うっかり猛勉強を重ねるほど、ガチャ当選率が下がる当試験。3年目、4年目・・と受け続けるときに確率2割をキープするコツは、特定宗派の教えを離れることです。
1. 診断士に挑戦した理由・きっかけ、年齢(任意)
新卒で大手企業に入社後、営業として10年以上中小企業を担当していました。お客様との距離が近く、公私問わずいろいろな相談に、厳しくも暖かく接して頂いた中小企業に、何らかの形で恩返ししたいと思ったのが、診断士を挑戦したいと思ったきっかけです。
一時期いろいろあり、診断士合格への熱が冷めかけましたが、昨年コンサルタントへの転職を機に、改めて本気でチャレンジしてみようと思い、何とか合格できました。
2. 学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目、「1次」科目別点数(合格年)
学習開始 | 2019年 |
学習開始時保有資格 | - |
得意科目 | 「運営」「情報」 |
不得意科目 | 「経営法務」 |
1次科目別点数(2022年)
経済 | 財務 | 経営 | 運営 | 法務 | 情報 | 中小 | 計(700点換算) |
68 | 68 | 84 | 78 | 72 | 64 | 506点 |
3. 学習スタイルとそのメリット・デメリット
2019~2020年 | 診断士ゼミナール(通信) |
2021~2022年 | EBA(通信) |
2023年 | 独学 |
○メリット | ×デメリット | |
---|---|---|
「1次」「2次」共通 | ・通勤時間や夜寝る前など、自分の都合の良いタイミングで学習ができるため効率的 ・重点的に聞きたいところを繰り返して聞けるので、理解が深まりやすい | ・強制力が低いため、いくらでもさぼれる ・学習に刺激がないため、マンネリ化しがち ・客観的に自分が合格できるところに位置しているのか、良くわからない ・分からないところがあっても質問しにくいため、精神的にもやもやすることがある |
4. 筆記合格までの受験回数、学習時間とその作り方
回数 | 1次 5回 2次 5回 |
学習時間 | 記録なし |
作り方 | EBAの答練や模擬試験は、強制的に図書館にこもって本番さながらに解いていました。 また、EBAテキストに記載されているメリット/デメリットや100字訓練で繰り返し出題される重要論点は、スマホの暗記アプリに打ち込んで、すき間時間に空で言えるようにしていました。 |
5. 筆記合格までの学習法(1次・2次)
「1次」「2次」
- 本来理想的と言われている、1次学習で2次のアウトプットを意識しながら、知識を蓄え、同時に2次の解法も身につけることで、1年間で最短合格を目指すというような能力や器用さは、私にはないため、まずは1次で必要な知識のインプットを重視しました。
- 1次は一度合格すれば、あとは直前期の復習で何とかなります。2次はEBAの講義で基本的な解法パターンを理解した上で、ひたすら知識の整理とアウトプットを繰り返していました。
6. 私の思う当落分岐点 ~試験合格への転機を感じた、あの瞬間~
「1次」 | ・選んだ選択肢だけでなく、選ばなかった選択肢についても、その理由を自分の言葉で説明できるようになったとき |
「2次」 | ・出題された論点を時系列で整理し、毎年表面上は複雑そうに見えている問題も、同じパターンの論点について聞き方を変えて出題されているだけだ、と気づいたとき |
7. 学習時・試験当日のエピソード
- 2次本試験の休憩時間は、とにかく脳を休めることに集中しました。私は散歩をすることで頭がすっきりするタイプなので、休憩時間は試験会場の周りをひたすら歩いていました。
- 2次本試験直前の知識の詰込みは、あまり意味がないと思います。
8. これから合格を目指す方へのアドバイス
- すべての科目で合格ラインに達する必要はないと考えます。私は、1次の経営法務、2次の事例Ⅳが苦手でした。
- 事例Ⅳは、経営分析と最後の文章問題、CVPの解きやすそうな問題だけに絞り、40点を下回らないことに集中しました。
- 日々の仕事を通じて、すでに知識レベルが高い得意科目がある方が多いと思います。それを得点源として、苦手科目はそこそこできれば、突破できる試験です。