1次Action:スコアUP策

【当確チェックリスト10選】1日目4科目の過ごし方 / 500~560点が「2次」当確目安

毎年予測不能な「2次」を当確するには、「不確実性への備え」がマスト。また不確実な試験では、×隣のたまたま→○狙ってスト当確が高評価です。

①資格は「お守り」「駆け込み寺」に非ず

主人公が荒れた海に立ち、「資格を取っても安心できない」と不安を口にします。背景には灯台があり、将来の不透明さ(不確実性の時代)を象徴。
単なる合格は“安心”を保証しない。戦略的な得点が重要になることの序章。

②上位5%が目指す"当確"

仲間が灯台を指しながら、「2次当確の目安は1次で7~8割」と説明。「これが知識の上位5%だ」と指摘し、戦略的スコアゾーンの意義を示しています。
ただの合格でなく、2次試験の突破を前提とした500~560点を目指す必要性を提示。

③理解重視の再現力で安定航海

主人公が帆船に乗り、「1次を安定させれば、2次は思考に専念できる!」と宣言。帆には「行動計画」「スキミング」「見直し」など初日チェックリストの要素が並び、安定航行を象徴。
チェックリスト10項目を“帆”に見立て、理解重視の再現力で二次試験へ突き進む戦略を強調。

【当確チェックリスト10選】1日目4科目の過ごし方 / 500~560点が「2次」当確目安

ここ最近、1日目の初見知識が当てやすく、2日目テキスト暗記が当たりにくい。ここで「フレキシブルな思考」に切り替えて当確ラインを目指します。

初日にこれをやれば「2次」当確! ~2週間で備える当確のコツ10選
①当日行動計画の作成・実行
②最初に全問に目を通し記憶を蘇生
③易しい問題から解く
④長文や計算問題は後回し
⑤一目でわかる正解(Aランク)は即決
⑥選択肢はオ→アの順に読む
⑦誤答パターンを使って嘘つき発見
⑧見直しで誤答の理由を最終確認
⑨知識の疲労~糖分補給を計画的に
⑩眠気対策で脳の活動をコントロール

Check-1:当日行動計画の作成・実行

①チェック項目

特に第1日目は朝から夜まで長丁場になるため、始業前準備・昼休憩・次科目の準備など、細かいスケジュールを決めておく。試験主催者から指示がない点を含め、事前に行動計画を立案し、遅刻や忘れ物を防止する。前夜には「受験票・筆記用具・電卓・上着」などを揃え、十分な睡眠(7~8時間)を確保する。

当日の計画を明確にすると、試験中に雑務(準備・移動)の判断負荷が減り、注意力と思考リソースを問題処理に集中できる。行動計画により時間配分が安定し、心的余裕が生まれミスや焦りが減少する。平常心を維持することで、得点パフォーマンスが向上するとされる。

②成功&失敗パターン

上位合格者は過去問演習時からタイマーを使って行動計画を意識し、本番では自分なりの行動指針(休憩時間・糖分補給時間・トイレタイミング)を持っている。例えば「開始1時間前に会場到着・トイレ」「昼休憩は集中力が切れる30分前に早めに切り上げ」など、事前に想定しておく。

模擬試験や過去問演習で必ず「タイムテーブル表」を作り、科目間の休憩時間や試験開始・終了後の行動を含めた1日のスケジュールを練習する。本番同様に開始10分前に問題冊子を配り受験票を提出するなど、実戦に即したリハーサルを繰り返す。さらに、自分専用の「持ち物チェックリスト」を作り何度も確認することで、本番前の忘れ物防止にもなる。

失敗パターンは準備不足による忘れ物(電卓・腕時計など)や移動遅れが典型的。リカバリープランとして、試験3日前に持ち物・スケジュールの最終チェックを行い、予備品(替えの電池・ボールペン)を用意しておく。試験会場の場所・最寄り駅を事前確認し、万一寝坊しても間に合う時間帯の電車を調べておく。

③試験当日の留意点

同じ学力でも、事前計画を立てた受験生は「安心感」が高く、平常心で問題に当たれるため本来の力を発揮する。一方、計画なしに不安感を抱えた受験生は序盤で動揺しやすく、ミス率や見落としが増える傾向が見られる。

