全員が同じ参考書・同じ過去問を使って同じ答案を目指すから、8割落ちて当たり前。そこで初年度ワンチャン2割狙いならふぞで良いけれど、AI解答・AI作問でふぞろい要らずな予告3部作を用意しました。

F情報

【はじめての情シス④】猫も杓子もDXの人気者 / 開発方法論他39マーク

うっかりヘタクソ暗記で入ってしまうと努力の割にスコアが伸びず、その結果「2次」過去問の答を覚える愚を犯し、万年8割ループに誘導しくさる「情報」。そのリスクを超えた先には、当然ビッグなリターンがあると期待できます。

Q
従来ここを覚えて試験合格! とされたテキスト前半(ハード~システム構成技術)の出題マーク数と正答率が右肩下がり。であればテキスト後半が得点しやすくなったはず?
A

はい。テキスト前半が「エンドユーザとして知りたい知識」とすれば、後半は「実際に開発してみよう」。同友館のお皿回しと呼ばれる無計画で無闇な暗記を避けると、これだけビッグなリターンがあります。

①業務プロジェクト推進力UP

システム開発方法論では、要件定義、設計、テスト、運用といった開発工程を体系的に学びます。これにより、業務改善や業務改革プロジェクトを推進する際に、プロジェクトの進行管理や課題の特定、リスクマネジメントなどのスキルが向上します。特に、業務プロセスの可視化や標準化を進める際に、システム開発の視点からアプローチできるようになります。

②システム導入や運用に上達

システム開発方法論を学ぶことで、システム導入や運用に関する知識が深まります。これにより、ERPやCRMなどの業務システムの導入時に、ベンダーとのコミュニケーションや要件調整、進捗管理などを適切に行う能力が身につきます。また、システム運用時のトラブルシューティングや改善提案など、実務で直面する課題に対しても、体系的なアプローチで対応できるようになります。

③DX戦略で企業成長を加速

システム開発方法論で学んだ知識を活用することで、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)戦略の立案や実行支援が可能となります。具体的には、業務プロセスのデジタル化や自動化、データ活用の推進など、DXを実現するためのプロジェクトをリードする能力が向上します。これにより、企業の競争力強化や新たなビジネスモデルの構築に貢献できるようになります。

【はじめての情シス④】猫も杓子もDXの人気者 / 開発方法論他39マーク

開発モデル

ソフトウェア開発の流れ(ライフサイクル)を定義し、工程の順序や反復を設計する手法群。代表的なものに、要件→設計→実装→テストを直線的に進めるウォーターフォールモデル、開発・テストを対応付けたVモデル、試作品による反復開発を行うスパイラル/プロトタイピング、短いイテレーションで顧客フィードバックを重視するアジャイルモデルなどがある。

こうすると10点満点
プロジェクト特性(規模・変更頻度・リスク)に応じ最適モデルを選択・設計し、各フェーズの成果物やレビュー基準を厳格に定義。変更要求には即座に工程を調整しつつ、品質・進捗・コストを予定内に収められる。

アジャイル

R3第18問 アジャイル開発(XP) Cランク

×アイウは直し方が複数あり得る国語の設問。×オは、これだけ強烈にボケるとリファクタリングを一発で覚えます

アジャイル開発の手法の1 つにエクストリーム・プログラミング(XP)がある。XP ではいくつかのプラクティスが定義されている。
XP のプラクティスに関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 1 週間の作業時間は、チームのメンバー全員で相談して自由に(→○公平に)決める。
×イ 2 人のプログラマがペアになって、同じPC を使用して(→削除)交代しながらプログラミングを行う。
×ウ ソースコードの修正や再利用は、責任を明確にするために、作成者だけが行う(→○を明示する)ようにする。
○エ プログラムを書く前にテストケースを作成しておき、動作を確認した上でプログラムを洗練させていく。
×オ リファクタリングの際には、開発効率を高めるために内部構造には変更を加えず、外部から見た振る舞い(→○外部から見た振る舞いを変更せずに、内部構造を変更する)を変更する。
R4第13問 アジャイル開発(DevOps) Aランク

正解○アはR1出題済なので、一択のAランクに。×エの継続的デリバリーに注目し、高い確率で再出題されます。

システム開発の方法論は多様である。システム開発に関する記述として、最も適切なものはどれか。
○ア DevOps は、開発側と運用側とが密接に連携して、システムの導入や更新を柔軟かつ迅速に行う開発の方法論である。
×イ XP は、開発の基幹手法としてペアプログラミングを用いる方法論であり、ウォーターフォール型(→○アジャイル型)開発を改善したものである。
×ウ ウォーターフォール型(→○スパイラルモデル)開発は、全体的なモデルを作成した上で、ユーザにとって価値ある機能のまとまりを単位として、計画、設計、構築を繰り返す方法論である。
×エ スクラム(→○継続的デリバリー(CD, DevOps) )は、動いているシステムを壊さずに、ソフトウェアを高速に、着実に、自動的に機能を増幅させ、本番環境にリリース可能な状態にする方法論である。
×オ フィーチャ駆動(→○ウォーターフォール型)開発は、開発工程を上流工程から下流工程へと順次移行し、後戻りはシステムの完成後にのみ許される方法論である。
R5再試験第13問 アジャイル(DevOps)

