来る「1次」対策を「経営」→「財務」→「運営」の順に進めると、徐々に要らない知識が増えて飽きが来る。そこで後半の暗記科目対策を、テンポよく進めるために用意されたのが「店舗管理」です。
それは良い着眼で、①「経営」は誰でも得意だが、②「財務」の通過速度で二手に分かれ、③「運営」ド基礎の暗記力で上位5%⇔隣のふぞろいの明暗が分かれ、その差は一生埋まりません。そこで私なら、計算問題を除いた「店舗管理」104マークを、今日と次回でテンポ良く進めます。
①最初に過去問を解く | ②誤答ひっかけ箇所を調べる | ③過去問をフックに知識を広げる |
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従来のテキスト丸読みではなく、まずは過去問に取り組みます。これにより、同じ論点や基本知識が何度も出題される傾向を把握でき、出題パターンに早く慣れることができます。 | 過去問を解いた結果、正解だけでなく、不正解の選択肢(ひっかけ)の内容に注目します。なぜその選択肢に引っかかるのかを確認し、疑問点をテキストや解説に戻って再確認し、該当部分の知識をしっかり固めます。 | 各論点で確実に得点できる基礎的な知識(フックとなる部分)を確立したら、その知識を起点に関連する情報や応用知識を付加していきます。これにより、基本に加え全体的な問題解決能力が向上し、出題範囲全体の得点力がアップします。 |
【はじめて/2年目の店舗管理①】店舗管理はテンポよく / まちづくり三法・MD・ISM・店舗設計
「1次」7科目の暗記をテンポ良く進めるには、7科目で一番簡単な「店舗管理」でペースを掴む。その最大のコツは、易化科目では「過去問と同じ問題を繰り返し出題し」「誤答ひっかけ箇所もほぼ同じ」点です。
まちづくり三法
まちづくり三法は、地域の活性化や都市再生を目的として、土地利用の最適化や建築・市街地整備の基準を定める法的枠組みであり、地域全体のバランスある発展を促すとともに、店舗の立地計画や周辺環境との調和による集客効果向上に寄与する。
こうなると10点満点
店舗が地域のまちづくり計画に沿い、周辺環境との調和を実現し、地域活性化に貢献する魅力的な立地戦略を確立している状態。
都市計画法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
この知識・法律を細かく追いかけると宅建になってしまうので、過去問とテキストの範囲で学べばOK。このR6では特定用途制限地域が初登場です。
○ア 市街化区域とは、すでに市街地を形成している区域およびおおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域である。
×イ 市街化調整(→○非線引き)区域とは、いわゆる白地地域内で用途地域が定められていない区域である。
×ウ 特定用途制限地域は、区域区分が定められていない都市計画(→削除)区域内に定めることができない(→○できる)。
×エ 特別用途地区は、商業地域の地区内に定めることができない(→○できる)。
×オ 都市計画区域は、都道府県都市計画審議会の意見に基づいて、市区町村(→○都道府県)が指定することができる。

前年連続出題なので当てたいですが、×アエが紛らわしく、正解〇ウも選びにくい。気にせずスルーでOKです。
市町村は、都市計画法に規定される区域について、都市再生基本方針に基づき、住宅および都市機能増進施設の立地適正化を図るための計画を作成することができる。 国土交通省が平成 28 年に公表している『都市計画運用指針における立地適正化計画に係る概要』における立地適正化計画に関する記述として、最も適切なものはどれか。 |
×ア 居住調整区域とは、住宅地化を抑制するために定める地域地区であり、市街化調整区域(→○市街化区域等の中)に定める必要がある区域である。 ×イ 居住誘導区域(→○都市機能誘導区域)とは、医療・福祉・商業等の都市機能を都市の中心拠点や生活拠点に誘導し集約することにより、これらの各種サービスの効率的な提供を図る区域である。 〇ウ 都市機能誘導区域における誘導施設とは、当該区域ごとに、立地を誘導すべき都市機能増進施設である。 ×エ 立地適正化計画では、原則として、市街化区域全域を(→○内部に)設定する必要がある。 ×オ 立地適正化計画では、原則として、都市機能誘導区域の中に居住誘導区域(→下線部あべこべ)を定める必要がある。 |

都市計画法、立地適正化計画法は国土交通省の縄張り。ムキにならず、興味の湧く範囲で調べれば十分。
都市再生特別措置法における立地適正化計画に関する記述として、最も適切なものはどれか。 |
×ア 居住誘導区域を設定する際には、市町村合併の経緯や市街地形成の歴史的経緯にとらわれることなく、市町村の主要な中心部のみを区域として(→○将来の人口等の見通しを踏まえた適切な範囲に)設定することが望ましい。 ×イ 市街化調整(→○都市機能誘導)区域とは、医療・福祉・商業等の都市機能を都市の中心拠点や生活拠点に誘導し集約することにより、これらの各種サービスの効率的な提供を図る区域である。 ×ウ 都市計画上の区域区分を行っていない市町村においては、その代替措置として立地適正化計画を活用することはできない(→○できる)。 ○エ 立地適正化計画では、原則として、居住誘導区域の中に都市機能誘導区域を定める必要がある。 ×オ 立地適正化計画の区域は、都市計画区域と重複してはならない(→○全体と一致させることが基本となる)。 |
突然かなり細かい所を聞いており、正答率=Dであることから、ここまで深い暗記は不要と割り切ってOKと判断できます。
都市再生特別措置法における立地適正化計画に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 |
