TAC三枝先生が、「経済学」入門書をご出版。そう聞いて早速入手した感想は。
この本、「診断士のための」入門であって、「受験者のため」ではないんです。つまり、1次「経済学」本試験60点レベルをクリアした後、より使いこなす狙いなのですね。でもどっこい。
使い方次第では、来年「経済」を受験する方の強い味方に。
中小企業診断士のための経済学入門 ~活用ガイド
まず前提ですが、この本、難しいです。もともと「診断士合格済」が前提なので。ところが受験指導の専門家が書いただけあって、試験対策にも役立ちます。
第2部 ミクロ経済学 | 第3部 マクロ経済学 |
S 第1章 市場価格の決定 A 第2章 市場価格の変化 S 第3章 余剰分析 A 第4章 規制の効果 A 第5章 課税の効果 A 第6章 自由貿易の効果 A 第7章 市場の失敗 |
A 第1章 GDPの決まり方 A 第2章 物価 ☆ 第3章 マクロ経済学の全体像 S 第4章 財政政策 S 第5章 金融政策 B 第6章 成長政策 A 第7章 開放経済 A 第8章 ミクロ経済学の応用 |
受験中の方 →ミクロ7日+マクロ8日=計15日のドリルに使う。 |
現役診断士 →章末「コラム」を先に読み、知りたい所をつまみ食い。 |
最初にここを読む~P.10「経済学が嫌われるわけ」
経済学が嫌われるわけ (P.10)
経済の動向は私たちの生活に直結するはずなのに、なぜ経済学は敬遠されてしまうのでしょうか。普通の人が経済学を学ぶ意義から考えてみましょう。まず第一に~(略)。次に考えられるのは~(略)。経済学は文系の主要科目の1つですが、はっきりいって理系科目です。
へぇ、これはいいコト聞いたぞ。この試験は、
得意を伸ばすより、苦手を潰すと最速合格。
自分の思考は、文系⇔理系どっち寄り? はたまた両方使い分け? 次の表で簡易チェックを。
今日のまとめ
みんなが経済学を敬遠するのはわけがある。
そうか、では1次「経済学」を得意にするとどうなる?
うふふ、明日のミクロに、明後日のマクロ。スト合格者「の間だけ」に伝わる口コミとは、案外こんな所にもあるのかも。
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