J事例Ⅲ

【ありがとう2023】史上最凶のⅢで年忘れ / 年明けウォームスタンバイ

「2次」でふぞをうっかり信じ、何かのノロイおっと違った呪いでR5→R1の古い年度に遡って8割ショボンするのが同業D社。であればR1→R5へと解き進むのが、これからの当然以前の当たり前です。

Q
あのクソ事例を思い出すのも嫌だけど、頭からっぽすぎて口述頭まっ白でアウアウするのはもっと嫌。すると年明け1/8(祝)頃から、ゆるーくウォームスタンバイが効果的?
A

もし次回診断士当選予定の方なら、年明けからそうっと口述対策準備を再開することで、コールド⇔ホット⇔ウォームスタンバイの違いを身を以て説明できます。

①コールドスタンバイの欠点

口述対策におけるコールドスタンバイとは、筆記合格がわかって初めて、わずか10日間で口述対策を済ませようとするアプローチです。この方法では、ノー準備の状態からわずか10日間でそれなりの程度の準備が求められます。しかし、記憶には長期繰り返しが必要とわかっているはずなのに、11週間何の準備もしなかった焦りが冷静な判断を妨げ、思うような口述での会話すら成立しない散々な目に遭うのです。

②ホットスタンバイの欠点

口述対策におけるホットスタンバイは、筆記合格であると良くも悪くも確信し、筆記当選発表前に準備を万端に済ませておくアプローチです。しかしこの方法は、クジの結果が凶の場合のショックやストレスがあまりに大きくなります。この方法ではその急激な落差に対する切り替えは難しく、メンタル面で相当な痛手を被るリスクを辞さない方のみが選択するべきです。

③口述対策はウォームスタンバイ一択

そこで筆記試験の当落はどうせ2割のガチャと割り切って、冷静な状態で一定程度の口述対策を進めるウォームスタンバイが最も望ましいと言えます。この方法では、2割当選⇔8割不合格の両方のシナリオを想定しながら着実に対策を進め、戦略的なアプローチが可能です。コールド⇔ホットの急激な切り替えが思考やメンタルに与えるデメリットを回避し、安定感を確保しつつ、最良の結果を追求できる点でも理想的なのです。

【ありがとう2023】史上最凶のⅢで年忘れ / 年明けウォームスタンバイ

そこでふぞろいな頭からっぽを避けるべく、【R5Ⅲがなぜ史上最凶か】を思い出す。これで口述でもし難関Ⅲを訊かれても、頭まっ白は回避可能な。

R1→R5の順に解き進む効果❶ 設問文の進化

Q
事例Ⅲを古い年から振り返ると、R1~R4は比較的易しく点差をつけない傾向に。そこで図に乗る同業D社のヘタクソノウハウを一掃すべく、R5Ⅲの難化は予想ができた
A

今年のⅢ難化の想定すらせず、舐めプに徹したノウハウ勢はそろって涙目。そこに追い打ちをかけ、口述であえてⅢを尋ねる意地悪も想定できます。

①設問文が簡略化されてヒントが減少

古いR1年の設問文では、各設問が複雑な事業変遷や具体的な企業要素に基づいた詳細な回答を要求していました。しかし、新しいR5年では問題文が簡略化され、生産面の強みや対応策について簡潔で明確な回答を求める傾向が強まりました。これにより、受験者は複雑な情報を効果的に整理し、要点を抽出して答えるスキルがより重視されています。この変化は、ビジネス状況に即した実践的な問題解決能力向上を促す意図があると考えられます。

②生産知識に偏らないクロスオーバー化

古いR1年の設問文では、生産に焦点を当てた問題が多く、生産知識が主体でした。しかし、新しいR5年では製造部の実務的な論点の他に、企業全体の戦略的検討や新規事業の企画開発に関する問題が増加しています。これにより、受験者は生産だけでなく戦略やマーケティングなど、異なる分野の知識やスキルを統合して解答する能力が求められています。これは、実際のビジネス状況において異なる領域の知識を結びつけ、総合的な問題解決に対応する必要性を反映しているのでしょう。

③次の変化に備える【これから】

新しいR5年では、コロナ禍や材料価格の変動といった現実の環境変化への適応力を問う問題が増加しました。生産能力の拡充や生産体制の変革に関する問題は、変動性の高い環境での迅速な対応力が求められています。これにより、受験者は将来のビジネス環境に備え、柔軟性や先見の明を持ちつつ、状況変化に対応する能力を養う必要があります。この変化は、受験者にとって将来のリーダーシップや戦略的な決断力の向上が求められていることを示し、これからは過去問の答を覚えることのムキになるのではない、より柔軟で若々しい学習姿勢が求められるでしょう。

〃効果❷ 複数解があり得るマシマシ与件

Q
上記❶のように設問文での制約が少ない分、一見なんでも書けてしまうR5の事例Ⅲ。ではその結果どうなった?
A

事例Ⅲはパターンで解ける!とおっきな勘違いをした間抜けがまず直面したのは、何を書けば良いかわからない。次にポエムを書いてスクール解答を見ると、あまりのズレズレっぷりに悲嘆に暮れます。

