7月開始の「最後の2択」シリーズでは、「1次」過去問を解けば解くほどスコアが上がる仕組みを解説。2回解いても効果半減する「2次」との違いに納得です。

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【当たる論点当てる論点】運営・基本用語 / どんな用語も整理整頓5選

「1次」500~540点を狙うハイペース学習を進める際、【スクール模試前の6月】は覚えたことをコンパクトにし、使いやすく整理整頓する時期。その上でラストの7月に目一杯のクソ暗記をするのが高得点の秘訣です。

Q
診断士「1次」はかつての「落とすためのクソ問」から、「さっさと受かって自信を持たせる」ための易問出題へのシフトが続く。それでも申込者の7割、当日受験者の6割が落ちるのは、「暗記試験のコツ」をわかってないため?
A

出題が急速に易化する割に、その出題範囲だけはだだっ広い。そんな「1次」対策で避けたいのは、「不要な所を覚えたり」「何でも理解したがる」不効率なムダ勉です。

例えば「生産管理」の基本用語は、予め覚えやすい語呂などに工夫されている。ここを「まず暗記」→「繰り返し使って理解・定着」するのが、理想の覚え方です。

5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)3S(標準化・単純化・専門化)PQCDSME
整理: 不要なものを取り除く。
整頓: 必要なものをすぐに取り出せるように配置する。
清掃: 職場を清潔に保つために掃除する。
清潔: 清掃の状態を維持する。
しつけ: これらの活動を習慣化する。
標準化(ヒョウ): 作業手順を標準化し、全員が同じ方法で作業できるようにする。
単純化(タン): 作業工程を単純化し、不要な手順を省略する。
専門化(専門家): 各作業に対して専門の担当者を配置し、効率を高める。
P(Productivity): 生産性
Q(Quality): 品質
C(Cost): コスト
D(Delivery): 納期
S(Safety): 安全
M(Morale): 士気
E(Environment): 環境
「整理、整頓、清掃、清潔、しつけ」の順に並べられており、リズムよく繰り返すことで自然に身に付きます。何度も声に出して繰り返すことで、自然に覚えることができます。「ヒョウタンの専門家」という語呂合わせで、まずは全体を覚えます。そして各プロセスを実際の業務で試し効果を確認することで、記憶が定着するでしょう。生産工場に必要な要素をまとめたフレームワークです。業務で何か問題が起きたときに、このどこに該当するかを考えることで各要素の理解が深まります。

【運営・基本用語】どんな用語も整理整頓5選 / 当たる問題当てる問題

「1次」500~540点を取る最大のコツは、6/29~30TAC模試を本番として受けるペースで準備を進め、そこに5S・3Sを適用して一旦知識を【コンパクトに】する。その上で7月に目一杯暗記をするとスコアダダ上げな。


Step-1:「自然と当たる」論点5選

Q
生産現場と無縁なホワイトカラーが多数を占める診断士受験者が、一般に苦手とする「事例Ⅲ」。これまで数多の工夫がされてきたが、前年R5「Ⅲ」の突然変異で判明したのが、【余計な知識ばかりをうろ覚え】する末路だ。
A

例えば、年43マーク出る「運営」の全論点を「理解しよう」と、どの知識も中途半端になる。そこで難度×重要度で定量評価すると、「5S」「3S」「改善」「DRINK」辺りは全員当たり前に当ててくるので、ここは試験当落を左右しない無関連原価と判断できます。

【生成AIが作った例文】
C社が5S3Sを徹底しつつ管理目標を使って現場を改善すると、需要予測の精度が上がり、最適発注方式が一つに決まった。

管理目標生産活動の効率や品質を評価するための基準や数値。主に分子/分母で定義される。
5S、3Sともに生産現場のごく基本の合言葉になり、5Sを進めると職場環境が改善し、3Sを進めると生産性が上がる。
改善現状を分析し、問題点を見つけ出して、効率や品質の向上を図る継続的な取り組み。
発注方式材料や部品を注文する方法。例として、定期発注方式や発注点方式などがある。
需要予測新旧の製品やサービスの需要を予測すること。これにより生産計画や在庫管理の最適化が進む。

言葉は悪いが、ここに挙げた程度は高校中退の金髪ヤンキーでもわかる。ここでは番外とした「事例ⅢはDRINKです!」と泣き喚いても、そこは同額原価で点差がつきません。

Step-2:「狙って当てる」論点3選 ★事例Ⅲアドバンテージ★

Q
5S、3S、改善・・をいくら暗記しても理解しても、そこは全員当たってしまうので点差はつかない。であれば、点差が付く所を調べて押さえれば勝ちゲー?
A

なんでも定量化して割り切る当サイトと異なり、いかにも生産現場に縁遠い間抜けほどヘタクソノウハウのパターン化で決め付けようとする。そうでなく、当サイト調べでこの3論点を集中的に得意化すると、「Ⅲ」の点差に直結します。

【生成AIが作った例文】
C社が最適な生産方式を選び、進捗管理現品管理を徹底したところ生産効率と品質が向上し、かつ納期が短縮した。

生産方式製品をどのように生産するかの方法やプロセス。代表的なものに、個別生産、ロット生産、ライン生産、連続生産などがある。
進捗管理生産計画に基づいて、各工程の進捗状況を監視し、計画通りに進んでいるかを確認する管理手法。
現品管理現場にある製品や部品の数量、位置、状態を把握し、適切に管理すること。これにより在庫管理や生産の効率化を図る。

受験者はここが苦手と試験委員もわかっているので、毎年しつこくここを出す。ところが熱心すぎてつい余計な所まで訊き、TAC正答率C~Dになるのが特徴な。

Step-3:その他論点6つ

Q
生産管理のフレームワーク ニチ子と重代 のうち、進捗・現品・余力管理は生産現場のディープな所をあれこれ訊かれる。そこを苦手にするのは止むなしとして、残りはどーする?
A

IE論点を「1次」で正確に理解できている方はほぼいません。「事例Ⅲ」で問われる内容は「2次」対策だけでカバーできるので、以下はあえて【理解しようとせず】、ヘタクソ知識を増やすムダ時間をカットする方が賢明です。

【生成AIが作った例文】
工程分析を通じて最適なレイアウトを設計し、動作研究時間研究を行うと、望ましい作業方法に標準化される。

レイアウト生産設備や作業場所の配置計画。効率的なレイアウトにより作業時間短縮や生産性向上が図れる。
工程分析生産工程の各ステップを詳細に調査・分析し、無駄を排除して効率を向上させる手法。
動作研究作業者の動作を細かく分析し、無駄な動きを削減することで作業効率を改善する手法。
時間研究作業時間を詳細に測定・分析し、予算上の標準原価計算に用いる作業時間を決める手法。

今日のまとめ

Q
来る人手不足に備え、個人の感想レベルのお子ちゃまノウハウを蹴とばし生成AIフル活用とはいえ。「余計な所ばかり覚えるのを止め」「周囲が苦手な所を狙って当てる」とは初耳で、胸のつかえが取れました。本当にありがとうございます!
A

診断士合格者様のような小賢しいオジサンオバサンだけでなく、生産工場には多様な人がいる。ヘタクソノウハウを集めて小難しくせずに、標準・単純化したわかりやすい答案が好まれるのは、例のキーワード信者以外なら当たり前です。

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