具体的には試験3日前から「行動計画表」を作成し、当日朝~夜の行動を細分化する。前日の夜にはスマホのアラームを時刻ごとに設定し、朝食・昼食・予備休憩の時間とその後の科目準備をスケジュール化する。荷物は前夜に全てまとめ、チェックリストで漏れを防ぐ。こうした習慣化(儀式化)により、本番当日は計画に従うだけで済み、余計な判断エネルギーを消費しない。

たかが試験にそこまで?と疑うタイプはふぞろい送り。全国30,000人の1位=560点、上位5%=500点組は、普通にここまで準備します。

Check-2:最初に全問に目を通し記憶を蘇生

①チェック項目

1日目4科目は暗記の他に思考を伴う(考えさせる)出題が多いため時間制限が厳しく、時間内に大量の選択肢を処理する必要がある。試験開始直後に全問を概要把握しておくと、科目全体の論点構成や難易度が把握できる。「試験開始前にテスト全体を軽く目を通しておく」ルーティンの時点で、60点と70~80点の差がつくことを意識したい。

流し読みで論点マッピングを行うと、頭が「問題解決モード」に切り替わり、記憶・推論がスムーズになる。難易度や資料量の多い問題を先に認識しておくことで、時間配分の判断が的確になり、後半問題での焦りや時間切れを防ぐ。全体像を掴むことでメンタルが落ち着き、思考リソースを問題処理に集中できる。

②成功&失敗パターン

合格者は試験開始直後にに問題冊子を一通り眺めて大枠を掴むのが上手で、ここは「2次」事例の80分の過ごし方を大きく左右する。特に資料読み込みが必要な問題や計算量が多い問題を視覚的にマークし、単純暗記で済む問題で時間をセーブし、後回しにしたこれらの問題を当ててスコアを伸ばしていく。

そこで本番直前では解答開始直後に「全問スキミング」をする訓練を繰り返す。2~3年分の問題をランダムにピックアップし、配点や資料量をチェックしてメモする練習をする。模試では敢えて初見問題の難易度を評価し、自分が得点できそうな順序をシミュレーションすることで、当日のスタンバイ力が身につく。

失敗パターンとして、漠然と問題に取り掛かってしまい、時間を浪費する受験生が多い。全問見ずに始めてしまうと、後半の難問に気づかず時間配分を誤るリスクが高まる。リカバリーとして、試験前30秒で最低でも各問題の形式・資料の有無を把握し、優先順位を決める習慣をつける。

③試験当日の留意点

全問を予習した受験生は、易問に素早く取りかかれるため序盤で点数を稼ぎやすい一方、いきなり最初の問題に固執した受験生は、結果として得点機会を逃しやすい。実例では、全体を俯瞰した受験生は後半で慌てることなく、計算問題を効率良く処理できている。

本番では試験官が「どうぞ」と言った瞬間からスマートに冊子を開き、まず問題数を確認。目線だけで1問1問を「難→易」順にざっと流し、チェック用シートに印をつけるなどして時間を管理する。その後、既に把握した配点・難易度情報に基づき、易問から着手する順序を決める。この「事前全問スキャン」の儀式が、以降の解答リズムをコントロールする。

この起動ルーティンはヒトそれぞれとつい油断しがちですが、生成AI時代になると上位5%の優秀パターンに収斂して差が開きます。

Check-3:易しい問題から解く

①チェック項目

「易しい問題から解く」ことはどの資格試験でも基本戦略とされる。前述のスキミングで易問を特定したら、それらを序盤で確実に正解して得点の下地を作る。試験工学的には、「簡→普通→難」と解くことで時間管理がしやすく、序盤に自信を得られてメンタルが安定する。

易問で確実に点を取ると、短時間で得点を積み重ねられるため、心理的に余裕が生まれる。精神的余裕が生まれれば後半の難問にも冷静に対応でき、最終的な総得点の期待値が上昇する。また、解答のリズムができることで情報処理効率が高まる。逆に、難問に固執して時間を浪費すると、後続の問題処理が雑になりやすい。

