H事例Ⅰ

【過去問をR1→R6に解き進む(Ⅰ)】AIで読み解く、与件・設問に埋め込まれた変更予告

ないものねだりのFラン受講者にせがまれて、「今年の試験はこれが出ます!」 ヘタクソ予想を繰り返しては見事に外し、万年ベテ以外に見向きもされないスクール勢。出題予測をAIに交代させて、どう代替されていくかを見届けます。

①今年の2次は何が出ますか?

試験を直後に控えて不安なFラン課金勢が、講師に出題予想を必死で頼み込む。そもそも診断士を志す際、誰かに頼ろうとする時点で失格ということすらわかっていない。

②1次で問われたこことそこの知識が怪しいです

万年受験生のニーズと翌年集客施策を兼ね、仕方なくSNSで出題予測を行う講師。毎年この調子で「当たりそうな気がする」と受験生を期待させることが末路の原因とわかっていない。

③先生・・今年も外れたよ

試験後、現実を突きつけられる瞬間。講師は気まずい表情、受験生は落胆。この構図が毎年繰り返される。

④もうAIに任せよう

どうせ予想が外れるなら、人間講師よりAIの方が分析的で確実ではないか、とオチが付く。そもそも診断士「2次」が知識を書かせないよう変化しているファクトを知らないと、この末路を迎えてしまう。

【過去問をR1→R6に解き進む(Ⅰ)】AIで読み解く、与件・設問に埋め込まれた変更予告

仮に超絶EBAが出題知識を当てた所で、地獄耳でそこを察知し加点を避ける試験委員。であれば過去の変化を読み解いて、AIに予測させる方がかなりマシです。

前年合格者層をどう入れ替えるかに熱心な「事例Ⅰ」の快心の一撃がR1「最大の理由」で、次がR4「助言問題4連発」。
これだけ因果を求めているにも関わらず、理由は①②③。以上による○○の並列列挙を繰り出す隣のふぞへの最大のお仕置きのヒントは、R6「設問・課題の同時多元化」にある?

R1~ベテラン落としの犯行声明

①Notebook LMに渡したプロンプト

あなたは中小企業診断士試験の試験委員です。R1~R3の「事例Ⅰ」の与件文・設問文をすべて読み込んでいると仮定して、以下を行ってください。

  1. 各年度について、ベテラン受験生が好む「知識暗記型」「要因列挙型」の答案を排除するために仕掛けられた作問上の工夫を特定してください。
  2. 特定の仕方は、与件文は「第◯段落の『~~』の記述が、過去に頻出した知識や表現をダミーとして配置しており、これに飛びつくと失点につながる」と具体的に示してください。
  3. 設問文は「R1年第◯問の『最大の理由を一つに述べよ』という指示が列挙型を封じるベテ落とし」といった具合に、文言を引用して提示してください。
  4. その上で、それぞれの工夫が受験生にどのような学習行動の修正(例:与件精読、因果短文化、抽象語から具体語への切り替え)を促したかを明示してください。
  5. 最後に、R1~R3期に共通して求められた「望ましい学習行動」を整理してください。

R1:最大の理由

第1問第5問メモ
それが結果的にビジネスとして成功しなかった最大の理由は何か。その最大の理由として、どのようなことが考えられるか。複数の要因を羅列する「要因列挙型」の答案を排除し、最も根本的かつ本質的な理由を一つに絞り込む思考力を求める「ベテラン落とし」でした。
具体的に第1問では与件文の「売上減少と費用増大」は結果であり、その根本原因を突き詰める必要があります。

R2:ケースで推論

第2問第4問メモ
女性社員は、どのような手順を踏んで情報システム化を進めたと考えられるかどのような点に留意すべきか。中小企業診断士として 100 字以内で助言せよ。第2問は与件文に具体的な手順が記載されず、ベテが鍛えた「知識暗記型」や「要因列挙型」では対応できませんでした。
第4問の「留意点」はこの後も出題が続き、テキストの一般知識ではない解像度の高い助言が求められます。

R3:与件根拠を詳しく引用

第3問第5問メモ
これは、同社にどのような利点と欠点をもたらしたと考えられるか長期的な課題とその解決策について述べよ。第3問は事業ドメイン拡大の一般的な利点と欠点の知識列挙ではなく、与件の具体的な根拠を引用します。
同じく第5問も抽象的な知識の羅列ではなく、具体的かつ実践的な課題と解決策を提案する能力を求めています。

60字で学習アドバイス

①与件の精読②多面的な分析と解答③解答は抽象でなく具体化④与件根拠を因果でつなぐ
過去知識に頼らず、歴史や環境変化・意思決定の背景、行動理由と結果まで読み、記述裏の意図と本質を見抜く文脈読解を徹底する。組織・戦略・人材・市場・技術を横断し相互作用を考察。与件外の過程も論理で補い、多角的に解を示し、具体性も担保するの姿勢。抽象語を排し、与件の事実に結び付け企業固有に具体化。診断士視点で実行可能な施策と方向性まで提案し、KPIや期限も添える。現象の列挙でなく、原因→結果の連鎖を可視化し主因を特定する。なぜ起き何が生じたかを与件根拠で因果に結び、深く掘り下げる。

