合格体験記

診断士は地方の時代~3年目の通信合格【合格体験記】さたろう様

大阪:意地っ張り
→一人勝ち
名古屋:見栄っ張り
→ドンビリ争い

【今週のフェイクニュース】
東京⇔名古屋の合格率ドンビリ争いの理由がついに判明
東京の低合格率:ひたむきさの欠如
→ネットやソーシャル情報に溺れ、たまたま試験と舐めてかかって準備不足に。

名古屋の低合格率:オープンマインドの欠如
→診断士スクール不毛の地、飲み会に明け暮れる試験サークルと、定量・定性両面でギョーカイドンビリを突っ走る名古屋。それはウチのやり方こそが正と、見栄っ張りな風土の問題だった。

そうそう。自分をおっきく見せたがる名古屋人のキンタマは、全国平均よりちっちゃいらしいぜ。

まぁそう喧嘩するなや。大阪の高合格率に素直に学ぶのがスジだ。

そこで見栄っ張りより意地っ張り

試験委員のオトウサン達の好みはTBS日曜劇場とNHKの朝ドラ。オープンマインドなひたむきさを示して、意地を張れ。
画像:Lyfe8 スカーレット「意地と誇りの旅立ち」

当ギョーカイでペンギンに人気が集まるのも、朝ドラ発祥。
画像:twitter

そこでスクール通学でなく通信を選べば、見栄を張らずに実利を取れる。3年間の苦学で何かに気づいたさたろう様から、素直に「何か」を教わります。

診断士は地方の時代~3年目の通信合格【合格体験記】さたろう様

1⃣診断士に挑戦した理由・きっかけ、年齢(任意)

【理由・きっかけ】
会社の業績悪化をきっかけに、当時40代半ばだった自分のリストラ対策
しかし合格までの3年間で、副業やパラレルワークの魅力が大きくなりました。

2⃣学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目、「1次」科目別点数(合格年)

  • 学習開始時の保有資格:日商簿記2級。
  • 得意科目:なし
  • 不得意科目:経営法務。
  • 合格年の1次科目別点数
    経済80
    財務60
    経営61
    運営71
    法務48
    情報76
    中小58
    合計454点
    →最後まで経営法務の足切りにおびえました。

3⃣学習スタイルとそのメリット・デメリット

独学でスタートし、強化したい科目のみ通信講座を受講
メリットは時間と費用が節約できること。デメリットは体系的な知識が身につかないことです。
【1次】
3年間で偏差がほぼ0なので、7科目受験がリスク分散に寄与したことと、自分の能力の限界が分かりました。
1年目455点:
過去問インプット+情報TAC上級講座⇒スピテキ+TBC動画⇒スピ問
2年目455点:
スピ問・過去問+財務TAC上級講座+LEC道場⇒各スクール模試
3年目454点:
まとめシート+スピ問+Studying合格模試
【2次】
1年目CACC総合B
TAC過去問題集+TAC重要論点チェックゼミ
2年目BBBA総合B
TAC事例Ⅳオプション講座+ふぞろい+タキプロWEB勉強会の過去問添削
3年目合格
LEC通信講座+タキプロWEB勉強会の過去問添削+EBA100字訓練、EBAメソッドで『読み・解く』合格答案作成講座+TBC速習テキスト、TBC抽象化ブロックシート

4⃣2次筆記合格までの受験回数、学習時間とその作り方

2次筆記は3回目で合格しましたが、1次7科目と必ずセットで受験
・学習時間は1次2次合わせて、平日1h×5日+週末5h=週10hの年間500h×3年でした。
・平日は出勤前に、休日は図書館で学習時間を確保し、隙間時間はスマホを使って思考を整理しました。

5⃣2次筆記合格までの学習法

地方・通信生は限られたカードを有効に使って勝負
①LEC通信
→答練は使わず、DVD講義を移動中の車内で視聴するなどインプットに使用しました。
②タキプロWeb勉強会
→アウトプットのメインに使いました。相性が良ければスクールの添削より力がつくかもしれません。
③自作のまとめ教材
→LECのインプット教材やふぞろい、TBC抽象化ブロックシートをGoogleスライドにQ&Aでまとめ、隙間時間にスマホで見てインプットしました。2次知識を自作スライドでQ1⇒A1⇒Q2⇒A2形式にまとめると、反復学習用のミニテストっぽくなります。
④EBAの100字訓練
3年目の直前期に購入したEBAの100字訓練も効果があったと思います。アウトプットだけでなく、平日の隙間時間にスマホで眺めてインプットでも活用しました。

6⃣学習時・試験当日のエピソード

  • 1次試験の前に夏休みを取得して試験対策にあてました。暗記科目に効果がありました。1次の基礎力強化はTACトレーニング教材が最も効果があると思います。メルカリでのまとめ買いもアリだと思います。
  • 持病でトイレが近く、1時間を超える試験時間が鬼門でした。1分1秒を争う2次試験でのトイレタイムによるロスはきつかったです。
  • 2回目の2次筆記直前の2018年9月には大規模な地震とそれに伴うブラックアウトに見舞われ、学習ペースを乱されながらの受験でした。勉強できる環境の有難さを痛感しました。
  • 3回目の2次試験では設問の色分けに使うサインペンの裏写りがひどく、急きょ赤青の2色ボールペンで与件文を整理するという痛恨のミスを犯しました。過去に赤青の2色で整理する手法を試した経験がピンチを救ってくれました。

7⃣これから合格を目指す方へのアドバイス

  • 情報収集による軌道修正が肝心だと思います。私は情報の取捨選択ができず、試行錯誤による失敗からしか学べませんでした。
  • 私にとってこの試験の一番怖いところは、1次2次を通して1科目でも足切りになればまた来年、という点でした。そのため知識や解法も複数を組み合わせるリスク分散が必要と考えます。スクールの指導に合格者の手法も取り入れるハイブリッド=良いとこ取りもよいと思います。
  • 自分の結果から、インプット不足が不合格の原因になる可能性は低いと考えます。肝心なのは初見問題の対応力で、インプットを活用する思考力と判断力だと思います。残念ながら、これは初見の過去問でしか養えません。ストレートの方々はすべての過去問が初見なので、初見対応力が相対的に高いと考えます。
  • 2回目以降の方々は『経験や知識を適切に』活用することが大事だと思います。自分の3回目の2次は、練習してきたお作法が使えなかったり準備してない論点が問われた結果、ベテランらしくないその場で考えた解答でした。それが功を奏したのであれば、現場での意識は『自分の知っている知識を無理やり当てはめない』が妥当だと思います。この姿勢は合格後も同じだと今は考えています。

※※体験記ここまで※※

ふうん。試験合格への意地を残して、見栄を上手に捨てやがったね。

3年間の学習努力を、自慢や強みでなく「初見問題への対応上の弱み」と捉える。これは合格自慢しかできないふぞ先輩や名古屋人の見栄とは真逆だ。

そうだよ。当試験をさっさと卒業したけりゃ、意地を大事にして見栄を捨てる。これからの新幹線はその8割を東京⇔関西ノンストップにし、合格するするサギな名古屋スルーになる時代がやってきそうです。

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