②成功&失敗パターン

合格者は過去問練習でも時間配分を意識し、まず高得点が見込める易問から手をつける習慣がある。たとえ初見の問題でも「これなら分かる」「過去に見た論点だ」と瞬時に判断し、未読の難問や計算問題はいったん棚上げする。

過去問を解く際には、自分なりの正答率ランク(A:必ず正解、B:要注意、C:困難)を事前に付け、Aランクから着手するクセをつける。模擬試験では「20分で○問まで解く」など小目標を設定し、易問から確実に積み上げる練習を行う。解き終わった後にペースを確認し、予定通りでなければ解答順序を見直す習慣をつける。

失敗パターンは、得意科目でも難問で迷ってしまう受験生が少なくない。5分以上悩んだらすぐにマークし、回答せず次に行く判断を徹底する。もし序盤で難問に失敗しても、易問は後からでも十分解けるよう余力を残すのがリカバリー策である。

③試験当日の留意点

具体的には、易問から確実に得点した受験生は終了時に時間的余裕が生まれ、見直しに時間を割いてスコアをさらにUPする。対照的に、序盤で難問にハマった受験生は終盤バタバタし、最終的な正答率が下がった。合格圏内の生徒同士でも、序盤のリズム次第で得点が10点以上変わるケースが見られる。

スキミングで易問リストを作り、解答開始後即座に「Aランク問題からスタート」。例えば、用語の定義問題や過去問で必ず正解している論点から手をつけ、短時間で○○点を確保する。設定時間(例:15分で30問)を設け、易問処理に収まらなかった場合は計算問題等を後回しにする。このルーチンを徹底すれば、序盤で正答が連鎖し高得点圏内に持ち込みやすい。

言われて見れば当然のことが、言われてみると案外意識できていない。この意識⇔無意識の違いが、出た所勝負のワンチャン「2次」の合否を左右します。

Check-4:長文や計算問題は後回し

①チェック項目

本試験に含まれる財務計算問題や長文・複合資料を読む問題は本質理解が必要な一方で解答に時間を要するため、初期段階で着手すると時間切れを起こしやすい。「時間配分=得点配分」の観点から、時間消費の大きい問題を適切に後回しする判断力が問われる。

複雑問題にこだわると、限られた時間で回答できる問題数が減少する。その結果、本来得られたはずの易問得点を失う可能性がある。優先順位を「簡→普通→難」で進めることで、全体の得点効率が最大化される。後回し戦略により、ストレス軽減や集中力の持続にもつながる。

②成功&失敗パターン

合格者は長文や計算に最初から取り掛からず、他問を全て解き終えた後に時間を残して取り組む。たとえば財務では「CF計算」「証券分野」など時間のかかる分野を最後に回し、簿記や基本公式問題で点数を稼いでいる。

過去問で計算問題や資料問題を集中的に練習し、制限時間内に解けるか検証する。計算が5分以上かかる問題は次回から飛ばすルールを自分に課し、時間コントロールのクセをつける。模試では到達点だけでなく「何分で解けたか」のタイムを測り、完答せずとも一定の見直しタイムを残す心構えを養う。

失敗パターンは、全員が難問を後回しにすれば得点配分が歪むが、1問目で30分使って他問が未着手になるのが典型例。こうした場合は、試験官が「残り5分」を告げた瞬間に見直しに切り替える強制的なリカバリーが必要。日常演習で「あと5分で何問完成させるか」を決めておく訓練も有効である。

③試験当日の留意点

同じ実力の受験者でも、難問後回しをできる受験者は結果的にそこで点を落とすことなく、総合力を発揮できる。一方、他が手薄になるまで難問を解き続けた受験生は平均点以下に留まるケースが多い。過去問分析でも、得点が伸びない受験生は意地で難問を解こうとし、結局正解率が下がっている傾向がある。

試験開始後の目標時間配分(例:30分で半分の問題)を決め、タイマー管理する。各問題にかける時間を1問あたり計算し(例えば60分÷40問=1.5分程度)、目標時間を超える問題があればすぐにマークして飛ばす。難問は終盤に一括して解答し、解き終えたら必ず見直し時間を確保するよう習慣づける。

