「Ⅳ以外で点差をつけない」=「事例Ⅰ~Ⅲは実質ムダ勉」と知られたR7試験。一番ターゲットにされたのは、二部落ちどころかJ3・JFL転落間近と噂のEBA?
その名の通り「ふぞろい」であればよいのに、「解答の型」なるテンプレ答案で自滅した同友館のことじゃね?
事例企業の文脈を無視し、「差別化」等のキーワードを羅列する答案は、因果関係が破綻した「論理のパッチワーク」であり、実務では有害なため加点対象外になっていく。
80分という極限の状況下で、苦し紛れにキーワードの埋め込みに逃げた答案は、その思考停止が即座に見抜かれ、部分点を与えるどころか減点されて然るべきでしょう。
再現答案分析で得られた「昨年の正解」は、あくまで過去の特定の状況下での最適解に過ぎず、条件が異なる今年の事例にそれを持ち込むのは助言先の経営者の信頼を裏切る厳禁行為です。
そこで試験委員は意図的に昨年の加点要素を否定する制約条件を設問に配置し、思考停止状態で過去問の正解を無批判になぞるだけの答案には、問答無用で足切りラインのD評価を与える工夫を怠りません。
初見事例に面食らって時間がない極限状況ではつい普段の地が出てしまうため、いつもなら筋金入りのふぞろい論者以外鼻にも掛けない「だなどこ」等の安直なフレームで解答を作ってしまい、即座に不合格認定されたと思しき答案が散見されます。
試験委員=採点者はその「弱さ=地が出た瞬間」を見逃さず、マニュアルに逃げ込んだ金太郎飴答案を排除し、プレッシャー下でも自分の言葉で社長に寄り添える答案への加点を進めるでしょう。
【400枚超は業者認定】答案回収業者が嫌われる理由と事例Ⅰアクション
答案回収業者が自社ノウハウをことさらに喧伝するのは、「木を隠すには森の中」。つまり本来試験合格に程遠いノロマを2割合格させる所に強みがあって、上位5%は当然真逆を選びます。
Step-1:点差がついたのは第4問より第3問「事業部制」
多くの受験生が既存の内装材事業と新規事業の融合を安易に提案しましたが、これでは異なる事業特性が衝突して現場が混乱します。組織の力学を無視した非現実的な提案と見なされ、「シナジー」という言葉に頼った答案はC評価以下に沈むことになりました。
生まれたばかりの新規事業を既存組織の中に混ぜると、効率を重視する既存事業の論理に押し潰されて新しい芽が摘まれてしまいます。そのため安易な融合策は現場を知らない机上の空論と判断され、大幅な減点対象となっているようです。
60点以上のA答案は新規事業を社長直轄の別動隊として切り離し、既存組織からの干渉を防ぐことで迅速な意思決定を可能にしました。あえて組織を分けることで対立を回避したこの提案は、現場への高い想像力があると評価されA評価を獲得しました。
R7の事例企業は探索の段階にあるため、既存のルーチンから隔離して独自の権限と予算を与える「出島」のような設計が必要です。コンフリクトを恐れずに分離を決断できたかどうかが、実務家としての素養を測る試金石となりました。
答えのない未来の組織を設計する第3問は、過去を分析するだけの問題とは異なり、受験生の経営判断能力が如実に表れます。ここでリスクを取って具体的な組織図を描けたかどうかが、合否の8割を決める決定的な分水嶺となりました。
きれいごとの精神論で組織をまとめようとせず、構造的な解決策を提示することが診断士試験では求められます。「混ぜれば良くなる」という思考停止を捨て、事業フェーズに合わせた組織デザインを行うことが合格への鍵です。
組織体制は「事業部制>プロジェクト制・クロスファンクショナルチーム」の傾向にはあるが、「意思決定を分ける・速める」と日頃の意識通りに書くのが大事。正解は○○で××制はバツ!と罵り合うTAC⇔EBAのヘタクソ論争は見事な喧嘩両成敗に。
Step-2:点差なく時短で差がつく第1問SWOT
