この1年をプロ野球に例えると、真夏の2日の「1次」がオールスターで、年明けに発表される「2次」当選は歓喜のビールかけ。これで来年2025年の試験をどう捉えるか、12/6~8の3日間の特集に注目です。

★As-Is競争

【1,600名バブルの超え方】採用増でも難関試験 / そこに山があるから

2割ガチャの難関なのに、せっかく合格してもふぞろい勢と同程度の扱いしか受けない当試験。その悩みを解決するには、生成AIに相談です。

Q
資格に対する世間の評価は、【難関資格以外は取ってもほぼ意味がない】。もしふぞが3割、4割受かるようでは診断士は難関とは言えないからこそ、「2次」は毎年あれだけ難化?
A

あの難関「2次」を登山に例えると、①今朝晴れたかと思えば、②昼には風が吹いて雨が降り、③ひどいと夕方には槍が降って再起不能に。そしてその難関さが、次の挑戦意欲を掻き立てるのです。

事実:1,000→1,600名枠の3年連続バブル採用

近年の中小企業診断士試験の合格者数は、かつての1,000名前後から3年連続で1,600名の受験者を合格させるという、まさに「バブル採用」と呼ぶにふさわしい状況です。これには、特に地方で活躍する診断士が不足しているとの需給ニーズの他に、診断士受験を通じて働き方の転換を図るリスキリング促進の狙いがあるとされます。

事実:学習期間短縮で合格&活躍の多様化

そこで試験主催側は、上昇一途の受験申込&合格高齢化に歯止めをかける狙いを含め、合格までの学習期間を短縮し、多様な人々が試験に挑戦しやすくする方針を打ち出します。これにより、試験合格者が多様な背景や経験を持つことが期待され、それがさまざまな分野での活躍の可能性を広げます。それに1,600名バブル採用の意図を加えると、単に試験合格で終わりにせずその後に競わせて、診断士の活躍の場を広げる狙いが考えられます。

推論:狙い撃って8割落とす作問採点

このように1,600名バブル採用を続ける利点がある一方で、超絶知識を標榜する特定スクールが試験の公正な競争を妨げること、また特定出版社が余計なG格自慢をさせて試験の品格を下げる行為が目立つようになりました。そこで試験の主催側は、試験の公正性と透明性を保つべく、試験の作問採点基準を毎年恣意的に変更する「ノウハウ封じ」を明確にしたと考えられています。

【そこに山があるから】採用増でも難関試験 / 1,600名バブルの成果とこれから

要するに、診断士を受ける狙いの大半は、「高い山があるから登りたい」が本音。そこで8割落ちる登山の心得を、ジョージ・マロリーに教わるぞ?

エベレストに登る理由は、「そこに山があるから」。難関試験でもそれに挑戦する喜びを感じ、自己成長を果たすべく、自分の力でチャレンジします。成功への道は簡単ではありませんが、その過程が真の価値を生み出すのです。

①挑戦すること自体に意味がある②次に準備が肝心③不測の結果に備える
エベレストに登るように、難関国家試験への挑戦は、自己成長と挑戦の機会です。目標を持ち、それに向かって努力することが、成功への第一歩です。エベレスト登山と同様に、診断士試験も周到な準備が欠かせません。過去の問題集や模擬試験を用いて、自身の弱点を克服し、自信をつけましょう。しかし普通の努力を重ねても診断士試験は8割落ちます。試験合格ばかりを神と崇めず、その先の目的意識に真の価値があることを忘れてはいけません。

出題心理❶ 1次易化の促進効果

Q
診断士の3年連続1,600名バブル採用の裏には、「2次」採点技術の向上が欠かせない。さて、この試験が増やしたかったのは、1次申込数⇔2次合格数のどちら?
A

その答は、2次合格数を増やしたいのは経済産業省で、1次申込数を増やしたいのが試験委員46名。両者の利害が一致して、ラディカルな採点技術のイノベが起きたのです。

①4択マークで学習促進

4択マーク方式は、選択肢が限られているため、受験者は情報の取捨選択を迅速に行う必要があります。このプロセスは効率的な学習を促進します。受験者は与えられた情報から重要なポイントを抽出し、問題解決のための最適な戦略を短時間で考える能力を養うことが期待されます。

