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J事例Ⅲ

【お盆休み自習用】生成AIが書いた100点答案(Ⅲ) / AIよりふぞで安全A60点

Q
初学者の2次対策はⅣ→Ⅱ→Ⅰ→Ⅲの順が良いそう。とはいえホワイトカラーのボクに、今の事例Ⅲは難しすぎます。
A

それは大きな勘違いであり、例えばベテ専用超絶知識に加点はされず、あっても邪魔なだけ。それよりふぞろいでも60点取れる前提で、好感される答案を考えます。

AI美人⇔好感される答案に共通のコツ

解答要素のバランス

AIイラストを描く際には、顔の要素である目、鼻、口の位置関係が、美しさや表情の表現に影響を与えます。好感されるAIイラストが調和の取れた顔を重視するのと同様、記述式答案でも解答要素のバランスを考慮して配置することが欠かせません。

細部が伝わる高解像度

AIが生成する画像の解像度は、感情や性格の表現に大きな影響を与えます。解像度が高ければ、微細な表情や特徴がより鮮明に表れ、被写体の感情や性格が観察者に伝わりやすくなります。AIが設定やパラメーターを調整するのと同様、記述式試験でも間延びせず詰めすぎない、高解像度の答案を目指します。

読み手の好みに合わせて微修正

AIが生成したイメージは、手動で微調整を加えることで個人の好みに合った仕上がりにすることができ、より相手に好感共感されるスタイルや表現に近づけることができます。まだAIが採点係好みのドストライクな文章を書ける訳ではないため、人の手で微修正を加えることが大切です。

生成AIによる100点答案の作り方
①ふぞ16掲載再現答案6名分をWord打ち
②生成AIに「きれいに書き直して」と依頼
③これでキーワードをカバーし、多少直して100点答案に
※事例Ⅲの長文マス目対策として、構文を実装して作成

Q
第1問(20点)
2020年以降今日までの外部経営環境変化の中で、C社の販売面、生産面の課題を80字以内で述べよ。
A
ふぞろい流100点生成AIによる100点
ふぞろい流の詰込みや並列列挙を避け、安全で平凡な80字を書く上で参考になる好例。○字数制限が厳しいほど生成AIの国語が冴えわたり、ふぞろい比で数倍意識高い系答案になる。
販売面では、コロナ感染症の影響で受注が減少している為、新たな販路を開拓し売上を拡大する。生産面では、生産統制を強化し顧客ニーズである小ロット化、短納期化を図る。(80字)販売面は、コロナによる受注減を新分野で回復し、成長市場で高付加価値を実現する。生産面は、短納期小ロット化に応え、技能承継を兼ねて付加価値の高い生産体制を整える。(80字)

