頼れるアニキ役
画像:pixivision
猫の目の様にくるくるメンバーが入れ替わる200%カンファにおいて、立ち上げ初期から周囲のとりまとめ役を買って出ていただいた、新潟在住のALB様(45)。
最新合格体験記の第2弾は、そのALB様にお願いしました。
こらこら、自分が出来ないアニキ役を他人に押っ付け? 試験評論歴11年のクソベテが、それをやるのは百年はえーぞ。
- いえいえ、昨年初挑戦で238点の涙を呑んだALB様の臥薪嘗胆
- 今年のインチキ採点不合格の悲嘆に暮れる実力者には、一つの光明となってくれるはずです。
確実に卒業するには何が足りない?【筆記合格体験記第2弾:ALB様】
1⃣診断士に挑戦した理由・きっかけ、年齢(任意)
新潟在住のALB(45歳)と申します。診断士に挑戦した理由は、遅くとも60歳までには独立して「楽しく」仕事をしている状況になっていたい、と考えたためです。
その手段として、自分で事業を行う際に知識・技術が使え、コンサル的な領域にも事業を拡げられる、中小企業診断士への挑戦を決めました。
2⃣学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目、「1次」科目別点数(合格年)
- 知識・資格:基本情報処理技術
- 得意科目:
1次:財務会計(簿記除く)、経済、情報
2次:事例IV(と思っていましたが、2019年・2020年とも良くなかったです。) - 不得意科目:特になし
- 1次科目別点数(2019年)
【2019年】 | |
経済 | 88 |
財務 | 72 |
経営 | 65 |
運営 | 85 |
法務 | 80 |
情報 | 88 |
中小 | 81 |
合計 | 559点 |
3⃣学習スタイルとそのメリット・デメリット
2019年のスタイル
1次は通信の「診断士ゼミナール」をベースに学習しました。それ以外に問題集を購入して誤答選択肢の潰し込みを行い、ネットで情報収集して学習方法の改善を随時実施しました。利用した教材、ネット情報は以下です。
- 教材:スピ問一式、財務会計集中特訓、同友館中小政策過去問、まとめシート
- ネット情報:一発道場、200%スタイル、ほらっちチャンネル(中小対策)
2次は独学です。(「診断士ゼミナール」の2次教材は、書籍と同等レベルである。)そのため、教材、ネット情報を利用して過去問中心の学習を行いました。利用した教材、ネット情報は以下です。
- 教材:診断士ゼミナール教材、ふぞろい、事例IV全知全ノウ、30日でマスターできる 中小企業診断士第2次試験 解き方の手順、まとめシート
- ネット情報:一発道場(特にきゃっしいさん、だいまつさんの記事)、200%スタイル
2020年のスタイル
独学で2次に専念しました。ただし、2019年の不合格は他者の考え・意見を聞けなかったことが問題であったと考え、200%サイトでのカンファレンス形式の勉強会、タキプロのZoom勉強会/Facebook添削に参加しています。なお、使った教材、ネット情報は以下です。
- 教材:過去問、まとめシート流解法実況、TBC速習2次テキスト、EBA2次試験合格答案作成講座、ふぞろい、TAC2次事例IV計算問題集
- ネット情報(Youtube):まとめシート流、ほらっちチャンネル、ねとたす
メリットとデメリット
- 通信講座である診断士ゼミナールに関して
最大のメリットは教材をDLでき、スマホやPCでどこでも学習できるということです。教材の内容も書籍より丁寧な解説であり、1次試験の学習ではかなりお薦めできます。デメリットは、2次試験の教材としてはかなり弱いということです。また双方向での対応が難しく、添削は受けられないという点が挙げられます。 - 一方、独学に関して
メリットは自分のリズムで勉強ができること。
デメリットは、①仲間がいないためモチベーションが下がりやすい、②2次筆記の自己解答に対して他者がどのように感じるかの情報を得られないことが挙げられます。 - これらのデメリットは、ネット他の勉強会にに参加することで解決可能と考えます。
4⃣2次筆記合格までの受験回数、学習時間とその作り方
- 受験回数
1次試験1回、2次試験2回です。 - 学習時間
2019年1次750時間、2次400時間、2020年2次750時間でした。時間は、朝とお昼休みを活用することで捻出しました。
具体的には朝5時に起きて1.5~2時間学習し、会社で昼食後30分学習することで最低1日2時間以上の学習時間を捻出しました。なお、睡眠時間を削るのは好きではないので、毎日23時には就寝するという健康的な生活を送り、学習開始から1回も風邪を引きませんでした。
5⃣2次筆記合格までの学習法
- 2019年
①過去問を解き、②ふぞろいやネットの解答例と比較して改善点を把握する、ということを延々と繰り返していました。 - 2020年
前年のやり方を失敗と判断し、①事例解答後の改善分析に時間をかけ、②さらに勉強会時に解答を共有して他者の考えを聞く、というスタイルに変更しました。 - 分析に掛けた時間は2019年が1~2時間程度でしたが、2020年は4~5時間前後になったのではと思います。
6⃣学習時・試験当日のエピソード
- 学習時のエピソードとして、200%サイトのカンファレンスの進め方を紹介します。
- ・点数付き当日再現答案・事例毎の様々なノウハウ・学習上の有益情報、などが共有され、有意義な情報交換ができた。
・スクールに通っている方・過去に通っていた方から、各スクールの考え方を聞けたのも役立つ。
・独学だった私は「そういう捉え方もあるのか」「こういう書き方だとわかりやすくなるな」など、自分だけでは得られなかった考え方を吸収することができました。
そして試験当日、コミュニティ内で一緒に勉強をしていた方と初めてリアルでお会いした時は感慨深いものがありました。勉強会でご一緒させていただいた方は、これからも同期として繋がって行きたいと考えています。
7⃣これから合格を目指す方へのアドバイス
- Zoom・Google Meetなどのビデオ会議が容易になった今、他者の意見を聞ける場には積極的に参加すべきと思います。
- 2次筆記試験の合否が出たばかりであり、恐らくギリギリの点数で通過した私が言うのはおこがましいですが、2次筆記試験の学習において他者の意見ほど重要なものはないと考えます。
スクールの模範答案も各社で大きく異なり、スクールの採点もあてにならない2次筆記試験において、多様な考え方に触れることが合格への近道になるのではないでしょうか。他者の意見で自分の悪い部分を改め、他者の意見と自分の意見のイイトコ取りが出来れば、成長は間違いないと思います。
と、ここまで書かせていただきましたが、まだ私の試験も終わっていません。これから口述対策を行って無事合格を果たしたいと思います。
※筆記合格体験記ここまで※
ほう。「1次」559点+前年「2次」238点の敗因を踏まえ、独学デメリットをカンファで解消。こりゃ今年の体験記のハードルを一気に上げてきやがった。
いえ、基準を毎年変えるインチキ採点のデメリットは、あの浮かれポン吉たまたま合格自慢の蔓延。奴らに「他者の意見を聞く」大切さを教える、貴重な体験記です。
そう。運ゲー試験のたまたま当落位で、週末の朝からクヨクヨすんな。そりゃもちろん、あの浮かれたポン吉よりあと一年臥薪嘗胆する方が、ヒトとしての器がでっかくなるからです。
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