I事例Ⅱ J事例Ⅲ ★To-Be目指す答案

【セルフ採点基準Ⅱ&Ⅲ】虚心坦懐〜Ⅱが当たると80点、Ⅲは書けても60点

「2次」の作問採点が毎年変わり、過去問の答を覚える勉強=OUTと全員気が付く。そこで初学⇔経験者を問わず、2023年「1次」を受ける予定の方は、 答を覚えない方の過去問集を7冊セット1万円強で入手しましょう。
■■テンプレここまで■■

手応え⇔開示スコアが全く違って当たり前の当試験。クジの当落に関わらず、落胆も自慢もせずスコアを素直に受け止める「虚心坦懐」がマストです。

事例70点のボク!80点のアタシ! たまたま当たったスコアを鼻に掛ける間抜けがちょくちょくいるだろ?あの手の間抜けの鼻を明かすのが、採点係のお楽しみな。

新しい人と出会う時、何か新たなことに挑戦しようとする時

”色んな不安に襲われることがありますよね。あの人は怖いことで有名だとか、同じ挑戦をして痛い目にあった人がいるだとか。ですがそのような先入観に囚われたままでは、何も新しいことに踏み込めませんよね。
出典:四字熟語のススメ「虚心坦懐」

与件の根拠を3つ選んでコピペのチート解答
①あの難関事例=試験の先入観を捨て、②コーヒー片手に音楽流してWord推敲ならキレイな100字が書けるのに、③再現答案の文がヘタクソ破綻する原因=キーワード加点の思い込み。(100字)

マス目の文尾を先に決める構文で備え、与件根拠をコピペすればロボットでも答案を書ける試験。ところが根拠当たると80点の「Ⅱ」当てても60点の「Ⅲ」の手応えギャップが起きる理由を解説します。

与件根拠が年々マシマシカオス化し、ダミー根拠は使い残すのが「Ⅱ」。今年も「誰に」「誰と」の(ダ)が当たると大幅加点の80点へ。

R4「事例Ⅱ」セルフ採点基準 ~根拠当てると80点で初学優遇

第1問第2問第3問第4問
正答率B正答率C正答率B正答率C
顧客9点誰と4点誰に8点誰と5点
競合9点コンセプト8点ニーズ把握8点
自社9点販路4点何を4点何を5点
どのように4点どのように8点
読みやすさ3点期待効果4点期待効果4点期待効果4点
情報整理助言助言助言
顧客は、①②。競合は、①②。自社は、①②。B社は、①と協業し、②で③をする。B社は、①を対象に、②で③をする。B社は、①と協業し、②で③をする。
また、①②で長期化を図る。
解答順位①
解答順位②解答順位③
解答順位④

第1問 30点 情報整理:3C分析

60字×3なら3Cそれぞれ根拠3つを選んでコピペ。でも150字で3×3=9要素は詰め過ぎて読みにくく、2要素に減らすわかりやすさ優先で。

モデル答案
顧客は、①百貨店・スーパー・直営小売店の3販路を有し、②食肉消費拡大の波に乗って売上を伸ばした。競合は、①B社と取引のない全国チェーンの他に、②冷凍肉在庫を抱えた同業者とネット上で競合する。自社は、①商品の質の高さの定評に加え、②仕入元の信頼も厚く、③自社加工により様々な食肉の消費機会に対応できる。

【顧客】
食肉消費拡大・卸売事業者・最終消費者・販路 各3点×3=9点まで
【競合】
全国スーパー・大手食肉卸・ネット競合の同業者 各3点×3
【自社】
立地・商品力・仕入元の信頼・自社加工 各3点×3=9点まで
【読みやすさ】
各50字前後で3つ・・1点。文章になっている2点、並列列挙0点

第2問 20点 製品戦略(受託加工×チャネル)

ヒント&制約条件が多いので、マス目に入る範囲で根拠を使い、余計なアイデア解答を避ければ無難なA答案に。

モデル答案
B社は、①山の幸、海の幸を生産する農漁業者と協業し、②贈答向け詰め合わせの相手先ブランド食肉加工品製造を請け負い、③直営小売店、高速道路の土産物店、道の駅を販路としてX県第一次産業の再活性化に寄与する。

【協業先】
地元X県の農家・畜産・漁業者どれかで4点
【コンセプト】
山の幸海の幸、詰め合わせ、地域商標各3点でMax8点
【販路】
高速道や道の駅4点、ホテル旅館2点
【期待効果】
X県に関する4点、それ以外2点

