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H事例Ⅰ

【HAKS流】 再現答案「H29Ⅰ」~事例振り返りシート

再現答案作りは非常に大切。それもできるだけ早く。ではなぜそんな再現性が「高い」と自分で言えるのかは、こんな取り組みを日ごろからしているから。

そこで、せっかくなので昨年の本試験での問題用紙のメモの内容と直後に行った再現解答づくりでの当時考えていた内容をご覧ください。これを見て「うわぁ~ここまで考えるのか?」か「な~んだこんなもんでいいの?」でタイプが分かれるはず。それはそれとして、「一つの合格への対応」としてご覧いただき、参考にしてくれればうれしいです。

HAKS流 再現答案「H29Ⅰ」~事例振り返りシートの例

1⃣HAKSなりの 事例Ⅰ~Ⅲの基本タイムマネジメント

問題用紙を破いて、ページ数を確認(1分)
→設問解釈(10分ほど)
→大枠把握(25分)
→各設問の編集作業(10分弱)

と言った具合。自分の通っていた受験校の講師は「大枠把握は作業みたいな物なので、まずはマークを」という事であったが、近年の試験の傾向や合格者解答の性質を見ると「思考力がない奴は落とされる」という分析で、それを破ってやや長めの時間を取ることにしている。

2⃣実際の当日の問題用紙

余白のメモもすべて出してます
と、こんな具合でこれまでのノートの内容に則って、ポイントを書いていく。設問ごとには設問分析や大枠把握で確認した内容で編集ポイントにしたいところはしっかりとメモをしておく。

3⃣再現解答

【第1問】最大の要因は、X社時代の認知度を活かし、贔屓筋や同業メーカーの協力もあり、社長の復活への想いと県の融資で創業し、商品名と社名を同一にし、投資をして味を復活させたことで、かつての顧客を取戻し再購入に繋がった為。
【第2問】特徴は①社長等が株を持って迅速な意思決定ができる体制②主業務は正規社員、補助業務は非正規社員の効率的な体制にする事で人件費を抑えている点③自動化やHACCP等の標準化取入れる事で多くの人手を不要としている点。
【第3問】メリットは①資金面で県等の低利融資を受ける事ができた点②技術面で同業他社や製造機械メーカーが周囲にいる事で競争が起こり品質を向上させた点③生産面で生産量を増やす事ができて今後の売上拡大の基盤を作った点。
【第4問】リスクは①資金面で地元を離れる事で補助金等を受けにくくなり資金不足に陥る点②製品面で既存品の商標は全国市場で認知度が低く、売上目標を達成できない点③生産面で売上急拡大時に品質維持できず既存顧客離反する点。
【第5問】課題は全国市場で戦う事の出来る新商品開発販売ができる体制を敷くことである。具体的には①新商品開発に関わる専門部署を設置し②非正規社員の正社員登用や進出先での中途採用を実施し人材を確保し③開発・販売に関わる権限移譲をし④定年退職した人材のノウハウの形式知化をして承継及び育成をし中堅メーカーの体制を整備。

4⃣事例振り返りノート

ノート~H29「事例Ⅰ」

ちょっと見きれてしまっているところもありますが、そこはご愛敬。ちなみに終了時点での本人の予想得点は「64点」、得点開示は「77点」でございました。

「図式化/気づいたこと」が当時の「頭の中」である。どちらかと言うと事例Ⅰはあまり「抽象化」せずに、頭の中で具体的な対策を考えながらバシバシ自分のやり方で解いていっていることがよくわかります。

詳細は振り返りノートの画像をご覧いただきまして、次回はその解答手順の実際です。

■■ここからテンプレ■■

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