あらゆるマーケがデジタル化すると、ピンボケふぞ解答は加点を避けられ、答案解像度はダダ上がり。それに負けじと事例のB社のディティールも、年々濃くなる一方です。
画像：朝日新聞デジタル
だが当サイト調べで、サブスクを書いた＝6割、それに近い＝2割いるので、今年の当落ボーダーはそこじゃない。3年連続3C分析出題で、ふぞろい一掃にいよいよ本腰の試験委員の本気をみんなで確認な。
【好感される自己採点】R5サブスクB社は本気の超絶専門店 / 制約条件｢割賦販売｣が大きなヒントに
サブスクで一喜一憂するノロマなふぞろい勢をめがけ、作問係が仕掛けたのがマシマシ根拠のバラバラ配置。球拾いならぬ根拠拾いに右往左往し、時間切れした間抜けなふぞから一発退場はガチでしょう。
マシマシ根拠がバラバラに配置され、設問別マーカー利用で80分ギリギリ、ふぞのSWOTマーカーでは恐らく時間切れ。そこでWord推敲するスクール解答、AI利用の当サイト案がどうなったかを、自己採点基準にして比較します。
第1問 3C分析～SWOT一本足打法のふぞろい潰し
B社の現状について、3C(Customer:顧客、Competitor：競合、Company：自社)分析の観点から150字以内で述べよ。
| KEC模範解答 | AI答案 |
|---|---|
| 顧客は、主に少年野球チームと保護者であるが減少傾向にある。 自社は、駅に近く交通の便が良い場所に立地し、主に野球用品を専門に取り扱っており、品揃え、オリジナル用品への対応力、加工技術、個人に応じた提案力への評価が高い。 競合は、チェーン展開している大型スポーツ用品量販店であり強力な価格競争力を保有している。 | 顧客は、近隣の公立小中学校の児童や地域少年野球チームの監督や選手であり、今後は女子野球も盛んになる。 競合は、低価格販売に強い大型スポーツ用品量販店の他に、野球チームにとっては他の習い事との比較が起きる。 自社は、ユニフォーム加工と刺しゅう技術や個々への野球用品の提案力に強みを持つが、価格競争力に劣る。(150字) |
読み手の好印象とは、根拠の数より文のバランス。150字なら50字×3にセルフ分割します。
【顧客】3点×3
・近隣公立小中学校の御用達
・地域少年チームの監督や選手
・今後は女子野球が有望
【競合】3点×3
・大型スポーツ用品量販店
・価格では勝てない
・野球チームにとり他の習い事が競合
【自社】3点×3
・ユニフォーム加工や刺しゅう技術
・野球用品の提案力が強み
・価格競争力が弱み
※3C要素は与件に基づくものであれば幅広く加点
【文のキレイさ】3点
３C出題が濃厚なのに、SWOTに拘る所がさすがは痛ふぞろい。あのマス目詰め詰めにお熱では、時間切れアラームが鳴るのに気づく気配もゼロ以下な。
第2問 価格･助言→サブスク×根拠列挙は両立可能
低学年から野球を始めた子どもは、成長やより良い用品への願望によって、ユニフォーム、バット、クラブ、スパイクといった野球用品を何度か買い替えることになるため、金銭的負担を減らしたいという保護者のニーズが存在する。
B社は、こうしたニーズにどのような販売方法で対応すべきか、プライシングの新しい流れを考慮して、100字以内で助言せよ(ただし、割賦販売による取得は除く)。
| KEC模範解答 | AI答案 |
|---|---|
| サブスクリプション販売を提案する。新品の他に、子供の成長のために使用できなくなった野球用品を買取り、自社で整備・補修しリユース品としてリーズナブルな価格で提供し家庭のニーズに合わせた対応を行う。 | B社は、①買い替え負担を理由に野球をやめずに済むように、②チームのオリジナル用品を成長に応じ提供する定額サブスクリプションを採用し、③子どもの体格や技術に応じた提案を進めて量販店の汎用品と差別化する。(100字) |
【サブスクの概要】3点×2
・略さずにサブスクリプションと書く
