初学のあなたが地獄耳・・いや猫の耳でも、Ⅲは良くても60点。一度はそう聞いたことがあるはずで、当サイト調べによると4つの説が浮かびます。
第1問こそオーソドックスなSW。ところが40字×2で20点に泡喰って編集に手間取ると、第2〜4問の時間切れトラップにようこそ。
・誰もが入れる核ワード「S一貫受託生産」「W新製品開発」をソツなく使う
・40字なら3要素入ると予め決め、時短で済ませて第2問に進む
・「一貫受託生産」「新製品開発」が入ったり入らなかったり
・40字→3要素と決めておかないと、80字20点の高配点でスカスカ感のある答案に
・(b)新製品開発経験不足をここで指摘しないと、第3、4問の答え方のピントが甘くなる
課題をフリー設定にした初見ドッキリ問。自分の得意知識を書けばよく、全員高得点+採点側が大変なだけの骨折り損設問でした。
・1つ目の課題を小ロット×生産計画とし、2つ目に「欠品」「手待ち」など別課題を指摘できる
・課題20+対応策80字=いつもの100字と変わらない。80字→3要素と決めておき、A→B、B→Cの因→果で説得力UPに
・小ロット→課題1、生産計画→課題2にしてしまうと、上2つの答案に比べ加点要素が漏れる
・A→B、B→Cの3センテンスで書く事前知識がないと、並列列挙や平板な答案になり「それで何が言いたいの?」のバツになりがち
生産面はわかるが「製品企画面」ってマーケじゃね? そうやってクロスオーバーする作問が今後もさらに増える位は知っとけ。
・製品企画面、生産面は各50字がセオリーで、字数が偏った場合に配点がどうなるかの議論はこれから
・企画→開発経験の少なさ、生産→熟練職人の核ワードを当てることで、後は各50字の書き方次第に
・この辺りで時間切れになり、上2つの答案に比べ書き込む要素が減ってくる
・50字→3〜4要素は要ると決めておかないと、無理に引き延ばしたり言い直す、「うすっぺらい答案」になる
C 社の経営資源を有効に活用し、最大の効果を得るためには、どちらを選び、どのように対応するべきか、中小企業診断士として 140 字以内で助言せよ。
第1問のSWOT編集、第2〜3問の課題で悩ませ、第4問は140字30点の高配点かつ最後の2択。計画的な余力管理をしないとショボンになる、超難問の年でした。
・核ワード「永く愛着を持って使えるバッグ」が熟練職人の手作り路線と一致。でもあの80分でそこまで気を遣う余裕はないので、結果的に当たればOK
・140字の書き方で悩まず、いつもの①・・し、②・・し、③・・して、○○を図るでOK。
・49点C答案は第1〜2問で時間をロスし、第4問で時間切れ
・52点B答案は140字を埋めきっているが、対応策①②③が並列列挙に。これでは加点のしようがないので、A→B、B→Cの因→果型と①・・し、②・・し、の構文の使い方に慣れておく
いいか野郎共、「ボクは熟練!」「アタシは標準!」自慢など時間のムダ使い。そっちでなく、「対応策の書きぶり」が点差になるのは猫でもわかるな?
今日のまとめ
こらこら、そこまで勘が鈍いと今年も80分で間に合わず、多年度ループにまっしぐら。70点以上をうっかり与えると、過去問の答を覚えるベテが有利になるためです。