合格スタイルは年々多様化
コートは洋服の中でも値段が高いから何着も買えるわけじゃない…となると、どうしても防寒性重視で選んだコートをもう何年も着てしまっていませんか? そこで、男性におすすめのコートと選び方のポイントを詳しく解説していきます。
出典:画像:おすすめメンズコートの種類と選び方 MENZ-STYLE
試験合格が目的化したふっるい受験ノウハウを、スクールサークル構わずズドンと狙い撃ち、新しいスタイルやコートへの買い替えを促す作問&採点係のオトウサン達。
いっくら多年度ベテ封じの初見殺しとはいえ、設備投資並みの買い替えばかり促す出題姿勢は感心しねえな。
いえ、その結果、ピンはまとめシートのきゃっしい様から、キリはドンビリ金型様まで。同じ人類とは思えない合格スタイルの多様化が実現です。
そこで筆記合格体験記第3弾は、合格平均年齢40歳を少々超えてきたTOMOR様。彼が選んだ最新コートのスタイルは? その着こなしに注目です。
最新スタイルとゆとりノウハウ【筆記合格体験記第3弾:TOMOR様】
1⃣診断士に挑戦した理由・きっかけ、年齢(任意)
ハンドルネームTOMOR(アラフィフ)と申します。診断士に挑戦した理由は以下の2つがきっかけです。
- 企業活動や自業務を、経営視点から俯瞰的に捉えられるようになりたい
- 自らのキャリアを集大成し、来たるパラワーク時代に活かしたい
2⃣学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目、「1次」科目別点数(合格年)
- 大学ではマクロ経済モデリングを専攻。入社後、商品・事業企画やマーケティング等の業務を経験しましたので、勉強開始にあたり以下の科目は比較的入りやすく感じました。
「1次」:「経済」「運営」「情報」
「2次」:「事例Ⅱ」「事例Ⅳ」 - 一方、知識のベースが乏しく苦労した科目です。
「1次」:「法務」「中小」
「2次」:「事例Ⅰ」「事例Ⅲ」 - 「1次」科目別点数(2019年)
経済 | 84 |
財務 | 60 |
経営 | 71 |
運営 | 80 |
法務 | 60 |
情報 | 80 |
中小 | 58 |
計 | 493 |
3⃣学習スタイルとそのメリット・デメリット
基本独学で、「1次」は通信講座(STUDYING)を併用しました。
- メリット
①スクールに行かず費用ミニマム。
②すきま時間に自分のペースで学習 - デメリット
①ディシプリンが無いと怠ける(実際怠けました)
②自分の相対位置が分かりにくい
③「2次」解答スキルが体系的に身に付きにくい
4⃣2次筆記合格までの受験回数、学習時間とその作り方
- 受験回数:
「1次」1回(2019年)
「2次」2回(2019、2020年) - 学習時間:
「1次」約300時間
「2次」1年目50時間、2年目230時間
5⃣2次筆記合格までの学習法
- 「1次」は、かつての共通一次試験と同様、インプット重視のマークシート試験対策の勉強をしました。
- 通勤電車内で「STUDYING」動画を1.5倍速視聴 & 問題演習。
- 「まとめシート」に色付け、書き込みをしてマイ・バイブル化。
最初はただの暗記シートとして使い始めましたが、奥が深いシートです。 - 中小は、「スピ問」の解説を問題ページに書き写して参考書替わりに使用。
- 模試は、自分のポジションを知るため受験者数の多いTAC模試を受験。偏差値の低い科目(「法務」「中小」)を重点フォロー。
- 「2次」は、1年目は全く対策せず撃沈。友人からの「口は悪いけど面白いよ」との勧めで200%サイトを読み始め、確かに口は悪いですが(笑)内容は性に合ったので、口コミされた教材等を取り入れました。
- 「まとめシート流2次対策」で解き方を学び、「実況中継」で練習。
- 「まとめシート」と「抽象化ブロックシート」で1次知識を再インプット。
- 「すっきり簿記1級」シリーズで事例Ⅳ対策。
- 過去問設問文を単語カードアプリ化、設問解釈 & 適用する1次知識を引き出す練習
- 受験約1か月前(9月)に200%カンファに参加。週3回ペースで設問解釈、経営分析、構文を使った答案作成をトレーニング。
- 模試はTACとMMCを受験 + 200%カンファ有志とセルフ模試3回実施。
