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【TAC採点予想を時短解説】もういくつ数えて当確! / 決めつけコーチにしてはクール解説

こちらのTAC動画は、今年の2次当落を占う上で知っておきたい好内容。そこで今すぐ再生したくなるよう、9分の解説動画を用意しました。

Q
TAC解説といえば、本番80分ではとても書けない解答を示し、他の答がいかに間違いであるかを強調するあのコーチの決めつけ解説。それで合格率がド苦学2割と大差ないと知り、新年早々大ウケです。
A

その見方は、スクールに通うお金もコミュ力すらもないド苦学崇拝同業D社に相当害されています。まず100分動画の枕を少し聞き、その視野の狭さを改めましょう。

【TAC採点予想を時短解説】もういくつ数えて当確! / 決めつけコーチにしてはクール解説

ウチの強みは、著作権法の引用基準に基づいた客観公正な試験の評論。いささか同業D社への当たりが強い点こそあるが、TACのヨイショでないことを最初に示すぞ。

TAC「2次」のダメな所は、長年滞留したベテによる【ボクの答ではダメですか?】
TAC2次講義に通った経験があれば、だれもが一度はうんざりするこの謎のQ&Aは今でも続くとされ、貴重な時間の無駄でしかない。理由は、診断士「2次」とはボクのアイデアコンテストではなく、【なぜそこを見落とす?】のエラーをなくす機会だからです。

この動画はTAC講座の宣伝ではなく、ましてTACの「2次」に通うなど、Ⅳを除けばお金をドブに捨てるも同然。その前提で、例の決めつけコーチみよしが前言をどう翻すかを読み進みます。

事例Ⅰ&Ⅱ事例Ⅲ試験当落は原則たまたま
根拠マシマシで80分では解けないが、設問文で上手に誘導することでそれなりの答に揃う。根拠マシマシこそ同様でも、設問文の制約条件(解答ヒント)がほぼなく、本来用意された通りの答案を書くのは至難。診断士当選は想定不能&原則たまたま。そのたまたまちゃんが支援を騙ってG格自慢をするのは至って不思議。

ホワイトカラー中心の受験層に対し、そもそも実力でⅢを解くのは無理な設定。そこに誰一人正解させないこの凶悪事例をぶつけた所に、例の同業D社のノロマな決めつけノウハウの影を読み取ります。

※以下の事例Ⅰ~Ⅲ解説では、TAC動画の予想内容を示し、次にKEC&AI答案が本当にそうなっているかを検証します。

事例ⅠTAC予想 ~ 6割前後に達する答案が多い

マシマシ根拠をマス目に埋めれば良いので答案は見事に揃いやすい。また第4問で経営トップダウンにこだわるスクールK社やE社は時流に乗り遅れており、権限移譲で接客リーダーを活用する方が当然加点されます。

第2問
TAC加点ポイント地元のファミリー層
オリジナルメニューの開発
商品とサービスの品質を高める
KEC模範解答ターゲット客層を地元のファミリー層に絞り、ニーズに合わせた店舗改装、厳選材料によるオリジナルメニューの開発等で商品・サービスの質を高めた。狙いは、競合との価格競争を避け高付加価値化による安定経営である。
AI解答現経営者は、①出前をやめ来店に絞る他に負担の大きい宴会対応も見直し、②客層を地元ファミリーに絞り厳選材料のオリジナルメニューで競合と差別化し、③経営資源を蕎麦に集中させ商品とサービスの質の向上を狙った。(100字)
第4問
TAC加点ポイント従業員の不安解消策
接客リーダーを活用
KEC模範解答トップ主導で、オペレーション等の具体的改善に加え、X社従業員との意思疎通を図り、目指す方向性や目的意識を共有し、時間をかけて組織風土の改善を図るように進める。
AI解答A社は、①X社を含む全社が目指す方向を示し、②A社接客リーダーを通じ自主的な問題提起や解決を図るよう促し、③X社従業員の退職への不安を和らげつつ統合を進めるべき。(80字)

事例ⅡTAC予想 ~ 採点基準次第でCD評価連発に

根拠マシマシの事例Ⅱでは正解ピタリでなくても妥当な根拠は加点される。よってふぞろい方式で全根拠を拾おうとしてタイムアウトするより、いくつかの根拠使い残しはOKにして時短を図ると安全A評価に届きます。

第2問
TAC加点ポイント・サブスクリプションは4割強が記述
サブスク提案力流出防止で満点解答に
・サブスク以外の答案をどう加点するかは不明
KEC模範解答サブスクリプション販売を提案する。新品の他に、子供の成長のために使用できなくなった野球用品を買取り、自社で整備・補修しリユース品としてリーズナブルな価格で提供し家庭のニーズに合わせた対応を行う。
AI解答B社は、①買い替え負担を理由に野球をやめずに済むように、②チームのオリジナル用品を成長に応じ提供する定額サブスクリプションを採用し、③子どもの体格や技術に応じた提案を進めて量販店の汎用品と差別化する。(100字)
※この第2問では、サブスクありきの後付けでスクール模範解答を作るため、実際に書ける答案とはズレる内容が目立っています。
第3問
TAC加点ポイント・体験型イベント(野球教室)と+αがカギ
イベント用具提供チラシポスターで満点解答
KEC模範解答イベントとして、河川敷野球場を使用し、野球チームと合同で初心者向けの体験教室を行う。プロモーションとして、自社HPでの案内の他ニッチな分野のため広域に野球の楽しさや体験談等を記載したチラシを配布する。
AI解答B社は、①チーム名や背番号を自社加工で刺しゅうする販促をSNSで告知し、②強豪社会人チームと提携して女子の体格に合わせて教える野球教室イベントを開き、③女子向け用品の提案力を高めてメンバー獲得に協力する。(100字)
※第1問は野球、第4問は監督に絞ると加点へ