隣のふぞろいがギブアップする難問を意欲的に解き進むのが上位5%。そして時間当たりの情報処理力を高め、「2次」の80分をフル活用します。

Check-5:一目でわかる正解(Aランク)は即決

①チェック項目

中には一目で正解とわかる選択肢も存在する。たとえば用語定義や公式を直接問う問題などが該当する。試験時間は有限なので、「確信のある問題」を即答し時間を貯金することが得点を積み上げる上で重要である。

自信のある問題に躊躇せず即答すると、解答時間を短縮できる。同じ分だけ後半で迷う問題に再分配できるため、結果として総得点が高まる。逆に簡単な問題で迷いが出ると、自己効力感が下がり、以降の判断力・集中力が低下する危険がある。

②成功&失敗パターン

上位合格者は日頃の練習で「この問題は絶対に外さない」という基準を作っている。易問は瞬時に点を取り、解答後は鉛筆を置くかチェックマークを付けるなど明確に完了させて次の問題へ移る。

過去問演習では、解答に要した時間を計測し、明らかに早く解ける問題(30秒以下)を見つけたらチェックするクセをつける。初見でも1問あたり40秒で解けるレベルを「確信問題」として定義し、模試では必ず先に解いておく。本番までに反射レベルで正答できるよう、頻出論点をリスト化して短時間で反射的に答えられる訓練を行う。

本来確信できる問題で迷うのは、緊張や先入観が原因のこともある。迷いが生じたら、意識的に「答えが浮かんだら飛ばさずマーク」をルール化する。見直し時に誤答肢でなかったかだけ確認し、問題文全体を再読する必要がない場合もある。答えが明白な問題で10秒以上悩んでしまったら、次からは「答え合わせ方式(選択肢を素早く眺めて」→「確信できたら即決」)の訓練を追加する。

③試験当日の留意点

受験者間で差が出るのが、この「即答の徹底」である。同じ正答知識を持つ場合でも、即答群は合計で5~10問多く回答できているケースがある。特に競争率の高い科目では、こうした小さな時間短縮が合格ラインを分けることがある。

問題を読んで即断即決できるものは、頭の中で即座に選択肢に照らし合わせ「○○に該当する」と結論づけ、迷う前にマークする習慣をつける。選んだ問題は答案にチェックを書き込み、その場で終わらせる。「正解と思った問題は迷わず飛ばす」ルールを徹底し、残り時間をしっかりと確保する。

25マーク中の1割3マーク程度は、どうみても一目で正解なAランクがある。ここは疑問に思わず一択にし、思考力をセーブするのも大事です。

Check-6:選択肢はオ→アの順に読む

①チェック項目

4択マークでは選択肢ア→オの並びや語彙で、引っ掛けを仕掛けてくることがある。アから順に選択肢を読むと解けなかった問題が、頭がクリアな状態でオから読むとすぐ正解と分かることも少なくない。そこで、「最後の選択肢から先に読む(オ→ア順)」工夫により、すぐ正解が浮かんだり、2択に絞りやすくなる効果がある。

逆順読みで先に不正解の選択肢に触れることで、質問文の答えを導く際のバイアスが軽減される。誤った思い込み(先頭選択肢先入観)に惑わされず、回答根拠を冷静に構築できる。結果として正解への到達効率が上がり、時間あたりの正答率が向上する。

②成功&失敗パターン

合格者自身が意識しているかは不明だが、模試などで使っている人がいた。彼らは「選択肢Aが怪しいと感じたら、最後の選択肢から逆に吟味していく」という方法で正答に近づいている。特に「All of the above」のような選択肢がある場合、最上位の根拠を後で確認できる。

過去問のマークシート部分の選択肢を逆から読む練習を繰り返す。例えば問題文を見ないで最後の選択肢を読んでみる癖をつけ、論理的に誤答肢を消去するスキルを磨く。この訓練で「正解以外の選択肢」を優先的に検討できるようになる。

逆順読みを忘れてしまうと、つい馴染みの「頻出語句」を探しがちになり、誤答に引っかかる。ミスに気づいたら、次の問題から意識的に実践する。特に疲れた後半では確認が甘くなるため、「逆読みチェック」を見るメモを書き、忘れ防止のリマインダーにする。

