合格体験記

鰯の頭も信心から:「1次」合格体験記~くまざ様

画像:TRANS.Biz

美しい日本語を磨いて鍛えておいで。試験委員のオトウサン達のそんな要求に応えるには、「ことわざ」を覚えたり使ってみることが効果的です。

鰯の頭も信心から
解釈①:地域の風習であれば、鰯の頭さえありがたく崇める日本人の宗教観ってスゲえな。
解釈②:キーワードなんていつまでも崇めてんじゃねぇよ。辛口なこのサイトにはふぞ先輩除けの効果があるな。

そう。①毎年のようにラディカル変化を遂げる当試験を1年で確実に卒業するには、②自分がたまたま合格したことを根拠に、③酸っぱい葡萄=周囲の足を引っ張る自称先輩を遠ざけることがマストです。

診断士「1次」でムキになるなんてカッコ悪いよ。ボク達が「2次」を効率的に240点で受かる方法を教えてあげるよ。

こらこら、「1次」知識を皿回しして手抜きするから、「2次」の多年度ループに苦労するんだゾ☆

そこで「1次」の心構え(マインドセット)を早く決めよう。12:00の臨時投稿は、今年2回目の「1次」合格体験記です。

鰯の頭も信心から:「1次」合格体験記~くまざ様

1⃣診断士に挑戦した理由・きっかけ、年齢

社会人6年目、28歳です。

社会人2年目(2015年)にカフェで勉強のため、ビジネス書を読んでいた時、「ビジネス書を読み漁るよりも、まず初めに広く経営に関する知識を身に着けた方が効率が良いのではないか」と感じました
父が中小企業の経営をしており、将来継ぐ可能性があることから、経営者として必要となる基礎知識を身に着けるため、また経営者かつ診断士であれば、経営の経験を診断士の仕事に活かせ、逆も然りだと考えたことをきっかけに中小企業診断士の勉強し始めました。

ただし当時は試験の開催地とならない岩手県におりましたので、試験をすぐに受ける気持ちはなく、だらだらと勉強しておりました。 社会人5年目での異動が決まっていたので、異動後には診断士の資格を取るべく、2018年1月から本格的に勉強を開始しました。

2⃣学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目、「1次」科目別点数

本格的な学習開始時には、以下の資格を保有しておりました。

  • ビジネス法務実務検定2級
  • 建設業経理士2級
  • 簿記2級

また、上述のだらだら勉強期間中には、スピテキとスピ問を使用し、企業経営理論、財務会計、運営管理、経済学、経営情報システムをそれぞれ2周程度しております。

得意科目:財務会計
苦手科目:経営情報システム

科目別点数:経済学71、企業経営理論50、財務会計64、運営管理79、経営法務32(調整後40、法学部卒なのに)、経営情報システム60、中小企業政策64

3⃣学習スタイルとそのメリット・デメリット

学習スタイル:独学

メリットデメリット
メリットは、学習にかかる費用が少ないことと、自分のペースで学習できることだと思います。 また、一から全部教えてもらわなければ分からないような内容でもなさそうです。 デメリットは、自分がさぼろうと思えばいくらでもさぼれてしまうこと、学習ペースを自分で計画し、実行しなければいけないことです。

なお、学習仲間の存在は特に1次では必要ないと感じています。勉強することを習慣化できればモチベーションは自然と続きます。

4⃣1次挑戦までの受験回数、学習時間とその作り方

1次挑戦は1回のみです
学習時間ですが、トータルで250時間程度でしょうか。平日の仕事後及び休日に勉強していました。飲み会なども多く勉強出来ない日もかなり多かったですが、独身なので時間には自由がききました。

7月になっても1日平均3時間程度しか勉強しておりませんが、後述の事情により4科目しか重点的に勉強していないため、学習時間についてはあまり参考にならないかと思います。
しっかり全科目高いレベル(平均75点)を目指すなら、トータル500時間程度必要かな、という感想です。

5⃣1次挑戦までの学習法

最初にスピテキを流し読み、後はスピ問をひたすら回し、知識不足の点はスピテキで再度補強してました。スピ問は選択肢ごとに○×を判定できるように学習し、最大限活用しておりました。

過去問は経済学、経営法務、経営情報システムのみ5月頃からTACのものを使用し5年分解きました。

中小に限り、PDFのスピテキを購入し、仕事の暇な時間中に見ておりました(中小のインプットはそれだけ)。

学習効率を上げるため、以下の工夫をしていました。

  • エビングハウスの忘却曲線を参考に、解いた問題は翌日(無理であれば出来るだけ早く)には再度解く。
  • スピ問を解く際、身に付いた問題は飛ばし、理解できていない/覚えていない問題を重点的に解く。
  • 暗記する際には、「人に説明できるレベル」を目指して暗記する。腹落ちしないと人には説明できないため。

また学習計画ですが、無理な計画は立てず、余裕を持って実行することとしてました。きつきつな計画を立てると計画通りに進めることが目的となり、暗記や理解の質が低下します。

6⃣学習時・試験当日のエピソード

異動が決まったのが2018年3月末頃だったのですが、そこからGWが終わるまで、送別会などの飲み会やGW中の旅行によりほぼ勉強できませんでした
そのため、2018年度は2次で使用しない4科目のみの合格を目指そうと思い、3月からは2次で使用する3科目はほぼ勉強しておりません。この状態で2018年度で一発合格できたのはラッキーでした。

なお、法務が32点であり1次に合格すると思ってなかったため、また2次で知識を使う3科目は勉強不足が顕著であったため、2018年度の2次は受けておりません。

7⃣これから「1次」合格を目指す方へのアドバイス

学習時間が十分に確保できる方は、全科目高得点を目指してしっかり勉強される方が良いと思います
特に、企業経営理論、財務会計、運営管理は2次にもつながりますので、2次を意識して「人に説明できるレベル」になるまで理解すると学習効果が高まると思います。
学習時間が十分に確保できない方は、まず問題集や過去問を解き、足りない知識をテキストで補充するやり方が鉄板だと思います
関連資格を多く保有している方や、試験慣れしている方は短時間での合格も可能かと思います。実際コンサルに努める友人は(どこまで本当か分かりませんが)試験勉強は2週間しかしてないと言っており、それでもさくっと合格してました。

いずれにしても、長い目で見て、どんな勉強方法が自分に合うのか、どういう方法で進めれば自分は一番記憶できるのかを考え、リサーチしながらやるのが重要かと思います。

それ次第で短時間で合格出来るのか、はたまた時間をかけても身につかないのかが決まってくると思います。(偉そうなコメントですいません。こんなこと言ってても法務は32点でした苦笑)

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