【経営】過去問タテ解き#1 経営概論

【経営】過去問タテ解き#1 経営概論
ドメインとはつまりお城と領地。

「経営」本試験は、第1問で難解な文章を出し、受験生を混乱させるコトが大好き。「ドメイン」がそれによく使われるが、あわてず事業ドメイン=お城と思い出し、田畑耕し兵糧増えたら他国を攻めて領地を増やす。戦う時は自陣有利でAway不利。

そう自分のセンスでくだらなくすると、知識を一生忘れない。では前提を2つ見てから、過去問タテ解きスタート。

前提①:正解を選ぶセンス
  • 長文選択肢はまず最後の2択に絞る。
  • 最後の2択は「正解を選ぶ」より、「間違っている方を落とす」。

ビジネスも資格試験も同じで、ビジネスなら利益、資格なら合格すれば良く、「正解」に至る道は一つじゃない。診断士「2次」の得点源が「現状の問題点の指摘と分析」であり、「利益向上策の提案」でないと気付くセンスがないから、てんでバラバラ合格ノウハウオススメばかり。

スト合格狙いならそんな事態を避けたい。そこで今この時期の過去問タテ解きで、「間違いにツッコミを入れる」センスを磨く。

前提②:タテ解きシリーズの使い方

戦の前には、身支度を整える。

前述の通り「合格者のノウハウ!」はむしろスト合格の妨げだが、時間がないので「立ってる者は親でも使う」。そこで余計な「ノウ要素」を取り除き、既存の学習ツールやハウツー本は積極活用。

①使用ツール一覧

  • 目次=論点の体系化~スピテキ
  • 最低知識の暗記~ポケテキ
  • 過去問の解説+正答率~T○C過去問題集
  • 出題傾向と対策~データ分析シリーズ
  • 自分の理解度・立ち位置 ~サブノートや間違いノート

②出題領域の整理

一般には自分の使うテキスト・問題集の分類に従う。当シリーズはT○Cスピテキの領域に従い、また「経営戦略」「組織論」「マーケ」を各3分割し、9連投で過去問を分析。

③当シリーズの使い方(予定)

  • 「こうやって解くのです!」でなく、間違え方に注目。解き方は参考程度。
  • 解き方が一致していれば、「自分はスト合格ペース」と( ̄ー ̄)ニヤリ。
  • 自分の解き方の方が優れていれば、やはり( ̄ー ̄)ニヤリ。
  • 自分に足りない点があれば、さっそく採用し( ̄ー ̄)ニヤリ。
前置きはここまで、タテ解き開始。

1⃣今日のタテ解き
第1編 経営戦略 第2編 組織論 第3編 マーケティング
事例Ⅰで使う 事例Ⅱで使う
#1 経営概論 #4 組織構造論 #7 マーケティングマネジメント
#2 成長・競争戦略 #5 組織行動論 #8 製品戦略
#3 技術・外部連携 #6 人的資源管理 #9 価格・チャネル・販促戦略

 

今日は#1経営概論。診断士受験生で「経営戦略」が嫌いな人はいない。だから既存の知識で点は取れるが、そこは難関資格。そう簡単に正答させないので、まず以下2領域をタテ解きして小手試し。

タテ解きリスト

ドメイン→H23第1問(C)、H24第1問(D)、H25第5問(B)、H27第2問(C)

範囲の経済→H23第7問(1)(2)(B)、H26第5問(B)

必須Sランク論点
・企業戦略
・事業戦略
・機能戦略
・コアコンピタンス

2⃣良問Cランク分析

診断士「1次」の魅力は、マークシート試験を通じ効率良くビジネス知識が身につくこと。特に「一見どれも正解」「どれも不正解」とも思わせる、Cランク問題は教育効果が高い。

