★To-Be目指す答案

【ラスト1週】80分に間に合う秘訣:設問別マーカーが定着しなかった理由と対策

与件マーカーの塗り方が最近話題にも上らないのは、そもそもマーカーを使わず合格答案を書く短期合格の優秀層が増えたため。でもボクはやはりマーカー・・なあなたのために、意外に定着しなかった設問別マーカーの正しい使い方を、私が代わりに説明します。

①なぜ設問別マーカーは定着しなかった?

5年前、設問別マーカーは試験対策の「切り札」として登場し、当時の受験生に圧倒的な優位性をもたらすと期待されていました。

しかし、主人公は手に持ったマーカーを見つめ、その期待が裏切られ、マーカーが試験対策として定着しなかったことに困惑します。

②根拠の数を競うSWOTマーカーも十分有力

そしてSWOT分析の本を見つめ、「根拠の数を競う」SWOTマーカーが一時的に優勢になった経緯を思い出しています。

これは、R1からのベテ落とし期には与件根拠をひたすら使うことが一時的に推奨され、根拠の数で加点される「ふぞろい時代」が続いたことです。

③最速時短・短期合格勢はそもそもマーカーしない

このとき別の短期合格者がマーカーなど使わずに答案を書きあげ、満足げな表情に。

これは、マーカーが不要なほど解答作成能力が高い層が試験に参入し、マーカーの是非を論じることすら無効な状態を示します。

④「下書きをカットし思考に専念」する利点が伝わらなかった

主人公が気づいた理由は、設問別マーカー最大の利点である「下書きをカットし、解答作成時間を短縮できる」という点を、ターゲットとなる受験者に伝える工夫が足りなかったこと。

時短の利点が理解されず、多くの受験生がマーカーの真価を発揮できなかったファクトが、今年の競争がのスタート地点です。

【80分に間に合う秘訣】設問別マーカーが定着しなかった理由と対策

「事例Ⅰ~Ⅲ」80分の勝負所は、40分で骨子を作り、40分の解答記述に移る直前のほんの一瞬の「閃き」⇔「思い付き」の差にある。短期合格優秀層のその「閃き」を、誰でも使える形式知に変換したのが「設問別マーカー」です。

Step-1:設問別マーカーの使い方

①過去問で使われた根拠を設問別に塗る

設問別マーカーを使用する最大の利点の一つは、復習時に与件文の根拠が色分けされて可視化されることです。これにより、受験生は試験前に効率的に復習を進めることができ、記憶に定着させやすくなります。

色分けされた根拠を視覚的に把握することで、試験当日には素早く必要な情報を引き出せるようになります。また、試験直前に過去問を解く際にも、色分けされた情報を活用することで、さらに理解を深めることができるため、合格の可能性が高まります。

②前半40分:塗れるだけ塗る

試験時間内にすべての根拠をサーチし、絞り込む作業は非常に重要です。設問別マーカーを活用することで、受験生は与件文から必要な情報を効率的に抽出し、解答作成に取り掛かることができます。

具体的には、35~40分の間に色分けされた根拠を確認し、設問ごとに最も適切な根拠を選ぶ作業がスムーズに進みます。これにより、試験の時間配分が効率よく行われ、解答の質が向上します。

③後半40分:下書きカットし、根拠をつないで100字1文3節因果に

設問別マーカーを使用することで、受験生は下書きを省略し、直接解答を作成することができます。この方法は、解答作成時の手間を減らし、時間を有効に使うための鍵となります。

マーカーで色分けされた根拠をもとに、直接的に因果関係を構築することができるため、結果としてスムーズな解答作成が可能となります。これは、試験の制限時間内で解答を完成させるために非常に有効です。

設問別マーカーの説明動画は4~5年前に流行ったが、すっかり下火に。その原因が「マーカーの仕方の説明に偏り」「下書き時間カットの利点の説明を怠った」ためと判明しました。

Step-2:設問別マーカーの利点

①設問解釈→想定読みとベストマッチ

設問別マーカーを使用することで、設問の解釈精度が向上し、解答に必要な根拠の配置が明確になります。具体的には、与件文の段落ごとに色分けを行うことで、設問ごとに必要な情報が迅速に特定でき、解答の精度が向上します。

例えば、設問に関連する根拠をマーカーで強調することで、見落としを防ぎ、より正確な解答を導くことが可能になります。結果として、設問別マーカーは受験生が解答作成時に情報を整理し、効率的に問題に対応するための重要な手段となります。

②下書きをカットした時間で複数解答案を比較

設問別マーカーを活用することで、受験生の思考過程が可視化され、時間配分が効率的になります。与件文の根拠を色分けすることにより、受験生は解答の骨子を早い段階で構築でき、余計な迷いを避けることができます。

実際の試験では、マーカーを使った受験生と使用しなかった受験生とで、解答にかかる時間が異なることが分かっています。マーカーを適切に使用することで、40分以内に解答を完成させるための時間管理がしやすくなり、試験の合格率が向上する可能性が高いといえます。