DevOpsは同じ選択肢が5年で3回でる頻出知識。×bdも主語を入れ替えて正解知識です。

システム開発手法に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a DevOps は、開発と運用のフェーズを明確に分離して(→○チームが連携して)システムの導入や更新を行う方法をいう。
×b XP(→○リファクタリング) は、外部から見たときの振る舞いを保ちつつソフトウェアの内部構造を変化させていく方法をいう。
〇c フィーチャ駆動開発は、ユーザにとって価値のある小さな機能のかたまりを単位として、実際に動作するソフトウェアを短期反復的に開発し、完成に近づけていく方法をいう。
×d リーンソフトウェア開発(→○XP)は、随時ミーティングを設けつつスプリントと呼ばれる周期を繰り返しながら完成に近づけていく方法をいう。
abcd
×ア
×イ
×ウ
〇エ
×オ
R6第14問 アジャイル Dランク

初見で当てるのは難しい問題ですが、×アイエは主語をそれぞれ入れ替えると正しい説明になる、国語当たる選択肢です。

アジャイル開発手法の1つにスクラムがある。スクラムの特徴に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 開発者(→○スクラムマスター)は、製品開発に必要な機能、タスク、要件などをリストアップしたプロダクトバックログの優先順位を決定する。
×イ スクラムマスター(→○プロダクトオーナー)は、スクラムチームから生み出されるプロダクトの価値を最大化させる責任がある。
○ウ スプリントレビューは、主要なステークホルダーに作業の結果を提示し、プロダクトゴールに対する進捗を話し合うイベントである。
×エ プロダクトオーナー(→○開発者)には、開発チームの開発における障害物を取り除く責任がある。
×オ レトロスペクティブ(→○デイリースクラム)は、開発チームの全員が、昨日行ったこと、今日行うこと、障害になっていることを話し合い、全員で開発状況を共有するイベントである。

開発モデルその他

R2第3問 オブジェクト指向 Cランク

この手の用語は、くだらなくして覚えるのがコツ。

オブジェクト指向の考え方は、情報システムの開発において最も重要なものの一つである。
オブジェクト指向のモデル化とプログラミングの基本に関する以下の文章の空欄A~Dに入る語句として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
オブジェクト指向では、実世界をオブジェクトの観点からモデル化し、その結果をプログラミングによって実現する。モデル化の際は、おのおののオブジェクトをA と状態で定義し、プログラミングの際は、【A】を手続きとして、状態はデータとして記述する。このとき、手続きを【B】と呼ぶ。【B】は、他のオブジェクトから送られてくるC によって起動する。つまり、【C】とは、そのオブジェクトへの仕事の依頼といえる。
また、プログラミングの際は、類似のオブジェクトをまとめて扱うことでプログラミングの効率を高めることができるので、プログラミングの対象は類似のオブジェクトの集まりである【D】となる。
ABCD
×ア機能メソッドメッセージカプセル化
○イ機能メソッドメッセージクラス
×ウサブルーチンメッセージメソッドクラス
×エプロセスメッセージメソッドカプセル化
R6第3問 オブジェクト指向 Cランク

当問はやや難ですが、b=「カプセル化」なので、bdを×にできる。すると選択肢からcが○になるので、aをマルバツどちらにするかの2択になります。

オブジェクト指向プログラミングに関する記述として、最も適切なものはどれか。
×a 多相性(→○動的型付け)は、プログラムの実行時に変数に値が代入されると、その値に基づいてデータの型が自動的に決定される仕組みである。
×b インスタンス(→○カプセル)化は、オブジェクトの属性と機能を外部から隠いん蔽ぺいする仕組みである。
○c 継承は、下位クラスが上位クラスの属性と機能を引き継ぐ仕組みである。
×d カプセル化(→○オーバーライド)は、上位クラスで定義された機能を下位クラスの役割に応じて再定義する仕組みである。
abcd
×ア
×イ
×ウ
×エ
○オ
R2第19問 ユーザビリティ Aランク

×bdはどうみてもデタラメ。

Web システムの開発では、「使いやすさ(ユーザビリティ)」の重要性が指摘されている。
ユーザビリティの向上のための方策に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
○a 応答がすぐにできない場合には、サーバ処理中などの状況を画面に表示するなど、ユーザがシステムの状態を把握できるような仕組みを実装する必要がある。
×b ユーザがミスを起こしやすい箇所が見つかった場合は、丁寧なエラーメッセージを表示させれば良い(→○改善する)
○c ユーザがWeb サイトの画面にあるボタンを押し間違えた場合に、前の画面に後戻りできたり、最初から操作をやり直せるような仕組みを構築する必要がある。
×d ユーザビリティ評価においては、システム開発が完了した段階において(→○設計前や設計途中から)、問題点を把握することが重要である。
R4第18問 開発概論 Aランク

どうみても〇オ一択なので、誤答選択肢×アイウエをマルに直す。すると今年出題されます。

IT サービスマネジメントとは、IT サービス提供者が、提供するIT サービスを効率的かつ効果的に運営管理するための枠組みである。
IT サービスマネジメントに関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア COSO(→○ITIL) は、IT サービスマネジメントのベストプラクティス集である。
×イ IT サービスマネジメントシステムの構築に経営者が深く関与することは、避けた方が良い(→○とても好ましい)
×ウ IT サービスマネジメントシステムの認証を受けるとP マーク(→○ITSMS認証)を取得できる。
×エ IT サービスマネジメントにおけるインシデントとは、顧客情報の流出によってセキュリティ上の脅威となる(→○中断・阻害、損失、緊急事態、危機に、なり得るまたはそれらを引き起こし得る (ISO22300))事象のことをいう。
○オ SLA は、サービス内容およびサービス目標値に関するサービス提供者と顧客間の合意である。
R5第19問 ITサービスマネジメント Eランク