生成AI解説:R1→R5で与件のC社はこれだけ違う。
R1C社R5C社
【企業概要】 C社は、輸送用機械、産業機械、建設機械などに用いられる金属部品の製造業を顧客に、金属熱処理および機械加工を営む。【企業概要】 C社は資本金3,000万円、従業員60名(うちパート従業員40名)の業務用食品製造業である。現在の組織は、総務部4名、配送業務を兼務する営業部6名、最近新設した製品開発部2名、製造部48名で構成されている。
【生産の概要】 C社の工場は、熱処理工場と機械加工工場がそれぞれ独立した建屋になっている。熱処理工場は、熱処理方法が異なる熱処理炉を数種類保有し、バッチ処理されている。機械加工工場では、多品種少量の受注ロット生産に対応するため、加工技能が必要ながらも切削工具の交換が容易で段取り時間が短い汎用の旋盤、フライス盤、研削盤がそれぞれ複数台機能別にレイアウトされている。【新規事業】 現在、C社所在地周辺で多店舗展開する中堅食品スーパーX社と総菜商品の企画開発を共同で行っている。
①深く狭くより、広く浅く視野を広げる
  • 具体的な変化:
    • R1年では製造業の技術的詳細に焦点が当てられ、熱処理方法や機械加工の具体的な工程について詳細に述べられていた。
    • R5年では業務用食品製造業に転換し、企業の全体像に焦点を当てている。具体的な製造プロセスの詳細は削減され、代わりに製品開発、販売、外部提携といったビジネス全体の側面が追加された。
  • 試験対策への変更点:
    • 試験対策では、技術的詳細からビジネスの戦略的側面に焦点を移す必要がある。製造プロセスの理解だけでなく、新規事業の立ち上げ、市場分析、競合分析など、ビジネス全体の理解が求められる可能性が高い。
②生産知識から企業戦略に大幅シフト
  • 具体的な変化:
    • R1年では金属部品の製造技術が中心であり、製造業における技術的な知識が要求されていた。
    • R5年では業務用食品製造業へ転換し、製造に加えて販売、製品開発、外部提携といった戦略的な要素が強調された。
  • 試験対策への変更点:
    • 技術的な知識だけでなく、戦略的な視点が問われる可能性が高い。企業の将来の方向性や市場における競争戦略について理解し、変化する環境に対応するための戦略的アプローチが求められる。
③コロナ禍前後の環境変化に対応強化
  • 具体的な変化:
    • R1年では環境変化や危機管理に関する問題が少なかった。
    • R5年では新型コロナウイルスのパンデミックへの対応や、新規事業の展開が問われており、将来の環境変化に対する柔軟性が求められている。
  • 試験対策への変更点:
    • 環境変化への対応策や危機管理に関する知識が重要になる可能性が高まっています。企業が変化する状況に適応し、事業継続性を確保するための戦略的なアプローチが試験の焦点となるかもしれません。

〃効果❸ 覚えた答で当てるより、妥当な因→果で結論へ

Q
このようにR1→R5へと設問・与件を解き進むと、なぜ複数解がありえるかの作問採点姿勢も読み取れる?
A

H29~30の連続難化でベテを一掃、そしてR1~4の易化で油断を誘いR5でふぞを一掃した作問係の手腕は見事の一言です。次にこれを洞察インサイト+先見フォーサイトで説明します。

①R1→R5に解き進んでインサイト、R6を先読むフォーサイト

過去の事例Ⅲの設問と与件文の進化を分析することで、将来の事例Ⅲ対策においては過去から現在へと解くのではなく、逆に遡りながら理解を深めるアプローチが重要であることが洞察できます。新たな事業や戦略の展開に関する与件が増え、業界や企業全体の理解が求められていることが分かります。

②ノウハウ脱却でミライを当てる

過去のパターンや具体的な解法の覚えごとではなく、与件文の本質を理解し、因果構成力を養う方が試験主催者に好まれる可能性があります。過去のノウハウだけではなく、変化する業界環境に柔軟に対応できる力が重視されていることを踏まえた勉強法が必要です。

③複数解がある設問は因→果で解答

複数解があり得る前提で与件文の根拠を使って妥当な結論を導く能力が不可欠です。結論ありきでなく、与件に基づいて因果構成を行い、論理的かつ説得力のある解釈を提供するスキルが求められています。これは単なる結論導出ではなく、与件の関連性や重要度を的確に把握する能力が問われます。

今日のまとめ

Q
こう考えるとR5Ⅲ最凶難化の狙いは、過去問の答やパターンの暗記に偏る同業D社ノウハウの一掃と分かる。ついでに口述で起きるミライを予想して?
A

最凶予想:口述5%不合格も現実的に
口述試験Ⅰ~ⅣのうちⅢが一番難しい事実が知られており、②実際にふぞろい君が事例Ⅲ口述しどろもどろとネットの噂が広まると、③あえて出来の悪い奴にⅢを尋ねて落とす手がある。(100字)

口述でもしⅢが訊かれたあなたはチャンス到来!頭まっしろアウアウ=ふぞろい認定で、2分スラスラ回答できればふぞ認定を回避し、人生のおっきな自信になります。

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