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K事例Ⅳ

【スト生の「Ⅳ」は7月完了】「Ⅳ」が初学者に有利過ぎ

受験年数が重なり、覚えた過去問の数が増えるほど、「2次」筆記が受かりにくい。

その理由として、①過去問の答えは覚えてしまう ②採点基準が進化し「考えた形跡」に加点しだす ③60点ならすぐ届くが上値が重たい ④古い技術を持つほどイノベーションに乗り遅れ。 昨年H30の「2次」を受けた方なら、細かい説明は不要でしょう。

この試験が初学者を優遇し過ぎる以上、
経験者有利の材料もないと競争が不公平。

そこで受験経験者が初学のチャレンジ精神を兼ね備えて勝ち抜けるには? 昨年H30「Ⅳ」で出題側にバツ出しされた古い常識の否定、例えば「毎日コツコツ」「1日1問」学習がなぜダメか、から入ります。

【経験者有利~毛深い猫】「Ⅳ」が初学者に有利過ぎ

1⃣チャレンジ精神の維持~成功した過去の否定から

頭を使って練習しないと平気で嘘つくよ

出典(ダルビッシュ有):Edtech&Inno

Ⅳの計算練習は1日1問やりなさい。実際ワタシがそれで合格。

スクール講師にそう助言され、真に受ける方も多い試験。でも残念、それは2割で受かり8割ドボンのやり方です。

計算手順は体得でき、練習量が増えると頭を使わない。

ところが「Ⅳ」計算問題の柱は、CVPとNPV程度。

知ってる問題は解けるけど、少し捻られるとからっきし。

要するに、①「Ⅳ」計算力を磨きたいのか、②日々の学習習慣を維持して勉強したつもりになりたいのか。この主客が転倒すると、試験卒業は一年単位で先送りに。そこで「Ⅳ」対策をこう変えます。

「Ⅳ」対策は1ヵ月以上休みを入れる
→今のやり方(計算練習)を続けても、「Ⅳ」は60点で頭打ち。「Ⅳ」計算は体得するものだからすぐ思い出せるし、悪い所を忘れた方が70点以上にスコアが伸びる?
②新しい設例で解く
→「Ⅳ」作問者は、過去問、市販計算問題集を知り尽くし、同じ問題は出さない。そこでその計算例暗記のドボンを避けるには、スクールによる新作計算問題を。
エクセルで解く
→試験が求める「現場対応力」を磨くには、電卓パチパチOff-JTより、エクセルスラスラOJTで。

ふん、オレはこんなの鵜呑みにしないぜ。そうその意気で、怪しいモノには否定で入れ。そこで納得材料を増やします。

2⃣俺はもう「Ⅳ」60点の力は十分

そういえば「Ⅳ」の60点なら誰でも取れる。そこで今日もあのフレームワークで行きましょう。

:権限移譲 ~する 60点狙いと割り切る
:部門 事業や機能に分化 経営分析・管理会計・ファイナンスの3部門
かい:階層 フラット化 電卓を捨てエクセルに一本化
:ネットワーク 外部連携 士業ネットワーク(会計士・税理士)
:コミュニケーション P(計画)・D(学習)・C(模試)・A(実用)

①権限移譲 ~60点を狙う割り切り
「毛深い猫」フレームワークのメリットは、自分が社長になった目線で、「組織・人事」施策を書けること。

同様に、不得手な「Ⅳ」はNo.2のCFOに権限移譲と割り切れば、社長は60点狙いに専念できる。企業経営では「自分一人で全部やる」必要なんて、ないんです。

②部門 ~3つの分野に機能分化

次に「事例Ⅳ」出題領域を、第1問(経営分析)、第2~3問(管理会計)、第4問(ファイナンス他)の3部門にぶった切る。

そして作問技術の制約上、この3部門をまたぐ出題はできません。具体例で確認します。

【例】 H30「Ⅳ」第2問
→NPV(管理会計)でなく、企業価値(ファイナンス)の出題。
H28「Ⅳ」第2問
→(設問1)CF計算書 ⇔(設問2)NPVの別論点を1つに見せかけ。そして(設問1)⇔(2)の間で、数字は一切つながらない。

つまりへっぽこ2次スクールのような。「NPVとCF計算書を混ぜ、わざと難しく教える」ヘマを避ければ、H30第2問だってラクラク得点源です。

なぜわざと難しく教えるか? それはそのニーズがある背景と、顧客生涯価値(CLV)で納得だ。

③階層 ~フラット化(試験⇔実務を一本化)

ピンは会計士からキリは簿記まで。会計系資格と言えば、全員が目を三角にして電卓パチパチ?

違うよ。受験経験者=たまたま狙い落とされただけ。「2次」は十分合格実力だから、いつまでも受験生ノリ(Off-JT)の電卓なんか捨て、実務(OJT)のエクセル使いに。

「Ⅳ」計算問題はエクセルで解くと実力UPに。ねぇ、試験勉強は電卓でなんて、誰に言われたの?

④ネットワーク ~経験者=合格実力あり。他士業の力を借りる

ボクはまだ受験「生」。だからへっぽこスクールで我慢しないと。

ねぇ、合格実力ならもう十分なのに。「Ⅳ」の講師は診断士様限定と、誰が決めたの?

違うよ。市中の勉強会やセミナーに行けば、会計士・税理士ホルダーなんて掃いて捨てるほど。スクール講師より彼らの言い分の方が筋が良い。

しかも、新米診断士なら名刺交換1つで、無料サービスで丁寧に教えてくれます。きっとね。

⑤コミュニケーション ~とはいえ日頃の勉強も。

「Ⅳ」スキルUPには、PDcaよりpdCA。模試のスコアと実務活用の、結果重視で。

イマドキ、1日1問イケカコドリルの計算重視では、ミライの「Ⅳ」は取れても50点。計算結果を当てるのに夢中になるより、計算結果をどう活用するか、またなぜその計算はそうなるか。 「?」を浮かべてスキルを高めます。

今日のまとめ

最新・先端の試験の議論は「Ⅳ」から始まる。それは答えがデジタルでわかりやすく、出題側の姿勢を示しやすいから。

「Ⅳ」の出題傾向は計算→理論重視にシフトし、ついでに管理会計⇔ファイナンスの出題比率はやや後者寄りになるはず。そこはもうきっと誰でも大丈夫。

そこで「Ⅳ」は確実に60点と割り切り、バックキャストしてそれに要る時間だけ勉強を。するとその分余裕ができて。70点を目指すチャンスが目に入ってくるのでしょう。

■■ここからテンプレ■■

ベテやふぞが過去問の答を必死に覚えてその小さなオツムを固くする隣で、柔軟な話題にさっと答えてタイムマネジメント力をダダ上げする【過去問RTA】。世間の誰も気づかぬ内に、今年R6の「2次」対策は既に春爛漫の満開モードです。

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