99%のムダを捨てて1%の本質を捉え、周囲が驚く高パフォーマンスを叩き出す「エッセンシャル思考」。年明けの合格発表待ちのあなたも、これから試験対策を始める方も、ドッキドキで見逃せない大型連載(全5回)のスタートです。

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【合格者数予想+行動】1,200人、26.4%合格説

事例Ⅰ:問5を書くには時間が足りない。
事例Ⅱ:文章量や根拠がやたらと多い。
事例Ⅲ:問1⇔2の切り分けが至難。
事例Ⅳ:計算結果で点がバラつく。

「今年の2次は難しい」、そう印象を持った方が多いそうですね。ところがそこが試験のミソになっていて。

80分で解けない問題を出し、どう対応するかを観察する。
今年は事例の出来が良く、出題側はしてやったりのドヤ顔。

つまり難化ではなく、これがこの試験の「普通」。難しい⇔簡単どちらであっても、5人に1人が合格するのは同じこと。ところが点数がほどよくバラけると、

  • 「誰を何人合格させるか」フリーハンドの余地が増し、
  • 出題側は今年の合格枠・合格率の設定に頭を悩ませる。
悩み1:試験の名声を高めるには、申込者・合格者数を増やしたい。

悩み2:合格者数を増やしすぎ、質を下げすぎる事態は避けたい。

そこが今年の合格枠拡大チャンス。

いえいえ、今年折角そろった4つの好事例。そこでもし、受験側の出来=「聞かれたことに答える姿勢」が思った以上であれば。

合格者数を1,200人に奮発する絶好機ではないでしょうか?

(前)4,394×19%=842人
(予1)4,548×22%=1,000人
(予2)4,548×26%=1,200人

提案:今年の試験はまだ終わっていない。

近年の合格者数、率の最高はH24の1,220人、24.9%。

もしその5年前、合格者数増が質の低下を招いたとの批判があったとしても。5年前と今では、受験側の心構えは段違いなのでご安心下さい。

①昨年「1次」難化が、試験の雰囲気をガラリ変えた。

あの当時、「420点取ればいいんです!」「今からでも間に合います!」そんな勢力を一網打尽にしたのが、H28「1次」の難化

つまりこの試験、周囲と横並びで安心し、自分は多数派!とぬるま湯化した途端に狙い撃たれて、80%不合格。そして「2次」では、

合格発表をボケっと待つより、
出題側が受験側に期待することを始める。

②そこで、イマ何をさせたいかを察する。
  1. 口述試験準備をスタート
    (出題側の期待)→口頭試問に対し、ニコリとも冷や汗一つもかかず、判で押したようなお揃い回答。
  2. 合格した前提で、事例Ⅰ~Ⅲ出題の意図を探る。
    (出題側の期待)→解答あてっこよりも、出題の意図に「教わる」
  3. (題意に即した)合格体験記の提供
    (出題側の期待)→教育機能の充実と、合格スタイルの多様化を両立。

今日のまとめ

へぇそうか。今年の合格者数を1,000人⇔1,200人のどちらにするか、出題側が今考え中なのか。もしそうなら、やることは単純。

試験の反動から、旅行に読書、暴飲暴食、酒池肉林と不摂生の限りを尽くしたら。

  • 「自分は合格済」の前提で口述試験対策を始め、
  • H29「事例Ⅰ~Ⅲ」に頭を下げて再度教わる
    ※自分が良い答案を書けたかどうかより、出題側が問いかけたかったことが何かに思いを巡らす。
    ※そもそも口述試験の狙いの1つが、「採点都合上合格発表まで1ヵ月半かかるから、頭がスッカラカンにならないよう、ちゃんと企業診断手順のおさらいをしておけよ」。その位読み解かないと、「2次」にはなかなか合格しない。

「おぉ、やっとそこに気づいたか」。出題側がそうポンと手を打ち、1,200人合格を今すぐ奮発してくれる。そんな気がして仕方がないのですが。そして少なくとも長年ネタバレブログを書き続けた立場上、

昨年→今年で受験者の心構えは段違いに進歩している。

そこは言明いたします。

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