第3問 20点 直営小売店チャネル:ターゲット×MD品揃え

ダナドコでは(ダ)×(ナ)が高配点。料理の楽しさに目覚める×自社の半加工品を当てればこれまたA答案

B社は、①料理の楽しさに目覚めた自社周辺の現役世代に対し、②メニュー提案や自社工場での半加工請負を訴求し、③カット、パッキング、途中まで調理済などきめ細かいニーズ対応により食肉小売店の販売力強化を図る。

【誰に】
料理の楽しさに目覚めた4点、現役世代4点
【何を】
半加工品、カット・スライス肉 4点まで
【どのように】
メニュー提案、ニーズ対応、その他2点ずつ5点まで
【効果】
食肉小売事業の強化4点、その他2点

第4問 30点 ネット販売:消費者購買行動×継続購入

ここで点差をつけようと、設問文にヒントを連発する作問係。「長期的成功」の提案がヒットすると、80点大ボーナスがほぼ確定に。

モデル答案
B社は、①献立食材宅配を行うオンライン販売事業者と協業し、②自社工場でのカット、個数パッキング、下拵えにより献立考案や食材手配を省力化し、③最終消費者と直接結びつく事業領域を強化する。またこの際、①後片付けや容器処分の簡便化ニーズに注目し、②繰り返しリサイクルできる容器を提案し協業の長期的成功を図る。

【協業先】
妥当であれば5点、説明不足3点、言及なし0点
【ニーズ把握】
設問文調査(献立考案・調理・後片付け・ごみ処分・盛付)各2点で8点まで
【何を】ミールキット等妥当であれば5点
【どのように】
長期的成功要因が明確8点、言い足りない4点
【期待効果】
協業の長期的成功4点、その他2点

「Ⅱ」と逆に高得点阻止が狙いの「Ⅲ」は、書けたつもりが低得点に。加点基準を狭くし55~65点のレンジに収めてくるので、お勉強するにはコスパが悪い。

R4「事例Ⅲ」セルフ採点基準 ~根拠当てても60点でベテ冷遇

第1問第2問第3問第4問第5問
難度B〃D ★〃C難度A〃D ★
販売課題9点設計課題7点日程計画5点データ5点期待効果①4点
生産課題9点対応策7点調達計画5点リアルタイム他9点期待効果②4点
工数計画5点期待効果①×②4点
期待効果3点期待効果2点期待効果3点
読みやすさ2点読みやすさ3点読みやすさ3点読みやすさ3点受け答え8点
情報整理期待効果助言助言助言
販売面の課題は、①②で③。生産面では、①②で③。課題は、①②。対応策は、①②で○する。C社は、①②③で④になる対応をする。C社は、①②③の情報で④の社内活動をする。X社との取引は、①②で③の可能性を持つ。
解答順位②解答順位①
解答順位③
解答順位⑤解答順位④
「事例Ⅲ」はベテ高得点阻止の意図があり、★第2、5問は根拠を書けても別正解で低スコアの可能性が。第4問もDRINKと全く違う別解の可能性あり。

第1問 20点 情報整理:販売&生産面の課題

80字で販売・生産両面の課題なら、40字×2に各3要素ずつ並べて確実に得点できる。

販売面の課題は、観光需要減に対応し、自社の強みで成長市場での高価格化を図ること。生産面では、短納期要請と小ロット化に対応しつつ、金型工程での若手養成を進めること。(80字)

【販売面】
既存需要減、新規売上増・高価格化
3点×3=9点
【生産面】
短納期対応・小ロット対応・若手育成
3点×3=9点
【読みやすさ】2点

第2問 20点 生産方式(設計)

この第2問(設計)⇔第3問(生産計画)の切り分けが非常に難しく、第2問の課題に書いて良いのは2つ(設計変更削減、設計混乱防止)まで。第3問の要素(日程週次化・段取時短)を書くと減点リスクになるうえ、要らない課題を含めて3つ詰めるとベテ認定=一発退場の恐れもあります。

課題は、①仕様や設計の確認や変更による設計期間長期化と、②繰返と個別受注で異なる設計業務の混乱の2つを避けること。対応策は、①3次元CAD活用で確認や変更を効率化し、②金型と板金加工の設計作業を分離して、設計開始から完成までの期間を短縮する。(120字)