×a 複数の市町村にまたがる広域都市計画の場合、都道府県が主体となって(→○加わって)立地適正化計画を作成(→○調整)することが望ましい。 ×b 都市機能増進施設とはスーパーマーケットやショッピングセンターなどの商業施設であり、医療施設や教育施設は含まれない(→○も含まれる)。 〇c 1 つの市町村内に複数の都市計画区域がある場合には、すべての都市計画区域を対象として立地適正化計画を作成することが基本となる。 |
本試験の正答率の低さに憤慨すると、同じ論点を連続出題するのは、この試験ではよくあります。
都市再生特別措置法における立地適正化計画に関する記述として、最も適切なものはどれか。 |
×ア 居住環境誘導施設とは、居住環境の向上に資するものとして小規模なスーパーマーケット等の店舗が想定されており、小規模な病院・診療所等の医療施設は含まれない(→○が含まれる)。 ×イ 居住調整(→○都市機能誘導)区域とは、医療・福祉・商業等の都市機能を都市の中心拠点や生活拠点に誘導し集約することにより、これらの各種サービスを効率的に提供することを図る区域である。 〇ウ 都市計画上の区域区分が定められていない市町村においては、線引きの代替措置として立地適正化計画を活用することができる。 ×エ 立地適正化計画の区域は、都市計画区域と重複してはならない(→○しても良い)。 ×オ 立地適正化計画を活用して居住の誘導等を推進する際には、市街化区域ではなく市街化調整区域(→下線部あべこべ)に居住を誘導することが必要である。 |
a | b | c | |
×ア | 正 | 正 | 誤 |
×イ | 正 | 誤 | 誤 |
×ウ | 誤 | 正 | 誤 |
×エ | 誤 | 正 | 正 |
〇オ | 誤 | 誤 | 正 |
×アウは、違う法律についての正しい説明。主語を入れ替えて正解選択肢にします。
中心市街地活性化法に関する記述として、最も適切なものはどれか。 |
×ア この法律(→○都市再生特別措置法(または都市計画法))では、居住誘導区域の中に都市機能誘導区域を定める必要がある。 ×イ この法律の対象となる区域を地区とする商工会または商工会議所は、当該区域の中心市街地活性化協議会を組織することができない(→○できる)。 ×ウ この法律(→○大規模小売店舗立地法)の目的は、大規模小売店舗の立地に関して、その周辺の地域の生活環境の保持をすることである。 〇エ 中心市街地整備推進機構の役割の1 つは、中心市街地活性化にかかわる情報の提供、相談、その他の援助などである。 ×オ 都道府県(→○市町村)は、政府が定めた基本方針に基づき、基本計画を作成し、経済産業大臣の認定を申請することができる。 |
法が定める政策は、ほぼ全てそのガイドラインをネットで検索できるので、過去問解説よりそちらを使って視覚的に覚えます。
中心市街地活性化法に関する記述として、最も適切なものはどれか。 |
×ア この法律(→○地域商店街活性化法)の目的は、中心市街地に位置するコミュニティの担い手としての商店街が、地域住民の生活の利便性を高めるために実施するさまざまな地域貢献事業を支援することである。 ×イ 市町村(→○内閣府)は、中心市街地の活性化に関する施策を総合的かつ効果的に推進するため、各市町村(→○)に中心市街地活性化本部を設置する。 ×ウ 中心市街地活性化協議会は、市町村が作成する基本計画について協議するための組織であり、認定基本計画の実施について、市町村に意見を述べることはできない(→○ができる)。 ×エ 中心市街地活性化協議会を設置する場合、都市機能の増進を総合的に推進するための調整を図るのにふさわしい者か、経済活力の向上を総合的に推進するための調整を図るのにふさわしい者のいずれか一方のみを構成員(→○両方を必須構成員)として選択する必要がある。 〇オ 特定民間中心市街地経済活力向上事業を実施しようとする者は、単独または共同して、中心市街地活性化協議会における協議を経て、特定民間中心市街地経済活力向上事業計画を作成し、経済産業大臣の認定を申請することができる。 |
大店法(1973年施行)→大店立地法(1994年施行)の対比は、2021年になっても出題されます。
大規模小売店舗立地法に関する記述として、最も適切なものはどれか。 |
×ア この法律(→○消防法)では、店舗に設置されている消火器具や火災報知設備などの機器点検は、6 か月に1 回行わなければならないと定められている。 ×イ この法律(→○大規模小売店舗法)の主な目的は、大規模小売店舗における小売業の事業活動を調整することにより、その周辺の中小小売業の事業活動の機会を適正に確保することである。 ×ウ この法律(→○大規模小売店舗法)の対象は店舗面積が500 m2 を超える小売業を営むための店舗であり、飲食店は含まれない。 ×エ 市町村(→○都道府県)は、大規模小売店舗の設置者が正当な理由がなく勧告に従わない場合、その旨を公表することができる。 〇オ 大規模小売店舗を設置するものが配慮すべき事項として、交通の渋滞や交通安全、騒音、廃棄物などに関する事項が挙げられている。 |
×アエは別な法律の説明です。×イは直し方がやや難ですが、その分下のようにピタリハマると納得です。
大規模小売店舗立地法に関する記述として、最も適切なものはどれか。 |
×ア この法律(→○大規模小売店舗法)の主な目的は、大規模小売店舗における小売業の事業活動を調整することにより、その周辺の中小小売業の事業活動の機会を適正に確保することである。 ×イ この法律の施行に伴い、地域商業の活性化を図る(→○大型店と地域社会との融和を図る)ことを目的として大規模小売店舗法の規制が強化(→○から緩和)された。 〇ウ この法律の対象は、店舗面積が1,000m2を超える小売業を営む店舗であり、飲食店業を営む店舗は含まれない。 ×エ この法律(→○地域商店街活性化法)の役割は、商店街が地域コミュニティの担い手として行う地域住民の生活の利便を高める試みを支援することである。 ×オ 大規模小売店舗を新設する場合、開店後1 カ月以内(→○開店8か月前)に新設に関する届出をしなければならない。 |