③ダミー根拠のリスクを回避

設問別マーカーを使用することで、ダミー根拠を使ってしまうリスクを減らすことができます。特に、試験の時間制限内で100字に収める必要がある中、根拠を無理に詰め込むことがリスクを生む原因となります。

しかし、設問別マーカーを活用することで、不要な根拠を排除し、必要な情報だけを選別することができるため、解答の質を向上させることができます。したがって、設問別マーカーは、試験の時間内に効率よく解答を完成させるための有力な手段であると言えます。

与件根拠全てをマークしてから設問に割り付けるSWOT別マーカーに対し、設問解釈×想定読みを前提に、重要根拠の使い先から考えるのが設問別マーカー。この利点の説明で、個人の向き不向きに納得できます。

Step-3:設問別マーカーが予想外に定着しなかった理由

①キーワードの数重視派には不向き

設問別マーカーが定着しなかった理由の一つとして、受験者のキーワード信仰がR1以降で並行的に加速したことがあります。これはR1以降の試験がベテ落としを優先するためにふぞろい根拠重視に多数派同質答案を一時的に優遇したためで、確かにこの時期の合格ボーダーラインではふぞろいキーワードを盛り詰めするとギリギリ合格できる噂が注目されました。

しかし、設問別マーカーを使うことで根拠の精度が高まり、試験委員が本来求める解答の質の向上に回帰していくため、早ければ今年R7年にもこの誤解は払拭されるでしょう。

②持ち替えの手間:全根拠をマークする派に不向き

すべての根拠をマークしようとすることが、試験の時間内で効率的に解答を作成する妨げとなる場合があります。受験生は根拠をマークしすぎてしまうことが多いため、設問別マーカーを活用することで多少の根拠は使い残しても60点に届くことの確認が必要です(後述)。

近年の与件の根拠は「Ⅰ~Ⅲ」どれをとっても100字×5問のマス目に入る量より多く、キーワードを使い残す多少の減点リスクをあえて許容することが、ふぞろい答案との差別化の第一歩になるのです。

③「下書き時間カット」の最大利点が伝わらない

設問別マーカーとはイノベーター層の受験者のアイデアが発祥で、スクールはそこに関知せず、指導もしないことが通常です。これは与件文のマーカーの仕方はその人の学習到達度やアプローチにより変わるためで、仮に説明しても表面的なものになり使い物になりません。

そこでマーカーの方法はノウハウやメソッドでなくその利点・欠点から説明されるべきですが、今になってここ5年を振り返ると、年々増える与件の根拠と毎年変わる採点基準に振り回され、「下書き時間をカットし思考時間の余力を作るメリット」を誰も説明していないことに気が付きました。

与件根拠全てをマークしてから設問への割り付けを考えるSWOT派に設問別マーカーを提案しても、「マーカー持ち替えるだけ手間じゃね?」と一蹴。つまり設問別マーカーとは、レイトマジョリティ相手でなく、イノベ~アーリーアダプター層の採用に限定されます。

Step-4:設問別マーカー利用で80分に間に合わせるコツ

①キーワード→因果加点の変化に気づく

採点基準が年々進化し、「キーワード重視」の考え方が薄れてきていることに気づくことが重要です。現在では、解答の論理性や一貫性が重視されるため、設問別マーカーを使うことが有効となっています。これにより、受験生は試験委員が求める解答を提供しやすくなり、合格の可能性が高まります。

②与件根拠を少々使い残しても60点

設問別マーカーを使用することで、1問あたり最低3つの根拠を使用することが推奨されます。これにより、受験生は解答を進める際に過剰な情報を避け、必要な根拠だけを選ぶことができます。試験時間内で解答の質を保つためには、根拠の絞り込みが重要な要素となります。

③設問解釈×設問別マーカー×構文で解答一貫性UP

解答において、「構文」を活用することで、論理性や一貫性を保つことができます。これにより、採点者にとって読みやすい解答となり、評価が向上します。構文を上手に活用することで、試験の合格ラインに必要な解答を作成することが可能となります。

マス目に盛り詰めするキーワード数を重視するならSWOT別で、そうでなく採点者の読みやすい因果で書くなら設問別マーカーに。そして80分に間に合わせる最大のコツは、40分で探しきれない根拠は割り切って使わなくても60点取れる自信をつけること。

今日のまとめ

Q
採点者の読みやすさをガン無視し、キーワードの数を競って盛り詰めするのがふぞろい答案。片やマーカーなど使わず合格A答案を書けるのが本当の優秀層で、その思考パターンを色彩で視覚化したのが設問別マーカー?
A

そもそも設問別マーカーの起原は解答テクニックでなく、本試験の復習時に使った根拠をマーカー塗分けしたら、使う根拠が最終段落付近に混在すると視覚で示すこと。さらに下書き時間カットの利点を誰も伝えないので、今日は私が一肌脱ぎました。

■■ここからテンプレ■■

-★To-Be目指す答案

PAGE TOP