当てさせたくない正答率Eにするときは、なんとなく語感で選ぶと×に誘導するセオリー。③のSLAは一般常識ですが、OLAとUCは知っている方が珍しい用語です。

ITサービスマネジメントにおいて、サービス内容およびサービス目標値に関して、サービス提供者は組織内外の関係者とさまざまな合意書や契約書を取り交わす。
それらの文書に関する以下の①~③の記述とその用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
① (UC→)サービス提供者が組織外部の供給者と取り交わす文書
② (OLA→)サービス提供者が組織内部の供給者と取り交わす文書
③ (SLA→)サービス提供者が顧客と取り交わす文書
×アNDASLAOLA
×イOLANDAUC
×ウOLAUCSLA
×エSLAUCOLA
〇オUCOLASLA
R5再試験第8問

×abは、誤答の主語が新しく、説明以下は古い知識です。よってSoSやISMSこそ覚えますが、選択肢の記述部分は暗記不要で。

システムの構築・運用に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なもの を下記の解答群から選べ。
×a SoS(System of Systems(→○マネジメント・コントロール・システム(1968年)))とは、組織全体の意思決定の階層を戦略的計画、マネジメントコントロール、オペレーショナルコントロールの3 つに分けて、システム化の構想をするフレームワークをいう。
×b ISMS (→○ITポートフォリオ)とは、リスクやベネフィットを考慮しながらIT 投資の対象を特性に応じて分類し、資源配分の最適化を図ろうとするフレームワークをいう。
〇c SLA とは、IT サービスを提供する事業者とIT サービスを利用する企業間の間で結ばれるサービス水準に関する合意のことをいう。
〇d WBS とは、プロジェクトの計画やマネジメントのためにプロジェクト全体の作業を分解し、その構造を階層的に示したものをいう。

モデリング技法

R2第17問 UML Bランク

UMLの9つの図はテストに出るので、先に覚えるか手元にテキストを置いて、以下の問題を解き進みます。

オブジェクト指向のシステム開発に利用されるモデリング技法の代表的なものとして、UML(Unified Modeling Language)がある。
UML で利用されるダイアグラムにはいろいろなものがあるが、下記のa~dの記述はどのダイアグラムに関する説明か。最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a (ユースケース図→)対象となるシステムとその利用者とのやり取りを表現するダイアグラム。
b (クラス図→)対象となるシステムを構成する概念・事物・事象とそれらの間にある関連を表現するダイアグラム。
c (ステートマシン図→)システム内部の振る舞いを表現するためのもので、ユースケースをまたがったオブジェクトごとの状態遷移を表現するダイアグラム。
d (アクティビティ図→)活動の流れや業務の手順を表現するダイアグラム。
abcd
×アアクティビティ図オブジェクト図ユースケース図シーケンス図
×イクラス図配置図コミュニケーション図ステートマシン図
×ウコミュニケーション図コンポーネント図アクティビティ図クラス図
○エユースケース図クラス図ステートマシン図アクティビティ図
R3第14問 UML Cランク

入れ替え方が紛らわしい。正解を入れて先に読み直し、後日復習して覚え直しを。

システム開発に利用されるオブジェクト指向のモデリング技法にUML(Unified Modeling Language)がある。
UML のダイアグラムに関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア アクティビティ図(→○ユースケース図)は、対象となるシステムとその利用者とのやり取りを表現するダイアグラムである。
×イ オブジェクト図(→○クラス図)は、対象となるシステムを構成する概念・事物・事象とそれらの間にある関連を表現するダイアグラムである。
○ウ シーケンス図は、オブジェクト間のメッセージの流れを時系列的に表現するダイアグラムである。
×エ ステートマシン図(→○アクティビティ図)は、活動の流れや業務の手順を表現するダイアグラムである。
×オ ユースケース図(→○ステートマシン図)は、システム内部の振る舞いを表現するためのもので、ユースケースをまたがったオブジェクトごとの状態遷移を表現するダイアグラムである。
×→○
×アアクティビティ図ユースケース図
×イオブジェクト図クラス図
×エステートマシン図アクティビティ図
×オユースケース図ステートマシン図
UMLでまず覚えるのは、クラス図→シーケンス図→ユースケース図の3つまで。
R4第11問 UML Bランク

R4の当問を最初に解くと「?」ですが、古いR1から順に解くと納得です。

製品修理を専門に行う中小企業がある。下図は、この企業の修理業務の一部をUML のクラス図として描いたものである。この図の解釈として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×ア いずれの従業員も、少なくとも1 つ以上の修理を担当する。
×イ いずれの従業員も、複数の修理を担当することは許されない。
×ウ 各修理に対して、担当する従業員は1 人以上である。
○エ 各修理に対して、担当する従業員は必ず1 人である。
×オ 担当する従業員が存在しない修理もあり得る。
R5第17問 UML Bランク

