試験の時流に従えば「TACの解き方」を使うことが賢明で、7月末で【Ⅳ猫60点】クリアをすれば「2次」のバトルもグッと有利に。6月開講に先立ち、5/29(水)20:30~前夜祭(ガイダンス)を実施します。※受付は追って開始

K事例Ⅳ

【マンガでわかる⑤】気になる内外製からNPVまで / 診断士なら外注ファブレス?

NPVの連続出題に補助金バイトと、当試験は官民挙げて設備投資推し。ところが「事例Ⅰ」ではファブレス推し「マーケ」R4第35問はモノよりコト消費と、実は試験委員の間でも意見の対立が見られる当試験。今日のマンガでその食い違いを解決します。

Q
うんにゃ、その程度の答は朝飯前に、さらに誰よりもわかりやすく説明するのが診断士。つまり売れ行き未確定ならリスクを避けて外注し、設備耐用年数より商品ライフサイクルが長ければ投資でGOじゃね?
A

はい。ですが既にそのライフサイクルが衰退期→苦笑い期に入った、ふぞろい一本足打法の同業D社に理解は難しい。そこでD社がギリギリ理解できる辺りを、私が説明します。

①導入期②成長期③成熟期~衰退期
結論:製品ライフサイクルが極めて短い商品や導入期には、外注ファブレス化を選択する。成長期には、新規設備投資を行う。成熟期から衰退期にかけては、生産設備の改良によるライフサイクル延長か代替製品への新規投資を検討する。
施策:外注ファブレス化を選択することで、市場の不確実性やリスクを軽減し、柔軟性を確保する。これにより、市場の変化や需要の波に迅速に対応し、投資リターンを最大化できる。成長期に新規設備投資を行うことで、生産能力を拡大し、需要の増加に迅速に対応することができる。また、製品の品質向上や生産効率の改善により、競争力を維持し、収益を最大化できる。成熟期から衰退期には生産設備の改良や製品寿命の延長を図りつつ、代替製品への新規投資をの検討して市場競争力の維持を図る。これにより、企業の持続可能性を高め、収益を最大化できる。

【マンガでわかる⑤】気になる内外製からNPVまで / 診断士なら外注ファブレス?

ふぞろいシリーズの事例Ⅳ=道端のウンコ以下とからかわれる通り、難化した「Ⅳ」NPVでのヲタヲタぶりが笑われる同業D社。そこにダメ出し、おっと違ったダメ押しをするのが今日の会計マンガな。

5-1:SBEPと安全余裕率

固定費÷限界利益率=SBEPで、安全余裕率=1ー損益分岐点比率。つい味気ない暗記で済ませてしまいがちですが、マンガP.134~139を見て、その内容がエクセルなら以下の3列で済むと知る。するとコンパクトで使いやすい知識になります。

予想PL(P.136)、安全余裕率(P.138)、外注案(P.139)が一目で全部わかってしまうエクセル解法。このスッキリしたスピード感が、同業D社がパクれない上位5%の強みです。

5-2:内外製~内製と外注どちらが良いかの優劣分岐点

マンガでは記載外ですが、内製⇔外注どちらが有利か入れ替わる所を「優劣分岐点」と呼び、当試験ではいくつかの科目で既出。このような応用ケースでは、グラフを描いて当たりをつけ、方程式で解いてしまう方が早いです。

このサイトではCVPを方程式で解くことを禁じますが、今回のようにグラフを描いて当たりをつけ、方程式で解く方が早いケースがあります。

5-3:設備投資の経済性計算(NPV他)

中間あらすじ:予定売上3,000万円に対し、2,200万円以上売れるなら、自社投資案の方が有利じゃなくね?
まるで何かの予定調和のごとく、さくら製菓のメンバーたちは設備投資案の検討を始めることに。

近年の難化したNPVでは、独自路線を歩む同業D社を除き、この表形式×ヨコにタイムテーブルを描いて解く。この「税引後CIF=税引後営業利益+減価償却費の足し戻し」が一番覚えやすいです。

この「減価償却費足し戻し」の時点で難しいのに、診断士受験で「税金」の話は難しすぎる。ベテになるのが嫌ならⅣのノウハウ勉は全面回避な。

5-4~5:回収期間法・投資利益率法

設備投資の経済性計算といえばNPV一辺倒、良くてポエムでIRRとPIが問われる「Ⅳ」。明らかに出ないとわかっている論点は、マンガで済ませてしまいます。

今年もどうせNPVは超難問になるだろう、もしサービス問題ならこの「回収期間法」「投資利益率法」が出るだろう。そう割り切ると暗記が進みます。

5-7~8:NPV、IRR法

隙あらばNPVを出題するのが診断士「Ⅳ」なので、同じエクセルを使ってIRRも押さえてしまう。電卓パチパチで鎬を削るベテ&ふぞを差し置いて、サクサク理解が進みます。

Ⅳで超難化するNPVのキモを、マンガはわずか2コマで解説してしまう。ベテいじめの診断士NPVが異様に難しいだけで、世間的な要求レベルはこの程度です。

今日のまとめ

Q
このマンガ方式では、多数の論点を診断士と違う順番で教わる。すると頭が柔らかくなって、いろんな初見問題にアドリブ対応できそうな気がします。
A

そして冒頭に挙げた、自社設備投資⇔外注ファブレスどちらを選ぶかのネタ。そこに「優劣分岐点」を持ち出して、導入期→成長期→成熟期で場合分けするのが、一番正しい解き方です。

■■ここからテンプレ■■

-K事例Ⅳ

PAGE TOP