【課題】
設計期間短縮4点、設計業務の混乱防止3点
【対応策】
3次元CAD活用4点、金型・板金加工の設計分離3点
【期待効果】
新規受注の短納期化3点、その他2点
【読みやすさ】3点
※第1、5問は正解を絞ってスコアを下げてくると考えられ、上記2つの「設計」課題以外を書くと減点リスクも。

第3問 20点 生産計画(ニチコ)

第2問と異なり、従来の解答パターンで良いのが第3問。根拠を3要素に分けてコピペでOKで、日程・調達・工数計画をバランスよく書ければ加点あり。

C社は、①プレス加工機ごとの担当制を改めて相互応援の複数名体制により段取作業を時短し、②基準日程の加工数量を1日分より小さくし、③生産計画と納品を月次から週次に変更して社内製品在庫を削減し、小ロット化が進む繰返受注の発注方法変化に対応する。(120字)

【日程計画】
月次から週次化3点、全行程の生産計画2点
【調達計画】
ロットサイズ変更2点、仕掛・製品在庫削減3点
【工数計画】
多能工化2点、相互応援1点、段取の時短2点
【期待効果】
小ロット生産に対応2点、その他1点
【読みやすさ】3点

第4問 20点

DRINKで一見書けてしまう易問。採点係が機嫌を損ねると正解が変わるので、お受験サークル勢が余計な一言を言いださないことを祈ります。

【思いついてしまったアイデア解答(反面教師として残す)】
C社は、仕様や設計の確認や変更が多い金型設計のデジタル化を優先する。①ベテラン技能者と若手を組んで金型組立・仕上工程を任せ、②習熟した技能を若手に承継させて養成し、③同時に情報の交換と共有を紙ベースからデジタルに移行させる社内活動を進める。(120字)

【データ】
紙の廃止2点、データベース化3点
【リアルタイム一元化ネット共有】
リアルタイム・一元化・ネット共有各3点×3=9点
【期待効果】
社内効果に言及(例:若手育成)3点、その他1点
【読みやすさ】3点

第5問 20点

第2問と同様にベテ冷遇=スコアを下げるべく、辛めの採点が予想される設問。余計なことを書かずコピペに徹するのがマスト、100字が「訊かれたことに答える」「キレイな国語」になっていればベスト。並列列挙・詰め詰め・体言止めは減点リスクに。

X社との新規取引は、①海外生産品仕入価格の高騰により取引が長期的に持続し、②成長するアウトドア商品での高価格を実現し、③C社の課題である短納期要請、小ロット化、若手養成への対応力を高める可能性を持つ。(100字)

【期待効果①】
アウトドア商品、高価格、成長性各2、4点まで
【期待効果②】
保有技術の活用2点、技術力向上2点
【期待効果①×②】
短納期小ロット対応力、X社以外の市場開拓、若手育成、戦略・プロセス見直し各2点・・Max4点
【受け答え(可能性=期待効果)】
販売面4点、生産面4点、デメリットやリスクを書いた場合はこの8点を全て0点

今日のまとめ

試験中は明鏡止水で根拠をコピペし、試験後は虚心坦懐出されたスコアを受け止める。そしてクジの当落などにこだわらず前進するのが、主催側が受験側に期待するスタイルです。

心開いて事例に学び、隣の答案の使える所もついでにイタダキ

"技術の進歩によって、容易に多くの情報にたどり着けるようになりましたが、その情報だけを頼りにしてしまうと自分の行動を制限してしまいます。(中略)興味を持ったものにはまず「虚心坦懐」の気持ちで挑むことが大切です。"
出典:四字熟語のススメ「虚心坦懐」

Q
ほう。受験技術向上→作問がそれを上回る難化→「みんなができない事例(ⅠⅡ)」は点差をつけ、「そこそこ書ける事例(Ⅲ)」は逆に点差をつけない。それが試験後の手応え⇔開示スコアのギャップが起きる原因だ。
A

そして特に「事例Ⅲ」は、キーワードを集めるだけでなく、正しい順番(課題→対応、原因→結果)に並べるまでが解答要求。いよいよ点差をつけない猫60点化が進む時、誰が70点を取るかに注目します。

■■ここからテンプレ■■

-I事例Ⅱ, J事例Ⅲ, ★To-Be目指す答案

PAGE TOP