おベテの暇つぶしの道具に使われ、世間の役立たずどころかノロマ扱いでしかない、診断士Ⅳ固有の電卓パチパチ勉。その真逆で「Ⅳ」CVP~NPVを猫でも得意化するのが、今回のGW特集5回シリーズ「マンガでわかる管理会計」です。

J事例Ⅲ 構文★Syntax

【構文★Syntax-Ⅲ】本気で解くには超難問 / 内容より読みやすさ

動画の要旨原文(ChatGPT)
・ホワイトカラーには難しすぎる事例Ⅲの解き方を考えます。
・80分で解かせない事例を時短するには、デカップリングポイント(半製品)の手法が有効です。
・あまり深く考えず、事例Ⅲで好まれる言い回しを部品としてストックします。
・140字のマス目がある事例Ⅲでは、事例Ⅰと同様に構文の利用を考えます。
・難しすぎる事例にカッとして超絶生産知識を深追いするよりも、わかりやすくキレイに説明する文章力を意識しましょう。
-The transcript discusses the difficulty of Case 3 in a test and how to approach it effectively.
-It suggests using decoupling points to efficiently answer questions and secure a stable score.
-The focus is on using specific sentence structures and word choices to achieve high scores in Case 3.
-Case 3 involves longer essays with 140-character squares, and using sintax is recommended for each square.
-The transcript emphasizes the importance of clean and concise writing, rather than excessive knowledge of production techniques.

ベテ除けで難化しすぎた事例Ⅲには、いくつかのアプローチが候補に。結論を決めつけて答えがズレる同友館勢に対し、好まれる書き方(お化粧)を先に決めて真摯に取り組むことがウチのスタイルです。

Q
2次ではとにかく事例Ⅲが難しすぎます。80分で60点を取る人たちが何をやっているか、デカップリングポイントを使って教えてください。
A

デカップリングポイントとは、見込生産⇔受注生産の境目のことです。訊かれたことに答える受注生産がマストの試験において、80分で60点を取るには、解答マス目のパターンを半製品として用意します。

2次答案では受注生産を

診断士2次試験では、問題に対して直接的な要求に適切に答えるスキルが必要です。つまり、与えられた2次事例に対して、要求事項をしっかりと把握し、それに適した回答を行う必要があり、受注生産として解答することが前提になります。このスキルは、試験の基本的な部分であり、しっかりと身につけておくことが大切です。

半製品デカップリング~一から作ると間に合わない

しかし完全受注生産では80分に間に合わないため見込生産要素を考慮し、過去の試験問題や解答例を分析し、共通するパターンを把握する必要があります。これらのパターンを事前に整理しあたかも半製品のように用意しておくことで、本試験で一から解答を考える手間を減らして時短ができますが、結論を決めつける⇔書き方のパターンを用意する2つの流派の違いに注意します。

本番の80分で安定60点へ

書き方のパターン(構文)を選んだ方は、用意しておいた構文から適切なものを選択して記述します。見込生産のメリットを最大限に活かし、同時に受注生産の要素もうまく組み合わせて試験に臨むことで、よりスマートに合格を目指せます。結論から決めつけるか解答のパターンを用意するかは二択することができ、自分に合った対策を選ぶことが大切です。

【構文★Syntax-Ⅲ】本気で解くには超難問 / 内容より読みやすさ

事例Ⅲの特徴は、マス目が長い。そこで安定A答案の手本を見つけたら、どの構文を使っているかに注目な。

Ⅲ過去問10年48題では、1文⇔2文の2つの構文が
①年1問の情報整理は40字×2か80字の1文構成が鉄板で、②期待効果は課題は○○、施策は××の2文指定で、③肝心の助言は140字1文2文指定の2パターンがある。(100字)
11年53題をまず出題年度で ※R4の5問追加
①情報整理1+期待効果2+助言2=5問構成が鉄板で、②助言の120~160字は①②③で④して文尾を設問文コピペ。③設問文で2文指定される時は問題点のオウム返しか「C社は」で始めて2文で答える。(100字)
構文×制約字数のタテヨコ対応で一目瞭然
①1文100字以下の情報整理は事例Ⅰと同じ構文で、②期待効果は字数と無関係に課題は○、対応策は×の2文になり、③肝心の助言120~160字は1文⇔2文使い分けのチートを発動。(100字)
構文① 理由は、①②で③したため。

情報整理の40字x2、60字は事実を端的に書けば良く、100字で答える時は「事例Ⅰ」と同じ構文を。

構文② 課題は①②で③。対応策は①②で③。

字数バランスを取ると読みやすいので、120字ならまず60x2に分割し、60字に①②で③の因果を入れる。ふぞろい流並列列挙は厳禁

構文③ C社は、①②③で④に○○する

読みやすさで最大の点差がつき、設問文→文尾コピペにチートを発動するのがこの構文。騙されたと思って、過去の高スコア答案を参照すること。

構文④ C社は、①②でAし、③④でBする。

構文②(期待効果)と似ているが、助言は事実→事実→推論で書きたいので、書き出しを「C社は」に揃え、文尾のABに期待効果を入れて締める。

今日のまとめ

設問解釈&構文★Syntax

80分で60点を取る想定読みに欠かせないのが「設問解釈」。マス目の書き方を先に決めてしまう「構文★Syntax」を加え、解答時短を加速します。

Q
そもそも診断士受験者の多数は、製造業など無縁のホワイトカラー。それを相手になるべく初回で受からせる試験にしては、Ⅲは難しすぎね?
A

事例Ⅲ難化の狙いはベテ除け
①ベテを落とすための難化である以上ベテやベテ専スクールの誇張は全て無視し、②前年好スコア答案を入手してどの構文を使うかを知り、③因果関係を示すテンプレ使用でスコアは作文次第に。(100字)

事例Ⅲにおける良解説のほぼすべてが、製造業には無縁の人たち。Ⅲの加点方針は現場経験などより、わかりやすくキレイな答案=作文力が高いことです。

■■ここからテンプレ■■

ベテやふぞが過去問の答を必死に覚えてその小さなオツムを固くする隣で、柔軟な話題にさっと答えてタイムマネジメント力をダダ上げする【過去問RTA】。世間の誰も気づかぬ内に、今年R6の「2次」対策は既に春爛漫の満開モードです。

-J事例Ⅲ, 構文★Syntax

PAGE TOP