【2024年にプレゼント】なるべく避けたい信者商法 / ふぞろい･EBA･欠陥SNS

信者商法では、新メンバーに対して普通なら考えられない成功の夢を約束することが一般的です。しかし、実際に成功を遂げる参加者は2割止まりと言われ、大多数のメンバーが当初示された成功を得る前に役に立たないノウハウ勉強で貴重な時間を無駄にしてしまうことがあります。試験の成功率がMax2割であることを再認識し、8割の人がその踏み台にされるファクトを直視しましょう。

信者商法は通常ヒエラルキー構造に基づいており、前年のメンバーが翌年のメンバーをリクルートし、すでにその意義を失ったムダ組織を維持する力が働きます。この仕組みにより、前年のブログ当番となったメンバーが新しいメンバーをリクルートすることに焦点を当て、実際のビジネスに役立つ知識や知見よりも目の前のお寒いノウハウを信じる情弱を次の信者に獲得する傾向が見られます。これにより下位メンバーになるほど、実際のビジネスには役立たない大量のノウハウ在庫を抱えることになるのです。

信者商法は個人の人間関係にも悪影響を及ぼすことがあります。参加者は友人や家族をビジネスに巻き込むことが求められ、商品やビジネスのプロモーションが友人関係や家族関係において不快な状況を引き起こすことがあります。商法への拒否感や紛争が友情や家族の絆を損なうことがあるため、社会的な問題を引き起こす可能性があります。

当試験の過去において余計な一言を書くベテ答案が嫌われ、キーワードに絞ってマス目を埋めることが試験合格に有効であった時代がありました。しかし時流が変化し、試験の難易度や出題傾向が変わると、ふぞろい戦法が有効であるかどうかも変わってきます。作問採点が毎年進化する時流に信者商法が対応していない場合、受験者がこれをうっかりパクると合格期待値が2割を下回る恐れが強まります。

｢1次｣試験の難易度が緩和されて受験者層が入れ替わり、一方で｢2次｣試験において長年鍛えた歴戦のベテランたちの試験滞留が報道されると、新たな受験者層が古臭い受験ノウハウに過度に依存する信者商法の不適切さに気付く様になります。このように過去のノウハウを通用させず、次の世代に入れ替えることで、資格試験の価値を継続的に高めることができるのです。

近年にわかに問題視されてきた信者商法とは、そのノウハウに依存してきたボーダード底辺レベルの合格者様が、そのわかっていないG格自慢をネットやSNSで繰り広げ、他の受験者に対して布教を行う行為を指します。しかし近年の採点変化で多くの受験者がその手法のいかがわしさに気付き、あの自慢をパクっても合格期待値が2割を超えることはない事実が広まった結果、D社ビジネスへの信頼性は大きく低下しているのです。

近年様々なメディアにおいて、試験主催者は合格までの所要時間を縮め、広く浅い知識を持つ受験者を合格させる方針を打ち出しています。しかしあのベテ専スクールはベテ受けする超絶知識に焦点を当て、狭く深い知識を強調しており、主催者方針とのズレは事前に噂になっていました。全答案の傾向やスクール解説を受けて実際の採点や配点を変えることができる診断士2次筆記では、このような方針のズレは致命傷になるでしょう。

そのベテ専スクールの信者が試験合格発表前に再現答案をSNSに晒したことが、結果的に問題を引き起こしました。実際にそれらのSNSに晒された答案は前年以前の採点基準であれば確かに合格ラインを超えているものが多く、そのまま合格させると試験実施の公平性に疑念があると主催者側が判断した可能性が高そうです。そしてそんな行為をしたら採点基準が変わると想像できないほど、なぜベテ専スクールの生徒の質が急速に劣化したかに、注目が集まったのです。

SNS上で再現答案を晒す行為が規制されたことで、超絶スクールの信者が鳴りを潜めると同時に、その作問採点を自在に変える主催者側の技術への支持が高まりました。これはR4に限らずそれ以前の試験での問題行動が試験の公正さを損ない、主催者が積極的にその対策を取った可能性があります。その結果、今年R5の試験ではSNS上で再現答案を晒す行為が一掃され、46名の試験委員ががより自信をもって公平な採点をしてくれる期待が高まっています。