6⃣学習時・試験当日のエピソード
- 完全独学の昨年は、「2次」試験会場では回りが全員敵に思えた
- 今年は学習仲間ができたこともあり、会場で「この中から新たな仲間ができる」と思いながら検温を待つ、心の余裕がありました。勉強量とは直接関係ない、「根拠のない余裕」だったかもしれませんが…
7⃣これから合格を目指す方へのアドバイス
- 情報収集:
無闇に色々なサイトを当たるのは時間の無駄で、早期に自分に合うサイトを見つけて絞った方が効率的だと思います。また内容の盲信は禁物で、必要に応じて裏を取り自分で判断することが重要です。 - 受験スキル習得:
体験に基づくお勧めと、やらなかったため苦労した点を下記します。
体験に基づくお勧め
①設問解釈・1次知識紐づけ・構文想起トレーニング | ・(表)過去問の設問⇔(裏)レイヤー、適用する1次知識、解答構文を単語帳アプリに打ち込み、通勤電車内で反復練習。 | ・昨年の2次敗因が「レイヤーずれ解答」との反省から、早めに取り組みました。設問文等をコピペせず、自分で打ち込むのが効果的です。 |
②構文集作り:設問に対応する解答構文の作成 | ・作った構文を実際に使って答案を作成し、ファインチューン。 | ・このトレーニングで「それっぽい」解答を安定して書けるようになりました。 |
③答案の相互評価:「自分の答案を他人に見てもらう」「他人の答案を見て評価する」の形で答案を相互評価。 | ・「相互評価」ですから、自分の答案を採点してもらうだけでは不十分で、自分が他人の答案を真剣に評価する側に回る。 | ・これは独りではできず仲間が必要です。場所にこだわらずスクールでもサークルでも自分が出会った縁のあるところでやれば良いと思います。このプロセスは「採点者にとって読みやすい答案」を考え実践する上で大変有効でした。 |
やらなかったため苦労した点
④1次再受験:昨年1次に合格して、今年は2次のみの受験でした。 | ・そのため1次知識の再習得がスローになり、2次試験直前まで「まとめシート」「抽象化ブロックシート」と格闘することに。 | ・1次試験をモチベーションにして1次知識習得レベルをキープしていれば、2次試験のトレーニングとの相乗効果がより高まったかな、というのが反省点です。 |
⑤手書き練習 | ・「手書きで100字程度の文章をスムーズに書く」ためにはそれなりの反復練習が必要です。 | ・特に手書きから遠ざかっている社会人は「どんな内容の文章を書くか」の前に、まず「長時間文章を書くための手の筋肉」を付ける必要があります。 |
⑥EBAの100字訓練 | ・2次筆記試験後に各スクールの解答速報を視聴する中で、上記ポイントのほぼ全てを網羅するトレーニングの様です。 | ・これから「何をやろうかな」と思っている方は、検討してみてはいかがでしょうか。 |
- ロジックの重要性:
解答する際に1次知識が必要なのは間違いないですが、私は勉強時間を多くとれないことが分かっていましたので、知識量よりも重要なこととして「設問文に対してなぜこの解答を導いたのか」のロジックを明確にできるよう心がけました。解答そのものを覚えるのではなく解の方程式を理解することで、少ない記憶量で応用範囲の広い結果を出すイメージです。 - 目標は何か?:
中小企業診断士試験に受かるため(だけ)の勉強は辛いものです。ありきたりではありますが、合格後に診断士として活躍する姿をどれだけクリアに想像して毎日のトレーニングを続けることができるかが、勝負の分かれ目だと思います。夢は、①強く願って、②その思いを継続できれば、必ず叶います。
※筆記合格体験記ここまで※
ほう。Studyingの「1次」対策は、あのみっともないステマ故ブランド価値がゼロ以下ながら、効率的な映像+音声講義は「1次」のお手軽通過にピッタリな。
こらこら、そういうトコが口が悪い。でも2年目に最新スタイルに着替えると、その着こなしの幅広さは、世の中どこでも通用します。
そう、のれんバトン=ゆとりポン吉の合格自慢サークルじゃあるまいし、「ボクに合うスタイルは・・」なんて探していたら多年度ループ。今年の最新スタイルを見つけて、素早く着こなす。これからの診断士にマストのファッションセンスとは、そっちです。
■■ここからテンプレ■■