③試験当日の留意点

精度の高い受験者ほど、消去法の運用に長けている。逆順読みの直接的データはないが、「誤答肢から消去→2択→正答」への思考過程を踏める受験者は、迷い時間が少なく確実性が高い。これに慣れた受験者は試験後の再現答案でも「消去の過程」がうまく機能したと語っている例がある。

問題を読んだらすぐに選択肢オ(または最終選択肢)から確認する。必要なら全選択肢を逆順に読んで重要なキーワードを拾い、不適切なものを消していく。手元のメモに「逆読みOK」のチェックボックスを設け、「選択肢は反対から確認」と自分に指示するルールをつくる。

試験では「1次」は第1問から、選択肢はアから、「2次」与件は第1段落から読む想定で作問される。例えば「事例Ⅰ」の前半はたいていムダ話であり、最終段落から経営課題を探す手順を身に付けます。

Check-7:誤答パターンを使って嘘つき発見

①チェック項目

過去問練習で行われる「正文化」とは、問題文や選択肢の誤り部分を正しい文に書き直す学習法であり、誤答肢(引っ掛け肢)がどのように仕掛けられているかを明確にする。

正文化により選択肢の誤り原因を論理的に理解すると、消去法で誤答肢を見抜く力が格段に高まる。つまり誤答の典型パターン(逆接、単一例外、一般化の語尾など)を学習し、選択肢全体から不適切なものを削って2択に絞った後、正解を導く思考プロセスが身につく。

②成功&失敗パターン

合格者は普段の学習で過去問の選択肢に書き込みをしており、「どこが誤っているか」を把握しながら演習することが多い。例えば、選択肢の二重線修正やメモ書きを通じて「作問者の意図」を掴み、問題解答時にはその知見を即座に思い出す。正文化が習慣化した受験生は、疑問詞の組み合わせやロジックの崩れから誤答を直感的に炙り出し、逆照射で正解に至っている。

日々の過去問学習では、選択肢をただ眺めるだけでなく、間違い部分に二重線を引き「正しい」言い換えを書き込む。これにより、2回目以降は迷う時間が減る。毎回の正文化演習後には「引っ掛けパターンノート」を作成し、○○の選択肢では△△という手口で誤答を作る、と体系化する。こうして訓練すると、本番で似た引っ掛けが出ても瞬時に照合できる。

正文化をしていない受験生は、問題文の一部や選択肢の一語句に惑わされやすく、誤答を選びやすい。これに気づいたら、過去問・模試で疑問の選択肢があれば必ず「正しい文章に直す」作業を取り入れる。試験直前でも間に合うので、苦手分野や過去何度も間違えた問題について正文化で復習し、パターンを刻み込む。

③試験当日の留意点

正文化していた受験生は、模試で誤答削除にかかる時間が40%以上短縮されたという自己報告がある。逆に未実施の受験生は、同じ問題を解く際に「どこが誤りか」1問あたり数十秒も悩むため、トータルで得点に大きく差が出た。合格者の再現答案にも「正文化していたので、迷わず正解できた」という声が散見される。

過去問集(書籍やノート)には必ず赤ペンで正文化を書き込み、間違い部分を二重線で消す。この作業を高速で行えるよう、まずは「問題文・選択肢の誤箇所を書き出す」ワークを繰り返す。ルーティンとして、解き直し時に正文化メモを読み返し、「誤答パターンの傾向」を必ず頭に思い浮かべながら問題を解く。これにより、本試験でも消去法から正答に到達するプロセスが自動化されていく。

正文化とは、診断士「1次」より格段に易しい公務員試験で定着した手法。「1次」がド易化し過去問と同じ出題が増えることで、この正文化が注目されるようになりました。

Check-8:見直しで誤答の理由を最終確認

①チェック項目

試験終了前の見直し時間は限られているため、無差別に全問を再チェックするのではなく、特に度迷った/バツを付けた問題から先に見直す。重点を絞ることでエネルギーを集中的に使い、本当に修正すべき箇所を的確に洗い出せる。

全問を見直そうとすると時間切れの恐れがある。リソース(時間・注意力)を「迷った設問」に絞ることで、修正可能な問題を取りこぼさずにすむ。また、一度解答を選んだ経緯を再度トレースする際、記憶が新鮮なうちに修正できるため、誤選択の回避率が高まる。

