おベテの暇つぶしの道具に使われ、世間の役立たずどころかノロマ扱いでしかない、診断士Ⅳ固有の電卓パチパチ勉。その真逆で「Ⅳ」CVP~NPVを猫でも得意化するのが、今回のGW特集5回シリーズ「マンガでわかる管理会計」です。

★To-Be目指す答案

再現答案のとっておき~当日作成はメリットだらけ

再現答案を当日作ると、
メリットだらけに。

1点を争うボーダーで、1年間の泣き笑いが分かれる「2次」試験。「合格率UPの特効薬」なんて書かれると気になるけれど、残念、再現答案を後からいくら作っても試験の合否に影響しません。でもね。

「いつ作るか」は合否に影響するんだよ。

おや、これはまた大きく出たね。ほう、ではその噂は本当かを確かめます。

再現答案のとっておき~当日作成はメリットだらけ

再現答案の作成を試験当日に予定しておくと、大きく以下3つのメリットがあります。

1⃣答案の再現性
再現答案が大事ではなく、答案の再現性が大事。
試験を確実に勝つための最重要は、「答案の再現性」。経済産業大臣の合格お墨付きを与える以上、「10回聞いたら、同じことを10回答える」もの。聞く度に返事がコロコロ変わっては困ります。
2⃣設計品質と製造品質(ねらいと出来栄え)
次に大切なことは、「聞かれたことに答えているか」。つまりテストの「できばえ」「成り行き」より、設計品質(=ピント)が優先です。そして、設計図の狙い通りの受け答えに成功すると、再現答案くらい目を瞑って作れます。
参考

当日考えたプロセスを「ウンウン思い出して作る」のでなく、試験本番と同じ設計図に沿って「さっさと作る」。それが「再現性の高い再現答案」の目安です。

3⃣余力管理
最後に大切なことは、「その場の思い付き」を避けること。再現答案の当日作成までが試験とイメージすると、つい「答えが天から降ってきそう」なとき、「冷静な状態でそれ書く?」「いや、ちょっと待て」と避けられます。

今日のまとめ

再現答案当日作成には確かにメリットが。でもなぜ「メリットだらけ」と断言しやがる?

それはね。再現答案当日作成を「予定しておく」だけなら、デメリットがゼロだから。つまり、○試験の出来が予定通りならそのまま作るし、△今イチなら当日やーめたも選べます。

支配戦略~サイコロが2択のどちらに転んでも自分を優位に
当日作成は事前の予定が不可欠ですが、予定しておけば「当日作る⇔作らない」の2択を選べます。すると結果が吉凶どちらに転びそうでも、自分の立ち位置は必ず優位に。ミクロ経済学ではそれを支配戦略と呼びます。

不確実性だらけのサイコロ試験では、支配戦略を? うは、確実合格できる気がしてきたぜっ。

■■ここからテンプレ■■

ベテやふぞが過去問の答を必死に覚えてその小さなオツムを固くする隣で、柔軟な話題にさっと答えてタイムマネジメント力をダダ上げする【過去問RTA】。世間の誰も気づかぬ内に、今年R6の「2次」対策は既に春爛漫の満開モードです。

-★To-Be目指す答案

PAGE TOP