事例ⅢTAC予想 ~ 採点基準を緩めないとD答案連発に

事例Ⅲ全体の難しさ(TAC動画引用)
・第1問10点→第5問30点となり、採点次第で大差がつきやすい
・設問意図が読みづらく、与件根拠を使って書いても大外れ答案になりやすい

第2問
TAC加点ポイント・人手でなく設備投資自動化(事例Ⅲとして初出)
汎用→専用設備で自動化(2~3割が回答=高配点?)
効率化やマニュアル化(低配点?)
KEC模範解答受注量の変動による出勤日数調整の影響を和らげるため、前処理や軽量・カットなどの汎用調理器具を使った手作業が必要な工程について、専用生産設備を順次導入し、現状の少人数体制でも対応可能な製造工程を構築する。
AI解答対応策は、①専用調理器具を導入して手作業の調理を自動または効率化し、②直接指導監督している作業方法をマニュアルで標準化し、③製造班をまたぐパートの多能工化を進めて週ごとの需要変動に沿った勤務体制を取る。(100字)
第3問
TAC加点ポイント入出庫記録をつける(5割が回答)
食品商社に出庫データを渡す(大きく加点)
KEC模範解答入出庫量を正しく記録し、出庫情報も長年取引がある食品商社に適宜提供する。また、日ごとの納品情報も週初めに確定した段階で食品商社に提供する。食品商社が、必要な食材等を必要なとき必要な量だけ納入できる体制を整備し、在庫量の増加や廃棄等を抑制する。
AI解答C社は、①受託生産品では地元食材の使用量や作業手順は指示されるため原材料調達と管理に注目し、②経験値による発注を改め入出庫記録をつけて在庫量を管理し、③食材発注頻度を月間から週次に変更し発注ロットを小さくして廃棄を減らし収益性を高める。(120字)
第4問
TAC加点ポイント経営者+管理者の経験(多数が解答)
レシピの整備はここで使う(2割が解答→さらに加点)
※レシピを第2、3問で使ってしまった答案が多い
KEC模範解答レシピを必ず作成するとともに、活用しやすくするために、季節性や高級感といった観点で整理する。このレシピ情報および製品開発部の製品開発の知識に加え、現経営者や工場管理者の料理の知識、営業部員が有する各販売先の情報等も全社的に共有して進める。
AI解答C社は、①受託製品における食材・使用量・作業手順のノウハウを蓄積して標準化し、②口頭で指示されたメモ程度のレシピの活用と整理を進め、③客先の厨房と同様の設備を持つ加工室に販売先料理長を招き、④調理場作業のニーズに応じた自主企画製品を開発する。(120字)
第5問
TAC加点ポイント・妥当性なし解答が4割(そのまま採点すると0点)
・その場合、与件の前提自体の否定になるため印象が悪い
妥当性ありの時点で+30点の下駄を履かせる可能性
妥当である理由の記述は難
留意点は配送にするのが無難
KEC模範解答C社社長は新規事業に積極的に取り組む方針であり管理面、設備面、人員面で既存事業の生産体制への影響を防ぎながら生産能力を増強できる等の理由で、構想は妥当である。留意点は、配送回数が大幅に増えるため、営業部が兼務している配送業務の外部委託など配送体制の構築も検討することである。
AI解答構想は妥当である理由は、①高級感ある和洋食の総菜はX社既存総菜との差別化が可能で、②X社総菜コーナーの売上や客単価向上に寄与するためであり、③新規事業の設備投資を回収すべく外部人材の製品開発実務や管理の経験を生かし、④客単価の低くなる店舗への拡大に留意して実現するよう助言する。(140字)
※第5問の題意上は、KEC解答の書きぶりが妥当で参考になる。意識が高すぎるAI解答は間違いではないが、本番の試験で書ける内容ではない。

焦点の第5問では、「妥当性なし+理由&留意点」でも合理的内容なら加点はある。しかし現実社会ではあれこれ理由をつけてやりたがらないゆで蛙幹部が多いので、KEC第5問の書きぶりに再注目します。

今日のまとめ

Q
普段はTACのコーチに冷たいここのサイトが、今回の動画については好意的。その理由は超絶EBAのような自社解答ゴリ押しでなく、答案200枚を見て【本物試験委員ならどう採点するか】の客観的でクールな内容だから?
A

最早事前対策すらできない凶悪事例Ⅲ
①そこに自社正解を振りかざすのでなく周囲がどう書きどう採点されるかのクール解説は、②結果発表を迎える前の最低準備に好適で、③かつ視野を広げて最も望ましい口述対策になる。(100字)

特に今回のクールTAC動画を客観的に眺めると、作問意図が正しく伝わり口述試験を【今度は確実に合格できる】。筆記結果が吉凶どちらでも、同業D社のたまたま自慢の吹聴被害防止に最適な。

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