①ベテふぞ→答を覚えるお勉強→応用力ゼロとは面接係も知っていて、②東京大阪で答に詰まると「他にねぇのか?」と圧迫されるため、③事前に備えて2分話し切るのがマスト。(100字)
クジ当選は一生に一度しかチャンスがないのに、ベテふぞ認定されては台無し。そこで誰もが2分を話し切るべく、与えられた10日間で準備を加速します。
【当選カウントダウン】口述試問でPREP法(Ⅰ)
ベテふぞが2分の答に詰まるのは、「覚えた内容」で答えようとするため。プロのアナウンサーでも2分600字の暗記は無理だから、以下のクイズの答えは明白な。
近年は口述アウアウ君の答案を特定し、その書き方を落とすべく翌年の採点基準を変えるとの噂まで。受験生応援を騙る前にやることは、2分をスラスラ話すことです。
そうだよ。デジタルなネットワーク時代では、2分スラスラできない間抜けはベテふぞ認定へ。そこでPREPに2分答えるアプローチを、事例別の3日シリーズで具体化します。
PREPへの道❶ 想定問答を自分で分類
今回は集めた試問集を【過去】【短期】【中長期】の3つに分類。すると最初に使うA社のネタが、1つは浮かびます。
【過去】【利点】 A社は2000年代半ば、取引先の有機野菜販売業者が廃業する際にその事業譲渡を受け、そのタイミングで農業法人化しました。どのような意図があったと考えられるかを教えてください。 |
【短期】【可能性】 A社は2000年代半ば、取引先の有機野菜販売業者が廃業する際にその事業譲渡を受け、そのタイミングで農業法人化しました。この農業法人化において考えられるメリット・デメリットを挙げ、その判断が今後どのような可能性を生むかを教えてください。 |
【短期】【留意点】 A社は農業法人であり、今後事業拡大をしていく場合の留意点には、他の製造業とは異なる視点があると思われます。どのような視点で何に留意すべきかを教えてください。 |
【短期】【助言】 消費や需要が多様化し、多様な製品を短いライフサイクルで扱う様になると、生産者と販売者の取引関係は従来の下請型から対等関係にシフトすると考えられます。その変化を見越し、A社が大手中食業者と互恵関係を築くための施策をいくつか教えてください。 |
【短期】【助言】 繁閑の差があり、従業員の定着率の低い農業法人A社が今後の事業継続を図る上で、人手不足の問題にをどのように解消していくべきかを教えてください。 |
【中長期】【留意点】 A社の現経営者は幼い頃から農業に触れその面白さを後世に伝えたいと思っていますが、既に69歳になりました。今後の5年で同族内での事業承継をしていくにあたり、どのようなことに留意すべきかを教えてください。 |
【中長期】【助言】 A社は野菜の生産にとどまらず自社加工や自社販売までを一貫して手掛けています。今後に向けて長期的な収益向上を図るとき、現時点で対応すべ課題と、対応策を教えてください。 |
【中長期】【助言】 A社は同族経営ではあるものの、その創業の経緯から多くの強みを持ち、市場ニーズの変化も捉えて事業の成長を果たして来ました。今後どのような分野での事業展開が考えられるか、自由に提案をしてください。 |
PREPへの道❷ 集めた解答例を3要素に
実際の口頭試問は、2分答えさせるためにヒントを入れてやや長い。その中から「最初の1つ」or「フレームワークで答える3つ」が浮かぶと、2分スラスラ確定な。
【過去】【短期】パターン
【過去】【利点】 | 【短期】【留意点】 |
<想定試問> A社は2000年代半ば、取引先の有機野菜販売業者が廃業する際にその事業譲渡を受け、そのタイミングで農業法人化しました。どのような意図があったと考えられるかを教えてください。 | A社は農業法人であり、今後事業拡大をしていく場合の留意点には、他の製造業とは異なる視点があると思われます。どのような視点で何に留意すべきかを教えてください。 |
<解答3要素> ①法人化のメリット(資金調達・助成金) ②従業員採用の強化 ③組織の成長(ライフサイクル) | ①農業では規模の経済が働く ②農地取得に規制があること ③加工事業を擁するメリット |
<解答例> ①組織の成長段階 事業拡大するために規模を大きくする必要があった(共同体段階からの脱却)。②以下省略 | ①他の製造業との違い 農作物の出来が天候に左右され一定の品質を保つことが難しい。収穫の効率は機械化で対応できるが、生産量自体は農地の拡大をする必要がある。 ②以下省略 |
【中長期】→【留意点】【助言】パターン
【中長期】【留意点】 | 【中長期】【助言】 |
<想定試問> A社の現経営者は幼い頃から農業に触れその面白さを後世に伝えたいと思っていますが、既に69歳になりました。今後の5年で同族内での事業承継をしていくにあたり、どのようなことに留意すべきかを教えてください。 | A社は同族経営ではあるものの、その創業の経緯から多くの強みを持ち、市場ニーズの変化も捉えて事業の成長を果たして来ました。今後どのような分野での事業展開が考えられるか、自由に提案をしてください。 |
<解答3要素> ①所有:同族による円滑な意思決定 ②家族:同族の中で後継者を育成 ③経営:ビジョン策定と人事・評価制度 | ①強み:苺やさつまいもなどの多種生産、自社加工や直営販売店の保有 ②機会:中食や内食でのこだわりの増加 ③強み×機会でクロスSWOTし、同族経営の強みでリーダーシップを発揮 |
<解答例> ①株式 親族内での合意を形成し、株式の持ち合いの割合や集中度合い、次の後継者についてもコンセンサスを得ておきスムーズな意思決定を実現する体制を整える。②以下省略 | 農作物の生産力や商品開発力を活かせる分野だと考えられる。直営店での小売りや飲食サービスが該当する。 |
PREPへの道❸ 時間軸×3要素で解答構成
口述の枕20〜30秒では、解答要素を浮かべる準備として「オウム返し」が容認される。この間に次の要素を準備するのが普通の人類、ボケっと話すとベテふぞ認定です。
今日のまとめ
②面接官は最後まで聴くのが礼儀だから、
③他にありませんか?攻撃を回避可能に。(60字)
おぅ、ベテふぞ認定は誰でも嫌だから、猫でもPREPで3要素浮かべて2分スラスラへ。そこで面接係をニヤリとさせるのが、クジに当たった最大の御礼な。