事例Ⅲは無理に意識高くしたり、無駄に詰めてもスコアはどうせ60点前後に。それならふぞ100点の方が書きやすそうだな。

Q
第2問(20点)
C社の主力製品であるプレス加工製品の新規受注では、新規引合いから量産製品初回納品まで長期化することがある。しかし、プレス加工製品では短納期生産が一般化している。C社が新規受注の短納期化を図るための課題とその対応策を120字以内で述べよ。
A
ふぞろい流100点生成AIによる100点
【誤答】当問は「新規受注の短納期化」であり、設計業務の時短を中心に解答したい。ふぞ流並列列挙で詰め込んでも加点はなく、一言多い答案は減点リスクが高くなるので注意。○事例Ⅲの120字マス目を、並列列挙で根拠を詰めるためでなく、因果関係を丁寧に示すために使うとこうなる。好解答です。
課題は①商談と設計期間の短縮②設計業務の混乱防止③若手の養成④プレス加工の生産能力向上である。対応策は①3次元CADのデータを共有し仕様確認の簡便化②設計担当の専任化③OJTによる技術継承④外段取りの導入で生産能力を向上させ、短納期化を図る。(119字)課題は、①設計業務の混乱を避けて設計期間を縮め、②プレス加工の稼働率を向上させる。対策は、①金型と板金工程の設計担当を分離した上で3DCADを導入して仕様確認をスムーズにし、②長時間の段取作業を複数名で行うこととし、短納期を実現して生産効率を高める。(120字)
当問は、120字なので課題・対応それぞれ①②③の3つ入れたくなる所を、第3問との切り分け上は2つしか入らない難問。詳細はこちらの解説をどうぞ。
Q
第3問(20点)
C社の販売先である業務用食器、什器卸売企業からの発注ロットサイズが減少している。また、検討しているホームセンターX社の新規取引でも、1回の発注ロットサイズはさらに小ロットになる。このような顧客企業の発注方法の変化に対応すべきC社の生産面の対応策を120字以内で述べよ。
A
ふぞろい流100点生成AIによる100点
【悪文】
・読点「、」を略して読みづらい
・唐突なシングル段取(10分未満)でベテ臭
・わかってない「以上により」でふぞ臭
→どうせ60点前後になるのに、詰めすぎのふぞ認定はマストで避けたい
○120字なら4要素入る前提で、因果関係になるように生成AIに並べさせた例。
※読み込ませたふぞ答案は「受注生産品のC社内在庫」の問題に触れていないため、手で加筆した。
対応策は①全社的な生産計画を週次で策定し生産統制を徹底し②受注量に合わせてロットサイズを設定し③段取り作業の負荷軽減のため複数人での分業制にしてシングル段取化する。以上で、プレス加工における生産能力を向上して小ロット化対応し、在庫削減する。(118字)C社は、①工程全体での生産計画を立て、②計画を月次から週次に変更し、③プレス加工機ごとの担当制を改め、④複数担当者による外段取化で短納期化を進める。確定受注量以外をC社内で在庫することを避け、発注の小ロット化が進む顧客企業の変化に対応する。(120字)
Q
第4問(配点20点)
C社社長は、ホームセンターX社との新規取引を契機として、生産業務の情報の交換と共有についてデジタル化を進め、精算業務のスピードアップを図りたいと考えている。C社で優先すべきデジタル化の内容と、そのための社内活動はどのように進めるべきか、120字以内で答えよ。
A
ふぞろい流100点生成AIによる100点
【○有利】情報化、DRINK問題では、与件の根拠を全く使わない一般論ぶっこきでも点が貰える。こちらの方が安全解答です。【参考】AIを使うと、ふぞろいが一生書けないド正解を出せる。ただしスコアは大差なく、この答案を書くと80分に間に合わないので参考程度に。
内容は①受注と納期管理、②在庫管理、③設計業務、④余力管理をデジタル化し生産統制を強化する。活動は①情報の即時共有ができる体制を構築し、②情報を標準化してDBで一元管理し、③研修実施とマニュアル整備で定着化を図る。以上で短納期に対応する。(120字)デジタル化の内容は、仕様や設計の確認や変更が多い金型設計を優先する。社内活動は、①ベテランと若手がチームを組んで金型組立・仕上工程を担当し、②その情報交換をデジタルに移行することで、④技能承継と情報共有が同時に進み、生産業務がスピードUPする。(120字)
Q
第5問(配点20点)
C社社長が積極的に取り組みたいと考えているホームセンターX社との新規取引に応えることは、C社の今後の戦略にどのような可能性を持つのか、中小企業診断士として100字以内で助言せよ。
A
ふぞろい流100点生成AIによる100点
【○有利】隣の生成AI答案に比べるといかにもショボいが、コンサル的な正解でなく、与件の根拠をどれだけ使うかを見てもらうには、こちらを書きます。【参考】いかにも意識の高い生成AIらしい答案ですが、ここでイキってしまうより、与件の根拠に沿ったふぞろい答案の方が安全。
今後の可能性はX社との取引でアウトドア商品の生産ノウハウを獲得し、強みの技術力や生産性向上に帰す提案力を生かし、高付加価値商品への展開や新たな販路の開拓により売上拡大とリスク分散で経営の安定が見込める。(100字)X社との新規取引は、①C社技術を生かした高付加価値製品で差別化し、②日用雑貨分野の新市場開拓を可能にし、③その後の拡大再投資を通じてさらに収益拡大を実現する、C社の持続的な成長戦略を促す可能性がある。(100字)

今日のまとめ

Q
事例Ⅲに意識高い系回答は不要で、ふぞろい流で安全A60点になる。でもあの並列列挙や与件のコピペで大丈夫?
A

事例を得意化するならⅣ→Ⅱ→Ⅰ→Ⅲ
①生成AIにⅢを解かせると意識高い答案を作れるが、②現実的に80分で解けない事例でそのレベルは不要であり、③事例Ⅲは後回しにしてふぞろいレベルの答で安全60点と一旦割り切る。

ふぞろいで60点もらえる事例にムキになるのは、コスパもタイパも両方悪い。ふぞ安全60点答案はふぞろい=ブサイクな所が欠点なので、構文を使って安全+安定60点を目指します。

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