〇adは当てやすい。×bcdが何を説明しているか、まとめて覚えます。

システム開発に利用されるモデリング手法には、DFD、ER図、UMLなどがある。それぞれの手法に関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
〇a DFDは、データの流れに着目して対象業務のデータの流れと処理の関係を記述する。
×b ER図(→○状態遷移図)は、システムの状態とその遷移を記述する。
×c UMLにおけるアクティビティ図(→○ユースケース図)は、システムが提供する機能を記述する。
〇d UMLにおけるシーケンス図は、オブジェクト間の相互作用を時系列に記述する。
×e UMLにおけるユースケース図(→○アクティビティ図)は、業務や処理の実行順序を記述する。
R5再試験第12問 UML

しつこく出るので覚え、主語を入れ替えて正解知識に。

システム開発に利用されるモデリング技法であるUML(Unified Modeling Language)のダイアグラムに関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア アクティビティ図(→○シーケンス図)は、オブジェクト間のメッセージの流れを時系列的に表現するダイアグラムである。
×イ オブジェクト図(→○ユースケース図)は、対象となるシステムとその利用者とのやり取りを表現するダイアグラムである。
〇ウ クラス図は、対象となるシステムを構成する概念・事物・事象とそれらの間にある関連を表現するダイアグラムである。
×エ コミュニケーション図(→○アクティビティ図)は、活動の流れや業務の手順を表現するダイアグラムである。
×オ シーケンス図(→○ステート・チャート図)は、システム内部の振る舞いを表現するためのもので、ユースケースをまたがったオブジェクトごとの状態遷移を表現するダイアグラムである。

テスト

R2第20問 テスト Dランク

正答率DEの知識は後回し。

システム開発において行われるテストの一つに、ブラックボックステストがある。
ブラックボックステストにおいて、考慮すべき条件とその条件に対する結果の組み合わせを整理するマトリックスで、テスト対象の項目を検討するために用いられるものを何というか。最も適切なものを選べ。
○ア 決定表(ディシジョンテーブル)
×イ (UMLの用語→)ステートダイヤグラム
×ウ (統計学の用語→)直交表
×エ (ゲーム理論の用語→)ペイオフマトリックス
R5第18問 テスト Cランク

苦手に感じる時こそ、エクセルに描いて当てる。正解25を先に見てしまうのがコツです。

 あるソフトウェア開発において、エラー埋め込み法を用いてソフトウェアのエラー数を推定することにした。検査対象プログラムに、意図的に100件のエラーを埋め込み、そのことを知らない検査担当者に検査させたところ、50件のエラーを発見することができた。そのうち40件は、意図的に埋め込んだエラーであった。
 埋め込みエラーを除く検査開始前の潜在エラーの件数として、最も適切なものはどれか。
×ア 10
×イ 15
×ウ 20
〇エ 25
×オ 30
R5再試験第15問 テスト

テスト論点では暗記にムキにならない冷静さをテストされるので、テキストを一読する程度でお茶を濁します。

 情報システムのテストに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a システム開発の最終段階で、発注者として、そのシステムが実際に運用できるかどうか人間系も含めて行うテストをペネトレーションテスト(→○受け入れテスト)という。
〇b 試作版の段階で、欠陥や不具合を見つけるために、主に開発関係者の間で行うテストをアルファテストという。
×c モジュール内の分岐や繰り返しなど、内部ロジックが正しいかどうか確認するテストをモンキーテスト(→○ホワイトボックステスト)という。
×d プログラムを変更した際に、その変更によって予想外の影響が現れていないかどうか確認するテストをベータテスト(→○回帰(リグレッション)テスト)という。

評価・進捗

R2第18問 進捗管理 Aランク

cdは生産管理知識の消去法で解けるので○ウ一択。すると、WBSEVMを暗記できます。

システム開発は一つのプロジェクトとして進められることが多い。プロジェクトの進捗を管理することは非常に重要である。
プロジェクトを管理するために利用される手法やチャートに関する以下のa~dの記述と、その名称の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a (WBS→)プロジェクトの計画を立てる際に用いられる手法の一つで、プロジェクトで行う作業を、管理可能な大きさに細分化するために、階層的に要素分解する手法。
b (EVM→)プロジェクトにおける作業を金銭価値に換算して、定量的にコスト効率とスケジュール効率を評価する手法。
c (流れ図→)作業開始と作業終了の予定と実績を表示した横棒グラフで、プロジェクトのスケジュールを管理するために利用するチャート。
d (管理図→)横軸に開発期間、縦軸に予算消化率をとって表した折れ線グラフで、費用管理と進捗管理を同時に行うために利用するチャート。
R5再試験第17問 進捗管理

RACI図、トルネード図、リスクマトリックスとも試験初出です。手持ちのテキストの索引になければ、割り切って捨てます。

プロジェクトを管理するために利用されるチャート(図)に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a RACI 図(→○リスクマトリックス)とは、プロジェクトのリスク要因を影響度の順に並べ、各要因の影響度合いを示したチャートである。
〇b ガントチャートとは、作業開始と作業終了の予定と実績を表示した横棒グラフで、プロジェクトのスケジュールを管理するために利用するチャートである。
〇c トレンドチャートとは、横軸に開発期間、縦軸に予算消化率をとって表した折れ線グラフで、費用管理と進捗管理を同時に行うために利用するチャートである。
×d トルネード図(→○RACI 図)とは、責任分担表の1 つで、プロジェクトに必要な作業とメンバーをマトリックス形式で対応させたチャートである。
abcd
×ア
×イ
〇ウ
×エ
×オ
R6第16問 進捗管理 Aランク

