おベテの暇つぶしの道具に使われ、世間の役立たずどころかノロマ扱いでしかない、診断士Ⅳ固有の電卓パチパチ勉。その真逆で「Ⅳ」CVP~NPVを猫でも得意化するのが、今回のGW特集5回シリーズ「マンガでわかる管理会計」です。

★As-Is競争

空前絶後の調整ミス(4,444人合格) →今年の2次で受かる気しかしないねっ!

空前絶後の調整ミスをやらかすと?

想定受験者数=4,600人と公表済の試験で、「1次」を4,444人(前年比+1,208人、+37%)も合格させると。

ただでさえクソ狭い男子トイレがオジサンで溢れるので、休憩時間をもう10分延長しないと(汗)。

それもそうかもですが、他に大きな影響が。
・採点都合上、2次の想定受験者数は4,600名
・今年4,444名合格の6割(2,700名)は来年「2次」の敗者復活戦へ
・来年2次の受験枠を5,000人にしても、「1次」合格枠は2,300人(前年比△2,144名)
・そして来年の1次は足切り連発の激ムズ試験に。

「科目合格」「翌年1次免除」なんて古臭い制度を放置すると、年ごとの難度や合格者構成が乱高下して、資格の評価や人気がダダ下がりっ。

へぇ、さすが試験ブロガーもベテ化すると、ヘンな数字に目をつけて差別化ぶっこくね?

うるさい。では環境変化は自分の有利に、周囲のびっくりも自分の有利に。捉え方次第で有利不利が分かれる数字とは、上手に使ってナンボなのです。

空前絶後の調整ミス(4,400人合格) →今年の2次で受かる気しかしないねっ!

イマ起きた事実:調整ミスによる「1次」合格者増
・グラフが示す通り、合格者増の恩恵を受けたのは7科目受験者
・この増加組の多くは来年「2次」敗者復活戦に回り多年度ループ予備軍に
資料:受験番号ルールに基づく、受験科目数別合格者数の推移
推論①:受験者増は合格枠の増加に
★出題側の大人の事情から、ここ数年900名前後だった2次合格数は、2014年を超える1,100~1,300名の範囲が有力に。
★=詳細は後日
図では控えめに「1,100人」としましたが、恣意的に「1,100~
1,300人合格」にする幅があります。
推論②:合格枠増は、上位実力者に追い風
・受験者数・合格枠が増える影響は、目標スコアにより異なります。
250~点Sランク(上位から順当合格)
→○合格枠拡大でプラス
240点ボーダーたまたまAランク
→△競争倍率上昇でマイナス
カットライン:「逆さ棒グラフ」にすると出題側の視点に
推論③:競争が激化する240点前後は蹴り合いゲーム
・キーワード詰め込みふぞろい解答は、コモディティ化の激戦区に
・240点ふぞ流⇔260点きれいな日本語派の二極化へ
導く結論:読みやすくわかりやすい日本語を、キレイな文字で
・採点者=試験委員45名の前提では、受験者増=採点ノルマの増加に
・疲れてうんざりした採点者が、「どんな答案にバツをつけるか」を考え、その逆をやれば70点の確実合格圏内へ

今年の2次で受かる気しかしないねっ!~まとめ

合格者増による試験への影響は、大手スクール講師が教えてくれる。
例えばTAC八重洲・新宿・池袋・横浜などの大バコ系人気講師の受験指導歴は12~15年程度と言われます。

試験の酸いも甘いもわかっているから、①合格者が増えた年はこんなパターン、②減ったらこうと的確にミライを指し示し、③安心して受講に専念できるのが大手スクールのメリットです。

当サイトも、ブログを書いて10年目なのだ(汗)。

今回の数字を掴むポイントはここ。
推論①:今年の「2次」の合格枠は増加へ
推論②:受験+合格枠の増加は、実力上位者に有利、ボーダーゾーンに不利
導く結論:ボーダーゾーンの勝負を嫌い、240点ふぞ流→きれいな日本語への乗り換えが発生
そこで2019年「2次」で試したいとっておき
①誰が採点し、どんな答案を受からせたいかをディスカッション
②採点ノルマに配慮し、読みやすくわかりやすいキレイな日本語を
③キーワードを1つ増やすより、心を静めてキレイな文字を

得点開示イノベや、東京地区合格率16.9%事件(立教大のお子ちゃま机とトイレ混雑)など、環境変化のリスクを自分たちに都合よい方から合格させるチャンスに変えやがる。それが当試験の出題側です。

それは、国家試験の採点基準は出題側の後出しジャンケンだから。その時流を先読みした方から順に合格イタダキと思えば、もう今年の2次で受かる気しかしません。

■■ここからテンプレ■■

ベテやふぞが過去問の答を必死に覚えてその小さなオツムを固くする隣で、柔軟な話題にさっと答えてタイムマネジメント力をダダ上げする【過去問RTA】。世間の誰も気づかぬ内に、今年R6の「2次」対策は既に春爛漫の満開モードです。

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