「与件を読まない想定問答」と謳って同様の教育内容を提供したことで、与件文を読ませたい作問者を刺激しました。その結果として、EBAやD社の提供した知識に明確に加点しないよう、試験の採点基準がこの先も年々進化することが確実視されています。

ミライ:自分に応じたポジショニングを

Q
世間のビジネス同様、受験技術にはトレンドがあり、イノベーションが年々進む。戦略論を例に挙げると、VRIO成長論に代替されると思われたポーターの競争論は、デジタル経済の時代に入って再び注目
A

合格者様はみな兄弟!と信じて疑わぬ同業D社勢には、それは寝耳に水の知識でしょう。そこで試験に受かる年数でポジショニングを説明します。

イノベーターアーリーアダプターマジョリティ
確実にスト合格(上位5%)たまたまスト合格ムキになるほどコロコロ2割
戦略:常に新しいアプローチや解決策を探求する最新の受験動向を把握し、迅速に対策を立てるキャズムを超えて普及したノウハウを信奉
合格スタイル:試験の問題に対して独自の視点からアプローチし、新しい解決策を提案することが重要。創造性や柔軟性を発揮し、自らの思考力を存分に発揮することで、確実にストレート合格を果たすことができる。市場の最新情報や傾向を把握し、迅速にそれに適応することが重要。アーリーアダプターの特性を活かし、ネットやSNSで直近の動向を把握し、効果的な学習計画を立てることで、たまたま2割の短時間ストレート合格を果たしやすい。あきらめず受け続ければいつかは2割で受かることを忘れない。マジョリティの特性を活かし、古いノウハウを思う存分収集すると同時に、多少は新しい動向や情報を気に掛けることで、合格率が年1%ずつ上昇する余地がある。

診断士=転職市場で全員高評価とは違う。2年目ベテ勉が無効化と知り、受験のライフサイクルを踏まえて「1次」知識を重視する。転職市場で高評価を受けるのは、そのイノベーター気質の高度人材です。

今日のまとめ

Q
2024年転職ブームの波に乗るには、診断士が最強カードと知り、もうワクワクが止まりません。でもどーして急にこうなった?
A

それは診断士が強みとする、時流の目利き&先読み力による。「経済学」を学べばこの賃上げ値上げブームの理由がわかり、+とーを単に掛けるとーになるが、組み合わせてリスクゼロにできる高度人材だからです。

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