ヘタクソ勉強時間をうっかり増やすベテほどループの沼にハマる診断士試験では、いつまでに・どれだけ学習するかは自分次第。そしてデパートやamazonより幅広いとされる当サイトの学習コンテンツは、GWにやってみたい所がよりどりみどりです。

合格体験記

試験に新たな都市伝説:「2次」合格体験記~ 怒拳(オコ)様

オリンピックイヤーの直前2019年12月、試験の歴史に新たな都市伝説が

200%スタイルで「1次」合格体験記を書くと、
「2次」合格率が100%。

それはコミュニティ40名中の合格16名、そのまたそのうち5名が「たまたまそうだった」に過ぎないけれど。その5名が全員合格になったのは当サイトもびっくりで、もしや何かの因果があるかもです。

きっと地頭とセンスがいいに違いない。

「事例Ⅳ」がズバ抜けた会計人なんだよ。

いやいやボーナスフルーツに違いねぇ。

こらこら。なんでも酸っぱい葡萄から入ると、ふぞ先輩みたいになっちゃうゾ☆ では 怒拳様、2019年第1号の「2次」合格体験記をお願いします。

試験に新たな都市伝説:「2次」合格体験記~ 怒拳(オコ)様

怒拳(オコ)と言います。40歳になったばかりの教員です。

1⃣診断士に挑戦した理由・きっかけ、年齢(任意)
2⃣学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目、「1次」科目別点数(合格年)
3⃣学習スタイルとそのメリット・デメリット
「1次」合格体験記を参照ください

4⃣2次筆記合格までの受験回数、学習時間とその作り方

2次は4回目で受かりました。合格年度の学習時間は500時間。
7月頃までは平日夜に2時間、土日のどちらかで4時間。
8月以降は朝方に切り替えました。5時半~7時半まで、マックで事例を解き、夕方帰宅前にカフェで朝解いた事例の振り返りをしました。妻が自営業で土日が忙しく、僕が子守となるため、土日はあまり勉強が捗りませんでした。ただ、試験前6週間くらいは義母に子供たちをお願いして、土日も勉強させてもらいました。

5⃣2次筆記合格までの学習法

独学とはいえ、過去問だけでは不安なので、TBCを通信講座を受講し取り組んでいました
あくまで「演習」であって過去問ではないと割り切り、振り返りでは 「解答プロセスの改善」「知識の補充」「読みやすい文であるか」などの観点を重視しました。あまりスクールメソッドに染まらないようにしていました。
8月から過去問重視に切り替えました
「聞かれたことに答える」には設問解釈が大前提に。ただ、過去問を解くと自分が題意を外した解答をしていることに気づきます。そこで、過去5年分の過去問の設問文だけを切り取り、何を聞かれているのか、何を答えるのか、一つ一つ想定しながら書き出していき、「出題の趣旨」で答え合わせしました。

これをのちに、「設問解釈エクセル」を使い大幅にブウラッシュアップしました。また、日経新聞の要約や100字トレーニングなどに取り組み、正確に読んでわかりやすく書く力を鍛えました。

設問解釈&構文★Syntax

80分で60点を取る想定読みに欠かせないのが「設問解釈」。マス目の書き方を先に決めてしまう「構文★Syntax」を加え、解答時短を加速します。

6⃣ 学習時・試験当日のエピソード

学習時は、自分のポジションや、解答がイケてるのかが分かりません
TBCの添削に加えLECのステップアップ模試など、早い時期から模試を活用して独りよがりの解答にならないように気を付けました。
しかし、9月に受けた模試(TBC、LEC、AAS、クレアール)はことごとくC判定。
特に、事例Ⅰは壊滅的で、AASではほぼ最下位でした。どうすればいいか焦ったときに見つけた、200%主催の「セルフ模試」。4名の受験生の方とつながって、互いの解答をダメ出しし合いました。結果的にはここで事例Ⅰの解答精度が大幅に向上したと思っています。

それまで「これでいいや」と思っていた解答は、1次の知識不足だったり、キーワードモリモリの読みにくい文だったり、弱点がいっぱいでした。セルフ模試以降の2週間は、TBCの「抽象化ブロックシート」を持ち歩き、今更ながら知識の定着を図りました。

試験当日
ホテルに前泊していましたが、早起きして神田明神にお参り。そのまま試験会場に向かいました。

苦手の事例Ⅰはいつもより与件文が読み易い気がしました。終わってから「あ、あれは違う」「うわ、最大の理由なのに論点が2つ入ったかも」と、次から次へとミスを思い出してしまいます。イヤホンで音楽を聴き集中力を高め、気持ちを切り替えようと必死でした。
事例Ⅱはなんとなくですが、サービス業が出るのでは?と思っていたので、サービス業の特質や対応について直前見直しました。ネイルサロンと分かったときは少し嬉しかったです。ただ、第3問だけで50点という配点には震えました。
休憩時間はイヤホンをして音をシャットアウトしてました。他の受験生は極力見ない。見たらすごい人達に見えてしまい気持ちが萎縮するので。
事例Ⅲが終わったころ、緊張からか栄養ドリンクの飲みすぎからか、急激な吐き気と腹痛。トイレで嘔吐。
事例Ⅳは比較的解きやすい内容でしたが、とにかく気持ち悪い。終了後すぐにトイレに駆け込んでまたまた嘔吐。教室に戻るころにはすっかり人気がなくなり、僕のカバンだけが机にありました。

帰宅して妻に話すと「普段と違うものを口に入れたり、普段と違う行動をしたりするとそうなる。意識が低すぎる」と怒りの拳を振り下ろされました。

7⃣これから合格を目指す方へのアドバイス

僕は教員です。会社とは全く違う組織風土の中で仕事をしています。こんな僕が、診断士の勉強をすることは無謀でした
たまに受験生と話をすると、知らないビジネス用語が飛び交い唖然とします。「僕はなんてぬるく、一般社会から隔絶された世界で生きているんだ」と。卑屈になったことも何度もあります。
そもそも1次で受験したどの科目も初めて見るものばかりでした
僕ほど0からスタートした受験生は少ないのでは?と思うくらいです。合格まで足掛け5年です。2歳だった娘はもうすぐ小学生になります。それだけ長かった。それでも、受かって人生変えてやるという諦めない気持ちと、人の意見を素直に受け入れて自己改革につなげる柔らかい心があれば大丈夫なんだと思います。

大丈夫です。きっと、みなさんも「おめでとう」と言ってもらえる日が来ます。

■■ここからテンプレ■■

ベテやふぞが過去問の答を必死に覚えてその小さなオツムを固くする隣で、柔軟な話題にさっと答えてタイムマネジメント力をダダ上げする【過去問RTA】。世間の誰も気づかぬ内に、今年R6の「2次」対策は既に春爛漫の満開モードです。

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