建築基準法・消防法他
建築基準法や関連法規は、店舗建築における安全性、耐震性、衛生面の確保を目的に定められており、特に消防法は火災時の避難経路や防火設備の充実を求める。これにより、顧客や従業員の安全を守る確固たる建築基準が確立され、安心できる店舗空間の実現を促す。
こうなると10点満点
全ての法規制を遵守し、安全性・耐震性・防火性が確保された店舗建築が実現され、緊急時の迅速な避難対応が整っている。
屋外広告物法に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
特に法律を覚えなくても、常識で当たるクイズです。
○a 都道府県は条例で定めることによって、第一種低層住居専用地域における屋外広告物の設置を禁止することができる。
×b 条例に違反している立看板が、管理されずに放置されていることが明らかなときであっても、設置者の許可がなければ(→○なくても)都道府県知事はその立看板を撤去することはできない(→○できる)。
×c 常時屋外で公衆に表示されたはり紙は、屋外広告物に該当しない(→○する)。
誰もが〇にするアは、×料理店→〇飲食店のウルトラひっかけ。もちろんこんな暗記は不要です。
都市計画法および建築基準法で定められている用途地域と建築物に関する記述として、最も適切なものはどれか。なお、各記述における面積はその用途に供する部分の床面積の合計を意味する。 |
×ア 近隣商業地域には、100 ㎡( 1 階建て)の料理店(→○飲食店)を出店することができる。 ×イ 工業地域には、15,000(→○10,000)㎡ の店舗を出店することができる。 ×ウ 第一種住居地域には、500 ㎡( 2 階建て)のカラオケボックスを出店することができる(→○(面積にかかわらず)できない)。 〇エ 田園住居地域には、300 ㎡( 1 階建て)の農産物直売所を出店することができる。 |
暗記せず、普通に考えると素直に〇ウを選べます。
a | b | |
×ア | 建築することができる | 建築することができる |
×イ | 建築することができる | 建築することができない |
〇ウ | 建築することができない | 建築することができる |
×エ | 建築することができない | 建築することができない |
都市計画法および建築基準法では、用途地域とそこに建築可能な建築物について定められている。以下のaとbの用途地域において、床面積が1,000 m2 のドラッグストア( 1 階建て)を建築することができるかどうかの組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 |
a 工業専用地域 b 準工業地域 |
建築基準法は鉛筆コロコロ。
近年、空き家が増加傾向にある中で、住宅をそれ以外の用途(店舗等)に変更して活用することが求められている。また、木材を建築材料として活用することで、循環型社会の形成等が期待されている。そのため、建築物・市街地の安全性の確保および既存建築ストックの活用、木造建築を巡る多様なニーズへの対応を背景として、平成30 年に建築基準法の一部が改正された(平成30 年法律第67 号)。 この改正された建築基準法に関する記述として、最も適切なものはどれか。 |
×ア 維持保全計画の作成等が求められる建築物の範囲が縮小された。 ×イ 既存不適格建築物の所有者等に対する特定行政庁による指導および助言が条文から削除された。 ○ウ 戸建住宅を、一定の要件(延べ面積200 m2 未満など)を満たす小売店舗に用途変更する場合に、耐火建築物とすることが不要になった。 ×エ 耐火構造等とすべき木造建築物の対象が見直され、高さ16 m 超または地上階数4 以上が含まれなくなった。 |
当然、暗記不要です。
屋外広告物に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 |
〇a 屋外広告物法によれば、都道府県は、屋外広告物の形状、面積、色彩などの表示方法の基準を条例で定めることができる。 ×b 建築基準法によれば、広告塔を設置する場合、広告塔の高さにかかわらず(→○高さが4m以上のときは)、建築確認申請をする必要がある。 〇c 建築基準法によれば、防火地域内にある看板で、建築物の屋上に設けるものは、主要部分を不燃材料で造るか不燃材料で覆わなければならない。 |
a | b | c | |
×ア | 正 | 正 | 正 |
〇イ | 正 | 誤 | 正 |
×ウ | 正 | 誤 | 誤 |
×エ | 誤 | 正 | 誤 |
×オ | 誤 | 誤 | 正 |
「1次」500点を普通に取れる時代では、このような表の丸暗記は当然後回し。なお、特定防火対象物とは、不特定の人が出入りする施設のことです。
小売店舗などの店舗施設(一般住宅と併用するものは除く)における防火管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。 |
×ア 飲食店とカラオケボックスは特定防火対象物ではない(→○である)。 ×イ 商店街に設置された延長30(→○50)mのアーケードは、防火対象物である。 ×ウ 店舗に設置されている消火器具や火災報知設備などの機器点検は、毎月(→○年2回)行わなければならない。 〇エ 店舗面積1,500m2のスーパーマーケットでは、防火管理者を定めなければならない。 ×オ 防火地域内で建築物の屋上に看板を設置する場合、看板の主要部分を不燃材料で造る必要はなく(→○か)、不燃材料で覆う必要もない(→○がある (※建築基準法))。 |
商業集積
