この1年をプロ野球に例えると、真夏の2日の「1次」がオールスターで、年明けに発表される「2次」当選は歓喜のビールかけ。これで来年2025年の試験をどう捉えるか、12/6~8の3日間の特集に注目です。

I事例Ⅱ

【コピペ時代の得点差(Ⅱ)】季節感ある高度な施術で定期来店を目論むネイルサロン

今年の果報はフテ寝して待て

昨年と全く逆を書きますが、①再現答案を作り ②スクール解説会巡りをし ③自分の合格期待値が2~5割のどこかと目安がついたら。

事例をもっと深く知ろう、口述試験に備えよう?
そんな余計なコト考えず、①布団を被ってさっさとフテ寝か、②仕事か家族サービスに打ち込み、③こんなクソ試験のことはさっさと忘れるのが吉です。
12/6(金)筆記合格発表とは、歳末恒例ジャンボ宝くじ
答案のコピペ化が進むと、実力通りの差がつかずギャンブル化の方向へ。
→受験者が増えた今年の合格者数はカコ最高だけど、落される合格実力者の数も史上最多に

そうか!だから変に足掻くより、布団を被ってドリームジャンボかっ。

もっともそんな噂がネットに流れ、試験の格が落ちたら試験委員の面目まる潰れ。そこで6,300枚の答案を相手に、今から目を三角にして真面目に採点してもらいましょう。

受験側だって人生賭けているから、手抜き採点なんてしてんじゃねーぞ。採点側のハードルもちゃんと上げておいたよっ。

それでは話題のネイルサロン。コピペ答案時代の「事例Ⅱ」の点差を探ります。

【コピペ時代の得点差(Ⅱ)】季節感ある高度な施術で定期来店を目論むネイルサロン

スクールによる超絶理論解答でなく、コピペで書ける現実的な答案を目指すと? 掟やぶりのWordで自由自在に編集すると、こうなりやがりました。

1⃣設問解釈~っていうか、第2問は既存、第3問は新規と継続。3つのターゲットにダナドコを

よく見ると根拠は与件の中に。ところが与件がクッソ長くて、編集時間が全然足りません。

2⃣当サイトのコピペ答案例

イワサキクニヒコ作問のド定番なダナドコは、ターゲットを決めたら経営資源をコピペでぶつけろ。

【第1問】
S 美大出の2人が装飾や技術に強く、季節感や顧客要望に合わせた提案で固定客を得ている。
W 低単価の客が半数いるが、店舗が狭くて高稼働率、立地も悪く新規顧客を獲得しにくい。
O 一定の市場規模に加え、高所得層やSNS映えを意識した高単価客向けに力を発揮できる。
T 立地の良い大手チェーンや自宅サロンなど、低価格の競合が増加し、顧客が流出する。
第2問
近隣高級住宅地の既存顧客に対し、施術間隔ごとに子供の卒業式などに合わせたデザイン情報を定期的に発信する。好きな絵柄やSNS上のネイル写真を持参してもらい、より高度なオプションの追加を得て客単価を高める。(99字)
第3問
(設問1)
貸衣装チェーン店と協業し、他地域からの来街客の新規トライアルを獲得する。理由は、予約会で桜祭りなど毎月の商店街主催のイベントを案内し、季節感と雰囲気に合わせた衣装とネイルの組み合わせで誘客を図れるため。(100字)
(設問2)
初回来店時の接客では、持ち前の絵心による高い技術を活かし、季節感ある提案をする。理由は、顧客の期待以上のデザインが評価を得ると固定化につながる他、爪の成長に合わせて定期的にイベント時の来店を図れるため。(100字)

当サイトは、年1回10月しか事例を解きません。
もちろん80分では解けないけれど、時間を掛けたWord打ちのコピペを因果で並べると、なぜか合格っぽい答案に。

3⃣設問ごとのマーカー塗分け

第1問
第2問
第3問(設問1)
第3問(設問2)

