1次Plan:学習計画

【春の入学祭り】学習時間3:1の黄金比 / 「2次」を控えて「1次」で貯金

ふぞろいの盛りすぎ似顔絵&願望答案が試験委員に好感されない理由? 一番ありえるのは、ヒトが好感を持つ黄金比を逸脱するため。

黄金比とは
長方形の縦横比率1.1618に代表される、ヒトが最も美しく感じる比率のこと

Q
近年、「1次」400、「2次」150hが標準所要時間とされる診断士試験。これも「1次」:「2次」=3:1の黄金比が働くと考えてOK?
A

わかりやすい例で、もしふぞろい患者が1年目「1次」400、2年目「2次」1,200h勉強した所で、受かる気配すらゼロ以下なのは猫でもわかる。そこで私が末路を描いて戒めます。

①キーワードの列挙は不十分②足元を見られるフレーズ集③コミュ力不足は落とす口実
診断士2次で、ふぞろいで覚えたキーワードの列挙では不十分です。試験の解答要求は、与件情報を要約して100字で論理的に展開すること。暗記に偏重すると、むしろスコアが下がるでしょう。診断士2次では、その場に応じた適切なアドリブ表現をできる語彙が問われます。市販のフレーズ集で覚えた答を書いても採点者に足元を見られ、加点が控えられます。2次試験の採点者はどうやって8割落とすかを考えながら採点を進めます。この時「訊かれたことに答えていない」答案は、コミュ力不足として落とす口実になります。

【春の入学祭り】学習時間3:1の黄金比 / 「2次」を控えて「1次」で貯金

要するに、「2次」のふぞろい自慢をうっかりパクると、試験委員が望ましいと思う真逆の方へまっしぐら。そのリスクを避けるのが、少なくとも「2次」勉の3倍の時間を掛けて「1次」を学ぶことです。

Step-1: 2次:1次の学習時間を3:1に

Q
いわれて見れば、過去問の答に寄せた答案をわざと落とすことで、短期合格を促すシナリオは十分ある。でもどうして3:1になる?
A

その答は一つとは限りません。ですが12週の「2次」対策=120~150hが最低ラインとし、そこに必要な「1次」知識を学ばせると、「2次」の3倍の最低400hが黄金比になります。

①「1次」暗記には一定時間が必要

「1次」では広く浅い知識の暗記が求められます。法律や用語、概念など、多岐にわたる情報を覚えるには、一定の時間が必要です。さらにこのような広範な暗記には、1冊の問題集を繰り返し解き直し、正解知識を定着させる工夫が欠かせません。

②「2次」対策は週10~12h×12週で足りる

作問採点基準を毎年変えてその場のアドリブ能力を試す「2次」では、過去問の答を覚えてしまうより、まず何が訊かれているかを抽象化し、次に加点しやすい具体的な解答を作る必要があります。これには週10~12時間×12週間あれば足りると知られる一方で、答の覚えすぎは、訊かれていない答を書いて落とされやすい原因になります。

③「2次」の暗記を避けるべく「1次」を3倍

そして、過去問の答の覚えすぎが「2次」不合格の原因になる一方、試験委員は解き直すほど賢くなる「1次」の教育効果に期待します。その適切なバランスとして、近年のストレート合格者の学習時間配分の結果から、「1次」学習に配分する時間を「2次」の3倍にする動きが定着するでしょう。

Step-2:「1次」スコアを極大化

Q
さて転職で書類応募するとき、人事担当者が「診断士合格断念組」「企業内診断士」であるケースは多い。そこで「1次」合格を履歴書に書くなら、「1次」5XX点とさりげなくスコアをアピール?
A

さらに面接時に「2次がなかなか通らなくて・・」と一言添えれば、同情されて確実に好感度UP? 些細な所でつまらぬ小細工をするとは、さすがこのヘンテコサイトです。

①「1次」スコアを履歴書に書く

診断士「1次」合格は履歴書に書いて良いと公式に認められ、その際にスコアを書くことは禁じられていません。その際もしスコアが500点以上であり、かつ人事担当者が診断士受験経験がある場合、書類選考の通過率は大幅に上がるでしょう。

②「1次」は500点以上を狙って取れる

4択マークの「1次」試験には一定の作問パターンがあり、それに対する対策方法や解答のコツが広く知られています。このため、十分な学習時間を確保し、効果的な対策を行うことで、500点以上の高得点を目指すことが十分現実的です。

③「1次」高スコアで「2次」合格率UPへ

高い目標を設定し、それを達成するために努力することは、学習習慣を定着させる上で非常に有効です。500点以上の目標を持つことで、自己管理能力や問題解決能力が向上し、より高度な資格である「2次」試験にも受かりやすくなります。またこのようなポジティブさは、転職面接での好印象を与える材料になるでしょう。

Step-3:「2次」は短期間で骨子を掴む

Q
「1次」を高スコアで駆け抜けると、「2次」で使う基本知識の覚え直しがカットされ、余計なノウハウやフレーズ集を掴まされるリスクが下がる。するとやはり「2次は国語の試験」?
A

「2次」を国語の試験と感じるか、バトンされたノウハウやフレーズ集を覚える試験と勘違いするかは、「1次」基本知識の多寡による。そしてベテの長期戦を避けるべく、短期間で骨子を掴むと良いでしょう。

①「2次」で過去問と同じ出題はない

作問パターンや採点基準が毎年変更される「2次」で、過去問に偏重した対策が有効と誇張するのはベテか同業D社に限られます。受験者はその誤ったG格自慢に惑わされることなく、柔軟な問題解決能力を養う必要があります。

②設問を抽象化し、与件の根拠で具体的に答える

過去問の答をひたすら覚えるお勉強はベテとふぞに任せ、問題解決の根拠や論理を理解し、抽象化して応用する手順を常に意識します。突然天から降るナイスアイデアや我儘答案を避けるべく、設問条件に従って与件の根拠を使い、具体的な答えを導く習慣を身につけることが重要です。

③「2次」の要求スキルを短期間で把握する

「2次」本番では80分で解けない量の文章に対し、その制限時間内にどれだけ妥当な答を書くかで合否が判定されます。受験者はその妥当さを「キーワードの数」と勘違いすることなく、短期間で試験が求めるスキルの骨子を把握し、効果的な対策を立てることが重要になるのです。

今日のまとめ

Q
「2次」150h合格に「1次」400h必要と考えると、残り4か月を切った4月スタートが確実スト合格への最終組に。またこの記事を読み終えると、「1次」400hで500点取るメリットが良くわかる。
A

作問採点が毎年変わる「2次」で150h超勉強するのは、答を覚えてしまうデメが大きい。それより「2次」に150時間使う予定なら、「1次」学習時間をその3倍貯金しておくのが得策です。

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