合格体験記

【筆記合格体験記】経企への異動が受験の契機 / S.Kさん

コロナやVUCAを受けて【経営企画部門】のリソース強化をする企業が続出。30代のあなたなら、診断士試験で得た知識を抱えて社内でステップUPの一択です。

1. 診断士に挑戦した理由・きっかけ、年齢(任意)

現在37歳。勤めている会社で現場第一線→経営企画へ異動し(2022年4月)、何らか経営に関する勉強がしたいと考え本屋の資格試験コーナーをうろうろしていたところ「ふぞろい」と運命の出会いをしました。
2次試験問題が面白そうと興味を持って勉強を開始したのですが、1次に7科目存在することを知って悶絶。試験の全体像を理解してからは、試験合格よりも、会社の仕事に活かすことと、自身のキャリアを広げていくことを目的とした学習に切り替えました。

2. 学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目、「1次」科目別点数(合格年)

学習開始2022年4月
学習開始時保有資格ビジネス会計2級・法務2級、簿記3級
(学習期間中)簿記2級・経営学検定(中級)・ITパスポートを取得
得意科目「法務」
不得意科目「経済」

1次科目別点数(2023年)

経済財務経営運営法務情報中小
202248605973805655431
202352766361685243415
※いずれもTACデータリサーチの得点。2023は「運営」の正解の訂正で最終的に救済されて2年連続で合格。

3. 学習スタイルとそのメリット・デメリット

1次独学
2次独学

基本独学。テキスト・問題集はすべて電子化し、iPad一本で環境を整え(GoodNotesアプリ使用)、通勤時間(電車の中)も含めて勉強していました。

○メリット×デメリット
「1次」「2次」共通自分のペースで、必要な部分を何度も繰り返し学習できること。診断士を勉強されている方の様子やレベルが全くわからない。

4. 筆記合格までの受験回数、学習時間とその作り方

回数2回
学習時間通算の勉強時間は約1,000時間。2次の勉強時間だと500時間ほど
作り方学習時間は上記の通り通勤時間、くわえて退社前会社のデスク+休日は空いている時間帯のファミレスにもよくお世話になりました。

5. 筆記合格までの学習法(1次・2次)

「1次」

利用テキスト過去マス
戦術ひたすら解いただけ

「2次」

利用テキストふぞろい
利用ツール過去問
戦術(1年目)過去問(8年×4科目×2回)を時間通りに解き、「ふぞろい」でのキーワード採点。
戦術(2年目)1年目で過去問にある程度触れたので、文章の構成力や読みやすさを磨きたいと考えていたところ、一風変わったYouTubeに出会う。そのほか、支援団体のイベントに数回参加して情報収集と人脈形成。

6. 私の思う当落分岐点 ~試験合格への転機を感じた、あの瞬間~

今振り返れば、1年目の2次試験終了後から簿記2級(合格)+簿記1級(意思決定会計)に取り組み、会計用語や問題に馴染む時間を取ったことは正解だったと思いました。2回目の1次「財務」が点数を支えてくれたこと、2次もNPVで1問(たぶん)正解できていると思います。

7. 学習時・試験当日のエピソード

2023年は1次・2次ともに体調を崩し、薬を飲みながら試験会場に向かった。(一応陰性ではあった・・・)1次「経営」「運営」あたりで意識が飛び、試験時間中に机で突っ伏して寝ました。コンディションが最悪で、年1回の試験でこんなことするもんじゃないと思いました。体調管理は万全に。

8. これから合格を目指す方へのアドバイス

  • 財務・会計を得点源にするべく、簿記2級までは取得できるとよいと思います。1次2次ともに得点を支えてくれること、さらに2次・意思決定会計は1級論点であり、2級よりさらに高いレベルが出題されているため下地作りをしておくことに損はありません。
  • 試験の制限時間内で、題意に沿った分かりやすい文章を書く試験ですが、問題になるのが手書きです。解答を一度書き始めてから書き直しをするのは勇気がいるので、短時間で構成を組み立て、書ききるスピードが求められます。
  • 問題が何を求めているかを把握し、適切に文章でカウンターを当てることは社会人の基本能力とされますが、現在の仕事でもこの試験でも、自らの能力がまだ足りないことを認識できました。与件で各社の状況は与えられているとはいえ、単に抜き出したキーワードを詰め込む練習ばかりでなく、確かな知識に基づいて、因果関係を作ってきちんと並べるトレーニングされてみてはいかがでしょうか。私もまだまだ発展途上です。


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