【第1段落】今年はどんなX市? 1⃣
B社は資本金200万円、社長を含む従業者2名の完全予約制ネイルサロンであり、地方都市X市内の商店街に立地する。この商店街は県内では大規模であり、週末には他地域からも来街客がある。中心部には小型百貨店が立地し、その周辺には少数であるが有名ブランドの衣料品店、宝飾店などの路面店が出店している。中心部以外には周辺住民が普段使いするような飲食店や生鮮品店、食料品店、雑貨店、美容室などが出店している。X市は県内でも有数の住宅地であり、中でも商店街周辺は高級住宅地として知られる。X市は商店街周辺を中核として15年前にファミリー向け宅地の開発が行われ、その頃に多数の家族が入居した(現在の人口分布は4ページの図1参照)。当該地域は新興住宅地であるものの、桜祭り、七夕祭り、秋祭り、クリスマス・マーケットなどの町内会、寺社、商店街主催のイベントが毎月あり、行事が盛んな土地柄である。
【第2段落】言い回しがクソ長い社長とYさんの強み 1⃣
B社は2017年に現在の社長が創業した。社長と社員Yさんは共に40代の女性で、美術大学の同級生であり、美大時代に意気投合した友人でもある。社長は美大卒業後、当該県内と食品メーカーに勤務し、社内各部署からの要望に応じて、パッケージ、販促物をデザインする仕事に従事した。特に在職中から季節感の表現に定評があり、社長が提案した季節限定商品のパッケージや季節催事用のPOPは、同社退職後も継続して利用されていた。Yさんは美大卒業後、X市内2店を含む10店舗を有する貸衣装チェーン店に勤務し、衣装やアクセサリーの組み合わせを提案するコーディネーターとして従事した。2人は同時期の出産を契機に退職し、しばらくは専業主婦として過ごしていた。やがて、子供が手から離れた頃に社長が、好きなデザインの仕事を、家事をこなしながら少ない元手で始められる仕事がないかと思案した結果、ネイルサロンの開業という結論に至った。Yさんも社長の誘いを受け、起業に参加した。なお、Yさんはその時期、前職の貸衣装チェーン店が予約会(注)を開催し、人手が不足する時期に、パートタイマーの同社店舗スタッフとして働いていた。Yさんは七五三、卒業式、結婚式に列席する30~50代の女性顧客に、顧客の要望を聞きながら、参加イベントの雰囲気に合わせて衣装の提案を行う接客が高く評価されており、同社に惜しまれながらの退職であった。2人は開業前にネイリスト専門学校に通い始めた。当初は絵画との筆遣いの違いに戸惑いを覚えたが、要領を得てからは持ち前の絵心で技術は飛躍的に向上した。
【第3段落】いよいよ開業すると高い評価+周囲と円満 3⃣
技術を身に付けた2人は、出店候補地の検討を開始した。その過程で空き店舗が見つかり、スペースを改装して、営業を開始した。なお、当該店舗は商店街の中心部からは離れた場所にあり、建築から年数がたっており、細長いスペースが敬遠されていた。そのため、商店街の中では格安の賃貸料で借りることができた。また、デザインや装飾は2人の得意とするところであり、大規模な工事を除く内装のほとんどは手作業で行った。2人が施術すれば満員となるような狭いスペースではあるものの、顧客からは落ち着く雰囲気だと高い評価を得ている。また、Yさんが商店街の貸衣装チェーン店で勤務していた経緯もあり、商店街の他店ともスムーズに良好な関係を構築することができた。
【第4段落】ネイルなんて知らないオトウサンのための初めて講座
ネイルサロンとは、ネイル化粧品を用いて手および足の爪にネイルケア、ネイルアートなどを施すサービスを行う店舗を指す。一般にネイルサロンの主力サービスは、ジェルネイルである(4ページの図2参照)。ジェルネイルでは、ジェルと呼ばれる粘液上の合成樹脂を爪に塗り、LEDライトもしくはUV(紫外線)ライトを数十秒から1分程度照射してジェルを固める。この爪にジェルを塗る作業と照射を繰り返し、ネイルを完成させる。おおむね両手で平均1時間半の時間を要する(リムーブもしくはオフと呼ばれるジェルネイルの取り外しを含める場合は平均2時間程度である)。ただし、言葉で伝えるのが難しいという顧客もおり、好きな絵柄やSNS上のネイル写真を持参する場合も多くなっている。またB社の価格体系は表のようになっている(4ページ参照)。
