99%のムダを捨てて1%の本質を捉え、周囲が驚く高パフォーマンスを叩き出す「エッセンシャル思考」。年明けの合格発表待ちのあなたも、これから試験対策を始める方も、ドッキドキで見逃せない大型連載(全5回)のスタートです。

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【発表前予想】2次受験4,600人合格880人、合格率19%

おい、今年は「1次」免除者が多いから、
「1次」の難易度上げておいてよ。

合格発表前に不謹慎ながら。受験準備に一年費やした身に憤懣やる方ないのが、

当試験は、2次受験者数調整のため、1次難易度を恣意的に操作

している疑い濃厚。(9/6(火)合格発表で没問・得点調整があるかは別とし)H22、24と恥ずかしげもなく得点調整やらかし、「2次」受験者数を5,000人前後に調整する意図を隠す気すらない。

表1:「1次」合格者&「2次」受験者数予想

以下表に、H28「1次」受験/合格者数の「予定」を示す。

またこの表、本日の合格発表後に、H28の下線部を「実際」に置き換えて完成。

【表1】 H21 H22
経済調整
H23 H24
経済調整
H25 H26 H27 H28
  2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016
【1次】                
申込 20,054 21,309 21,145 20,210 20,005 19,538 18,361 16,500
受験①出走     17832 17,168 16,627 16,274 15,326 14,000
受験②完走 15,056 15,922 15,803 14,981 14,252 13,805 13,186 12,000
完走率②/①     89% 87% 86% 85% 86% 86%
1次合格③ 3,629 2,533 2,590 3,519 3,094 3,207 3,426 2,400
申込者比③/① 18% 12% 12% 17% 15% 16% 19% 15%
受験者比③/② 24% 16% 16% 23% 22% 23% 26% 20%
1-5科目受験 1,622 1,258 1,416 1,836 1,693 1,627 1,771
6-7科目受験 2,007 1,275 1,174 1,683 1,401 1,580 1,655  
1次免除④ 1,860 2,363 1,552 1,513 1,984 1,851 1,704 2,227
(再挑戦率)   65% 61% 58% 56% 60% 53% 65%
【2次】                
申込 5,489 4,896 4,142 5,032 5,078 5,058 5,130 4,627
受験 5,331 4,736 4,014 4,894 4,922 4,901 4,955 4,488
合格 951 925 790 1,220 910 1,185 944 879
申込者比 17% 19% 19% 24% 18% 23% 18% 19%

表の見方
・9/6(火)の合格発表後、「実際」を追加し確定させる。
・自分の予想精度を磨くため、「予定」は消さず「差異」を出す。
・④1次免除者数は、過去の経験則から導くほぼ確定値。

注意点として、①~③のH28予想はネット情報を元にした全くデタラメ仮定の数字。だがもし当たると、ネット情報の数字は意外と正確?。

表2:スト生⇔2年目生の「当たり年」分析

当試験、科目難易度のみならず年度毎に難易度バラつき。

そのブレあってのハイリターン。

「インチキ試験には、イカサマで対抗」。当試験のインチキっぷりは枚挙に暇がないが、最もインチキなのは「年度別のバラつき」。つまり同じ努力・実力でも、受験年により合否が変わる。

【表2】 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28
2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016
初学スト生 ○当たり ○当たり ○当たり
2年目生 ○当たり ○当たり ○当たり ○当たり ○当たり
Ⅳ難易度 Ⅳ易化 Ⅳ易化 Ⅳ易化?

「当たり年」の出現傾向
・「1次」合格者数が増えると、スト生の「当たり年」 ←分母受験生=実力未達者の増
・スト生「当たり年」の翌年(裏作)が、2年目Sランクの「当たり年」 ←「2次」の難易度UP
・「2次」の難易度UPの従来の主役は「Ⅳ」。しかしH27「Ⅳ」は易化。
※この結果H27は「1次」合格者数の割にスト合格が少なく、今年の「2年目Sランク生」が増加。

グラフ:「1次」合格者/免除者+「2次」合格者数推移(人)

合理的推論
・昨年1次合格=1次免除者が多く、今年の1次合格者数を減らそうとした。
・かつ科目難易度を恣意的に操作し、科目免除合格者を減らそうとした。
・足りない分は得点調整でかさ上げ。

表3:「1次」受験/合格者年齢分析

当試験の高齢化の進行スピードはどの位?

ここ数年、オヤジ臭い主観ノウハウ押し付けだらけのブログ高齢化に辟易?公式統計資料の数字で見てみる。

【表3】 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28
  2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016
申込
~29 4,337 4,485 4,130 3,636 3,538 3,286 2,974
30~ 8,278 8,700 8,510 7,836 7,479 7,081 6,263
40~ 4,660 5,138 5,362 5,361 5,473 5,485 5,333
50~ 2,074 2,264 2,369 2,548 2,694 2,867 2,930
60~ 705 722 774 829 821 819 861
  20,054 21,309 21,145 20,210 20,005 19,538 18,361 16,500
合格
~29 695 503 446 555 468 467 480
30~ 1,665 1,114 1,153 1,440 1,210 1,251 1,215
40~ 845 618 676 962 901 925 1,049
50~ 327 233 256 428 393 448 559
60~ 97 65 59 134 122 116 123
  3,629 2,533 2,590 3,519 3,094 3,207 3,426

グラフ:「1次」世代別受験者数推移(人)

合理的推論
・1次受験者数はリーマンショック(2008年)後の資格ブームで増加し、その後緩やかに減少。
・20~30代の申込者数は、H24→H27で▲30%減少。
・40~59歳の申込者数は+12%増加、50~以上にすると+27%増加。

 

グラフ:「1次」世代別合格者構成比推移(%)

合理的推論
・20~30代の合格者構成は、65%(3人に2人)から50%(2人に1人)に低下。
・30~49歳で見ると、30代減⇔40代増でほぼ相殺。同じ年代の方が受け続けている。
・50歳以上の合格者は、H24を契機に顕著に増加。

表4:「1次」世代別合格率推移

「2次」合格率は、20代をピークに、30→40→50代と綺麗に低下。「1次」はどうか。

以下表は、年代別合格率を示し、さらに平均を100として指数化。

  H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28
  2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016
合格率
~29 16% 11% 11% 15% 13% 14% 16%
30~ 20% 13% 14% 18% 16% 18% 19%
40~ 18% 12% 13% 18% 16% 17% 20%
50~ 16% 10% 11% 17% 15% 16% 19%
60~ 14% 9% 8% 16% 15% 14% 14%
18% 12% 12% 17% 15% 16% 19%
合格率(指数化)
~29 89 94 88 88 86 87 86
30~ 111 108 111 106 105 108 104
40~ 100 101 103 103 106 103 105
50~ 87 87 88 96 94 95 102
60~ 76 76 62 93 96 86 77

グラフ:世代別合格率推移(全体を100として指数化)

合理的推論
・伝統的に、30~40代の1次合格率が有意に高い。
・20代の1次合格率が低いのは、ビジネス実務経験の薄さに由来と推定
・H24を契機に50歳以上の合格率が増加したのは、「保険受験」によると推定。

今日のまとめ

当記事は、毎年恒例の「1次」合格者分析を発表前に行い、予想・推論力の訓練。また「周囲の誰かが補ってくれる」ことを勝手に期待し、記事・文章の精度を下げて、執筆時間節約。

このスピード感は吉・凶いずれに出るかしら?

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