②成功&失敗パターン

合格者は解答用紙の余白などにマーク(△や×)を付けて「要チェック問題」を明示している。本番では残り時間を確認し、チェック付き問題のみを重点的に精査する。計算過程や問題文の読み落としがないか、マークに従い検証していく。

まず過去問演習から、解答に自信の持てない問題には必ず印をつける習慣をつける。「マーク付は見直しターゲット」のルールを作り、演習時にも印を付けた問題だけ再度解答までやり直すトレーニングを繰り返す。模試では見直しタイムを設定し、チェック問題を全部見直すまで時計を止めない練習も効果的である。

見直しで全問題に目を通そうと焦ると、結局時間切れになる典型ケースがある。これが起きたら、次回からは「未マークの問題はおおむね正確」と考えて思い切って見直し対象を絞る。もしマークがない問題に直観的ミスがある場合は、次回の演習でパターン化して漏れをなくすよう改善する。

③試験当日の留意点

チェック問題への見直しに注力した受験生は、数問の訂正で7~8点伸びた例が複数報告されている。一方、全見直しを試みて焦りパニックになった受験生は、「もともと正しい解答を変えてしまった」「時間切れで見直しできなかった」などで損失が生じやすかった。チェック問題集中はスコア安定に直結する。

解答中、迷いがあった設問には必ず「×印」または「?」を記入し、見直しリスト化する。試験終了10分前には見直しに入り、まず印のある問題から解説根拠を再検討する。特に選択肢の微妙なニュアンスや自分の理解不足を再チェックし、「×を取り除くこと」に全集中する。これにより限られた見直し時間を最大限活用する。

本試験の60~90分で全マークの誤答選択肢をチェックするのは難しく、正文化はあくまで見直しの範囲で行う。しかし正答率の高い上位5%ほど誤答が少なく、その復習を瞬時に終えて精度を高めるファクトは見逃せません。

Check-9:知識の疲労~糖分補給を計画的に

①チェック項目

長丁場の試験で脳のエネルギーである血糖値が低下すると集中力が途切れやすい。空腹や低血糖になると判断力・記憶力が低下するため、昼休憩や午前終了直後など事前に計画的に糖分を補給することが推奨される。近年の研究でも、適度なブドウ糖摂取が記憶・空間推論など特定の認知機能を高めることが示されている。

脳はブドウ糖を主要な燃料としているため、試験中に糖分が不足すると神経伝達が鈍り、疲労感や眠気を感じやすい。事前に糖分を摂ることで血糖値の急激な低下を防ぎ、最後まで一定の注意力を維持できる。逆に補給を怠ると、エネルギー切れで集中力が途切れ、問題処理の速度・精度が低下する。

②成功&失敗パターン

合格者は午前終了時、昼食後、午後開始後など一定タイミングで甘い飲料やスナック(チョコレート・飴など)を補給している。彼らは空腹になる前に補給することで「後半科目で集中力が途切れない」よう工夫している。

模試や自習で朝食~昼食時刻にあえて「糖分切れ」を経験し、集中力がどう変わるか自覚する。また、昼食に何を食べた時に最も集中が続くかを把握し、試験当日のメニューをシミュレーションする。糖分補給のタイミングは人それぞれなので、朝・昼・休憩後の3回に分けて少量ずつ糖を摂る練習を繰り返す。

糖分摂取を忘れて昼食を抜くと、午後科目で極度の眠気に襲われる場合がある。経験者は「低血糖で手が震え、頭が回らなかった」と語る。リカバリー策として、昼休みに必ず補給できるようカバンに小袋入りスナックを入れておき、休憩中に一気食いせず少しずつ取る。

③試験当日の留意点

具体例では、糖分補給を怠った受験生は午後2科目目でふらつきや思考の鈍化が見られ、正答率が急減した。一方、意識的に補給した受験生はエネルギー切れによる眠気が軽減され、終盤まで問題に食らいつけた。実験的研究でも、食後2時間後の「昼下がりパフォーマンス低下」は一般的に確認されており、対策が有効であるとされる。