商業集積は、ショッピングセンターや商店街における来客数や売上高、店舗数などの統計データを基に、消費者動向や市場規模、エリアごとの集客力を分析する手法であり、各店舗の競争力強化や立地戦略の見直しに重要な指標となる。統計に基づく戦略的判断が、商業エリア全体の持続的な発展を支える。
こうなると10点満点
統計データを的確に分析し、好立地で最適な品揃え・サービスを実現することで、安定した集客力と売上成長が確認されている。
以下のグラフは、経済産業省の商業動態統計における小売業の業態別の年間販売額推移を示している。グラフ内の空欄A~Cに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
この手のグラフ問題は、スーパー・CVS・百貨店・ドラッグストアが四天王ですが、メンバーを入れ替えて難度を上げました。
A | B | C | |
×ア | スーパー | コンビニエンスストア | 百貨店 |
×イ | スーパー | 百貨店 | ドラッグストア |
×ウ | ドラッグストア | コンビニエンスストア | 百貨店 |
×エ | ドラッグストア | スーパー | 家電大型専門店 |
○オ | ドラッグストア | 百貨店 | 家電大型専門店 |
社会科クイズ。百貨店の一人負けが、コロナで加速します。
A | B | C | D | |
○ア | スーパー | コンビニエンスストア | 百貨店 | ドラッグストア |
×イ | スーパー | ドラッグストア | 百貨店 | コンビニエンスストア |
×ウ | スーパー | 百貨店 | ドラッグストア | コンビニエンスストア |
×エ | 百貨店 | スーパー | コンビニエンスストア | ドラッグストア |
×オ | 百貨店 | スーパー | ドラッグストア | コンビニエンスストア |
以下のグラフは、経済産業省の商業動態統計における小売業の業態別の販売額推移を示している。グラフ内の空欄A~Dには、百貨店、スーパー、コンビニエンスストア、ドラッグストアのいずれかが入る。 空欄に入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 |

該当統計を調べると以下の記載↓がありますが、当然暗記不要。
わが国のショッピングセンター(SC)の現況(2020 年末)について、一般社団法人日本ショッピングセンター協会が公表している『SC 白書2021(デジタル版)』から確認できる記述として、最も適切なものはどれか。 |
×ア 1 SC 当たりの平均テナント数は約300 (→○50)店舗である。 ×イ 1 SC 当たりの平均店舗面積は約10 (→○1.7)万㎡ である。 ×ウ 1 核SC の中で最も数が多いキーテナントは百貨店(→○総合スーパー)である。 ×エ キーテナント別SC 数では1 核SC の割合が最も低い(→○高い)。 ○オ ディベロッパーの業種別SC 数で最も多い業種は小売業である。 |

SC他の商業統計は、暗記ではなく一般常識クイズ。いずれも暗記不要です。
わが国のショッピングセンター(SC)の現況(2022年末時点で営業中のSC)について、一般社団法人日本ショッピングセンター協会が公表している『SC白書2023(デジタル版)』から確認できる記述として、最も適切なものはどれか。 |
×ア 1 SC当たりの平均テナント数は約100(→○53)店舗である。 ×イ 1 SC当たりの平均店舗面積は約50,000(→○17,348)㎡である。 〇ウ 2022年に開設されたSCの立地は、「中心地域」よりも「周辺地域」の方が多い。 ×エ 業種別テナント数は、「物販店」よりも「飲食店(→下線部あべこべ)」の方が多い。 ×オ ビル形態別SC数は、「商業ビル」よりも「駅ビル(→下線部あべこべ)」の方が多い。 |
中学校の社会科レベルのクイズです。
A | B | C | |
〇ア | ドラッグストア | 百貨店 | ホームセンター |
×イ | ドラッグストア | ホームセンター | 百貨店 |
×ウ | 百貨店 | ドラッグストア | ホームセンター |
×エ | 百貨店 | ホームセンター | ドラッグストア |
以下のグラフは、経済産業省の商業動態統計における小売業の業態別の年間販売額推移を示している。 グラフ内の空欄A~Cに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 |
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統計は暗記不要。形容詞エラーの練習になります。
中小企業庁『平成30 年度商店街実態調査報告書』から確認できる記述として、最も適切なものはどれか。 |
×ア 1 商店街当たりのチェーン店舗数は、前回調査(平成27 年度調査)よりも減少(→○増加)している。 ×イ 1 商店街当たりの店舗数は、前回調査(平成27 年度調査)よりも増加(→○減少)している。 ×ウ 外国人観光客の受け入れについては、過半数(→○一部の)の商店街が取り組みを行っている。 ×エ 商店街組織の専従事務職員は、0 名の商店街の割合が最も低い(→○高い)。 〇オ 商店街の業種別店舗数では、飲食店の割合が最も高い。 |
この手の統計は単なるアンケートに過ぎず、暗記は一切不要です。
中小企業庁が公表している『令和3 年度商店街実態調査』に関する記述として、最も適切なものはどれか。 |
×ア 1 商店街当たりのチェーン店舗率は、前回調査(平成30年度調査)よりも減少(→○増加)している。 ×イ キャッシュレス決済の取組については、80(→○50)%以上の店舗で導入している商店街が50(→○20)%を超えている。 〇ウ 新型コロナウイルス感染症のまん延による影響を踏まえた商店街の新たな取組は、「インターネット販売に対応した」よりも「テイクアウト販売に対応した」と回答した割合が高い。 ×エ 全国の商店街における業種別の店舗数では、「飲食店」よりも「サービス店(→下線部あべこべ)」の方が多い。 |
