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【科目学習セオリー「法務」】最後の2択がCランク

前置き
基本的に誰もが苦手。

要暗記。意味不明の長文選択肢。1マーク5点のギャンブル配点。低く抑えられた平均点。「法務」といえば、苦手要素が三拍子も四拍子も揃います。

では「苦手科目なし」と言い切る、【目標540点】の「法務」対策セオリーとは? 早速スタートです。

【科目学習セオリー「法務」】最後の2択がCランク

一発合格まとめシートの「科目別学習セオリー」。

ドリル凡例

問題点 ・・赤
原因・・黄
対策・・青

当サイトの、「要するに」の一言メモ例

テキストP.158 経営法務の学習方法

<全文引用開始>

経営法務は、平成19年から平成29年までの試験の科目合格率を比較した場合、7科目の中で最も科目合格率が低く、科目合格率が10%を下回る年も多い科目です。経営法務は苦手とする人も多い科目ですが、その学習方法としては以下のようなものがあります。

1⃣要するにこういうこと、と説明する。

経営情報システムの対策でも述べましたが、法務も普段あまり関連のない仕事をしている方にとっては慣れない用語が多く出てくるためイメージがしにくい面があります。その際、「これって要するにこういうこと」と自分の言葉で説明するというプロセスを経ることが、単なる暗記を理解に近づける一歩となります。本書でも極力かみ砕いて伝えるようにしていますが、ぜひ自分も一度自分の言葉に置き換えて用語を理解するようにしましょう。

2⃣単品暗記ではなく、横串を刺して覚える

こちらも経営情報システムで「混同しやすい用語はセットで比較」すると述べましたが、経営法務ではそれはマストだと思った方が良いです。特に会社法や産業財産権では、似たような複数の機関や法律などが出てきますが、特許の要件は~、範囲は~、存続期間は~・・・といったようにそれぞれを単品で覚えるのは大変ですし、覚え間違いもしやすくなります。

それより、まとめシートの表を参考に例えば、「産業財産権の存続期間は特許が出願から20年、実用新案が出願から10年、意匠が登録から20年、商標が登録から10年で更新化」といったように、ある観点から複数の法律を比較しながら覚えた方が覚えやすいですし、試験に問われる場合もそのような形で問われますので対応がしやすくなります。

まず基本に忠実に暗記から。

3⃣暗記だけではない

経営法務は暗記科目として扱われることが多いですが、経営法務の問題は選択肢の日本語が法律用語でわかりいくい上に、長文のケース問題などもあり、単に知識をストックするだけではなく、読み方やどこでひっかけようとしてくるか、などについてはある程度理解を必要とする部分があります。そのため、単に暗記をするだけではなく、実際の問題を使ってその知識の使い方を訓練する必要があります。また、文章の正誤の判断には、(前編)企業経営理論でご紹介した対策も役に立つのではと思います。

(テクニック)断定的な文章は誤り

こちらは、事前に対策していても、わからない問題が出題された場合のテクニック的な方法となりますが、頭の片隅に入れておくと知らない問題でも得点できるチャンスがあるかもしれません。

文章の正誤を判断する問題の中で、「~することもできる」や「~の場合がある」、「原則として」といった必ずしも断定的な表現の選択肢が並ぶ中に「~できない」や「常に~である」といったような断定的な表現の選択肢がある場合、その選択肢は誤りである場合が多いです。これは、このような断定的な選択肢を正解にしてしまうと、万が一例外があった場合、問題として不適切になってしまう恐れがあるため、出題側としては慎重になってしまうからです。

テクニックに引きずられ過ぎると、本来の正解も誤ってしまうことがあるので、引きずられ過ぎは良くないですが、どうしてもわからない問題や迷ったときはこちらのテクニックも試してみると得点のチャンスが増えるかもしれません。

次に国語の問題を読み解き、実戦力を磨く。

<全文引用ここまで>

今日のまとめ

でもなぜ「法務」は最後の2択でCランク

仮説:難易度の調整がしやすい(最後の2択=正答率50%Cランク)ため。

この仮説が正ではないけど、「最後の3択」「〃4択」にすると、紛らわしい選択肢を作る手間のうえ、正答率のコントロールもしにくい。

4択のうち2択は簡単に落とせるはずだ。

さらに最後の2択の選び方にも、密かな鉄則が。

もっともらしい最後の2択は、正解を選ぶのでなく、間違いを落とす

それは作問心理上、紛らわしい2択を作るには、両方とも正しい文を作り、次に国語のどこかを入れ替えて「間違い」選択肢を作るから。「法務」のCランク過去問をじっと眺めると、ホントにそう。

あ、書いちゃった。でもこれがCランクがズバズバ当たる理由です。

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