スクールが逆襲する時代?
- ボソボソと陰気に話す主任講師
- その取り巻きと思しきゆとり講師陣
- 頭がお花畑を疑うヘンテコ新作事例
- 正解批判で別解を配るベテラン講師陣
- コストダウン徹底のバイトル添削
- そのキーワード採点基準が社外流出
- 「2次」指導方針不在で個人塾と大差なし
- 1・2次バンドル約30万円の拝金主義
- しかも合格者数が毎年右肩ダダ下がり
うは、TACの悪いトコを挙げたら、もう両手じゃ足りねえな。
コロナ禍で通信代講になるなら、「1次」5万円台のスタディングにしとけば良かった。そう後悔する方が続出です。
そこで自浄作用が働いたか、さすがに自分達の馘がヤバイとベテラン講師陣が立ち上がったか。このGWの「2次チェック模試」の出題内容は、概ね好評だった様です。
TACチェック模試が良かったらしい【+設問解釈トレーニング】
1⃣5月TACチェック模試に関する口コミ評価
- 【プラス評価】
- ▪思った以上に凝った作りになっていた。思考力が付くと思った。
▪前年本試験の出題傾向を反映した試験内容になっていた。
▪事例Ⅳ個別問題のレベル感やバランスが良く、やり応えがあった。
▪解説動画やトレーニング動画が特典として付いてくるところが嬉しい。
- 【マイナス評価】
- ▪自宅で一人で受験する場合、ただの事例演習と変わらずコスパが悪い。
▪Webスクールに登録する手間が面倒。
▪答案の提出・返却は紙でなく、PDF化すべき。
▪提出から返却まで時間かけすぎ。
こらこら、どうせ「Very good!」「与件の表現を使いましょう」。あのバイトル採点に、何を期待してやがる。
それより、TACの新作事例は試験合格の役に立つか、時流の対応度の確認です。
2⃣スクールはふぞに反撃できるか?時流の対応度チェック
スコア ★5つが最高 | 評価基準 | 短評 |
★★★★☆ | P(生産性):「2次」対策として有用か | 全体的に、考えて解かせる作りに |
★★★☆☆ | Q(品質):設問や与件にバラつきがないか | やや知識回答寄りの印象が |
★★★★☆ | C(コスト):事例作成は手抜きでないか | 作る方もきちんと考えている印象 |
★★☆☆☆ | D(納期):解説や答案返却は迅速か | 解答は届いたが、答案返却は遅れる噂? |
★★★☆☆ | S(安全):模範解答の妥当性や再現性は | 模試の解答で納得することは少なく、並 |
★★★★★ | M(意欲):最新傾向に対応済か | これまでの指導法を捨て、より実戦的に |
★★☆☆☆ | E(環境):本番用紙と近いか、提出環境等 | マーカー裏移りしない普通のコピー用紙 |
★がやや辛目の気がするが、他スクールの模試とも比べてみるぜ。
3⃣今夏最大の関心~設問解釈トレーニング
えぇと、設問解釈ってなんだったっけな。
こらこら。80分で間に合わせるために、設問を読んだ時点で、①レイヤー(→必要知識) ②解答要求(→文章構成)をスッと想定し、パパっと与件を読みに行く前段階までのトレーニングです。
今回は、レイヤー切り分けで悩む方のために、③設問係受(前の設問が別設問の解答制約になる)を本邦初で用意したぞ。
事例Ⅰ
- 【事例Ⅰの勝負問】第3問(設問2)
- A社は機能間で人材の流動性を確保した組織に改変した。その理由について、それまでに展開してきた事業の事業特性と、新事業の事業特性の違いを考慮しながら、100字以内で答えよ。
(設問1)のレイヤーが組織行動とすれば、(設問2)は組織構造にするのが筋です。
「解答の一貫性」なんて考慮すると時間切れでドボンだが、第4問(人事施策)との切り分け程度は意識な。
事例Ⅱ
- 【事例Ⅱの勝負問】第2問
- B社では、顧客データを収集しているが、予約の確認や顧客が負傷したときの連絡など限定的にしか活用していないため、B社社長は有効活用できないかと思案している。B社が保有する顧客データを用いて、B社の来店客数を増加させるためにはどのようなマーケティング施策を行うべきか、100字以内で助言せよ。
普通ならRFM分析で、DMかクーポン発行、イベント告知ってトコかな。
ここは思い切って、支配人の毛筆のお礼状が正解だと、期待を上回ります。
事例Ⅲ
- 【事例Ⅲの勝負問】第4問(設問2)
- X社からの依頼に対応できるようになった場合におけるC社の今後の戦略について、中小企業診断士として120字以内で助言せよ。
事例Ⅲのラス問は「応接室お帰りなさい問題」といって、現場の諸問題を解決した後に、大所高所であるべき論をぶっこく設問な。
第1問で抽出した自社の強み(S+O)を最大限に活かす。第1問+ラス問をセットで解くことが定番とされます。
※上記のレイヤーや難易度は、設問解釈の想定練習用として示したものです。必要に応じ、実際に受験した方の意見に基づき修正していきます。
今日のまとめ
- そうか、TACもやれば出来る子。新作事例は今年の試験に役立ちそうだ
- こらこら。新作事例ってのは、どう見ても規模の経済が利くビジネス。昨年までのクソ事例の反省をするのが先だろ?
- いえいえ、大手には大手なりのお家の事情が
- 心を入れ替えたか、不評な作問講師を馘にして総入れ替えしたなら、今年は大いに期待できます。
そう、「本試験の傾向を反映している」「思ったより凝った作り」とネットの口コミは好評に。一度失った信頼を取り戻すべく、この調子で進むことをお願いしておきます。
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