受験2年目〜Ⅳの苦手解消には1次に戻って解き直し
①東大入試⇔事例の共通点=基本知識の組み合わせで応用作問とすれば、②その伏線はスクールも気付かぬ巧みさなので、②Ⅳ高得点など狙わず何が基礎かを振り返る。(100字)

スクールにいくらお布施積んでもⅣは無理
①Ⅳで問われる意思決定会計〜そこを外注する間抜け企業はなく、②独立診断士=スクール講師の歯が立つ領域ではなく、③受験側の想定外なあらゆる手口で誤答誘導するのがⅣ。(100字)
直近5年全問掲載済 ~第2問CVP
※頼みのCVPですらセールスミックス・内外製へと突然変異し、受験者泣かせの超絶難化した事例Ⅳ。そこで選択肢ありの4択マークに戻ってド基礎を思い出します。
H30第11問 公式 vs. 方程式 (1)A (2)Bランク

当社の当期の損益計算書は、以下のとおりであった。下記の設問に答えよ。 |

(設問 1 ) 当社では、次期の目標営業利益を 55,000 千円に設定した。他の条件を一定とすると、目標営業利益を達成するために必要な売上高として、最も適切なものはどれか。 |
×ア 255,000 千円 ○イ 265,000 千円 ×ウ 280,000 千円 ×エ 330,000 千円 |

(設問 2 ) 次期の利益計画において、固定費を 2,000 千円削減するとともに、販売価格を190 円に引き下げる案が検討されている。また、この案が実施されると、販売数量は 1,400 千個に増加することが予想される。次期の予想営業利益として、最も適切なものはどれか。なお、他の条件は一定であるものとする。 |
○ア 52,000 千円 ×イ 57,600 千円 ×ウ 68,000 千円 ×エ 72,800 千円 |
R2第21問 公式 vs. 方程式 (1)A (2)Bランク

G社の前期と当期の損益計算書は以下のように要約される。下記の設問に答えよ。 |
(設問1 ) 当期の損益分岐点売上高として、最も適切なものはどれか。 |

×ア 1,600 万円 ×イ 1,800 万円 ○ウ 2,000 万円 ×エ 3,000 万円 |
(設問2) G社の収益性に関する記述として、最も適切なものはどれか |
○ア 損益分岐点比率が前期よりも悪化したのは、売上の減少による。 ×イ 損益分岐点比率が前期よりも悪化したのは、変動費率の上昇による。 ×ウ 損益分岐点比率が前期よりも改善されたのは、固定費の増加による。 ×エ 損益分岐点比率が前期よりも改善されたのは、変動費率の上昇による。 |
R3第12問 理論問題 Bランク
× | →○ | |
×ア | 損益分岐点比率の逆数 | 1-損益分岐点比率 |
×イ | 変動費率 | 限界利益率 |
×エ | 損益分岐点売上高に目標利益を加算 | (固定費+目標利益)を限界利益率で除算 |
損益分岐点分析に関する記述として、最も適切なものはどれか。 |
×ア 安全余裕率は、損益分岐点比率の逆数である。 ×イ 損益分岐点売上高は、固定費を変動費率で除して求められる。 ○ウ 損益分岐点比率は小さいほど赤字になるリスクが低い。 ×エ 目標利益達成のための売上高は、損益分岐点売上高に目標利益を加算して求められる。 |
R4第12問 公式 vs. 方程式 (1)B (2)Aランク

当工場では、単一製品Xを製造・販売している。以下の資料に基づいて、下記の設問に答えよ。 |
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(設問1 ) 直接原価計算を採用した場合の営業利益として、最も適切なものはどれか。 |
×ア △ 30,000 円 ×イ 0 円 ○ウ 70,000 円 ×エ 110,000 円 |
(設問2 ) 損益分岐点売上高として、最も適切なものはどれか。 |
×ア 400,000 円 ×イ 500,000 円 ○ウ 625,000 円 ×エ 800,000 円 |
個別原価計算
H30第8問 部門別計算 Eランク ×捨て問
× | →〇 | |
×ア | 製造直接費 製造間接費 | 部門個別費 部門共通費 |
×イ | しない | する |
×エ | 製造指図書 | 製造部門 |
部門別個別原価計算に関する記述として、最も適切なものはどれか。 |
×ア 部門費の第1 次集計では、部門個別費は当該部門に賦課され、部門共通費は適当な配賦基準により関係する各部門に配賦される。 ×イ 部門費の第1 次集計では、補助部門のうち工場全体の管理業務を行う工場管理部門(工場事務部門、労務部門など)には原価を集計する。 ○ウ 部門費の第2 次集計(補助部門費の配賦)において、直接配賦法を採用する場合、補助部門間の用役の授受は計算上無視される。 ×エ 部門費の第2 次集計(補助部門費の配賦)において、補助部門費は、直接配賦法や相互配賦法等の方法で各製造部門に配賦される。 |
R3第7問 原価計算表 Aランク

以下の資料は、工場の2020 年8 月分のデータである。このとき、製造指図書#11の製造原価として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 |
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×ア 220,000 円 ×イ 228,000 円 ○ウ 270,000 円 ×エ 337,000 円 |
R3第11問 理論問題 Eランク
× | →○ | |
×ア | 役務原価 | ←PL項目は× |
×イ | 役務収益 | ←PL項目は× |
×ウ | 仕入 | ←PL項目は× |
○エ | 仕掛品 | ←原価計算の基礎知識 |
建築物の設計・監理を請け負っている当社では、顧客から依頼のあった案件について建物の設計を行っている途中で、給料100,000 円および出張旅費30,000 円が当該案件のために費やされた。 この取引を仕訳する場合、借方科目として、最も適切なものはどれか。 |
R4第6問 理論問題 Bランク
原価計算における非原価項目として、最も適切なものはどれか。ただし、すべて正常なものであるとする。 |
×ア 売上債権に対する貸倒引当金繰入 ×イ 減価償却費 ×ウ 仕損、減損、棚卸減耗損 ○エ 支払利息 |
標準原価計算
H30第9問 差異分析(製造間接費) Cランク ×捨て問