○エ一択にはできる。×アイウのCoBRA・COCOMO・COSMIC法は診断士試験で頻出とされますが、実務でどの程度使われているかは詳しくないです。

システム開発やソフトウェア開発において、工数やコストの面から開発規模を見積もることは重要である。以下の記述のうち、最も適切なものはどれか。
×ア CoBRA(→○COSMIC)法とは、LOC法で算出されたソフトウェア規模に補正係数を掛け合わせて開発規模を見積もる方法である。
×イ COCOMO(→○COSMIC)法とは、データの構造や流れに着目してソフトウェアの開発規模を見積もる方法である。 
×ウ COSMIC(→○CoBRA)法とは、開発工数が開発規模に比例すると仮定するとともに、さまざまな変動要因によって工数増加が発生することを加味して開発規模を見積もる方法である。 
○エ ファンクションポイント法とは、開発するシステムの入力や出力などの機能を抽出し、それぞれの難易度や複雑さに応じて重み付けし点数化することによって、ソフトウェアの開発規模を見積もる方法である。
×オ 類推(→○積み上げ、ボトムアップ見積)法とは、WBSで洗い出された作業単位ごとに工数を見積もり、この合計をシステム全体の工数と考えて開発規模を見積もる方法である。
R5第20問 EVM(費用進捗) Bランク

EVMの問題を解くときは以下の指標を用いますが、意味を考えればわかるので暗記不要です。

プロジェクト管理では、コストやスケジュールを適切に管理するためにさまざまな指標や手法が用いられる。それらに関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア CPI(コスト効率指数)とは、実コストが計画コストより多いか少ないかを見る指標で、PV(出来高計画値)(→○EV(出来高実績値))をAC(コスト実績値)で除して算出する。
×イ EV(出来高実績値)(→○AC(コスト実績値))とは、ある時点までに実際にかかったコストの累積値のことである。
〇ウ SPI(スケジュール効率指数)とは、スケジュールの進捗具合を示す指標で、EV(出来高実績値)をPV(出来高計画値)で除して算出する。
×エ クラッシング(→○ファストトラキング)とは、順次行う予定のアクティビティを並行して実行することによって作業期間を短縮することである。
×オ ファストトラッキング(→○クラッシング)とは、クリティカルパス上のアクティビティに資源を投入して作業期間を短縮することである。
R4第19問 EVM(計算) Cランク

計算問題は苦手な場合は捨てて良いですが、意味で考えれば簡単に当たります。

中小企業A社では、基幹業務系システムの刷新プロジェクトを進めている。先月のプロジェクト会議で、PV(出来高計画値)が1,200 万円、AC(コスト実績値)が800 万円、EV(出来高実績値)が600 万円であることが報告された。
このとき、コスト効率指数(CPI)とスケジュール効率指数(SPI)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア CPI は0.50 であり、SPI は0.67 である。
×イ CPI は0.50 であり、SPI は0.75 である。
×ウ CPI は0.67 であり、SPI は0.50 である。
×エ CPI は0.67 であり、SPI は0.75 である。
○オ CPI は0.75 であり、SPI は0.50 である。
R5再試験第16問 EVM(計算)

ほらね。同じ問題がまた出ます。

情報システムの構築プロジェクトをEVM(Earned Value Management)によって管理している。このプロジェクトでは、PV(出来高計画値)が2,000 万円、AC(コスト実績値)が1,500 万円、EV(出来高実績値)が1,000 万円であった。このとき、コスト効率指数(CPI)とスケジュール効率指数(SPI)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア CPI は0.50 であり、SPI は0.67 である。
〇イ CPI は0.67 であり、SPI は0.50 である。
×ウ CPI は0.75 であり、SPI は0.67 である。
×エ CPI は1.50 であり、SPI は2.00 である。
×オ CPI は2.00 であり、SPI は1.50 である。
R6第21問 EVM(計算) Bランク

過去問を解けば○オ一択になるサービス問題です。

A社では、BAC(完成時総予算)が1,000万円の情報システム開発プロジェクトが進行中である。プロジェクト期間のちょうど半分が経過した時点での進捗を把握したところ、AC(コスト実績値)が600万円、PV(出来高計画値)が500万円、EV(出来高実績値)が400万円であった。
 このままのコスト効率でプロジェクトが進んでいくと、プロジェクトが完了した時にどれくらいのコストがかかると予想できるか。最も適切なものを選べ。
×ア  667万円
×イ 1,000万円
×ウ 1,200万円
×エ 1,250万円
○オ 1,500万円

ガイドライン

開発・運用・保守において品質・セキュリティ・管理の標準化を図る文書。ISO/IEC 12207(ソフトウェアライフサイクルプロセス)や15288(システムライフサイクル)、IEEE/JISのコーディング規約、テスト計画・レビュー手順など、全関係者が遵守すべき規範を定める。