・何をサブスクするか(バット・グローブ・アクセサリー)を明示
【サブスク採用の理由】3点×2
・買い替え負担が生じる
・野球を止める子どもが存在
【期待効果】3点×2
・野球を続ける子どもが増える
・量販店の汎用品と差別化する
※当問をどう採点するかは作問係の専権事項。周囲がどうこう意見を述べるものではありません。
第3問 販促･助言→女子軟式野球メンバー獲得の秘策は？
女子の軟式野球チームはメンバーの獲得に苦しんでいる。B社はメンバーの増員のために協力することになった。そのためにB社が取るべきプロモーションやイベントについて、100字以内で助言せよ。
| KEC模範解答 | AI答案 |
|---|---|
| イベントとして、河川敷野球場を使用し、野球チームと合同で初心者向けの体験教室を行う。プロモーションとして、自社HPでの案内の他ニッチな分野のため広域に野球の楽しさや体験談等を記載したチラシを配布する。 | B社は、①チーム名や背番号を自社加工で刺しゅうする販促をSNSで告知し、②強豪社会人チームと提携して女子の体格に合わせて教える野球教室イベントを開き、③女子向け用品の提案力を高めてメンバー獲得に協力する。(100字) |
以下は根拠の一例なので別解に幅広く加点し、ふぞの並列列挙・根拠羅列は減点します。
【プロモーションの内容】2点×3＝6点
・自社加工の刺しゅう
・SNSで告知
・プロモーション(or販促)と明記
【イベントの内容】2点×3＝6点
・強豪社会人チームと連携
・野球教室
・イベントと明記
【期待効果】3点×2＝6点
・女子向け用品の提案力を高める
・メンバー獲得に協力
※期待効果も広く別解あり
第4問 関係性マーケ･助言→自らは購入しない監督相手の変形ﾀﾞﾅﾄﾞｺ
B社社長は、長期的な売上げを高めるために、ホームページ、SNS,スマートフォンアプリの開発などによるオンライン・コミュニケーションを活用し、関係性の強化を図ろうと考えている。誰にどのような対応をとるべきか、150字以内で助言せよ。
| KEC模範解答 | AI答案 |
|---|---|
| 少年野球チームメンバーや保護者に対して、①個々のメンバーに対して成長による体格や技術レベルの変化等個人特性に合わせた提案をSNSで発信する②HP上で製品情報の発信と共に、個々の要望や相談を直接受け付ける。監督に対して、チームの練習メニューやメンバーの成績推移等を管理分析できるアプリを開発して提供する。 | B社は、①各少年野球チームの監督と協力してチームデータを管理するスマホアプリを開発して提供し、②メンバーや保護者の要望はSNSを通じてやり取りし、③相談を受けたアドバイス集をホームページに掲載する。これにより各チームとの関係性を強化してユニフォームやオリジナル品の一括納品を進め、長期的な売上げを高める。(150字) |
150字字あるので2文に切りたい。そこでふぞろい認定される｢以上により｣を避け、｢これにより｣と言い換えた文例です。
【スマホアプリ】2点×3＝6点
・(誰に)チーム監督
・チームの練習内容や成績
・アプリを開発
【SNS】2点×3＝6点
・(誰に)メンバーや保護者
・要望事項や提案を
・SNSでやりとり
【ホームページ】2点×3＝6点
・(誰に)自社顧客
・相談を受けたアドバイス集
・ホームページに掲載
【期待効果】3点×3＝9点
・チームとの関係性強化
・ユニフォームやオリジナル品の一括納入継続(別解可)
・長期的な売上げを向上
【文のキレイさ】3点
今日のまとめ
根拠マシマシ与件の自己採点は、根拠の数より読みやすさ
①誘客！愛顧！を連呼するふぞつぶしの備えは万端で、②与件根拠を引用する高解像度を求めた上で、③80分では解けない事例の採点基準は主催側のやりたい放題に。(100字)
根拠の数がこれだけあるので、時間切れで苦し紛れのふぞろいワードへの加点はまずない。そして事例Ⅱ最大の自己採点基準＝解像度の高さです。