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【診断士のキャリア選択】補助金バブルはなぜ消えた / 熱狂が終わった反響

複業ブームは思ったほどの効果を挙げず、補助金バブルは昔話に。なぜこうなったかも、いつもの生成AIがニコリともせず斬り捨てます。

Q
コロナ禍のリモート勤務でブームになると思えた複業も、喉元過ぎればすっかり下火に。なぜこうなった?
A

働かないおじさんの増加を見据え、2018年に副業推進ガイドライン2019年以降に働き方改革関連法案が次々施行されました。ところがコロナのリモート勤務でIT化が進み、本業を真面目にやらないと取り残されるようになったのです。

生成AIがクールに挙げる。複業ブームが定着しなかった理由3選

①収入の制約

複業は当初、本業を補う収入源として注目されたが、それほどの報酬を得ることは多くなかった様です。さらに不安定な低単価の労働はストレスを増大させ、複業に費やす貢献の割には誘因が少なかったとされています。

②スキルUPの限界

複業は異なる分野やプロジェクトでの経験を積むことができると期待されたものの、その仕事の多くは単調であり、新しいスキルや知識の獲得機会が限られる上、短期間や単発で終了するケースもありました。その結果、本業でのスキルアップやキャリアの発展につながらないとの見方が一般的になったのです。

③骨折り損の割には儲からない

複業の仕事はクライアントやプロジェクトが変動するなど不安定であり、低報酬で骨折り損の割にはストレスが増大し、生活や仕事への支障が多いとの指摘があります。副業しないと生計が立てられない一部の方を除き、本業を上回る報酬や利点が少ないことが、複業が定着しなかった最大の理由と考えられます。

【診断士のキャリア選択】補助金バブルはなぜ消えた / 熱狂が終わった反響

一方で事業再構築、モノ補助といった、補助金診断士の主食がゼロになった訳ではない。では「なぜ補助金バブルが消えた」かが今日のテーマな。

❶補助金バブルはなぜ消えた?

Q
補助金バブルは終わりとされても、事業再構築・ものづくり補助金自体がなくなる訳ではない。ではなぜ補助金診断士はみな悲観的?
A

理由は複数ありますが、中小企業向け政策だからと、診断士が特に有利なことはない。また申請→採択で終わりでなく、設備導入・給付手続きといった組織的なアフターフォローが欠かせぬ点も、個人事業主が多い診断士には逆風です。

❷タスク完結性~一度やったら二度とやらない補助金バイト

Q
複業人気自体の低下はあれど、「一度やったら二度とやらない」と不人気収入の筆頭に挙がる補助金バイト。ではいつものなぜこうなった?
A

補助金バイトが不人気の理由は、タスク完結性がゼロ以下の単なる下請け。さらにバイト発注側の人徳のなさが拍車をかけます。

①タスク完結性:下請を何件やっても時間の無駄に

補助金バイトはしばしばプロジェクトやタスクが細切れになりがちです。個々のタスクが補助金の条件や要件に合致するように分割される場合、個々のバイトをこなしても、その完了が直接的にプロジェクトや目標の達成に繋がるとは限りません。このような状況では、仕事に対する充実感やスキルの獲得感が得にくい問題が生じます。

②補助金申請業は親の総取り

補助金申請業は受注元に利益をもたらす一方、下請けの恩恵は限定されます。補助金は申請した中小企業に支給され、補助金申請業がその一部を事務手数料として受け取り、補助金バイトにはその成果物に応じて一部が配分されます。しかしこのような構造では、下請けの仕事はしばしば単純労働や細かい作業に限定され、中間搾取への不満感を覚えることが多いとされます。

③発注側との金銭トラブル

主要な収入を補助金に依存する補助金診断士の悪評が絶えないのは、必ずしも彼らのせいではなく、補助金の獲得や管理には政府や公的機関との関係性や法的手続きが関わり、これらのプロセスに精通していないと減額が起きる問題も絡みます。その結果、補助金受注元→バイト君への配分が必ずしも約束通りにはならない一方、補助金診断士には一般的なビジネスマナーやモラルに欠ける方も少なくなく、金銭をめぐるトラブルや倫理的な問題に巻き込まれて嫌気が差すことがあるのです。

❸補助金ビジネスの持続可能性

Q
補助金制度の不安定さを政府のせいにする間抜け診断士をたまに見かけるが、そもそも「マクロ経済学」で学ばなかった?
A

補助金バブルが一時的なものであることは、コロナ禍前から指摘がありました。そこで診断士を目指すあなたなら目先に騙されず、持続可能なビジネスを選択すべきです。

①経済構造を歪める補助金

補助金は通常、特定の産業や活動に資金を供給するために政府や機関から提供されます。しかし、この資金の供給はしばしば市場の競争原理を歪め、健全な資源配分を阻害する可能性があります。補助金を受ける産業や企業は、補助金を利用して競争相手よりも有利な位置に立つことができ、市場の自由な競争が阻害される場合があります。結果として、補助金が供給される産業は、本来の需要や需要よりも大きな影響を受ける可能性があります。

②補助金は構造的に一時的

補助金が経済構造を歪める可能性により、補助金に依存するビジネスモデルは一時的な性格が強くなります。補助金の供給が不安定であったり、政策の変更や予算の削減が行われると、補助金を受けていた企業や産業は大きな打撃を受ける可能性があります。その結果、補助金に依存して成長してきたビジネスは、持続可能性の低さが露呈し、市場からの支持を失う可能性があります。

③ビジネスを選択するなら持続可能性

補助金に依存したビジネスモデルはその持続可能性が低く、持続可能性の低いビジネスモデルは長期的な成長や利益を見込めないため、投資や取引の対象としての魅力を失います。そこで中小企業診断士は目先の事務手数料でウハウハしている暇はなく、自分にも取引先にも、常にビジネスの持続可能性を問いかけ続ける姿勢が求められるのです。

今日のまとめ

Q
そもそも補助金バブルが消えた上、試験合格1,600+養成課程450人=年2,000人の供給過剰が続く診断士。職業としての魅力はどれくらい?
A

あら、診断士とは必ずしも稼ぐと限らず、人生の授業料と思えば損はない。例えばヒヨコ喰いで知られる東京中央支部のアホ先生、おっと違ったあの先生には間違っても近づかないことです。

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