当社は製造間接費の予定配賦を行っている。製造間接費予算については公式法変動予算を採用している。以下の資料に基づき、製造間接費配賦差異のうち、予算差異の金額として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 |
【資料】 ⑴ 月間の製造間接費予算 基準操業度 5,000 時間 固定費 150,000 千円 変動費率 20 千円/時間 ⑵ 当月の実際操業度 4,000 時間 ⑶ 当月の製造間接費実際発生額 245,000 千円 |
○ア 不利差異:15,000 千円 ×イ 不利差異:30,000 千円 ×ウ 有利差異:15,000 千円 ×エ 有利差異:30,000 千円 |
R1第9問 差異分析(材料費) Bランク

8 月中の材料Sの取引に関する以下の資料に基づき、材料消費価格差異として最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、材料の予定消費価格は 510 円/kgであり、材料の実際消費額は総平均法を用いて計算している。 |
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×ア 1,500 円の不利差異 ×イ 1,500 円の有利差異 ○ウ 2,000 円の不利差異 ×エ 2,000 円の有利差異 |
R2第10問 差異分析(労務費) Bランク

以下の資料に基づき、当月の直接労務費の金額として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、予定賃率を用いて賃金消費額を計算している。 |
【資 料】 1 .本年度の直接工の予定就業時間は 12,000 時間、直接工賃金予算額は14,400,000 円である。 2 .当月の直接工の直接作業時間は 1,100 時間、間接作業時間は 100 時間、手待時間は 200 時間であった。 |
×ア 1,200,000 円 ○イ 1,320,000 円 ×ウ 1,440,000 円 ×エ 1,680,000 円 |
R3第8問 差異分析(売上高) Bランク

ある製品の販売予算が以下のとおり編成されており、第3 四半期(Q3)の実際販売量が1,600 個、実際販売価格が98,000 円であった。予算実績差異を販売数量差異と販売価格差異に分割する場合、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。 |
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×ア 販売数量差異1,000 万円(不利差異)と販売価格差異300 万円(不利差異) ×イ 販売数量差異1,000 万円(不利差異)と販売価格差異320 万円(不利差異) ×ウ 販売数量差異1,000 万円(有利差異)と販売価格差異300 万円(不利差異) ○エ 販売数量差異1,000 万円(有利差異)と販売価格差異320 万円(不利差異) |
業務的意思決定~原価計算応用
R1第10問 内外製 Bランク ★R4第3問出題

当社では、製品の製造に当たり必要な部品Xを1 か月に300 個自製しているが、A工業から当該部品を1 個当たり19 千円で販売したいという提案があった。自製の場合と購入の場合ではどちらがいくら有利であるか。次月の予算に関する以下の資料に基づき、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 |

×ア 購入の方が200 千円有利 ×イ 購入の方が1,100 千円有利 ○ウ 自製の方が300 千円有利 ×エ 自製の方が1,200 千円有利 |
参考:「運営」R2第12問 線形計画法 Dランク ★R4第2問出題

ある工場では、3 台の機械を用いて2 種類の製品X、Yの生産が可能である。下表には、製品を1 単位生産するのに必要な各機械の工数と製品を1 単位生産して得られる単位利益、および現状で使用可能な各機械の工数が示されている。また、下図は、下表に示した各機械における使用可能工数の制約を図示したものである。 総利益が最も高くなる方策として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 |

×ア 機械Aの使用可能工数を現状から4 引き上げて6 とする。 ○イ 機械Bの使用可能工数を現状から4 引き上げて12 とする。 ×ウ 機械Cの使用可能工数を現状から4 引き上げて16 とする。 ×エ 機械Bの使用可能工数を現状から2 引き上げて10、機械Cの使用可能工数を現状から2 引き上げて14 とする。 |
R2第14問 活動基準原価計算 Cランク
× | →〇 | |
×ア | 製造直接費 | 製造間接費 |
×イ | コスト・ドライバー | コスト・プール |
×ウ | 少品種大量 | 多品種少量 |
活動基準原価計算(ABC)に関する記述として、最も適切なものはどれか。 |
×ア ABC がいわゆる伝統的原価計算と大きく異なる点は、ABC が製造直接費に焦点を当てていることである。 ×イ ABC で用いられる「活動」は、コスト・ドライバーと呼ばれる。 ×ウ ABC は、少品種大量生産型の製造業に適した原価計算である。 ○エ ABC を意識した経営管理手法を活動基準経営管理(ABM)という。 |
今日のまとめ

【Ⅳ猫60点の前提】
イケカコに夢中な情弱ベテを振り落とすのがⅣ作問であり、初学150hでドンドン受かれが題意である以上、60点未達の原因は1次「財務」の理解不足と知る。
Q
会計ド素人スクールへのうっかりお布施は無駄と、採点基準をわざと変えて教える主催側。ではもうD社ノウハウ本の60点で良くね?
A
そう、その通り。R4の点差は例外で、ベテ有利回避のために原則Ⅳでは差をつけない。変動費⇔固定費型どちらにするかは、自分の好みで意思決定です。