【第5段落】事例Ⅱのライバルは常に大手チェーン 1⃣
ネイルサロン市場は2000年代に入り需要が伸び、規模が拡大した。近年、成長はやや鈍化したものの、一定の市場規模が存在する。X市の駅から商店街の中心部に向かう途中にも大手チェーンによるネイルサロンが出店している。また自宅サロンと呼ばれる、大手チェーンのネイルサロン経験者が退職後に自宅の一室で個人事業として開業しているサロンも、商店街中心には多数存在する。
【第6段落】固定客を掴んだが、顧客は二極化 2⃣3⃣
開業当初、B社にはほとんど顧客がいなかった。あるとき、B社社長が、自分の子供の卒業式で着用した和服に合わせてデザインしたジェルネイルの写真を写真共有アプリ上にアップした。その画像がネット上で話題になり拡散され、技術の高さを評価した周辺住民が来店するようになった。そして、初期の顧客が友人たちにB社を紹介し、徐々に客数が増加していった。ジェルネイルは爪の成長に伴い施術から3週間~1ヵ月の間隔での来店が必要になる。つまり固定客を獲得できれば、定期的な来店が見込める。特に初来店の際に、顧客の要望に合ったデザイン、もしくは顧客の期待以上のデザインを提案し、そのデザインに対する評価が高ければ、固定化につながる例も多い。この際には社長やYさんが前の勤務先で培った提案力が生かされた。結果、従業者1人当たり25名前後の固定客を獲得するに至り、繁忙期には稼働率が9割を超える時期も散見されるようになった。なお、顧客の大半は従業者と同世代である。そのうちデザイン重視の顧客と住宅地からの近さ重視の顧客は半数ずつとなっている。後者の場合、オプションを追加する顧客は少なく、力を発揮したい2人としてはやや物足りなく感じている。
【第7段落】競合が増える環境変化。ミライのことなら診断士に相談を 1⃣3⃣
B社店舗の近隣には、数年前に小型GMSが閉店しそのままの建物があった。そこを大手デベロッパーが買い取り、2019年11月に小型ショッピングモールとして改装オープンすることが決定した。当初、一層の集客を期待したB社社長であったが、当該モール内への、大手チェーンによる低価格ネイルサロンの出店が明らかになった。B社社長は、これまで自宅から近いことを理由に来店していた顧客が大幅に流出することを予想した。B社社長とYさんは大幅に減少する顧客数を補うための施策について思案したが、良い案も出ず、今後の方針について中小企業診断士に相談することとした。
(注)貸衣装業界で行われるイベント。百貨店、ホール、ホテル、大学、結婚式場などの大規模な会場で、顧客が会場でサンプルを確認、試着し、気に入ったものがあれば商品を予約することができる。支払いは後日行う。

今日のまとめ

ダナドコしか作問できないイワサキクニヒコは本当にクソっ。今年で馘が確定だ。

ほう、なぜかい?

「Ⅱ」のダナドコは、一から十まで完コピで
第1問→SWOT(コピペ)
第2問→既存顧客(デザイン重視客~コピペ)
第3問(1)→新規顧客(高級住宅地か来街者~コピペ)
第3問(2)→継続顧客(期待不一致モデル~少し知識でもやっぱりコピペ)

診断士受験のお得意様は超エリートなホワイトカラー層で、そこにネイルサロンの事例をぶつけたら皆唖然。ダナドコを作問する本人が、一番ターゲティングが出来ていません。

一番の問題は、こんなクソ事例を一年解いてもマーケの勉強にならない。その上クソな国語スクールやキーワードなふぞ先輩が幅を利かせるだけじゃねえか。

いやいや、当試験の趣旨は合格者の多様化だから。多年度国語スクールやふぞ信者がたまにたまたま受かるからこそ面白い。そこまで考えてのダナドコなんだぜっ。

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