第1問で問われた木材加工技術や顧客基盤といった強みは、9割以上の受験生が与件文から正確に抜き出して記述しました。全員が同じ内容を書けるため実質的な差がつかず、ここは単なる基礎的な読解力の確認に留まりました。
ここで満点を取っても日本語が読める証明にしかならず、合格に必要な診断助言能力の評価には直結しません。この問題に時間をかけすぎて丁寧な要約を作っても、合否を決める後半の戦略問題に使う時間が削がれるだけです。
上位層はこの問題の記述を簡潔に済ませることで、難易度の高い第3問の組織設計に多くの思考時間を配分しました。対して下位層は正解が明白なこの問題に時間を使いすぎ、肝心の後半で時間切れになり思考不足に陥る傾向がありました。
試験時間は80分しかないため、配点の高い重要な意思決定問題にリソースを集中させる戦略が必要です。誰でも解ける第1問で差をつけようとするのではなく、そこを通過点として処理する割り切りが合否を分けました。
予備校の模試などで第1問が満点でも、それはスタートラインに立っただけであり合格を保証するものではありません。過去の整理はあくまで前提条件に過ぎず、その強みをどう活かすかという未来の提言こそが本試験のメインテーマです。
R8の試験でも同様に、第1問は素早く処理して後半の思考系設問に全力を注ぐタイムマネジメントが求められます。簡単な問題で自己満足することなく、難所での思考戦に備えて余力を残しておくことが重要です。
一般に上位5%は、第3~5問の正確な意思決定に時間を掛ける。その一方でSWOTのキーワード数こそ合格の鍵!必ず第1問から解くべし!とするヘタクソ受験産業も少なくないので、どちらを採用するかは今年のあなた次第です。
Step-3:前年高得点にうっかり寄せないR8準備
70点前後の答案は「古参社員へのマイスター役付与」など、現場の感情やコストに配慮した具体的な施策を提案しました。誰にでも書ける無難な一般論を捨てて、リスクを恐れず踏み込んだ意思決定を行った点が評価されました。
事例企業の社長が明日から実行できるレベルまで具体化された助言は、現場のリアリティがあり高い説得力を持ちます。一般論のコピペではなく、目の前の企業の実態を解像度高く捉える提案だけが安定し好得点になるのでしょう。
50点前後の答案は読み飽きた「解答の型」に根拠を埋めることに夢中で、文脈を無視した「愛顧向上」などのテンプレ答案が目につきます。形式は整っていても因果関係に欠けるため、「この人は普段何を考えているのか?」と採点者に疑念を持たせる結果に終わりました。
具体的な施策の中身がないまま、聞き心地の良い言葉を並べても採点官の心には響きません。自分の頭で考えずにノウハウを当てはめるだけの作業は、実務適性がないと判断されて万年不合格のべてふぞループまっしぐらと言われても文句は言えません。
来年の試験で去年の合格答案の真似をすると、意図的に変更された採点基準の罠にかかり不合格になるリスクが高まります。我々はマニュアル受験生を排除するために毎年傾向を変えるため、過去の正解は次の試験の不正解になり得ます。
再現答案の分析結果を鵜呑みにせず、目の前の事例企業の課題に向き合ってゼロベースで考える姿勢が必要です。自分の頭で汗をかいてひねり出した答えだけが、変化する試験傾向の中でも変わらずに評価されます。
試験委員視点で見れば「解答の型」「ノウハウ・パターン」の横行を防ぎ、自ら考える人材を伸ばしたい。そこに猫でも「ふぞろい答案」を避けだすと、すかさず「400枚超え回収業者」に寄せた答案が次に狙い撃たれた格好です。
今日のまとめ
万年ベテ向け課金で儲ける答案回収業者が横行するほど、試験委員はそこを狙い撃つので、常日頃から真逆を選べ。もしEBAがJ3・JFL落ちを今年決めたら、私の予想がズバリ的中です。