口述対策で「事例Ⅲ」が一番難しいのは、他事例と異なり「問題→原因→施策→効果」を与件の世界で完結させる一貫性が求められるため。「苦手のⅢが聞かれまちた!」と哀れ黙り込む犠牲者の冥福を祈りつつ、オウム返しチートでⅢも乗り切ります。

従来の口述試験対策は、与件文の読み込みと暗記から始まり、600字の回答原稿を丸暗記しようとするため、直前期の精神的負荷が極大化してしまいます。
その結果、本番で想定外の質問が来た際に頭が真っ白になり、沈黙してしまうリスクが高く、恐怖心から学習効率も著しく低下しています。
最大の原因は、情報の保管場所である「型」がない状態で、大量の与件情報を脳に詰め込もうとする、脳の仕組みに適さない誤った工程設計にあります。
問いというフックがないためワーキングメモリが圧迫され、対話に必要な柔軟な処理を行う余地がなくなり、結果として応用が利かなくなります。
解決策として、AIを活用して「事実・知識・助言」の3パターンの想定問答枠を先に脳内に構築し、後から与件を流し込む逆算の工程へ変更します。
さらに「オウム返し」を起動スイッチとして、脳内の棚から情報を自動的に取り出す訓練を行うことで、考える時間を確保し自動操縦を実現します。
この改善により、無駄な丸暗記の労力を削減して学習効率を高めつつ、型に基づいた論理的で自然な回答品質を安定して確保することが可能になります。
質問から回答までの検索時間が短縮されて沈黙ゼロを実現し、過度な緊張によるパニックを未然に防ぎ、余裕を持って合格ラインに到達できます。
【口述R7事例Ⅲ】問題→原因→施策→効果ステップで難関「Ⅲ」攻略
本人答案が口述試験官の手元に渡ることはないが、普段からロジカルな思考が苦手=「事例Ⅲ」のスコアが低いと試験官はそこで意地悪したくなる。「口述は苦手事例が聞かれやすい」都市伝説は、必ずしもガセではなさそうです。
「事例Ⅲ」口述では問題→原因→施策→効果の一貫性を与件の範囲内で構築し、かつPREP法の例え話も浮かびにくい。するとAIが「想定問答をやや易しく作り、さらにヒントもつけましょう」と提案してきやがった。
Step-1:事実確認型×7問~与件で覚える所~
狙い:与件文の読解度と、A社の置かれている状況を正確に把握しているかを確認する
ヒント:紙のメモで指示され、工程の混乱要因となっている
ヒント:経験と勘に依存しており、高齢化・退職に伴い技術承継がうまくいっていない
ヒント:厚さや強度のバラツキ。接着剤塗布や成型機の巻き取り方法の相違が原因
ヒント:作り直して再納品しているが、記録・原因追及・再発防止までは手が回っていない
ヒント:作業者が不足を確認した際に発注しており、原料紙待ちによる作業停滞が発生している
ヒント:新たな倉庫建設などの設備投資や、在庫保有による資金繰りへの悪影響を懸念している
ヒント:サイズや強度など、新たな顧客が求める厳密な品質基準に対応する必要がある
「Ⅲ」口述が難しいのは、訊かれた問題やリスクを答えるだけでは2分持たないし、かといって2分話せる与件を覚えるにはその分量が半端ない。そこで上手な人の答え方を参考にします。
Step-2:知識確認型×7問
狙い:組織・人事に関する一般理論を問い、それをA社の文脈に当てはめて理解しているかを確認する
ヒント:立ち上がりロスのムダ、または品質バラツキ
ヒント:良品率のこと。接着剤塗布や巻き取りの不均一による品質不良が悪化要因
ヒント:整頓(情報の置き場を決める)、または情報の整理
ヒント:定期発注方式。毎月末に次月の発注予定がわかるため計画的に発注できる
ヒント:全従業員が品質改善に参加する活動。原因追及と再発防止の徹底が可能になる
ヒント:標準作業書(マニュアル)や、形式知化された技術資料
ヒント:追跡可能性。製造履歴、使用した原料ロット、担当者、検査結果など
Ⅲの中で【知識確認】は、一般知識さえ述べてしまえばC社の具体例(E)を思い出すので何とか乗り切れる。[5S][発注方式]といった、AIがつけてくれるタグを参考に訊かれる知識を整理します。
Step-3:助言・提案型×7問
狙い:診断士として、A社の抱える課題に対して具体的かつ建設的な解決策を提案できるかを確認する
ヒント:全社的な生産管理システム、あるいは一元化されたデジタル掲示板を導入し、変更情報をリアルタイムに共有・可視化する
ヒント:翌月の所要量を事前に計算し、それに基づいた購買計画(MRP等)を立てて先行発注を行う
ヒント:不適合品の発生記録を付け、パレート図等で原因を分析し、根本的な再発防止策を策定・実施するサイクルを回す
ヒント:ベテランの作業をビデオ撮影やヒアリングで分析し、カン・コツを明文化した「動画マニュアル」や「作業標準書」を作成する
ヒント:段取り作業の標準化(外段取り化)や、原料セット時のロス削減によるリードタイム短縮を進める
ヒント:「不良品・手直しによる材料/労務費ロス」と、「手待ち(原料待ち)による稼働ロス」の削減
ヒント:5S(特に清掃・清潔)の徹底と、ゾーニング(区分け)管理、および作業者の衛生教育の実施
Ⅲの【助言・提案】で訊かれる所は限られるので、これもⅢの中ではやや簡単。こう順序を追って捉えると、「事例Ⅰ」「Ⅱ」はほぼアドリブで済む【事実確認型】が覚える所が多く、「Ⅲ」で一番難しいとわかります。
今日のまとめ
①2分で沈黙しするのは乱暴に暗記を詰め込むと出てこないから。
②逆にオウム返しするのは知識を覚醒させ「自動操縦」に持ち込めるから。
③最後にムダ知識・ムダノウハウ暗記の全面カットで秒速キビキビ解答することで、来る口述試験は余裕のクリアです。