MD
MDは、市場動向や需要予測、競合分析を踏まえて、商品の品揃えや価格設定、利益率を戦略的に計画し、店舗全体の収益性を最大化するための手法である。商品の入れ替えや在庫管理、プロモーション施策との連動を図りながら、合理的な収益構造の確立と持続的な成長を追求する。
こうなると10点満点
市場のニーズを正確に把握し、最適な品揃えと利益率を実現する商品構成で、収益性と在庫効率が高い状態を確保している。
GMROI→分母が原価ベース、交差比率→売価ベースの違いです。
A | B | C | |
×ア | GMROI | 交差比率 | 商品回転率 |
×イ | 交差比率 | GMROI | 商品回転率 |
×ウ | 交差比率 | 商品回転率 | GMROI |
〇エ | 商品回転率 | GMROI | 交差比率 |
×オ | 商品回転率 | 交差比率 | GMROI |
以下は、土産物店の店主X氏と中小企業診断士(以下、「診断士」という。)との間で行われた会話である。 会話の中の空欄A~Cに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 |
X 氏:「私が経営する店舗の商品在庫は適切なのでしょうか。」 診断士:「商品在庫量を管理する指標はいくつかあります。売上と在庫の関係を表すものに【A】 があります。数値が大きいほど在庫の効率が良いということになります。」 X 氏:「同じ売上で在庫が少なければ、【A 】が高まるということですね。 それでは、もっと在庫を減らすほうが良いですね。」 診断士:「単純に在庫を減らせば良いということではありません。在庫が少なすぎると欠品が起こりやすくなり、販売機会ロスが発生してしまいます。適度な商品在庫を維持することが必要です。」 X 氏:「【A】 以外に、どのような指標を参考にすれば良いでしょうか。」 診断士:「商品に投下した資本がどれだけ効率的に粗利益を出すことができたかをみる指標に【B】 があります。これは、期間中の粗利益額を原価の平均在庫高で除した数値で、Xさんの店の前期の数値を算出すると、業界として適正な水準にあると思います。また、期間中の粗利益額を売価の平均在庫高で除した数値を【C】 といい、販売面での生産性を評価する指標です。」 |
値引きに関するクイズです。×イがひっかけ。
商品の売上と利益の管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。ただし、仕入れた商品をすべて売り切ることを前提に答えよ。 |
○ア 一定の利益幅を仕入原価に上乗せして販売価格を設定する方法をマークアップ法という。 ×イ 最初の販売価格で売れ残った商品を当初の値入率より低い値引き率(→○値入率)で特売すると粗利益額がマイナスになることがある。 ×ウ 仕入れた商品を販売したときの粗利益額は、仕入時に設定した値入額を上回る(→○下回る)ことが多い。 ×エ 値入率が異なる複数商品の販売計画を立てる場合、仕入数量が決まらなくても(→○を決めると)全体の値入率を計算することができる。 |
常識で〇エ一択に。誤文訂正の練習にピッタリです。
最寄品を取り扱う小売店の販売計画や計数管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。 |
×ア カテゴリーマネジメントでは、店員の作業計画に基づき商品カテゴリー単位の販売計画(→下線部あべこべ)を立案する。 ×イ 損益分岐点売上高を計算する際、変動費には売上原価は含まれない(→○含まれる)。 ×ウ 販売計画は年間で立案するものであり(→○ほかに)、月別や週別に細分化して立案する必要はない(→削除)。 〇エ 販売計画立案時には、祝日のイベントや地域行事などの影響を考慮することが重要である。 ×オ 販売計画立案時の売上予測では、市場動向は考慮せず(→○を考慮して)自店舗の過去の販売データのみを(→○以外も)用いることが重要である。 |
頭の体操クイズにどうぞ。
下表は、同じ地域に立地するX商店、Y商店、Z商店の品ぞろえである。表中の○は販売中、×は取り扱いをしていないことを示したものである。 各商店の品ぞろえに関する記述として、最も適切なものはどれか。 なお、価格帯は、「低」が千円以上3 千円以下、「中」が6 千円以上8 千円以下、「高」が1 万円以上1 万2 千円以下の売価の商品を対象とする。 |

×ア 3 店舗の中で、最も総合的な品ぞろえをしているのはY(→○X)商店である。 ×イ 3 店舗の中で、プライスゾーンが最も広いと考えられるのはZ(→○Y)商店である。 ×ウ X商店が品ぞろえを変えずにEDLP 政策をとった場合、プライスラインは1つ(→○3,000円以下が中心)となる。 ○エ Y商店が婦人服Bを追加して取り扱うことは専門性を高めることになる。 ×オ Z商店で紳士服C(→○服飾雑貨C)を追加して取り扱うと、関連購買による来店客の買上点数増加が期待できる。 |
商品を絞る→売れ筋の欠品を減らす→機会ロス解消です。
(設問1) | A | B |
×ア | 多くの新商品を追加で品揃えする | 機会ロスを減らして |
×イ | 多くの新商品を追加で品揃えする | 新規顧客を増やして |
○ウ | 品揃えする商品数を絞りこむ | 機会ロスを減らして |
×エ | 品揃えする商品数を絞りこむ | 新規顧客を増やして |
どうみてもイを選びたくなるが、正解〇ウと言い張るのでEランクです。
(設問2) | |
×ア | カテゴリーアセスメント |
×イ | カテゴリーマネジメント |
○ウ | 単品管理 |
×エ | ラインロビング |
×オ | ロイヤルティ・マーケティング |
