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今年もあと1ヵ月。「2次」のくっだらねぇ合格自慢をからかうのもそろそろ飽きたから、試験にどうすりゃ受かるかさっさと教えろ。
A
そう、その位の自信を持ち強きに出ると、あのヘンテコ「2次」は意外にすぐ受かる。そこで今の「1次」をどう使うと来年当りクジを引けるのか、「1次」合格体験記シリーズの掲載スタートです。
多忙な時は朝学習、「1次」はソロで「2次」はteamで~K.Kさん
1⃣診断士に挑戦した理由・きっかけ、年齢(任意)
- 診断士に挑戦しようとしたきっかけは、①知識の幅を広げスキルアップしたい、②社外の人脈を広げたいと思ったことです。
- ①は、現在人事関連の仕事をしているため、関連する資格はいくつか保有していましたが、スタッフ職を極めるために体系的に知識をつけたいと思いました。また、出来れば経営戦略系の仕事にも幅だしをしてみたいと思っていました。
- ②については、コロナでフルリモート生活が続き、これ以上自然に人脈が広がっていくことは少ないなと思い、中小企業診断士になることで社外コミュニティを形成し、切磋琢磨できる人との時間を持ちたいと思いました。
2⃣学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目、「1次」科目別点数(合格年)
- 学習開始前の知識等
関連資格で一部の知識は持っていました。(経営戦略、人事、簿記)
但し、仕事上では特に使っていませんでした。 - 資格
ITストラテジスト(「経営情報システム」は科目免除)
日商簿記2級
ビジネスキャリア検定(経営戦略2級)
ビジネスキャリア検定(人事・人材育成2級) - 得意科目は「企業経営理論」で、苦手科目は「経営法務」でした。暗記が苦手で最後まで苦しめられました。
- 「1次」スコア
経済 | 財務 | 経営 | 運営 | 法務 | 情報 | 中小 | 計(7科目換算) |
76 | 72 | 68 | 60 | 68 | 免除 | 50 | 460 |
3⃣学習スタイルとそのメリット・デメリット
- 独学
「診断士ゼミナール」を申込みましたが、ほぼ利用せず - メリット
時間のコントロールがつきやすい
得意・不得意によって、自分に最適なスケジュールが組める
安い - デメリット
本質的な理解につながっていない部分もある
モチベーションを維持が困難
※個人的には、1次試験は独学で問題ないと思っています※
4⃣1次合格までの受験回数、学習時間とその作り方
- 2021/4~1次試験日まで500時間程度の時間でした
- フルタイム、子供2名だったので、夜の勉強時間確保は難しく、ひたすら早起きして時間確保していました。
- 平日は5時代に起きて1時間半程度勉強、家族を送り出してから始業までの隙間時間、昼休みなどを使って時間を捻出していました。平日は平均3時間程度だと思います。
- 休日も早朝~午前中までは勉強していました。週末は、4-5時間/日くらいです。
5⃣1次合格までの学習法
- 「まとめシート流」で概要を把握した後は、時間の許す限り「過去問完全マスター」を全科目分解き続けました。平均3-4周したと思います。
- 最後まで覚えきれない内容はノートにまとめ、試験直前までみていました。
- また、内容理解を深めるために、ほらっち先生のYoutubeも見ていました。
6⃣私の思う当落分岐点 ~試験合格への転機を感じた、あの瞬間~
- 1次試験については、淡々と積み上げた感覚なので当落分岐点の感覚はありません。
7⃣学習時・試験当日のエピソード
- 自宅だと集中できないときは、ファーストフードやカフェで勉強していました。早朝の場合は、5時オープンのマクドナルドへ行っていましたが、意外と人がいて驚きました。
- 試験当日
去年の事例Ⅳで、試験中に頭が真っ白になり手が震えました。設問を何度読んでも、内容が頭に入ってこなくなり非常に苦しかったです。
当たり前ですが、試験本番はすべて初見の問題なので、その場の判断力・対応力・メンタルが相当必要になります。どんな問題がきても、どっしり構える気持ちは重要だと痛感しました。
8⃣これから合格を目指す方へのアドバイス
- 1次試験の方法はそれぞれあると思いますが、2次試験に向けては勉強仲間を作った方が良いと思います。私も最初は自分だけで力を積み上げていく方が効率的だと思っていましたが、勉強仲間とのディスカッションや会話と記憶にも残りますし、考え方や解法を共有できるは大変有効です。
- 試験本番での対応力は、1人の勉強ではなかなか習得が難しいと思います。(現場対応力=しなやかなさ?のような力が必要だと思っています。)
- ただ、誰と組むのか、どのチームは入るのかは非常に重要です。前向きで、多様な意見を受け容れる度量があり、明るいチームが最高です。
「1次」合格体験記なんて知ってるよ、やってるよ? うんにゃ「2次」当落を知って読むから、「合格」「不合格」のバイアスで見てしまう。先入観なくフラットに「1次」を振り返るには12月中が最大チャンスな。