Q
今のちょろい「1次」なら、D友館の過去マス買い込んで、3回転させれば受かる。「1次」合格体験記なんて意味ないよ、知るだけムダだよ。
A
こらこら、試験合格が目的化した間抜けが、どのアホ面下げてそんな寝言を。「2次」より長丁場の「1次」で何を掴むか? 合格所要年数はそこで決まります。
【1次合格体験記】得点感覚を掴んでエースに~A.Oさん
1⃣診断士に挑戦した理由・きっかけ、年齢(任意)
- 人事労務に携わるなかで、経営資源の「ヒト」が大事と唱えるだけでなく、経営そのものを体系的に学び、「ヒト」視点の考えに深みと広がりを持ちたかったから。
2⃣学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目、「1次」科目別点数(合格年)
- 保有資格
特になし - 得意科目
「経済」 - 不得意科目
「法務」 - 「1次」スコア
経済 | 財務 | 経営 | 運営 | 法務 | 情報 | 中小 | 計 |
確認中 |
3⃣学習スタイルとそのメリット・デメリット
- 過去問は勉強開始時に解いて、その後は参考書→確認テスト→定期的に過去問(1年分を全問解く。)現在時点と、合格点数までの位置を確認する。
- 財務会計に、触れる経験がなければ、簿記3級の資格勉強からした方が理解が進む。
- 一歩一歩進めていけるため、理解不足の不安は少ないと思いますが、時間を要するため最速の合格勉強方法ではないのではないかと思います。
4⃣1次合格までの受験回数、学習時間とその作り方
- 受験回数
2回 - 暗記科目は通勤中の「STUDYING」、確認問題に取り組む(行き帰りで90分)
家事をしながら(30分)
入浴しながら(30分) - 理解系教科(経済・財務)を週末にまとめて行う。
5⃣1次合格までの学習法
- 基本は「STUDYING」
情報や論点を厳選しすぎていて理解が進まないと感じている教科は、「スピテキ」で補強。
「スピテキ」利用教科:法務・中小企業政策 - 初年では、財務会計の得に会計の部分で点数が伸びず、簿記3級取得
6⃣私の思う当落分岐点 ~試験合格への転機を感じた、あの瞬間~
- 「経済」と「財務会計」の過去問の点数が安定して7割以上取れるようになり、経営管理の設問選択肢のポイント(出題者意図)が捉えられるようになった時。この教科が本番で転けたとして何点まで失点が許されるか、全教科を通じての算段をつけられた時。
7⃣学習時・試験当日のエピソード
- とにかく暑い日で試験会場に到着する頃には汗だくに。そして冷房で今度は激寒。
2年目は着替えを持っていきました。
8⃣これから合格を目指す方へのアドバイス
- 財務会計は早めに自分の現在位置を確認することをおすすめします。
ゴールまで遠いなと感じたら、思い切って簿記3級、できれば2級の勉強をすると効果的だと思います。簿記となると、YouTubeにも多くの情報があり、わかりやすい動画コンテンツもたくさんあります。会計知識のお作法を学ばなされば、前半の問題はいつまで立ってもなんとなくの域を脱出できません。2次試験の事例Ⅳまで考えると半端な理解ではなく、寧ろ黄金ルートなのではないかと今なら思います。 - 2次試験に直結する教科、そうでない教科という分類もありますが、全ての教科がどこかしらでは関連していて、1次の知識が確固たるものにできていればいるほど、2次試験の事例を「よめる」ようになります!!本当によくできている資格試験だと思いますので、取り組んで得はあっても損は一つもありません。
試験合格が目的化した間抜けは、顔を洗って「1次」から出直すのが題意。「この設問では何が問われ」「どこを押さえて、どこまで失点して良いか」。その得点感覚を掴まない限り、「2次」は生涯2割コロコロの運ゲーです。