第5問(H25) 正答率B

A社は医療分野での先端的な製品開発を通じて社会に貢献するという理念の下で、現在の医療機器事業に加えて新薬開発の支援や再生医療の分野を包含した将来的なドメインの定義を企図している。企業ドメインと事業ドメインの決定に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 企業ドメインの決定は、現状追認ではなく将来の方向性を明示しているが、注意の焦点を絞り込んで資源分散を防止するのには適さない。
△イ 企業ドメインの決定は、差別化の基本方針を提供し、新たに進出する事業の中心となる顧客セグメントの選択の判断に影響する。
×ウ 企業ドメインの決定は、将来の企業のあるべき姿や経営理念を包含している生存領域を示すが、現在の生存領域や事業分野との関連性は示していない。
△エ 事業ドメインの決定は、将来手がける事業をどう定義するかの決定であり、企業戦略策定の第一歩として競争戦略を結びつける役割を果たす。
○オ 事業ドメインは、全社的な資源配分に影響を受けるため、企業ドメインの決定に合わせて見直すこともありうる

この問題はテクニカルに解け、完全否定のア・ウは間違いと落とせる。正解オは「ありうる」とあいまい表現なので候補に残すが、イ・エの「企業ドメイン」⇔「事業ドメイン」の単純な入れ替えを見抜けないと、こちらを選んでしまう。では本番Cランク。

第2問(H27) Cランク

複数事業を営む企業の企業ドメインおよび事業ドメインの決定に関する記述として、最も不適切なものはどれか
○ア 企業ドメインの決定は、現在の活動領域や製品・事業分野との関連性とともに、将来の企業のあるべき姿を包含して経営理念を反映している。
○イ 企業ドメインの決定は、全社戦略策定の第一歩として自社の存続のために外部の多様な利害関係者との間の様々な相互作用の範囲を反映している。
○ウ 企業ドメインの決定は、多角化した企業において個々の事業の定義を足し合わせることではなく、企業ドメインに合わせて事業の定義を見直すことが重要である。
△エ 事業ドメインの決定は、将来の事業領域の範囲をどう定義するかについて、企業が自らの相互作用の対象として選択した事業ポートフォリオの決定であり、特定の市場での競争戦略に影響を受ける。
△オ 事業ドメインの決定は、日常的なオペレーションがルーティン化していたとしても、競争優位を持続するためには必要である。

筆者はついウにしたが、正解はエ。敗因は①エの企業⇔事業ドメインの入れ替え見過ごし ②H25年第5問オの知識の記憶があいまい。なお作問者はオを選ばせたい。いちいち解説しないが、最後の2択は「正解を選ぶ」より、「間違いを落とす」。

「範囲の経済」「シナジー効果」からも1問。

第5問(H26) Bランク

シナジー効果に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 動的なシナジーよりも静的なシナジーをつくり出せるような事業の組み合わせの方が望ましい。
×イ 範囲の経済の効果とは別個に発生し、複数事業の組み合わせによる費用の低下を生じさせる。
○ウ 複数事業の組み合わせによる情報的資源の同時多重利用によって発生する効果を指す。
×エ 複数の製品分野での事業が互いに足りない部分を補い合うことで、企業全体として売上の季節変動などを平準化できる。

アイエの間違いは気付くので正解はウ。だが、「情報的資源の同時多重利用」と言い切る点が少し気になる。むしろ当てるよりわざと間違え、「情報的資源の同時多重利用が大事」と過去問に教わる方が、今後の力を伸ばす。

3⃣Cランク知識で実力UP

1次知識を、実務や試験対策に応用。自分の血となり肉とする。
1次高得点タイプ=スト合格の強みは、学んだ知識を教室の中だけでなく、自分のビジネスや生活、また資格学習にすぐ応用すること。

例えば「範囲の経済」。

「1次」7科目は多種多様な知識を問うが、養成答練80点、模試70点を狙う「マークシート試験における点の取り方」のコツは応用可能。だから一度コツを掴むと、不得意科目なし=「1次」455~490点が実現可能。

 今日のまとめ

さて、過去問タテ解きは効果高いが、人によっては時間がかかる。正答・誤答選択肢をそれぞれ集め、誤答選択肢にツッコミ入れる訓練だけでも同等以上の効果あるのでそちらもぜひお試しを。ではまとめ。

  • ドメインとはつまりお城と領地。自陣有利でAway不利
  • 最後の2択まで絞り、正解選ぶのでなく「間違いを落とす」センスで当てる。
  • 企業ドメイン過去問をタテ解きし、誤答選択肢のひねり方をチェック。
  • 範囲の経済とシナジー効果はほぼ同義。意図的に使い分けて一人前。

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