イマの試験で、詰めたるは及ばざるが如し。①事例Ⅱの時間切れリスク、 ②採点係の機嫌を損ねてバツ出しと、良いところが一つもナシです。
相手の立場や気持ちを尊重し、自分勝手な言い回しを避ける配慮型の方が好感共感される傾向があります。一方で詰込み型の表現は、相手に対して自分勝手な言い回しや要求を行うことになるため、好感度が下がる場合があります。
【ふつごうな合格答案】事例Ⅱタメ口分析 / 詰めたるは及ばざるが如し
以下が詰込み⇔配慮型の答案サンプルです。書き方のコツも5つ挙げるので、自分の脳みそがAIよりマシと自負する方は参考にしてください。
特徴 | 詰込み型 | 配慮型 |
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答案サンプル | A社に重要なのは従業員を定着させること。従い昇給や福利厚生を充実させ、社員のやりがいを高める人事施策を行うべき。また、社員が積極的に意見を出せる環境を整備し、意見を反映できる仕組みを作る。(94字) →これまでの合格答案 ※一見よさそうでも、「また」の並列列挙はベテふぞ特有の詰込みと判断されがち | A社に従業員の定着率が重要と説明し、個々の従業員に寄り添った人事施策を行うことを助言する。具体的には、従業員のキャリアアップ支援、ワークライフバランスを重視した福利厚生や、柔軟な働き方の選択を可能にする。(100字) →これからの合格答案(極端な例) |
情報の提供 | 根拠を詰め込むことを重視 | 読み手の理解度や説得力を考慮し、必要な根拠を適切な形で示す |
文の簡潔さ | 単語や文節を短くまとめることを重視 | 文章を分かりやすく整理し、採点者がスムーズに読めるようにする |
情報の内容 | 与件文から選んだ根拠を列挙することを重視 | 根拠の背景や文脈を考慮し、論理的に展開する |
立場 | 書き手の立場からの記述が中心となる | 必要な根拠を示しつつ、読み手が何に興味を持つかの視点欠かさない |
言い回し | 事実を並列列挙したり詰め込むため、平板な印象を与える | 丁寧な言い回しや例示を用いることで、わかっている印象を与える |
ふぞろい解説がタメ口口語調になる理由を私が調べました。それは、内容の薄さを隠す、スクール解説との差別化、誰も真似したくない模倣困難性の3つです。
【S:強み】 有勝はSWOT分析でB社の強みについて迷うほど多数の候補があることを指摘し、多川は取り扱っている商品の高品質を強みと考えて地元産大豆にこだわった豆腐と品評会での表彰実績を選んだ。先生は地元産大豆の優先度が高いことを示唆して、豆腐が高タンパクなので筋肉をつけるためにも適していると言及した。
【W:弱み】 先生はSWOT分析の中で弱みについて問うた。多川はプライベートブランドの失注を弱みとしたが、有勝は設問文に沿って2015年ではなく2021年時点での弱みに答えるべきと指摘した。先生は、設問文を注意深く読むことが重要であることを示唆し、プライベートブランドの失注を弱みとする答案が多かったことを指摘した。
【O:機会】 自宅での食事にこだわりを持つ家庭の増加、と置き配ニーズが増えていることが、B社のこだわりの豆腐に需要が増えるチャンスである。
【T:脅威】 新型コロナウイルス感染症のまん延によって、戸別訪問の断りや食事会の中止などB社に影響を与えており、移動販売の拡大やネット販売の立ち上げを目的としてSWOT分析を行う必要がある。
不要と思われる表現は以下の6つです:
- "オイ、オレの筋肉!"
- "候補がありすぎて、どれにするか迷っていたら時間がかかってしまいました。"
- "ちなみに豆腐は高タンパク食品なので筋肉をつけるにはもってこいだ!"
- "ここはやっぱり「プライベートブランドの失注」じゃ!"
- "どんどん鍛えていくぞ!パワー!!(笑顔)"
- "もったいないのぉ!"
不要表現 | 改善策 |
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1. 先生の自己紹介 | 不要。 |
2. 「ワシは考えて、~」 | 「地元産大豆にこだわった豆腐」と「品評会での表彰実績」は、取り扱っている商品の質が高いことを考慮し選びました。 |
3. 「ちなみに豆腐は高タンパク食品なので筋肉をつけるにはもってこいだ!」 | 不要。 |
4. 「ここはやっぱり「プライベートブランドの失注」じゃ!」 | 「プライベートブランドの失注」と回答します。 |
5. 「有勝さん、そのとおりだ!」 | 不要。 |
6. 「続いて「機会」だな。どんどん鍛えていくぞ!パワー!!(笑顔)」 | 不要。 |
答案のマス目は詰め込むクセに、肝心の書籍の中身はなぜ冗長? その理由は、ふぞシリーズでは頁構成を先に決めますが、書ける中身がないためです。