合格者数を増やしたい。
そんな出題側の背中をそっと押す。
- 100%合格させる試験とはこういうことか。
- ではなぜ手間暇かけてこんな「試験」を実施するか。
その意図を掴むと、合格者→診断士にステップアップです。830名全員分に用意されたゴールのテープ。10分間自信を持ち走り抜けたいものです。
さて今日は、口述「試験」を終えたばかりの方に、お願いが2点あります。
1⃣最新合格体験記~出題側の背中をそっと押す。
狙い:受験生への応援よりも、合格事実をまず示す。
「1次」の役割は、「2次」受験者数を5,000名に絞ること。
上のグラフでは、「2次」受験5,000名の内訳を3分類しました(※作成基準)。
①「1次」免除
②当年「1次」1~5科目受験
③〃6~7科目受験
グラフの見た目もそうですが、エクセル相関係数で検証します。
①⇔②の相関係数:-0.51 弱い逆相関
①⇔③の相関係数:-0.30それより弱い逆相関
「2次」受験者を5,000名に絞る役割上、「1次」前年合格者増→翌年難化は当然ですね。そして「科目難易度のブレ」により、7科目全て受ける方が合格しやすい年がある。
- 「2次」はノウハウで誰でも受かる。「1次」知識が「2次」の点差に。
- 「1次」は科目の得手不得手なく、7科目ムラのない実力が望ましい。
この2点をグラフから読み取れば、出題側が期待する「ストレート合格の前提」はクリアでしょう。
H29「2次」は「Ⅳ」の点差が合否。スト合格が多かった?(要検証)
では「ストレート合格」増の理由と思しき、出題側の期待を想像します。
○正の期待 ・「2次」受験対策を通じ、企業診断の実務手順を学んだ。 ・自分の正しさや意見の主張より、相手の話をまず聞く。 ・相手の要求・問題点に対し、「1次」知識を使い解決提案。 ・環境の変化を予測し備える。それを越えたら現場対応。 ・時に組織学習力を使い、自分の実力以上の力を発揮。 ・コーチング。 |
△負の期待 ・テストはテスト。実務は実務。それは合格後に学べば良い。 ・スト合格したボクこそ正!どうぞバクって相手の話は後回し。 ・相手の要求・問題点に対し、経験則に基づく解決提案。 ・環境変化より過去に忠実。過去問の答えはばっちり覚えた。 ・自分の実力以上の答案のためなら、他人にべったり依存。 ・1,000円ノウハウでティーチング。 |
正⇔負の違いが明らか過ぎて、間違え様がない。また合格スタイルは年830通りの新作全てがマイベスト、結論を縛るものでもないですが。
○正の感想→出題側が感心し翌年合格枠を増。
△負の感想→翌年合格枠は横ばいで1年様子見。
この試験の題意を正しく捉えた。そんな体験記を通じ、出題側の背中をそっと押す。ご協力よろしくお願いいたします。
体験記ご協力方法
こちらの欄に、メールアドレスをご記入ください。
折り返し、体験記のテンプレートと送信先アドレスをお送りします。
原則として全員分を掲載します。
体験記の著作権は当サイトに帰属せず、記入者本人に属すものとします。従い、他の募集先への転用は自由です。
協力依頼期間:12/8(金)10:00~より当面の間
2⃣発議:「2次」の年2回化
11週間で合格するには時間が足りず、
1年かけて準備するには時間が長すぎ。
アイデア ・「2次」年1回1,000人合格→10月、4月実施各500人合格に変更。 |
年2回化のメリット ・上位10%合格なら、より努力・実力に応じた合格順に。 ・初学スト生は、10月⇔4月合格狙いで準備を選べる。 ・「2次」不合格時の合格待機期間を半年に短縮(←実質4.5か月)。 ・「2次」受験料収入の増加。 ・つまり1,000人1回より500人×2回に分散する方が、出題・受験側双方にメリット。 |
年2回化のデメリット ・国家試験としての格の低下。 ・制度の変更や事務手間の増加。 |
世の片隅でブログが騒いでどうなるものでも。ただ問題点があれば、そこに気づいて是正するのも診断士。賛成⇔反対にとらわれず、まず議論を。
そんな自由闊達さ=オープンイノベーション。そんな気風も、当試験の価値を高める根拠の一つでしょう。
今日のまとめ
本日、口述「試験」を迎えた830名の皆さま。10分間自信を持って駆け抜ける条件付きですが、この度の合格大変おめでとうございます。
あの10分間の口頭試問に、自信を持ってスラスラ回答。
そうか、ブログでよく見掛けた「解答」⇔「回答」の違い。それは、その内容に「責任を持てること」。それでは今日から先は、「合格者」ではなく「診断士」。貴重な体験記のご協力、心よりお待ちしております。
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