こうすると10点満点
プロジェクト開始時にガイドラインを文書化・共有し、教育・レビュー体制を整備。コード品質指標を定量的にモニタリングし、逸脱時は速やかに是正。定期監査で遵守状況を把握し、継続的改善を実行できる。

ガイドライン

R3第22問 セキュリティ Eランク

正答率Eとは、どうしても間違えさせたい強いひっかけです。

情報処理推進機構(IPA)は「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」を公開している。このガイドライン付録の「情報セキュリティ5 か条」に取り組むことを宣言すると、SECURITY ACTION のロゴマークを自社のサイトなどに掲示することができる。
「情報セキュリティ5 か条」に明記されていないものはどれか。
○ア ウィルス対策ソフトを導入しよう!
○イ 脅威や攻撃の手口を知ろう!
○ウ 共有設定を見直そう!
○エ パスワードを強化しよう!
×オ 不審なメールを開かないようにしよう
R3第25問 セキュリティ Bランク

×アイの主語入れ替えは易、×ウエの用語訂正は難です。

コロナ禍の影響もあり、テレワークが一般化してきた。テレワークを行うには、社内で行っていた作業環境をリモートで実現する必要がある。総務省は「テレワークセキュリティガイドライン第5 版」を発表し、その中で、テレワークの方式を分類している。
この分類に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 「VPN」(→○仮想デスクトップ)方式とは、テレワーク端末からVDI 上のデスクトップ環境に接続を行い、そのデスクトップ環境を遠隔操作して業務を行う方法である。
×イ 「仮想デスクトップ」(→○VPN)方式とは、テレワーク端末からオフィスネットワークに対してVPN 接続を行い、そのVPN を介してオフィスのサーバ等に接続し業務を行う方法である。
×ウ 「セキュアコンテナ」方式とは、テレワーク端末にファイアウォールで保護された仮想的なWeb 環境(→○独立した仮想環境)を設け、その環境内でアプリケーションを動かし業務を行う方法である。
×エ 「セキュアブラウザ」方式とは、テレワーク端末からTor ブラウザ(→○セキュアブラウザ)と呼ばれる特殊なインターネットブラウザを利用し、オフィスのシステム等にアクセスし業務を行う方法である。
○オ 「リモートデスクトップ」方式とは、テレワーク端末からオフィスに設置された端末(PC など)のデスクトップ環境に接続し、そのデスクトップ環境を遠隔操作して業務を行う方法である。
ガイドラインを訊かれたら、市販過去問集のヘタクソ解説より、オリジナルをネットで探して自分でマルバツする方が理解が早くなります。
R4第16問 セキュリティ Eランク

ガイドライン×セキュリティときたら、不正解用のEランクを疑う。当てなくて良いので、答だけ眺めます。

パスワードを適切に設定して管理することは、ネットワーク社会でセキュリティを守るための基本である。
総務省は、「ID とパスワードの設定と管理のあり方(国民のための情報セキュリティサイト)」でパスワードの設定と管理についての留意点をあげている。パスワードの漏ろう洩えいリスクを低減するための個人や組織の対策として、最も不適切なものはどれか
×ア アカウントの乗っ取りやパスワード流出の事実がなくとも、管理者がユーザにパスワードの定期的変更を要求すること。
○イ パスワードのメモをディスプレイなど他人の目に触れる場所に貼ったりしないこと。
○ウ パスワードを電子メールでやりとりしないこと。
○エ パスワードを複数のサービスで使い回さないこと。
○オ やむを得ずパスワードをメモなどに記載した場合は、鍵のかかる机や金庫など安全な方法で保管すること。
R5第23問 セキュリティ Bランク

暗記ではなく国語で解ける出題です。

 JIS Q 27000:2019(情報セキュリティマネジメントシステム-用語)におけるリスクに関する以下の記述の空欄A~Eに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
・リスク【A】とは、結果とその起こりやすさの組み合わせとして表現されるリスクの大きさのことである。
・リスク【B】とは、リスクの特質を理解し、リスクレベルを決定するプロセスのことである。
・リスク【C】とは、リスクの重大性を評価するための目安とする条件のことである。
・リスク【D】とは、リスクの大きさが受容可能かを決定するために、リスク分析の結果をリスク基準と比較するプロセスのことである。
・リスク【E】とは、リスクを発見、認識および記述するプロセスのことである。
ABCDE
×ア基準特定レベル評価分析
×イ基準分析レベル特定評価
×ウレベル特定基準評価分析
×エレベル分析基準特定評価
〇オレベル分析基準評価特定
R6第19問 セキュリティ ※没問

当問は正解不明の没問となり、AIで調べると○エのようですが、ここまで深い暗記は不要でしょう。

情報セキュリティ管理に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a CC(Common Criteria)(→○ISMS)とは、組織内での情報の取り扱いについて、機密性・完全性・可用性を確保するための仕組みのことである。
b CSIRT(Computer Security Incident Response Team)(→○セキュリティオペレーションセンターSOC)とは、24時間365日体制で企業のネットワークやデバイスを監視し、インシデントの検出を行う組織のことである。
○c CVE(Common Vulnerabilities and Exposures)とは、情報セキュリティにおける脆ぜい弱じゃく性やインシデントに付与された固有の名称や番号のカタログのことである。
○d CVSS(Common Vulnerability Scoring System)とは、情報システムの脆ぜい弱じゃく性の深刻度を、基本評価基準、現状評価基準、環境評価基準の3つの基準で評価する枠組みのことである。
abcd
×ア
×イ
×ウ
○エ
×オ
R3第19問 開発概論(共通フレーム2013) Cランク

