試験×世間知らずで知られる、その視野の狭さが自慢のふぞろい。中小企業の決算PL様式など知らない隙をピタリと狙い撃ったのが、R5「Ⅳ」第2問(1)桁数の多すぎる固変分解です。
そうですね。万年ブサイクなふぞろいの息の根を止めるのに、試験委員の手を借りるまでもない。マンガで十分と教えてあげるべきでしょう。
会計の苦手解消のためせっかくマンガを買っても、どうしても表や説明が長くてうんざり?そんな不便を解消すべく、全設例をエクセルに収録しました。
【マンガでわかる③】D社が解けない方のCVP / 変動損益計算書で応用自在
今日紹介するのは、マンガ第3章の「変動損益計算書」。方程式でなくコイツを使うのが、CVPで最も差がつくトコな。
変動損益計算書とは、簿記でいう直接原ケーPLのこと。エクセル使ってこの形を覚えると、感度分析からセグメント損益まで、全ての応用問題をまとめて解けます。
3-1~2:方程式を使わない方の固変分解
事例Ⅳとは電卓パチパチを鍛えて臨むものであり、その練習量こそ神と崇め、隙あらば方程式で解くのが同業D社。そうでなく会計つよつよ君なら、高低点法では差額と比を使い、最小二乗法ならエクセル関数で済ませます。
おベテがのたうちまわる固変分解が、エクセル関数なら瞬殺できて草。余力を活かし、R5第2問の関数解法も載せておきました。
3-3~4:エクセル変動損益計算書で応用自在
当書でいう「変動損益計算書」とは簿記で言う「直接原価計算PL」のこと。簿記2級以上が急に有利になり、3-1で学んだ固変分解が大きく役立ちます。
簿記2級以上なら、この2つのPLを「描き分け」できる。そして方程式を使わず解ける右のPLは、この先の論点にまるっと応用できるのが、ふぞには内緒の特典な。
3-5:【感度分析】管理会計で利益UPへ
さて製造工場で実際にコストダウンを検討する時は、エクセルで試行錯誤して最もコスパが良い施策を選ぶ。ここもエクセルで型を覚えると、テストも楽々解けます。
べてふぞ一つ覚えのCVP=方程式を蹴とばし、エクセルで変動PLを描く。すると(設問1)SBEPと同じメモを使って(設問2)(〃3)を解けるので、上位1~2割は必ずこちらを使います。
今日のまとめ
ただし変動PLを使うには簿記2レベルが最低必要。そうやってD社がムキになっても解けない分、Ⅳのあちらこちらで応用が利くのです。