②暗記をすると頭が良くなる

暗記は情報を長期的に記憶し、問題解決能力を向上させる重要な要素です。4択マーク方式の試験では、暗記によって知識を効果的に保持し、問題に適切に応用することが求められます。暗記によって蓄積された知識は、受験者の思考プロセスを支え、より良い結果をもたらすでしょう。

③科目またぎのクロスオーバー

現代の社会では、専門分野だけでなく、異なる分野の知識やスキルを組み合わせて問題を解決する能力がますます重要になっています。科目またぎのクロスオーバーは、異なる分野の知識やスキルを統合し、新たな視点から問題にアプローチすることを可能にします。この能力は、時流を解くカギとなり、受験者をより広い視野で物事を考えるよう促します。

出題心理❷ 2次ガチャの抑制効果

Q
「1次」易化の一方で、うっかりベテ勉するほど落ちる「2次」の話は誰も言わなくなった。どーしてこうなった?
A

それならこの記事を↓。同業D社が2割で受かる採点基準を詐称したところで、何一ついいコトありません。

①G格射幸心を煽る「2次」のガチャ化

かつての「2次」試験では同業D社に代表されるノウハウ勉をすることで、一定の率で試験合格することも可能でした。しかし、試験の作問採点基準が予測不能に変わると知られてくると、ノウハウ勉は排除され、次の創意工夫が促されるようになります。この予測不能性はカコ問重視→ミライ予測型へのシフトを促すほかに、ワンチャン次第で誰でも受かる射幸性で集客を図る合格ガチャとして定着しました。

②予測不可能性+実務能力重視の2大メリット

試験内容の予測不能性により、受験者はより幅広い知識やスキルを身につける必要があります。また、試験が現場の実務能力を重視する方向に進むことで、資格取得者が実務での活躍が期待されます。このように、試験のガチャ化は受験者の成長と実務能力の向上に繋がるメリットを併せ持つのです。

③G格ノウハウの話は【誰もいわなくなった】

コロナ禍前のアナログな勉強法が主体の時代には、受験生支援と称する過去の合格自慢を通じて試験合格する方も少なからず見受けられました。しかし作問採点基準が毎年変わると知られると、同業D社が蓄積した過去ノウハウが有効どころが重荷になり、さらにSNS上でうっかりはしゃぐと全ての学習努力を無効にするほど採点基準を明確に変えて狙い撃たれるため、D社の一部を除いて【誰も合格自慢をいわなくなりました】。

出題心理❸ 学習&活躍スタイルの多様化

Q
「1次」易化×「2次」ガチャのワンチャン訴求で受験者を集めつつ、難関2割合格の名を維持するため、毎年意地悪して必ず8割落とす。そんな国家試験があっても良いの?
A

必ず8割落とすリスクを引き受けるから、2割で受かるリターンが高まる。かつ「2次」学習が長期化したベテから落とすことで、学習&活躍スタイルの多様化が図られます。

①自分の好きを仕事にできる

中小企業診断士の資格を持つことで、様々な業種の企業をサポートすることが可能になります。これにより、自分が特に興味を持つ分野や、情熱を感じる業界に特化して仕事をすることができるようになります。自分の「好き」を仕事にすることで、より充実した職業生活を送ることができるでしょう。

②補助金バブルは試合終了

2024年に入って補助金バブルが終了したと明確に知られ、中小企業診断士が持つ本来の役割、すなわち経営の診断やアドバイス、企業の成長を支える専門性の再評価が進みだしました。この変化は、資格を持つ者にとって深い専門知識を活かした真のプロフェッショナルとして活躍する機会を意味するでしょう。

③30代スキルUP・40代転職・50代はセカンドキャリア

中小企業診断士の資格は、キャリアの各段階で異なる形でその価値を発揮します。30代でのスキルアップやキャリア形成、40代での転職市場における競争力の強化、そして50代でのセカンドキャリアの構築など、人生の様々な局面でこの資格が強力なサポートとなります。各々のライフステージにおいて、中小企業診断士としての経験や知識を活かすことで、自分自身のキャリアをより豊かなものにすることが可能です。

今日のまとめ

Q
2割ガチャを乗り越え診断士試験をパスしても、1,600名バブル採用の中の1人に過ぎない。そこで同業D社が一生パクれない登山こそが賞賛される?
A

世界初のエベレスト登頂の20年前に散ったマロリーの偉業は、誰も忘れない。そして診断士=難関であるのは必ず8割落とす犠牲の上であり、たまたま受かった程度ではしゃがないこと。

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