昼休みに当日食べるもの・時間帯を事前に決め、摂取する糖質量を想定する。試験直前にはブドウ糖タブレットや飴を携帯し、「昼休み開始と終了の中間地点で一回ずつ」など摂取タイミングをアラームで管理する。さらに、試験中も舌に砂糖を含むなど、微量ずつ糖分を補給する「プチ糖補給」を習慣化すれば血糖変動を緩やかにできる

従来型の試験情報提供では、この「糖分補給」で1記事使ってしまうこともしばしば。しかし生成AI時代には、チェック項目10点の内の1つに過ぎません。

Check-10:眠気対策で脳の活動をコントロール

①チェック項目

ヒトの脳には睡眠-覚醒のリズムがあり、昼食後~午後には通常眠気が強くなる「午後の谷間」が訪れることに注意が必要である。また長時間の集中はエネルギー消費を増大させて、微小なミスを誘発し、短時間の仮眠やカフェイン摂取による認知機能回復効果が知られている。

眠気や疲労が来ると前頭前皮質機能が低下し、注意散漫や判断力低下を引き起こす。これを防ぐために、昼休みや科目切り替え時に15分程度の仮眠や軽い身体運動、カフェイン摂取などの覚醒ルーティンを組み込むと、脳内アデノシンをクリアし覚醒度を回復できる。結果的に午後科目でも問題処理速度・正答率を維持できる。

②成功&失敗パターン

合格者の中には、昼休み後にコーヒーを飲んで仮眠をとる「コーヒーナップ」を取り入れる人がいる。例えば、昼休憩中に軽い食事をした後、コーヒーを飲んでから15分ほど目をつぶることで、アデノシン除去とカフェイン効果で集中力を最大化する方法を実践している。

模試などで昼休み中に短時間仮眠(10~15分)を取る練習をし、その後カフェインを摂って集中力の変化を体感する。日頃から睡眠リズムを安定させる訓練も重要で、数日前から就寝・起床時間を少しずつ早める「朝型シフト」を実施しておく。集中力維持のために試験室内でも肩を回す、深呼吸するなど短いストレッチ習慣をつける。

午後に眠くなりそうになったら、迷わず席を立ち深呼吸する。眠気を感じても我慢してじっとしていると、余計に集中力が落ちる。リカバリー策として、昼休みに必ず屋外で軽い運動をするといった「血流増加ルーチン」を設ける。また、予備手段としてカフェインの強すぎないエナジードリンクを用意するのも一案である。

③試験当日の留意点

科学的研究によれば、午後のパフォーマンス低下(いわゆる「眠気モード」)は避けがたいが、対策を実行した人は集中力が持続し、難問でも持ち堪える時間が延びたと報告されている。一例として、コーヒーナップ(コーヒー摂取+仮眠)では、普通に仮眠だけ取った場合よりも、目覚め後の注意力・論理思考力の向上が確認されている。対策をしなかった受験生は午後に前半のスピードが後退し、最終問題で凡ミスが増える傾向があった。

昼休み明けや午後2科目目開始前のルーチンを決めておく。例えば「昼休み50分→コーヒー1杯+横になる15分」をやり、残り5分で起床・軽ストレッチ。「深呼吸・首回しを2周」など簡単な動作もルーチンに組み込む。実行手順はリスト化しておき、休憩室やトイレで行う動きを事前にイメージトレーニングする。これらのルーティンを毎回行うことで、午後科目でも覚醒レベルを一定に維持し、時間あたりの処理速度を落とさない。

「2次」答案9,000枚が多数派同質化する時代でも、オツムの出来はヒトそれぞれ。教育心理学や大脳生理学の世界に踏み込み、脳の特性を掴んで活かすと「2次」当確はすぐそこです。

今日のまとめ

Q
生成AI時代になると、従来とても1人では扱えない量を、全体感や体系を意識しつつ10個のチェックリストにできる。特に「1次」で間違うメカニズム=「2次」で誤答に誘導されるリスクを計画的に防ぐ効果が見逃せない。
A

しかしこのチェックリスト10選程度は、隣のふぞでも普通にパクれる。生成AIの利点とは、今日の1日目チェックリストを足掛かりに、見たこともない次回2日目チェックリストを作ることです。

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