共通フレーム2013の画像を探すとこうなる。覚える気がしないので、スルーか後回しに。

ソフトウェア、システム、サービスに関わる人たちが同じ言葉で話すことができるようにするための共通枠組みとして、「共通フレーム2013」が情報処理推進機構(IPA)によって制定されている。
「共通フレーム2013」に関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
○a 企画プロセスは、経営・事業の目的・目標を達成するために必要なシステムに関係する要件を明らかにし、システム化の方針を立て、システムを実現するための実施計画を立てるプロセスである。
×b システム化構想の立案プロセスは、システム構築に必要なハードウェアやソフトウェアを記述したシステム方式を作成するプロセスである。
×c 監査プロセスは、成果物が利用者の視点から意図された正しいものになっているかを確認するプロセスである。
○d 要件定義プロセスのアクティビティには、利害関係者の識別、要件の識別、要件の評価、要件の合意などがある。
×e システム適格性確認テストプロセスは、利用者に提供するという視点でシステムが適用環境に適合し、利用者の用途を満たしているかどうかを運用環境において評価するプロセスである。
abcde
×ア×
○イ
×ウ×
×エ×
×オ×

統計

データを集め・整理し、特徴を「記述統計」(平均・中央値・分散・標準偏差・度数分布等)で要約、さらに「推測統計」(仮説検定・信頼区間・回帰分析・時系列分析等)で標本から母集団を推定・検証する学問。

こうすると10点満点
適切なサンプリング設計とデータ収集を行い、記述・推測統計手法を正しく選択・計算。分析結果をビジネス課題に即したレポートと可視化で提示し、仮説検証を経て意思決定に統計的根拠を提供できる。

R2第23問 統計 Cランク

全て×の前提で、どこをどう直すかを考えます。

以下に示す 4 つのデータ分析の事例における調査データや統計量の解釈は統計の視点から見て正しいものであるか。それぞれの事例に関する正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×事例 1 :ある商品について売上高と気温の相関係数を計算すると 0.855 であった。相関係数の値が正で値も大きいので、売上高を決める原因は(→○原因のひとつは)気温である。
×事例 2 :ある企業の従業員の年収の平均値を計算すると 582 万円であった。この企業の従業員である私の年収は 560 万円である。私の年収は平均値を下回っているので(→○中央値medianも下回っていれば)、従業員の年収を高い順に並べた時、下位半分に位置する。
×事例 3 :A店舗の 100 日間の売上高の平均値は 40 万円、標準偏差は 10 万円であった。B店舗の同じ期間の売上高の平均値は 100 万円、標準偏差は 20 万円であった。B店舗の標準偏差(→○変動係数(標準偏差/平均値))はA店舗の標準偏差(→○変動係数)よりも大きい(→○小さい)ので、B店舗の方が売上高のばらつきが大きい(→○小さい)
×事例 4 :あるレストランは男性からも女性からも評判の良い店である。既存のメニューを改善する目的で新メニューを開発した。新メニューを評価するために男女各 50 人に、既存メニューと新メニューに対する評価(「良い」か「悪い」)を調査した。下表がその結果である。この調査結果によると、新メニューの方が良いと回答した割合が 5 ポイント高いので、既存メニューを新メニューに置き換えれば売上高は伸びる(→○伸びるとは言えない)。 (カイ二乗検定が必要)
事例1事例2事例3事例4
×ア
×イ
×ウ
○エ
R2第24問 統計 Bランク

adのテキスト知識で当たる。クラスター分析は、こうくだらなくするとバッチリ↓。

以下のa~dは、分析したい状況に関する記述である。それぞれの状況において、どのような分析手法が適切か。最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a (分散分析→)ある企業には3 つの事業部がある。事業部ごとの売上高利益率の日次データが与えられている。この3 つの事業部で売上高利益率に差異が見られるのかを検討したい。
b (回帰分析→)ある商品の売上高の日次データと、その商品の売上高に関係があると想定されるいくつかの変数のデータがある。どの変数が売上高にどの程度寄与しているのかを検討したい。
c (クラスター分析→)数千人の顧客について、属性データ(男女・所得・購入履歴など)や趣味・嗜好に関するデータがある。顧客の特性にあったマーケティング活動をしたいので、顧客を分類したい。
d (A/B分析→)Web サイトの候補として2 つのパターンがある。どちらのパターンを採用するかを決めたい。
R3第23問 統計 Cランク
当問は設問指示通りに計算するだけですが、考え方としては簿記1級の'級数法'です。×ウエを選ばせるひっかけ。
顧客当たり月間の平均利益(A)が10,000 円である月額課金サービスにおいて、今月の解約率が5 %であったとする。今後この解約率が一定であると仮定すると、既存顧客に対するサービス利用の平均継続期間(B)を求めることができる。
顧客生涯価値=(A)×(B)とするとき、既存顧客の顧客生涯価値として、最も適切なものはどれか。
×ア  50,000 円
×イ  75,000 円
×ウ  95,000 円
×エ 105,000 円
○オ 200,000 円
R3第24問 統計 Cランク