以下は、ベーカリーを3 店舗経営するX氏と中小企業診断士(以下、「診断士」という。)との間で行われた会話である。この会話を読んで、下記の設問に答えよ。 |
X 氏:「創業から自家製パンを販売してきましたが、最近は売上不振の店舗があり困っています。店舗aは好調に売上を伸ばしていますが、他の店舗は年々売上が減少しています。」 診断士:「これまでのように3 店舗とも同じ品揃えでは対応が難しくなっているのではないですか。店舗により品揃えを変えて、売上の悪い店舗では【A】 ことを考えてはどうでしょうか。」 X 氏:「ただ、いつも置いてある商品がなくなると困るお客さまがいるのではないかと心配で、なかなか難しいです。」 診断士:「例えば、店舗bで最も売上が少ない商品の販売数は、1 日に2 個から3 個です。1 個も売れていない日もありますね。一方で、一番売れている商品は、毎日15 個近く売れていて廃棄ロスがほとんどありません。早い時間に売り切れてしまう日はありませんか。」 X 氏:「確かに午後早い時間で売り切れてしまう日もあるようです。」 診断士:「売れ筋商品が売り切れていると、お客さまは仕方なく他の商品を買うことにしたり、買うのをやめてしまったりしているのかもしれません。まずは売れ筋商品が品切れしないように、陳列量を増やしてみませんか。そうすることで、 【 B】 売上を増やすことが見込めます。」 X 氏:「では、来週はそのように対応してみます。」 診断士:「良い成果を聞けることを楽しみにしています。」 |
(設問 1 ) 会話の中の空欄AとBに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。 |
(設問 2 ) 会話の下線部で診断士がX氏に勧めていたような売上改善の手法として、最も適切なものはどれか。 |
こんな間抜けな質問をする店主はいないし、この助言でカネを取るのは泥棒以下です。
以下は、文房具店の店主X氏と中小企業診断士(以下、「診断士」という。)との間で行われた会話である。この会話に基づく下記の設問に答えよ。 |
X 氏:「最近は、近所の小学校の生徒数が少なくなっているので、子供向けの文房具の売上が落ちています。品揃えを変えていこうと考えているのですが、アドバイスをいただけますか。」 診断士:「品揃えの計画を立てるには、まず店舗の商圏における消費者のニーズを理解することが大事です。小学生が減っているということなので、新たな顧客層をターゲットにしたいですね。」 X 氏:「店舗の徒歩圏には高齢者が多く居住しているのですが、あまり来店していません。高齢者の方に使ってもらえる店にしていきたいと思います。」 診断士:「ニーズに合った商品を品揃えすることで、購買の機会を増やしたいですね。どのようなニーズがありそうですか。」 X 氏:「自治会では、高齢者の絵画サークルなどをやっているようなので、絵の具やデッサン用の鉛筆などの品揃えを増やそうと考えています。」 診断士:「買上点数を増やして①客単価を高めるために関連購買を促進できる取り組みをするのがよいでしょう。今はあまり来店されていないということなので、販売促進をして接客にも力を入れて常連客を増やすことが重要です。 常連客の満足度を高めると、友人などへ口コミで店舗を薦めてもらえることも期待できます。」 X 氏:「分かりました。」 診断士:「ただ、文房具は毎日買うものではありません。そこで、別の取り組みとして、高齢者が好む菓子や飲み物など、②今まで販売していない商品カテゴリーの品揃えをしてはどうでしょうか。また、商品を販売するだけでなく、ワークショップなどを開いてもよいかもしれません。」 |
(設問1 ) 会話の中の下線部①に記載されている関連購買の促進に関する記述として、最も適切なものはどれか。 |
×ア 5 回買うと特典を与えるスタンプカードによる販売促進を行う。(×単価は上がらない) ×イ 同じデッサン用の鉛筆を10 本買うと1 本おまけをつける。(×単価は上がらない) ×ウ 高齢者が好みそうな園芸用品を品揃えする。 (×関連していない) 〇エ デッサン用の鉛筆と一緒に使う鉛筆削りと消しゴムを同じ棚に陳列する。 ×オ 来店目的になりやすい商品を品揃えする。(×関連していない) |
ラインロビングとは、他の店から顧客を奪うこと。ドラッグストアが食品を安値販売するのが好例です。初出なのでここで覚えます。
(設問2 ) 会話の中の下線部②に記載されている、今まで販売していない商品カテゴリーの品揃えをするラインロビングに関する記述として、最も適切なものはどれか。 |
×ア 今回のラインロビングの取り組みでは、近隣の商店へ影響することはない。 ×イ 今回のラインロビングの取り組みでは、顧客の来店目的に影響することはない。 ×ウ 今回のラインロビングを提案する主目的は、粗利益率を高めることにある。 〇エ 今回のラインロビングを提案する主目的は、買上点数を増やすことにある。 ×オ 今回のラインロビングを提案する主目的は、来店頻度を増やすことにある。 |
ISM
ISMは、顧客の衝動買いや非計画的な購買行動を誘発するための戦略であり、陳列レイアウトや販促活動、心理的アプローチを工夫することで、買上点数の増加や一人当たり購入額の向上を狙う施策群で、顧客体験の質を高めながら店舗全体の売上アップに寄与する。
こうなると10点満点
顧客心理を的確に捉えた陳列・販促策で、非計画購買を促進し、一人当たりの買上点数向上が効果的に実現されている。
消費者の商品購買行動は、計画購買と非計画購買に区分することができる。このうち、非計画購買に関して、以下の説明文と非計画購買の種類の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
「マーケ」消費者購買行動からのクロスオーバー出題。選択肢の作りが初見パターンです。
