「これをやれば合格!」より、「コイツは余計な遠回りだった」。。猫も杓子もスピード勝負の時代の試験に勝つには、【自分に要らない】コトを先に決めます。
それはR1を境に「1次」難度が大きく緩和されたため。そこで「過去問10年分は不要」と決め5年に絞ると、それだけでスコアがグンと上がります。
①過去問は10年でなく5年に絞る | ②誤答選択肢のエラーを見つける | ③出題箇所を予想し的中 |
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【手順】 ①過去問を解くのは10年分を避け、直近5年に絞る。 ②誤答した問題の解説を確認し、不足知識を把握する。 ③足りない知識をテキストに戻って、理解しなおす。 | ①過去問の答はどうせ覚えるので、先に見ても良い。 ②正解を知った状態で、誤答選択肢のエラーを探す。 ③間違った選択肢の内容を正解知識として覚える。 | ①過去問の出題傾向・誤答パターンを把握する。 ②模試・本試験の出題箇所を絞りこんで予測する。 ③その領域に絞って暗記し、本当に出たら当てる。 |
【効果】 ①直近の傾向や難易度に応じ、対策を立案できる。 ②誤答箇所を特定し、どこを理解すべきか決まる。 | ①誤答パターンを知ることで、間違い探しが早くなる。 ②1問あたり4つの正解知識を得て、知識定着が進む。 | ①的中率が高まることで、復習の負担が軽減される。 ②正答を重ねると自己肯定感とモチベがWで上がる。 |
【猫も黙って500点】5~6月即効スコアUP / 6科目を3つに分類
H30より以前の過去問にうっかり手を出すと、もう出ない全く不要な知識やノウハウを掴んでしまうことがしばしば。逆に5年に絞ると、こんな簡単にスコアが伸びるぞ?
Step-1:「経営」「財務」は5年に絞って縦横無尽

Step-1:5年分に絞って縦横無尽 「経営」「財務」
それは知っての通り、ウチの試験委員は古く誤ったノウハウを流布するおベテが心底嫌い。また「1次」対策を①10年分 ②5年分で対応する2派があるとき、その公平性を保つため、【1次直近5年以内の知識に絞って加点】します。
①「1次」合格狙いなら10年有利 | ②「2次」は直近5年「1次」知識に絞って出題 | ③スト合格狙いの必要知識は直近5年 |
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「1次」合格をまず目指す方は、過去問10年分をお皿回しします。これで5年に絞って学ぶ受験者に対し心理的にマウントし、覚えた答に自信を持って合格できます。 | しかし「2次」試験では、古い過去問の答を覚えた永年勤続受験者が有利にならないよう、直近5年の「1次」出題済知識の範囲で作問・加点が行われます。 | そこでスト合格を狙う方は、「1次」直近5年の出題範囲に絞り込むことで、「1次」「2次」出題範囲の知識を同時に効率よくカバーします。 |
Step-2:同じ問題が繰り返し出る科目は10年有効:「運営」「経済」
その通りです。出題知識&傾向が長年変わらず、かつ「2次」に支障ない科目では、さっさと過去マス勉で答を覚えて構いません。
①毎年同じ問題を出す科目 | ②過去マス使って答を覚える | ③「事例Ⅲ」は知識を問わない |
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「運営」「経済」は新傾向知識が皆無で、過去問と同じ問題を繰り返し出題します。そのため10年過去マス勉で十分対応できます。 | 「運営」「経済」では過去問出題済の範囲の知識だけ覚えれば十分であり、かつ10年分の正解を覚えても支障がありません。 | 2次「事例Ⅲ」はベテ除けのため過剰な知識を書かせないと昨年R5で確定し、その分10年分の正解を覚えてもスコアが下がりません。 |
Step-3:「情報」で楽を覚えると、最後の魔のカーブが「法務」
おっとその舐めプはまだ早い。受験者が経営→財務→運営→経済・・と解き進むのは出題側も知っており、超イージーな情報の後に、最後の魔のカーブ「法務」がやってきます。
①過去問と同じ問題が出る「情報」 | ②過去マス勉が通用しない「法務」 | ③テキストに戻って周辺知識を幅広く |
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「情報」は、古い基礎知識から最新技術までをカバーすべく、クラウドやAIなどの重要知識が繰り返し年1マーク出題されます。 | 法律教育では、単に過去問で知識を教えるのでなく、得た知識の理解や応用を求めます。そのため過去マス勉は苦手の原因になります。 | そこで「法務」では、過去問は目次で、その未出題箇所が今年出ると考え、テキストに戻って理解や応用を意識した学習に切り替えます。 |
今日のまとめ
「1次」スコア格差の原因は、過去問集の選び方→使い方の順。そして1科目でも不得意=思考のエラーを積み残すと「2次」で受かりにくいので、ここは猫も黙って500点を狙うべきです。