興味ある方は、↓の図とリンク参照でどうぞ。

統計分析においては、帰無仮説を立てて、その帰無仮説が採択されるか棄却されるかを統計的に検定する。
以下のa~dの記述と、それらにおいて用いる検定方法の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a (z検定→)2 つの変数の間の相関係数を計算して、計算された相関係数が0(無相関)ではないかどうか、つまり、相関係数が0 であるという帰無仮説を棄却できるかどうかを検定したい。
b (カイ二乗検定→)クロス集計表において、変数(分類基準)間に関連性があるかどうか、つまり、変数間は独立であるという帰無仮説を棄却できるかどうかを検定したい。
c (t検定→)重回帰分析において、独立変数が目的変数に対して統計的に有意な影響があるかどうか、つまり、偏回帰係数の値が0 であるという帰無仮説を棄却できるかどうかを検定したい。
d (F検定→)一元配置の分散分析において、群ごとに差が見られるかどうか、つまり、各群の平均が等しいという帰無仮説を棄却できるかどうかを検定したい。
abcd
×アF検定ウェルチ検定F検定t検定
×イt検定ウェルチ検定F検定z検定
×ウt検定カイ二乗検定t検定F検定
×エt検定カイ二乗検定t検定t検定
○オz検定カイ二乗検定t検定F検定
R4第23問 統計 Dランク

読み解く選択肢が7つもあると大変ですが、落ち着いて眺めると第1⇔2種をあべこべにするだけ。後で役に立つので覚えてしまいます。

統計的仮説検定に関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
○a 第1種の過誤とは、帰無仮説が真であるにもかかわらず帰無仮説を棄却してしまう誤りをいう。
×b 第1種(→○第2種)の過誤とは、帰無仮説が偽であるにもかかわらず帰無仮説を採択してしまう誤りをいう。
○c 第2種の過誤とは、帰無仮説が偽であるにもかかわらず帰無仮説を採択してしまう誤りをいう。
×d 第2種(→○第1種)の過誤とは、帰無仮説が真であるにもかかわらず帰無仮説を棄却してしまう誤りをいう。
○e 有意水準(危険率)とは、第1種の過誤を犯す確率のことである。
×f 有意水準(危険率)とは、第2種(→○第1種)の過誤を犯す確率のことである。
×g 検定力(検出力)とは、第1種(→○第2種)の過誤を犯す確率のことである。
abcdefg
○ア
×イ×
×ウ××
×エ××
×オ×××

参考:FRR(本人拒否率=第1種の過誤αエラー)とFAR(他人受け入れ率=第2種の過誤βエラー) もまとめて覚える。

R4第24問 統計 Dランク

筆算ではどう解くか見当もつかない難問に。過去問の解説より、エクセルの関数式を使う方が納得です。

200 人が受験した試験結果から10 人の得点を無作為に抽出して並べ替えたところ、以下のとおりであった。
2   2   4   5   5   7   8   8   9   10
点推定による母平均と母分散の推定値に関する記述として、最も適切なものはどれか。なお、母分散の推定には不偏分散を用いることとする。
×ア 母平均の推定値は6.0 であり、母分散の推定値は6.5 である。
×イ 母平均の推定値は6.0 であり、母分散の推定値は7.2 である。
○ウ 母平均の推定値は6.0 であり、母分散の推定値は8.0 である。
×エ 母平均の推定値は6.7 であり、母分散の推定値は7.2 である。
×オ 母平均の推定値は6.7 であり、母分散の推定値は8.5 である。
R5再試験第20問 統計

設問指示の「不偏分散」を求める関数がVAR.S。エクセルで実際に計算します。

200 人が受験した試験結果から10 人の得点を無作為に抽出して並べ替えたところ、以下のとおりであった。
3   3   4   4   5   6   6   6   6   7
これらのデータを使った不偏分散の値として、最も適切なものはどれか。
×ア 1.8
〇イ 2.0
×ウ 2.2
×エ 2.4
×オ 2.6
R6第22問 統計 Bランク

かつて「情報」の統計といえば人類がとても解けない捨て問でしたが、当問はエクセル関数レベル。ある程度覚えにいく方が良いでしょう。

以下に示す表1は、2000年以降における中小企業の経営者年齢の相対度数分布である。また、表2は、表1を基にして作成された累積相対度数分布である。経営者年齢分布の最頻値(モード)や中央値(メディアン、中位数)に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×ア 2000年から2020(→○2015)年にかけて年を追うごとに、最頻値は大きくなる。
○イ 2000年と2005年の各中央値は、2010年以降のどの中央値よりも小さい。
×ウ 2000年においては、最頻値が中央値よりも大きい(→○小さい)
×エ 2015年においては、最頻値が中央値よりも小さい(→○大きい)
×オ 各年の中で最頻値が最も大きいのは、2020(→○2015)年である。

今日のまとめ

Q
「情報」5+1年145マークの正文化は今日の4回目で完了。そして意図的に正答率を下げる難化を続ける以上、そこを超えるとおっきなリターンに?
A

近年の「情報」はテキストで覚えた知識が出ない代わりに、会社の身近で起きる事象がバンバン問われる。DXやデジタルを嫌がるノロマが多い今だからこそ、一歩先手を取るとおっきなリターンになるでしょう。

■■ここからテンプレ■■

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