EBAの100字訓練が横行し、その固いオツムでひたすら覚えた古い知識を、与件を無視して書き殴っていたのがベテ答案。「Ⅰ」のマス目に知識は不要と定着し、次ステップ「ふぞろい除け」で試験委員の努力が実を結びます。

R4~ふぞろい除けの犯行声明(進行中)

①Notebook LMに渡したプロンプト

あなたは中小企業診断士試験の試験委員です。R4~R6の「事例Ⅰ」の与件文・設問文をすべて読み込んでいると仮定して、以下を行ってください。

  1. 各年度について、ベテ落とし(知識披露・与件不整合を無効化)ふぞろい除け(並列列挙・テンプレ活用を封じる) に対応する作問上の工夫を具体的に特定してください。
  2. 与件文については、「第◯段落の『~~』の記述が、過去出題で使われた知識をあえて含めており、これに依存すると失点するベテ落とし」といった形で、段落番号と文言を引用して提示してください。
  3. 設問文については、「R6年第◯問の『具体的に助言せよ』という指示が、一般論を排除し因果短文化を強制するふぞろい除け」である、といった形で引用して提示してください。
  4. それぞれの工夫が、受験生にどのような学習行動(例:与件の優先度付け、因果短文化、設問間の整合チェック、KPIや期限を加えた実装性の提示)を促したかを明示してください。
  5. 最後に、R4~R6期に共通して求められた「望ましい学習行動」を整理してください。

R4: 「事例Ⅰ」で助言問題4連発

第4問(設問1)第4問(設問2)メモ
どのような組織構造を構築すべきか、50 字以内で助言せよ。今後 5年程度の期間で、どのように権限委譲や人員配置を行っていくべきか、中小企業診断士として 100 字以内で助言せよ。(設問1)ではいつもの100字でなく50字制限とし、一般的な組織構造の類型とそのメリデメを並列的に列挙するふぞろい型のテンプレ解答を封じています。
(設問2)はいくつかの制約条件を設け、一般的な権限委譲論やリーダーシップ論そのままではなく、A社の具体的状況を踏まえた段階的かつ具体的な助言を求めています。

R5:事実上点差がつかない30字SW

第1問第4問メモ
①強みと②弱みについて、それぞれ 30 字以内で述べよ。どのように組織の統合を進めていくべきか助言せよ。第1問30字の強み弱みは字数制限が厳しく、並列列挙盛り詰めのふぞろい除けになるほか、30字では点差がつきません。
第4問のどのように=HOW要素は「ビジョン共有」などの抽象的な一般知識ではなく、A社X社の組織文化や従業員の不安を踏まえた具体的なアプローチを求め、これも決めつけテンプレフレーズ一点主義のふぞろい除けを狙っています。

R6:設問1つで複数効果・施策を求める多元化傾向

第3問第4問(設問1)メモ
なぜプロジェクトチームを組織したのか(理由)。また長女をリーダーに任命した狙いは何か(期待効果)。創業経営者の助言による配置転換の狙いは何かを答えよ(多元解答)。第3問はふぞろいの丸数字並列列挙を警戒して、100字を50字×2文の因果で記述させ、同時に1問100字で2つの要素や効果を指摘させる「多元解答」の増加を予測させます。
同じく第4問(設問1)は単なる組織変更の効果を述べるにとどまらず、与件で示唆された旧態依然な組織体質、長男の課題、Z社への対応不足など複数課題を複合的に扱う、これも「多元解答」のトレンドを示します。

60字で学習アドバイス

①与件の精読②設問意図を真芯で捉える③解答を具体化し、行動しやすく④与件根拠を因果でつなぐ
与件文に示された歴史・環境・意思決定の背景や結果を精読し、表面の記述裏に潜む経営意図や本質的課題を見抜く力が求められる。組織・人材・市場・技術など多角的に分析し、相互作用を論理的に考察する。与件外の要因も推測し具体的に解答へ反映させる。抽象的な概念を与件事実に基づき具体化し、企業固有の状況に即した施策を提示する。診断士視点で実行可能性を伴う提案が必要。単なる現象列挙でなく因果連鎖を捉え、最大の理由や本質課題を特定する。原因と結果の筋道を深掘りし、説得力ある答案を導く。

「事例Ⅰ」の作問は、ふぞろい構文「理由は①②③。以上により○○」どころか、1問で2要素解答させたり、同時に3~4つの課題を複合させて多面・多元に100字の解答密度を上げる方向へ。ふぞろいの並列列挙があと何年通用するか、カウントダウンが楽しみです。

今日のまとめ

Q
複数年度の過去問を同時に扱うNotebook LMを駆使すると、R1→R6にどうベテ落とし・ふぞろい除けしたがよくわかる。これに対し知識偏重のおベテが圏外、R6から遡って解くしか能がないふぞが世間知らずと丸見えで、試験委員の狙いはピタリと成功?
A

R1から解き進めばこの変化が丸わかりでも、一つ一つ覚えて対策する必要はゼロ以下。生成AIを使って試験委員が今年誰を8割落としたいかを見定め、その合格自慢の真逆を選べば自然に解決です。

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