a POPを見て、初めて見た商品に希少性を感じて購入すること。 →衝動購買
b 値引きされた商品を「安いから」という理由で購入すること。 →条件購買
a | b | |
×ア | ①想起購買 | |
×イ | ②関連購買 | |
×ウ | ①想起購買 | |
○エ | ②条件購買 | |
×オ | ③衝動購買 |
×イは下線部2つがあべこべ。
店頭販促物に商品情報等を記載する場合、景品表示法を遵守しなければならない。小売店の店頭販促物の表示に関する記述として、最も適切なものはどれか。 |
〇ア POP に通常価格と併記して「価格は店員に御相談ください」と価格交渉に応じる旨の表示をしても不当表示に該当しない。 ×イ 仕入先からの誤った情報に基づいて小売店が景品表示法に抵触する不当表示をしてしまった場合、表示規制の対象は仕入先(→○小売店)であり、仕入先ではない。 ×ウ 商品の効果、性能に関する表示を小売店がする場合、裏付けとなる合理的な根拠を示す資料があったとしても、小売店が自ら実証試験・調査等を行う必要がある(→○ない)。 ×エ 商品を値下げして販売する際、値下げ前の価格で1日でも(→○一般的には2週間にわたり)販売していれば、その価格を値下げ後の価格の比較対象価格として二重価格表示をしても不当表示に該当しない。 |
×アがややひっかけですが、それでも〇イは頻出なので一択です。
小売業の価格政策と特売に関する記述として、最も適切なものはどれか。 |
×ア EDLP 政策の場合、プライスライン(→○その商品の売価)は1 つしか設けない。 〇イ 定番価格を高く設定していても、特売を頻繁に繰り返すと顧客の内的参照価格は低下する。 ×ウ 特売による販売促進は、価格弾力性が低い(→○高い)商品ほどチラシなどで告知したときの集客効果が高い。 ×エ ハイ・ロープライシング政策では、特売時における対象商品の販売数量を最大化することで店全体の利益率が高まる(→○低下する)。 ×オ 端数価格には、買物客に安さを感じさせる心理的効果はない(→○がある)。 |
(設問1)はコンビニを連想すればわかるサービス問題。(設問2)はやや難です。
以下は、酒販店の店主と中小企業診断士(以下「診断士」という。)との間で行われた売場づくりに関する会話である。この会話を読んで、下記の設問に答えよ。 |
店 主:「売場を改善して客単価を上げたいのですが、今の売場をどのように変えるのが良いでしょうか。」 診断士:「それでは、まず、売場における商品配置について考えてみましょう。インストア・マーチャンダイジングの考え方によると、計画購買されやすい商品を【A】に配置することで、来店した顧客の買上点数増加につながりやすくなります。また、【B】を促すように商品配置をすることが、買上点数を増やすためには効果的です。」 店 主:「【B】は、おつまみなどをお酒と一緒に買ってもらうようなことですね。」 診断士:「お客様が商品を選ぶ際に、もう1 品買ってもらうためには、商品のグルーピングも重要です。特にバラエティ・シーキングされやすい商品カテゴリーは、同じ売場にまとめて陳列することで複数の商品を同時に買ってもらえる機会が増えると考えられます。」 店 主:「それでは、さっそく売場を変えてみたいと思います。」 |
(設問1 ) 会話の中の空欄AとBに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。 |
A | B | |
×ア | 入口付近 | 関連購買 |
×イ | 入口付近 | 条件購買 |
〇ウ | 売場の奥 | 関連購買 |
×エ | 売場の奥 | 条件購買 |
×オ | 売場の中心 | 条件購買 |
(設問2 ) 会話の中の下線部に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 |
×a バラエティ・シーキングされやすい商品カテゴリーは、当該カテゴリーの品揃え商品数を増やすと総合的(→○専門的)な品揃えとなる。 ×b バラエティ・シーキングされやすい商品カテゴリーに含まれる商品は、相互に代替性がない(→○ある)。 〇c バラエティ・シーキングされやすい商品カテゴリーは、品揃えしている商品カテゴリー間の相対的な比較で決まる。 |
a | b | c | |
×ア | 正 | 正 | 誤 |
×イ | 正 | 誤 | 正 |
×ウ | 誤 | 正 | 正 |
×エ | 誤 | 正 | 誤 |
〇オ | 誤 | 誤 | 正 |
当問のような国語レベルのクイズを得意にすると、「2次」も国語の試験と割り切ることができます。
インストアプロモーションに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 |
×a エンドなどで大量陳列をする主な目的は、計画(→○非計画)購買を発生させることである。 ×b 季節の催事や行事にあったプロモーション計画を立てる52 週マーチャンダイジングの主な目的は、競合店と異なる(→○季節の催事や行事にあった)販促テーマで顧客を獲得することである。 〇c クロス・マーチャンダイジングの主な目的は、関連購買を促進することである。 |
a | b | c | |
×ア | 正 | 正 | 誤 |
×イ | 正 | 誤 | 誤 |
×ウ | 誤 | 正 | 正 |
×エ | 誤 | 正 | 誤 |
〇オ | 誤 | 誤 | 正 |
店舗設計
店舗設計は、商品の魅力を最大限に伝える陳列手法や、心地よい購買環境を創出する照明計画など、視覚的効果と動線設計を融合させた戦略的アプローチである。顧客の動機付けと購買意欲を高め、ブランドイメージや店舗の居心地向上を図るための重要な基盤として機能する。
こうなると10点満点
効果的な陳列と最適な照明設計により、顧客が快適に商品を見渡せ、ブランドイメージが向上する環境が整備されている。
