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合格体験記

【経験者合格座談会(後)】「2次」についての素朴な疑問

ブログが決して書かない口コミ。

「1次」対策にはTAC通学。「2次」ならMMC。

そんなことわかっていても、誰も書かない。そもそも合格スタイルが年828通りあり、どのスクールを選んでも確率20%で良ければ誰でも受かる。

そんな試験でA校が良い、いやB校?

それって単なる水掛け論で、書かれるスクール側だって迷惑です。でもね、競争させなきゃ進歩がない。各スクールが軒を競う「2次模試」の出題力から見た、口コミ評価をどうぞ↓。

A MMC
TBC
多面性を重視した安定回答
過去問の与件+知識セオリーに忠実
B TAC
LEC
業界最大手で規模の経済
演習事例の難度・文章量が多く、事例体力がつく
C 大原 いわゆる大手校の中では「2次」が薄い
F クレアール ー (評価不能)

【経験者合格座談会(後)】「2次」についての素朴な疑問

日時:2018年6月6日(水) 19:00~20:00
場所:都内某所
パネラー:Aさん(TACA校2年目合格)
Bさん(TAC B校2年目合格)
司会:ふうじん
1⃣前年「模試出題」から見た、「2次」スクールの実力
司会F:座談会後半は、「2次」に関する素朴な疑問について。最初に、「2次」スクールの特徴からです。

A:2年目上級クラスでの事例演習は安定的な高得点でしたが、より確実な合格を狙い、「2次」スクール各校の模試を受け、比較しました。その感想が上の表です。

B:私もTAC上級クラスですが、1人の講師の指導に頼るのでなく、MMCの解答スタイルを採用しました。

F:翌年の宣伝を兼ね、各スクールは「2次模試」で年間ベストの事例を出します。各校の受験者数はどの位でしたか。

A:LECで400~500名、MMCで200名前後です。

F:TAC(9月模試で3,000名弱、5月「2次チェック」1,482名)に比べ、少ないですね。

A:事例を1本作る手間も、受ける手間も同じです。すると受験者数が多い方が「良い事例が出る」「周囲と力を競える」。そんな連想が働き、結局TAC1強になってしまいます。

2⃣TAC1強+合格者減の疑問

B:でもTACのH29合格者数は、183名に減少しました。

F:TACの「本科生」を全部足すと(1・2次スト・速習・2次本科)1,800名になる計算です。10人に1人とは低いですね。新作の事例演習が、最近の出題傾向とズレているとの指摘は聞きます。

A:受験校の新作事例は、結局前年までの本試験を真似て作るしかありません。それより、スクールとしての指導方針や採点基準の方が大事でしょう。

3⃣東京地区合格率16.9%事件の疑問
F:TAC合格者の減と東京地区合格率16.9%事件は関係あるでしょうか。

B:いえ、あれは立教大学会場の机が狭かったりトイレの混雑など、受験環境の悪さが影響したと言われます。

A:小学校より狭い机に、問題/解答用紙、筆記用具、時計を並べて苦闘する。今年は仙台や広島で受けようとする動きにも納得です。

イメージ画像:立教大学学生部

F:診断士試験の受験手数料には積算基準があり、誰でも見られます。受験手数料値下げ(17,900→17,200円)はありがたいですが、コストダウン重視の結果でしょうか。

A:はい、東京地区の試験運営は競争入札になり、受験案内で見ると2014年から大手印刷会社に外注しています。ですからコストダウンも要素の一つです。

F:立教大のような交通至便な会場はありがたいですが、狭い机は「2次」筆記に向いていない。でも受験側からこの手の要望を出せば、速やかに改善してくれる。そこが競争入札のいい点でしょう。
3⃣「2次」スコア処理の疑問
F:最後に、合否を分けるスコア処理の謎です。先ほどの積算基準から、1人あたり3,000円弱のコストを掛け、丁寧な採点をしていることは伺えます。関心があるのは、単なる素点か、偏差値などの統計処理をしているかです。

A:偏差値処理をしているとの見方が多いです。

F:でも過去に開示得点100点の例があり、「Ⅳ」以外は単なる素点との意見もあります。

A:H29「Ⅳ」で開示得点98点の方を知っています。数字がピタリ合ってしまうと、素点に近い高得点を出すことになるのかも。

F:採点基準の割り出し行為や「Ⅳ」偏重の学習など、現状のおかしな行為を防ぐには、統計処理したスコアにするしかない。遅かれ早かれ、そこは明らかになるのでしょう。

今日のまとめ

なんだ、勿体ぶるなよ。知っていることばかりだぞ。

うん、だいぶ丸めてあるからね。

試験ブログには、周囲の批判や否定を書いてはいけない。社会人たるマナーとして当然です。

ところがそれをいいことに、ブログに溢れるのは、

お子ちゃま精神論 vs.
オジサン用の読み書きソロバン。

いやいや、そんな綱引きはもううんざり。そこで当サイトの次の「2次」口コミにご期待ください。

■■ここからテンプレ■■

ベテやふぞが過去問の答を必死に覚えてその小さなオツムを固くする隣で、柔軟な話題にさっと答えてタイムマネジメント力をダダ上げする【過去問RTA】。世間の誰も気づかぬ内に、今年R6の「2次」対策は既に春爛漫の満開モードです。

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