VMDにおける3 つの基本的な要素のうち、IP(Item Presentation)の目的と具体的な手法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
VMD(Visiual Marchandising)の3要素について、R3第29問からの連続出題。正解○イ以外は、IPと別要素のVPとPPの説明になっています。

×ア (VPの説明→)売場全体のコンセプトを視覚的に表現するために、大型のプロップスを用いる。
○イ 売場に立ち寄った顧客が商品を選びやすくするために、フェイスアウトでハンガー陳列する。
×ウ (PPの説明→)売場のテーマを演出するために、マネキンを用いて関連商品をディスプレイする。
×エ (PPの説明→)特定の売場への立ち寄りを増やすために、POPなどを用いて季節感を演出する。
×オ (PPの説明→)劣位置の売場への立ち寄りを促すために、商品を山積みしてボリューム感を演出する。

選択肢を並び変えるとこう↓ ①→c、②→b、③→aと一目でわかり、ついでに暗記を。
ビジュアル・マーチャンダイジング(VMD)における3 つの表現区分①~③とその役割に関する記述a~cの組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 |
① IP(Item Presentation) | c 単品商品を分類・整理し、見やすく、分かりやすく、選びやすく陳列し、購買欲求を高める。 |
② PP(Point of Sales Presentation) | b 商品の特徴や機能を明示し、選択のヒントを示して客の判断を手助けする。 |
③ VP(Visual Presentation) | a ショーウインドーやステージなど特定の場所で行い、客の目をひきつけ誘導する。 |
① | ② | ③ | |
a | ×ア | ×ウ | ○ |
b | ○ | ×エ | |
c | ○イ | ×オ |
×アを選びやすいのですが、レジ前には「単価が低く」「粗利率が高い」商品を陳列します。電池が好例ですね。
スーパーマーケットの売場づくりに関する記述として、最も適切なものはどれか。 |
×ア 買上点数を増やすために、レジ前売場には単価が低い商品よりも高い(→下線部あべこべ)商品を陳列する。 ×イ 買物客の売場回遊を促すために、衝動(→○目的)購買されやすい商品は売場に分散配置する。 〇ウ 商品棚前の通路幅を広くすると、当該商品棚のゴールデンゾーンの範囲が広がる。 ×エ 販売促進を行うエンドの販売力は、主通路に面するよりもレジ前(→下線部あべこべ)の方が高い。 ×オ 複数(→○単一)の入り口からレジまでの客動線を一筆書きのようにコントロールすることをワンウェイコントロールという。 |
コンビニのバイトレベルの知識で〇イ一択に。残る×アウエオにバツをつける国語のセンスを磨きます。
食品スーパーの売場づくりに関する記述として、最も適切なものはどれか。 ただし、いずれの記述でも売場の什器は、横幅が90 cm で最上段の棚の高さが170 cm の常温のゴンドラであることとする。 |
×ア 3 本以上横に並んだゴンドラをまたがって同じ商品カテゴリーをホリゾンタル陳列すると、商品を選びやすい(→○の迫力がある)売場になる。 〇イ 前進立体陳列をすると、棚のボリューム感を演出することができる。 ×ウ 陳列するすべての商品のフェイス数を均等に配分するよりも、過去の販売数量が少ない(→○多い)商品に多くのフェイス数を配分する方が、売場における欠品のリスクが小さくなる。 ×エ 販売力が最も高いと考えられるのは最上段(→○ゴールデンゾーン)の棚である。 ×オ ブレークアップラインを売場内に作ると、商品の安さを演出する(→○陳列の単調さを防ぐ)ことができる。 |
当問は明らかに誤答誘導狙いで、どう直すかの難度も高め。正解〇イ プロップスを知っていた方は、診断士より別資格の方が適性ありです。当問はいくらでも直せるので、あえてツーペアにして入れ替えてみます。
売場における商品の陳列や売場の演出に関する記述として、最も適切なものはどれか。 |
×ア 衣料品をフェイスアウト陳列する目的は、関連購買の促進(→○売り込みたい商品を識別しやすくすること)である。 〇イ 売場のテーマに合わせたプロップスは、買物客にテーマイメージの伝達を促進する。 ×ウ 代替性がない複数のブランドの商品のグルーピングは、ブランドスイッチを促進する(→○商品パッケージが識別しやすくなる)。 ×エ 同系色の商品を集合陳列する目的は、売り込みたい商品を識別しやすく(→○関連購買を促進)することである。 ×オ 類似した複数の商品をジャンブル陳列すると、商品パッケージが識別しやすくなる(→○ブランドスイッチを促進する)。 |

テキストレベルの暗記。
A | B | C | |
×ア | 光度 | 500 | 演色 |
×イ | 光度 | 2,000 | 演色 |
×ウ | 光度 | 2,000 | 光色 |
○エ | 照度 | 500 | 演色 |
×オ | 照度 | 2,000 | 光色 |
照明に関する以下の文章において、空欄A~Cに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 |
自然光や人工照明で照らされた場所の明るさを【A】 という。JIS では、スーパーマーケットにおける店内全般の維持 【 A】 の推奨値は 【 B】 ルクスである。また、光で照明された物体の色の見え方を 【 C】 という。 |

今日のまとめ
個別知識のマクロやディティールにこだわるのがおベテとすれば、全体の大枠を掴んで訊かれたことを外さないのが上位5%。7科目で一番易しい「運営」では、「まちづくり三法による出店・店舗設計を経て、MDとISM強化で利益を確保」と、ポンポン軽く済ませて進みます。